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【2024】CADオペレーターの求人票を確認するポイントを紹介!失敗しない仕事探しを実戦しよう

CADオペレーターは主に建築業界でニーズの高い職種ですが、最近ではほかのジャンルでも多くのニーズがあります。そこで、CADオペレーターとして活躍したいと考えている方も多いでしょう。

CADオペレーターとして活躍するためには、優良な仕事探しをいかに効率よくおこなえるかが鍵です。そこで、求人票をチェックして善し悪しを見抜く必要があります。

では、CADオペレーターの求人票をどのようにチェックすれば良いのでしょうか。本記事では、求人票で確認すべきポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

求人票から確認できること

求人票のフォーマット

求人票とは、採用活動している企業が求人募集するために、募集要項などを記載している書類のことを指します。企業が作成した求人票は、ハローワークや大学などの就職関連部門、民間の人材紹介会社などに提出されます。

求人票に記載されている内容は、主に以下のとおりです。

内容 詳細
業務内容 採用後に担当する業務の概要
雇用形態 正社員なのか契約社員なのかが記載されている
就業場所 勤務地が記載されている
休日 年間の休日数などが記載されている
賃金額 雇用された時点での賃金額を記載、また賃金形態等も明確となっている

求人票をみれば、どの条件で雇用されるのかを確認できるため、企業の善し悪しを判断する重要な情報が満載です。よって、細かな点まで含めてしっかりと見落としなく確認する必要があります。

企業が求人票を作成する際のポイントは、以下の記事で詳しく解説しています。

【2024】CADオペレーターの求人票の書き方とは?作成時の注意点を紹介

CADオペレーターの求人票でチェックしたいポイント

求人票チェック

CADオペレーターの求人票を確認する際に、特に以下の情報は念入りにチェックしましょう。

  • 職種・仕事内容
  • 給与・諸手当
  • 就業時間・残業
  • 休日
  • 社会保険・退職

各項目の確認ポイントは、以下のとおりです。

職種・仕事内容

職種とは、会社や個人が営んでいる事業の種類を指す言葉です。日本基準産業分類においては、以下20に分類されています。

農業、林業 漁業
鉱業、採石業、砂利採取業 建設業
製造業 電気・ガス・熱供給・水道業
情報通信業 運輸業、郵便業
卸売業・小売業 金融業・保険業
不動産業、物品賃貸業 学術研究、専門・技術サービス業
宿泊業、飲食サービス業 生活関連サービス業、娯楽業
教育、学習支援業 医療、福祉
複合サービス事業 サービス業(他に分類されないもの)
公務(他に分類されるものを除く) 分類不能の産業

求人票には職種が記載されており、どの分野の仕事をおこなうかが確認可能です。少なくとも数年間は、配属された職種や仕事を担当する形となります。

キャリアアップや企業の方向性の見直しなどで職種が変わるケースはあるものの、CADオペレーターとして活躍したい場合は自分が得意な分野と合致する職種を選択してください。たとえば、建築関連の図面作成を得意とするなら、建築業が視野に入ります。

CADオペレーターにおける職種の小分類として、以下があります。

職種 詳細
建築CADオペレーター 主に建築プロジェクトにおける設計図面を作成する。住宅や商業施設、公共施設などの図面が含まれる。
内装CADオペレーター 空間の機能性や美観を高めるため、内装設計図を作成する。家具の配置や照明計画など、室内空間のすべてが対象となる。
土木CADオペレーター 道路や橋、ダムなどの土木工学に関するプロジェクトの図面を作成する。施工するうえで必要となる、詳細な設計図の作成が要求される。
設備CADオペレーター 建物における機械設備や電気設備の設計図を作成する。建物内のインフラに関連するすべてが含まれる。
その他CADオペレーター 自動車や航空機、電気業界などの設計を担当する。

上記を参考に、自分が進みたいジャンルをみつけることをおすすめします。職種だけでなく具体的な仕事内容も良く確認したいポイントです。

特に、作図だけを担当するのか、クライアントなどとの打ち合わせや営業としての仕事も含まれるのかをチェックしてください。確認が漏れると、作図だけを担当すると考えていたのに、実際には苦手とするほかの業務も対応しなければならなくなるので注意が必要です。

