Canvaの生成AIは、デザイン作業を効率化するとして注目されている最新の機能です。AI技術を使って、画像の自動生成や編集などざできるため、うまく活用することでさまざまなクリエイティブな作業をサポートしてくれます。
本記事では、そんなCanvaの生成AIは無料で使えるのかについてや、具体的にどのような機能が利用できるのかを解説していきます。
Canvaの生成AIとは?
Canvaでは、独自の生成AI「マジック生成」を利用できます。マジック生成は写真や動画の生成ができる機能です。
ほかにも、生成だけでなく、背景の拡張や除去といった画像編集まで幅広い編集作業ができるのが、CanvaのAIの特徴です。
ワンクリックでさまざまな編集を行えるため、デザインの効率を上げてくれるツールとして注目されています。
Canvaの生成AIは無料で使える?
Canvaの生成AIは無料で利用できます。しかし、無料版の場合は画像生成を利用できる回数が50回までという制限がある点に注意が必要です。
一方で、有料版であるCanvaプロ、Canvaチーム、Canva for NPO、Canva教育版を利用していれば月に500回まで生成できる上限が増えます。
また、動画生成に関しては無料版では5回まで使用でき、有料版のCanvaプロ、Canvaチーム、Canva for NPO、Canva教育プランの教師と管理者は月に50回まで生成できます。
このように、Canvaの生成AIは無料でも十分使えますが、回数制限があるため、不自由なく生成機能を活用したい方は有料版への移行も検討しましょう。
Canvaの生成AIでできること

Canvaの生成AIでできることは、主に以下の4つです。
- 画像生成
- 動画生成
- 音楽生成
- 文書生成
これらのできることについて見ていきましょう。
1.画像生成
Canvaの生成AIを使えば、ユーザーが入力したテキストから自動で画像を作り出せます。
プロンプトに具体的なキーワードを入力すると、そのイメージに沿った画像をAIが作成してくれます。
画像のスタイルもオプションから変更できるため、同じプロンプトでもさまざまなバリエーションの画像を生成可能です。
画像生成は自分の頭の中のイメージを具現化したい場合や、現実ではできないような表現をしたい場合におすすめです。
2.動画生成
CanvaのAI機能を使えば、動画も0から生成ができます。プロンプトに生成したい動画の内容をキーワードで指定すると、そのキーワードに沿って動画を生成してくれます。
動画は短尺で生成されるので、Instagramのショート動画作成などに活用できるでしょう。
3.音楽生成
音楽生成ができるのも、Canvaの生成AIの魅力です。ユーザーの入力に基づいて、オリジナルのBGMや効果音を生成できます。
また、AIが生成した音楽の中で気に入った部分を選び、複製やカットをしてカスタマイズすることも可能です。
さらに、動画生成機能と組み合わせることで、AIだけで音楽付きの高クオリティな動画を作成できるでしょう。
音楽の知識がなくても直感的に扱えるため、初心者でも楽しめます。
4.文書生成
CanvaのAIは文書生成にも対応しており、ビジネスメールやブログ記事など、さまざまな文章を簡単に作成できます。
キーワードを指定すると、それに基づいてAIが最適な文章を自動で生成してくれるため、文章を考える手間が省けます。
例えば、日常的なメールの文章作成に活用することで、メールの文面を考える時間を減らせるので、業務の効率化につながるでしょう。
また、文章は生成後に手動での編集も可能なため、オリジナルのコンテンツを作る際にも活用できます。
Canvaの生成AIの使い方
実際にCanvaの生成AIを使って、画像を0から作り出す方法について見ていきましょう。
1.キャンバスを新規作成する

まずは、画像を生成するためのキャンバスを作成します。Canvaにアクセスしたら、右上にある「デザインを作成」ボタンをクリックしましょう。
すると、用途ごとに最適なサイズが設定されているプリセットの選択ができるようになります。
今回は、下側に表示されている「カスタムサイズ」のアイコンをクリックして、500×500ピクセルのサイズを指定しましたが、A4サイズやハガキサイズなど、作りたいサイズが決まっている場合は、対象のプリセットをクリックしましょう。
サイズが指定できたら「新しいデザインを作成」ボタンをクリックすると、Canvaの編集画面に移行します。
2.プロンプトを入力する

編集画面が開いたら、画面左にある「素材」の項目内にあるAI画像生成機能から、「独自のものを生成する」をクリックしてください。
すると、マジック生成機能が使えるようになるので、「作成するものを説明」の項目に生成したい画像のプロンプトを入力しましょう。
今回はシンプルに「ライオン」と入力しましたが、生成したい画像のイメージが詳細にある場合は、できるだけ具体的な内容を詰め込むようにしましょう。
3.スタイルを選択する

