こんにちは、株式会社VOSTの三谷 大暁です。
Fusion 360を使ってみようとしても、「どうすれば良いのかわからない」「できる気がしない」と思われる方が多いかと思います。そんな方でも簡単にわかりやすく3Dモデリングができるように、Fusion 360の基本の3つの手順をご紹介します!
モデリングの基本は大きく3つの手順があります。
手順1. 形状のもととなる図形を描く
手順2. 図形から立体を作る
手順3. 立体を編集する
では、実際に下のコップをモデリングしながら手順をご紹介します。
まずは、「手順1. 形状のもととなる図形を描く」です。
図形を描くコマンドは「スケッチ」のグループに入っています。
今回は、「スケッチ」の中の「中心と直径で指定した円」コマンドで下の図形を描きました。
次に、「手順2. 図形から立体を作る」です。
立体を作るコマンドが「作成」のグループに入っています。
今回は、「作成」の中の「押し出し」というコマンドで、円を押し出して、角度をつけてあげます。
そうすると、この様なコップのベース形状ができます。
最後に「手順3. 立体を編集する」です。
立体を編集するコマンドが「修正」のグループに入っています。
今回は、「修正」の中の「シェル」というコマンドで、中を繰り抜いてあげます。
そうすると、この様にコップができます。
これが基本の流れになります。
おさらいすると、最初は「形状のもととなる図形を描く」、次に「図形から立体を作る」、最後に「立体を編集する」という流れです。
最初にイメージしていたより簡単じゃないですか?
この基本を押さえておけば、同じコップでも色々な方法で作れます。
例えば、下の様なコップを作る場合でもコマンドは変わりますが、同じ手順です。
まずは、形状の基本となる図形を描いてあげます。
今回は、「スケッチ」の中の「線分」という直線を描くコマンドで下の図形を描きました。
角になる位置を順番にクリックしてあげると、自動で繋いでくれます。
このままでは何か分からないと思いますが、この図形を回転させて、立体を作ってみます。
今回は、「作成」の中の「回転」というコマンドで、回転体を作ってあげます。
そうすると、この様なコップができます。
最後に飲み口の部分の角を丸めてあげます。
今回は、「修正」の中の「フィレット」というコマンドで、角を丸めてあげます。
そうすると、この様に口当たりの良いコップができます。
そして、この基本を使ってやれば、最初の図形を変えただけで、色々な形のものが作れます。
同様に、コップだけではなく、花瓶も作れます。
みなさんも色々な図形を描いて試してみて下さい。