給与・諸手当

同じ仕事をするのであれば、より給与が高い企業を選びたいものです。そこで、給与は注目したいポイントの1つです。

求人票に記載されている金額は、基本的に税込金額となります。また、手取り金額としては各種税金や社会保険料などが差し引かれたものとなり、税込金額の8割程度が手取り額となります。

求人票に記載された金額を、全額手元に受け取れる訳ではない点に注意してください。また、給与額は給与形態によっても受け取れる額が異なります。

固定給の場合、金額が固定されており以下のパターンが存在します。

  • 月給制
  • 週給制
  • 日給制
  • 年棒制

さらに、月給の場合は完全月給制と日給月給制があるので、良く確認してください。固定給以外では、固定給+歩合制や完全歩合制があります。

どの方法で給与が決まるのかについて、自分が希望する内容となっているかを良く確認してください。また、賞与額はどの程度もらえるのかも、収入に大きく響くのでチェックしたいポイントです。

給与や賞与以外では、各種手当ての充実度も重要なポイントとなります。通勤手当が代表例ですが、企業の福利厚生への力の入れ具合によって、手当の充実度が異なるのでしっかりと確認しましょう。

就業時間・残業

ライフワークバランスを考えるうえで、就業時間や残業の状況も良く確認したいポイントです。就業時間は、始業終業の時間と休憩時間がポイントとなります。

休憩時間は、労働基準法で定められている一方で、企業によっては法律以上の時間が設定されている場合があります。休憩時間が長いことはメリットに感じる一方で、人によっては会社にいる時間が長くなると感じるケースもあるのです。

よって、休憩時間を含めて就業時間を良く確認してください。残響については、平均残業時間が1つの目安となります。

平均残業時間とは、年間を通じての平均的な残業時間を示すものです。企業によっては、時期によって残業時間にばらつきがある場合が多く、全く残業がない月がある一方で長時間残業が必要な月も存在します。

ピーク時の残業状況については、求人票の特記事項に記載されている場合もあるのでチェックしましょう。ほかにも、残業については残業代もしっかりと確認すべきポイントです。

残業代は基本的には実施した時間に応じて支給されますが、みなし残業代または固定残業代を採用している場合は、求人票に記載されている給与金額にすでに残業代が含まれています。

みなし残業代または固定残業代の場合、いくら残業しても固定給となるので注意が必要です。

休日

休日については、完全週休2日制が当たり前に思われがちですが、実際には定められた年間休日数に従って休日が設定されています。たとえば、年間休日が120日に設定されている場合、土日や祝日で一部出勤しなければならない日が存在することを意味します。

よって、求人票の年間休日数は良く確認すると同時に、年間休日数に有給休暇が含まれているかも確認しましょう。また、夏季休業は会社の制度により、年間休日に含まれているケースや有給休暇を含んでいるケースもあります。

有給休暇については、雇用されてすぐに支給されるわけではありません。法律上では、以下の条件を満たして初めて支給されます。

  • 雇入れの日から6カ月経過していること
  • その期間の全労働日の8割以上出勤していること

企業によっては、法律とは別に入社してすぐに有給休暇が付与されるケースもあるので、求人票の内容を確認してください。

社会保険・退職

求人票では、給与面や休暇などばばかりを注目しがちですが、社会保険や退職に関する項目もチェックしたいものです。社会保険の加入有無は特に重要であり、求人票に未加入と記載されている場合は要注意です。

退職については、退職金の有無や算出方法を良く確認してください。

未経験でもCADオペレーターになることは可能

CADオペレーターとしての経験がない場合でも、CADオペレーターとして雇用されたい場合があります。求人票をみると、「未経験者歓迎」という記載がある場合があり、未経験者であっても応募可能です。

実際に求人案件の約2割が、未経験者を歓迎する旨が求人票に記載されています。最低限のCADスキルが必要になるものの、未経験者でもCADオペレーターになることは十分可能です。

未経験の職種への転職可否については、以下の記事でも詳しく解説しています。

【2024】未経験の職種に転職することは可能?転職活動におけるポイントを紹介

CADオペレーターの求人票まとめ

CADオペレーターの求人票を確認する際には、特に職種・仕事内容と給与面、勤務時間などを確認したいものです。また、福利厚生が充実していて、より働きやすい環境が整っているのかも良く確認してください。

本記事で紹介しない内容を参考に、求人票をしっかりチェックして自分が希望する企業をみつけましょう。

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