続いて、生成する画像のテイストを決める「スタイル」の設定を行います。
スタイルには、大きく「写真」「デジタルアート」「ファインアート」の3つのカテゴリーから選択でき、それぞれのカテゴリーの中でもさらに細かくスタイルを設定できます。
これら3つのスタイルのカテゴリーの特徴は以下の表のとおりです。
| スタイル | 説明 |
| 写真 | 写真に写したようなリアル感のある画像を生成できる。 |
| デジタルアート | デジタルデバイスで作成されるアート作品であるデジタルアートに似たテイストで生成できる。 |
| ファインアート | 絵画のような芸術的なテイストの画像を再生できる。 |
スタイルを決めたら、最後に「画像を生成」ボタンをクリックすることで、AIがプロンプトとスタイルを加味した画像を0から作り上げてくれます。

4.画像を保存する

気に入った画像が生成できたら、パソコンに保存しておきましょう。保存は画面右上にある「共有」ボタンから「ダウンロード」をクリックすることで行えます。
ダウンロードボタンをクリックすると、ファイルの種類や付与するオプションを設定できる画面に移行します。
それぞれの設定を行ったら、項目の下側に表示されている「ダウンロード」ボタンをクリックして画像を保存しましょう。
Canvaの生成AIは商用利用できる?
Canvaの生成AIで作った画像の所有権は、基本的にユーザーに発生します。しかし、これはユーザーに完全な著作権があるという意味ではないため、画像に対する独占的な権利はありません。
それでも、一般的な方法で生成された画像であれば商用利用は可能です。
一方で、他人のキャラクターやイラストを無断で使用することは禁止されているため、AIで作成していた場合でも似せて生成されていると著作権の侵害にあたります。
Canvaの生成AIで作成した画像を商用利用する場合には、細心の注意を払うようにしましょう。
こうした事情も踏まえ、安心して初心者からでも実務レベルまでCanvaを使いこなすことを目指すなら、GETT ProskillのCanva基礎セミナーの受講がおすすめです。2日間で初歩的な操作から、SNS動画広告・バナー制作、動くイラストなどの制作を手を動かしながら学べます。
Canva以外にもAIが使えるおすすめのツール
生成AIを使えるツールは、Canva以外にも存在しています。Canva以外でAIが使える以下のツールについて見ていきましょう。
- Photoshop
- Illustrator
- MyEdit
1.Photoshop

引用:Photoshop
PhotoshopはAdobeが提供する画像編集ソフトで、AdobeのAI機能である「Adobe Sensei」の技術が搭載されています。PhotoshopのAIを使えば、ワンクリックで被写体の選択や背景の削除が可能です。
また、コンテンツに応じた塗りつぶし機能では、AIが周囲の背景を考慮して自動的に画像を補完してくれるため、不要なオブジェクトを削除したり、背景を拡大したりもできます。
さらに、プロンプトを入力することによってなにもないところにオブジェクトを追加したり、0から画像を生成できたりするため、クリエティブな発想を作品に落とし込みやすいでしょう。
画像編集にAIを使いたい方は、AdobeのPhotoshopをぜひチェックしてみてください。
なお、Photoshopについてより詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
Photoshopでできることや、契約するのにかかる費用から、インストールの方法までを解説しています。
Photoshopの生成AIを試してみたい方は、ぜひこちらもあわせてご覧ください。
2.Illustrator

引用:Illustrator
IllustratorはPhotoshopと同じAdobe製のソフトで、ベクターグラフィックを扱うデザインツールです。
IllustratorのAI機能を使えば、プロンプトに沿ったベクター画像の生成ができます。
オプションによって、イラストの複雑さや背景の有無を調整できるため、用途に合ったイラストの生成が可能です。
また、既存のイラストを読み込むことで、似たテイストのイラストを生成できるのも魅力です。
SNSのアイコンを自作したい方や、オリジナルのロゴを作りたい方などは、一度試してみてはいかがでしょうか。
なお、Illustratorについてより詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
Illustratorの特徴や、ソフトをインストールする方法まで解説しています。
Illustratorに興味のある方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。
3.MyEdit

引用:MyEdit
MyEditはオンラインで画像編集ができるツールで、AI機能を多く搭載しているのが特徴です。
プロンプトを入力するだけで画像が生成できる機能や、写真をアニメのキャラクター風に変換できる機能などを利用できます。
基本的な機能であれば利用に料金はかかりませんが、無料版ではAIの生成回数に制限があります。また、一部使えない機能も含まれているので、不自由なくAI機能を使いたいなら、有料プランの利用がおすすめです。
Canvaの生成AIについてのまとめ
今回は、Canvaの生成AI機能について紹介しました。Canvaの生成AIを使えば、画像や動画、音楽、文書などを簡単に作成できるため、デザインや編集のスキルがなくても高品質なコンテンツを手軽に作成できます。
わかりやすいインターフェースで初心者でも操作がしやすいため、日々の業務を効率化させるためのツールとして、ぜひ活用してみてください。