業務をスムーズに進めるにあたって協調性や対話力は不可欠ですが、なかには自身のコミュニケーション能力に不安を抱えている方も少なくないでしょう。その場合は、コミュニケーション研修の受講がおすすめです。
この記事では、コミュニケーション研修の概要をはじめ、受講するメリットや内容について解説します。コミュニケーション研修の受講を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
そもそもコミュニケーション研修とは
コミュニケーション研修とは、従業員やクライアントとのコミュニケーションをスムーズに行うためのスキルを学ぶ教育プログラムです。企業には幅広い世代の従業員が集まっており、同じ目的に向かって協力して業務に取り組む必要があります。
しかし、世代間ごとに価値観や考え方が異なっており、それが原因で軋轢が生まれるケースもあります。そのため、意思疎通の齟齬やトラブルを防ぐために、コミュニケーション研修を実施する企業が増えているのです。
以下では、コミュニケーションの基礎やコミュニケーションが上手な人、どのような方が教育プログラムを受講すべきかなどについて解説します。
コミュニケーションの3大スキル
コミュニケーションにおいて、円滑な対話を実現するにあたって欠かせない3大スキルと呼ばれる要素が存在します。コミュニケーションの3大スキルは、次のとおりです。
- 聞く力
- 伝える力
- 質問する力
聞く力とは、相手の伝えたい内容を漏れなく聞き取るスキルのことです。相手の意図まで理解できるようになると、さらに高いレベルの対話を実現できます。
伝える力は、自身の話したい内容を明確にし、相手に理解してもらうスキルです。言葉選びやトーンなど、テクニックの習得によって誰でも一定以上のレベルの伝える力を習得できます。
質問する力は、相手の話した内容の疑問点を把握し、確認するスキルです。よい質問をすることで会話が活性化し、コミュニケーションが深まる効果が期待できます。
コミュニケーションの4要素
コミュニケーションの4要素は、以下のとおりです。
- 伝える力
- 聞く力
- 非言語を伝える力
- 非言語を読み解く力
3大スキルが実践的な能力に焦点を当てているのに対して、4要素はコミュニケーションの構造を把握するために用いられるため、非言語要素にも焦点を当てています。4要素のうちの1つである非言語を伝える力は表情、身振り手振りなどを指し、言語化できない感情や気持ちの強さを相手に伝える際に役立ちます。適切な表現ができれば、対話をスムーズに進めやすくなるでしょう。
非言語を読み解く力は、相手の振る舞いから情報を得る力のことです。たとえば、会話の相手が頻繁に時計をチェックしている様子から「この人は別の予定があるのかもしれない」と察し、会話を早めに切り上げる人は、非言語を読み解く力が高いといえます。
コミュニケーションが上手な人の特徴
コミュニケーションが上手な人の特徴として、相手に対して強い興味や関心を抱けることが挙げられます。相手を深く知ろうとすることで自然に質問が生まれるため、興味や関心を抱いていない人より密度の高いコミュニケーションの実現が可能です。
相手に興味や関心を持つためには、お互いの共通点を探すのが有効です。会話の最初に出身や趣味などについて質問して、そこから話を広げるとよいでしょう。
コミュケーション研修を受けたほうがよい人
研修を受けたほうがよい人の特徴は、次のとおりです。
- 人の話を聞けない
- 人に対して興味や関心を抱けない
- 順序立てて話せない
- 話の引き出しが少ない
- 視線を合わせるのが苦手
- 意見や趣味が合わない人と話したがらない
これらの特徴を有している方はコミュニケーション能力が求められる職種、たとえば営業職や広報、接客業の適性はあまり高いとはいえません。しかし、対話力をはじめとする対人スキルは、専門の教育プログラムを受けることである程度改善できます。コミュニケーション研修に限らず、セミナーやスクールを利用することで課題を解決できるケースは多いため、ぜひ積極的に参加しましょう。
