エクセルは表計算・文書・グラフなどを作成でき、業務の効率化には欠かせないソフトです。エクセルをPCで使用するには、エクセルソフトのインストールが必要です。
今回は、PCでエクセルを使いたい方に向けて、ダウンロードおよびインストールする方法を解説します。加えて、「Excel for the web」にてエクセルを無料で使用する方法も紹介します。エクセルのダウンロード方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
エクセルをダウンロードする方法3選
エクセルをパソコンにダウンロードして継続して使用するには、ソフトの購入が必須となります。エクセルをダウンロードする方法は以下の3つです。
- 「Office Personal 2021」を購入する
- 「Microsoft 365」のサブスクリプションを購入する
- 「Microsoft Excel 2021」を単品で購入する
上記3つのダウンロード方法について詳しくみていきましょう。
「Office Personal 2021」を購入する
「Office Personal 2021」は1回限りの購入版で、Word・Excel・Outlookが永続的に使用できる商品です。「Microsoft Office」の公式サイトだけでなく、Amazonや楽天市場などのECサイト、エディオンやビックカメラなどの家電量販店でも購入できます。公式サイトの価格は、37,700円(税込)です。
WordとExcelをメインに使用したい方にはおすすめですが、「Office Personal 2021」のサポート期間は2026年10月13日に終了することが決まっています。サポート終了後は、ソフトに不具合が見つかっても修正等が入らなくなるため、購入時にはよく検討しましょう。
「Microsoft 365」のサブスクリプションを購入する
「Microsoft 365」のサブスクリプションを購入すると、Microsoftのアプリを月額もしくは年額で使い放題となります。対象のアプリは以下の8種類です。
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Microsoft Defender
- OneDrive
- Outlook
- OneNote
- Clipchamp
WordやExcelだけでなくPowerPointも使用したい方にはおすすめです。サブスクリプションを利用すれば、単品で購入するよりもコストを抑えられるでしょう。
なお、「Microsoft 365」には「Family版」と「Personal版」の2種類があり、複数人で使用する場合は「Family版」を、1人で使う場合は「Personal版」を選びましょう。価格については表にまとめてみたのでご参照ください。
年額プラン | 月額プラン | |
Microsoft 365 Family | 21,000円(税込) | 2,100円(税込) |
Microsoft 365 Personal | 14,900円(税込) | 1,490円(税込) |
年額払いは17%お得なため、長期的に使用する予定のある方は、年額プランで契約すると良いでしょう。
1ヶ月無料お試しあり
「Microsoft 365」には1ヶ月無料で試用できるサービスがあります。課金するかどうか迷っている方は、まずは1ヶ月お試し利用をしてみましょう。
学生割引もあり
「Microsoft 365」には学生割引があり、在学証明をしてサインアップすると、通常価格よりも50%以上お得に利用できます。ただし、契約するにはクレジットカードが必要です。対象の方はぜひ利用してみると良いでしょう。
「Microsoft Excel 2021」を単品で購入する
最後に、「Microsoft Excel 2021」を単品で購入する方法を紹介します。「Office Personal 2021」や「Microsoft 365」は、他のソフトを一緒に使いたい場合にお得ですが、エクセルのみを使いたい場合は単品購入がおすすめです。
「Microsoft Excel 2021」は、「Microsoft Office」の公式サイト・ECサイト・家電量販店で購入できます。価格は20,590円(税込)です。取り扱い店舗によっては、パッケージ版とオンラインコード版があり、定価よりも安く購入できるケースがあります。
お急ぎでない場合は、検索してみると良いでしょう。
エクセルを無料でダウンロードする方法は?
前述したように、エクセルをPCにダウンロードして使用するには、ソフトの購入が必須となります。しかしエクセルには、Web上でデータ保存を行う無料版も存在します。なるべくコストを抑えたい人は、無料版を利用するのも1つの方法です。
無料版は有料版と比較して、使える機能に制限があるものの、Officeアプリが入っていないPCでファイルの編集や閲覧が行えます。ファイルの保存先が「One Drive」になるため、オフラインで使用するには適宜ダウンロードが必要となります。ダウンロードしたファイルを開くにはソフトが必要なため、オフラインで使用したい場合は有料版の導入を検討しましょう。
エクセルを無料で使用する方法①「Excel for the web」を利用する
「Excel for the web」では有料版と比較すると制限があるものの、エクセルの編集や閲覧が行えます。保存先が「One Drive」であることが特徴です。
Microsoftのアカウントを持っている人は、「Microsoft Office」の公式サイトにて「サインイン」するとすぐ利用できます。Microsoftのアカウントを持っていない人は「無料でサインアップ」を選択し、まずはMicrosoftアカウントを作成しましょう。
Microsoftのアカウントを持っているかどうかを確認する方法
PCの「設定(歯車マーク)」から「アカウント」を選択し「メールとアカウント」をクリックします。Microsoftのアカウントを持っている場合は、Microsoftアカウントに登録しているメールアドレスが表示されます。
まずはアドレス表示の有無で確認してみましょう。
エクセルを無料で使用する方法②「Microsoft 365」の無料期間を利用する
エクセルを無料で使用する方法としては、「Microsoft 365」の1ヶ月間無料キャンペーンを利用するのがおすすめです。使える機能に制限のある「Excel for the web」と制限なしのエクセルを実際に使用して、比較検討してみましょう。
PCにエクセルファイルをダウンロードする方法
「Excel for the web」で作成したエクセルファイルを、自分のPCに保存するには、「One Drive」からのダウンロードが必要となります。Web上でエクセルファイルを作成して、PCにダウンロードする手順は以下の通りです。
- Microsoftにサインインする
- メールアドレスとパスワードを入力する
- サインインできたら、左端に表示されているエクセルアイコンをクリックする
- PCにダウンロードしたいエクセルファイルを開く
- 「ファイル」タブから「名前を付けて保存」を選択し、「ダウンロード」から「コピーのダウンロード」をクリック
前述したように、ダウンロードしたエクセルファイルを開くには、ソフト(有料)が必要です。無料版を使用しており、有料版で作成されたエクセルファイルが送られてきた場合は、OneDriveにアップロードすることで開けるようになります。
無料版のエクセルは、オフラインでは使用できないことを知っておきましょう。
エクセルアプリはどこで入手できる?
エクセルをオフラインで使用するには、ソフトの購入が必須です。しかし、オンラインで使用する場合は一部の機能を除いて無料で使えます。エクセルアプリもその1つです。エクセルアプリは、各種アプリストアにて無料で入手できます。
各ストアにて、Microsoftの公式アプリ「Microsoft Excel」を検索し、インストールしてみましょう。Microsoftのアカウントでサインインすることで、エクセルファイルの閲覧と簡易編集が行えます。
エクセルアプリでは、四則演算・関数・グラフの作成などが行えるため、外付けのキーボードにてパソコンに近い感覚で活用することもできます。作業効率向上を目的に、インストールしておくと便利でしょう。
エクセルをダウンロードする方法についてまとめ
今回は、エクセルをダウンロードする方法について解説しました。PCにダウンロードしてオフラインでも使いたい場合は、買い切りタイプのエクセルソフトや月額または年額で使用できるサブスクリプションの購入を検討しましょう。また、Web上で編集および保存ができる「Excel for the web」を活用すれば、ある程度の機能を無料で使用することができます。
エクセルのダウンロードをご検討中の方は、ぜひこの記事を参考に、目的に合う導入方法を選定してみてください。