株式会社JMC、新工場棟の稼働および砂型造形サービス開始へ!

Chisato Technical Topics

こんにちは!Chisatoです。
本日のtopicsは、株式会社JMCによる砂型3Dプリンターを用いた砂型造形サービスをご紹介します。

株式会社JMCは、長野県飯田市にある鋳造工場のコンセプトセンター第6期棟の建設工事を完了し、稼働開始したと発表しました。

コンセプトセンター第6期棟は、自動車分野や航空分野における高付加価値製品の製造に特化した工場棟で、砂型3Dプリンター『S-Print(株式会社ExOne製)』や低圧鋳造といった特徴的な鋳造設備を導入しています。
これによって、品質や技術的な要求の高い製品においても、短納期で安定的な製造を実現します。

また同時に、砂型3Dプリンターを用いた砂型造形サービスを開始し、自動車関連メーカーへの納入も開始しました。

コンセプトセンター第6期棟 外観

コンセプトセンター第6期棟 砂型造形室

コンセプトセンター第6期棟 低圧鋳造室

JMC社は、1999年、光造形方式の3Dプリンターを導入して製造業に参入し、3Dプリンター出力による部品製造の事業規模が拡大する中、2006年に有限会社エス・ケー・イーを吸収合併し、砂型鋳造法による鋳造事業をスタートしました。
3Dプリンターで培ったデジタル技術を背景に、職人の肌感で語られることが多かった鋳造を定量化することで、経験年数に依存せずに質の高い鋳造ができることを証明し、業界に新たな進化を起こしました。
2020年には、2台目の砂型3Dプリンターの導入も予定しており、今後はJMC社工程での活用を通じて砂型造形のノウハウを蓄積するとともに、砂型造形サービスのさらなる顧客獲得に努め、主力事業である鋳造事業の売上拡大を目指しています。

■コンセプトセンター第6期棟の主な設備

【砂型3Dプリンター】
従来職人の手作業によって行われていた作業工程を短縮し、数多くの砂型を組み合わせて構成する自動車のシリンダーヘッドやインテークマニホールドの中子製作において、飛躍的な工期短縮を実現する3Dプリンターです。電気自動車やプラグインハイブリッド自動車化によって益々大型化・複雑化する設計に対して、これまで手作業で造型することのできなかった複雑な砂型にも対応可能となります。

【コールドボックス中子造型機】
砂型鋳造で使用する中子を製造する設備で、 アミンガスを使用したガス硬化造型法を採用しています。従来の自硬性の砂型と比較して強度が高いことから、シリンダーヘッドなどの製造時に使用される複雑な砂型を製造する際に使用されます。

【低圧鋳造設備】
耐熱マグネシウム合金を材料とする難易度の高い製造時の歩留まりが改善され、品質の高い鋳造品をより安定して提供することが可能となる鋳造設備です。アルミニウム合金の製造においても、自動車のシリンダーブロックやシリンダーヘッド、足回り部品等の重要保安部品、航空分野で求められる高品質の鋳造品が、従来よりも容易に製造できるようになります。

自動車分野、航空分野における高付加価値製品の製造に特化したサービスを提供するJMC社の事業に注目です!

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