上記のような課題を抱えていると自覚されていらっしゃる方、現状打破したい!という方にはジェネラル教育セミナー講習がおすすめです。コミュニケーション講座をはじめとする、多種多様なビジネススキルについて学べる講座が受講可能なeラーニングセミナーです。時間や場所の制約を受けずに、ご自身のペースで納得できるまで見放題なので、興味を持った方は、ぜひチェックしてください。
コミュニケーション研修のメリット

コミュニケーション研修を受けることで、次のようなメリットを享受できます。
- 生産性や業務効率の向上が期待できる
- 顧客との関係性がよくなる
- チームワークがよくなる
それぞれのメリットの詳細は、以下のとおりです。
1.生産性や業務効率の向上が期待できる
労働人口の減少が問題となって久しい昨今、生産性や業務効率の向上は多くの企業にとって重要な課題です。生産性や業務効率を向上させるにあたって重要なポイントはいくつかありますが、そのうちの1つがコミュニケーションです。
従業員同士の対話や交流が活発な職場では、情報共有や意見交換がスムーズに進むため、業務が滞りにくくなります。また、対話や交流を通じてお互いの得手不得手を理解することで効率的な役割分担を実現し、生産性や業務効率の向上につながります。
2.顧客との関係性がよくなる
ビジネスにおいて、顧客との良好な関係を構築できるか否かは重要なポイントです。顧客と良好な関係を構築できなければ、顧客から信頼を獲得できず長期的に安定した取引を行えません。
専門の教育プログラムを受講すれば、対話や交流に必要なスキルとして言葉遣いや敬語についても改めて学べます。ビジネスの場面で美しい言葉を使いこなせれば、顧客に対してプラスのイメージを持ってもらいやすいです。最初の印象がよければ、そこから良好な関係を構築しやすくなります。
3.モチベーションが向上する
モチベーションの向上につながる点も、研修がもたらすメリットです。会話をはじめとする対人スキルに自信を持てなかった方も、対話や交流について学べる教育プログラムを受けることで傾聴力や質問力など、コミュニケーション能力を高めるための各種テクニックを学べます。
その結果、それまで苦手意識を持っていた対話や交流を円滑に行えるようになれば、スキルアップを実感し自信を持てるようになるため、仕事に対する意欲やエンゲージメントが高まる効果が期待できるでしょう。
上記のメリットから、新入社員の教育の一環としてコミュニケーション研修が実施されるケースも多いです。以下の記事では、新入社員の教育方法について取り上げているため、興味を持った方はぜひチェックしてください。
コミュニケーション研修の種類
研修と一口にいっても、以下のようにさまざまな種類が存在します。
| 種類 | 特徴 |
| ビジネスコミュニケーション研修 | ・社内外の関係者とのコミュニケーションの取り方について学ぶ教育プログラム ・ビジネスにおける基本的なコミュニケーション手法を学べるため、新入社員におすすめ |
| アサーティブ・コミュニケーション研修 | ・相手の気持ちを尊重しつつ、自分の考えを伝える方法をロールプレイ形式で学ぶ教育プログラム ・新入社員からリーダー職まで、幅広い層におすすめ |
| ソーシャルスタイル理論を活用したコミュニケーション研修 | ・ソーシャル・スタイル理論に基づいて行われる教育プログラム ・人のコミュニケーションスタイルを4つに分類し、相手に合わせた柔軟な対応を学ぶ ・営業職をはじめとする顧客と直接関わるタイプの職種の方におすすめ |
| コーチングコミュニケーション研修 | ・部下のやる気の引き出し方やコミュニケーションの取り方について学ぶ教育プログラム ・管理職をはじめとするリーダー職の方におすすめ |
| ロジカルコミュニケーション研修 | ・論理的な思考のもと、筋道を立てて相手にわかりやすく情報を伝えるためのスキルを学ぶ教育プログラム ・説明が下手な方、結論が伝わらない方などにおすすめ |
表からわかるように、研修ごとに学べる内容もおすすめの方も異なっています。自分が抱えている課題を明確にしたうえで、より自分に適したプログラムを提供しているものを選ぶようにしましょう。
コミュニケーション研修に効果はない!?

従業員のなかには「コミュニケーション研修の効果はとくにない」と感じる方もいます。研修の効果を感じられないのは、プログラムを受けて終わりになってしまっている可能性が高いです。学んだことの振り返りやフォローアップがなければ、実際の現場に落とし込むのは困難です。
また、学んだ内容そのものが古くなっているケースや、従業員が目的を理解していないケースなども考えられます。いずれにせよ、コミュニケーション研修に効果がないと感じる理由が必ずあります。その理由を明確にできれば、勉強の効果を実感できるようになるはずです。
効果的なコミュニケーション研修を実施するためのポイント
コミュニケーション研修を受けただけで、何も学びが得られない事態を防ぐためには、次のポイントを押さえてください。
- 目的をはっきりさせる
- 振り返りを行う
それぞれのポイントの詳細は、以下のとおりです。
1.目的をはっきりさせる
まずは、コミュニケーション研修を実施する目的を明確にしましょう。目的を理解しないまま参加してしまうと、モチベーションが上がらず研修で学ぶ内容に対する理解も深まりません。
事前に目的を把握しておけば、教育プログラムに対して前向きに取り組めるようになり、高い学習効果が望めるでしょう。
2.振り返りを行う
コミュニケーション研修を実施したあとは、振り返りを行いましょう。参加者の多くは「楽しかった」や「盛り上がった」などの感想で終わりがちです。
しかし、それだけでは教育プログラムの効果があったのか、それともなかったのか判断できず、研修を実施する意味が薄れてしまいます。振り返りを行えば、どの程度研修で学んだ内容が定着しているか、そして業務に還元できてるかがわかります。
なお、学んだ内容を振り返る方法はさまざまですが、アンケートやレポート、プレゼンテーションなどがおすすめです。
コミュニケーション研修に関するよくある質問
最後に、コミュニケーション研修に関するよくある質問、およびその回答について解説します。
研修は自社と外部どちらで実施すべき?
コミュニケーション研修は、自社で行う場合と外部機関に委託する場合があります。両者のメリットとデメリットは、以下のとおりです。
| 研修のスタイル | メリット | デメリット |
| 自社で行う | ・予算を抑えやすい ・自社の業務内容に特化した教育を行える ・次回以降の開催に向けてノウハウを蓄積できる |
・教育の担当者の負担が大きい ・外部の専門家の知見を得られない ・客観的な視点に欠ける可能性がある |
| 外部機関に委託する | ・プロの講師による指導が受けられる ・教育の担当者の負担を軽減できる ・自社にはないノウハウを学べる |
・費用がかかる ・教育のノウハウが蓄積されない ・スケジュールの調整が難しい |
どちらにもメリットとデメリットが存在するため、研修に何を求めているか、また何を重視するかによってどのスタイルを採用するか決めましょう。
コミュニケーション研修はゲームと組み合わせるとよいと聞きましたが本当?
コミュニケーション研修によっては、参加者同士でゲームを行う場合があります。これはコミュニケーション研修とゲームを組み合わせることで、コミュニケーションを活発にする、リラックスして研修に取り組めるようにするなどの効果を期待しているためです。
効果的なコミュニケーション研修を検討されている方には、以下のジェネラル教育セミナーの受講がおすすめです。eラーニングで自分のペースでコミュニケーションスキルをはじめ、ビジネススキル・セールススキルとキャリアップに直結する126個の講座が受け放題というもの。確実にビジネスチャンスをものにできる、円滑な人間関係で働きやすい環境を手に入れられる人材を目指す方におすすめのセミナーですので、チェックしてみてください。
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コミュニケーション研修にはさまざまなメリットがある!
コミュニケーション研修は業務効率や生産性の向上をはじめ、さまざまなメリットを受講者にもたらしてくれます。しかし、目的が不明瞭だったり、振り返りが不十分な場合、期待していた効果が得られない可能性があります。
本記事を参考に、ぜひ有意義なコミュニケーション研修を実現してください。