2D図面を作成できるCADソフトを探している方のなかに、ZWSOFTから提供されている「ZWCAD」に興味をおもちの方も多いのではないでしょうか。しかし、目的に合うソフトなのか、費用はいくらなのかとわからないことが多く、導入に踏み切れない人もいるはずです。
そこでこの記事では、ZWCADの概要や価格・ライセンス情報(永久・ネットワーク)、使い方についてわかりやすくまとめました。無料体験版の導入手順や求められるPCスペックも整理しているので、すぐに導入できるソフトなのかチェックしてみてください。
ZWCADとは
「ZWCAD(ズィーダブルキャド)」とは、中国のZWSOFT社が開発した低スペック対応の高機能なCADソフトです。最大の特徴は、AutoCADとの高い互換性と買い切り型ライセンス(永久ライセンス)を選べる点であり、低価格で2DCADへ対応できます。
まずはZWCADがどのような立ち位置のソフトなのか、その概要について解説します。
AutoCADとの互換性・違い
ZWCADは、DWGデータに対応しているなど、AutoCADと非常に高い互換性をもちつつ、価格を約1/3〜1/5程度に抑えられるCADソフトです。以下に2つのソフトの違いを整理しました。
| 比較項目 | ZWCAD | AutoCAD |
|---|---|---|
| 提供元 | ZWSOFT | Autodesk |
| 価格(税込) | 113,300円~ ※バージョンアップ時に+37,000円~ |
6,325円/月~ ※年間75,9000円 |
| ライセンス形態 | 永久ライセンス ネットワークライセンス |
サブスクリプション |
| 3D設計機能 | 別途「ZW3D」の契約が必要 | ソフト内で対応可能 |
大きな違いは、ライセンス形態における価格差です。
ZWCADは買い切りがベースである一方、AutoCADは継続的に支払うサブスクリプションとなります。長期的なコストを抑えたい場合には、ZWCADのほうがコスパに優れます。
なお、AutoCADの導入を検討している方は、セミナー講習で基本操作や実務での活用方法を学ぶのがおすすめです。以下のセミナーでは、プロの講師から実践的な使い方を学べます。AutoCADの無料体験版から参加可能です。
| セミナー名 | AutoCAD基礎セミナー講習 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 29,500円〜 |
| 開催期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
ZWCADが役立つ業界・用途
ZWCADは、建築・製造・設備・土木・インテリア設計など、幅広い分野で使える汎用CADソフトです。特に「2D作図が中心」「AutoCADの操作に慣れている」という場合には、時間をかけずスムーズに操作を覚えられます。
また、特定の業種に特化した機能を使いたい場合には、機械設計・製造設計向けの「ZWCAD MFG」、有限要素法構造シミュレーション向けの「ZWSIM」など、用途に合わせた専用ツールを導入するのがおすすめです。
あわせて、ZWCAD以外の2DCADも比較したい人は、以下の記事をチェックしてみてください。
ZWCADの価格・永久ライセンスの形態
ZWCADのライセンス形態ごとの価格情報を、以下に整理しました。
| 価格(税込表記) | ソフトウェア認証 (スタンドアロン) |
ハードウェア認証 (スタンドアロン) |
ネットワーク版 |
|---|---|---|---|
| ZWCAD Standard | 113,300円 | 146,300円 | 118,800円 |
| ZWCAD Professional | 159,500円 | 192,500円 | 167,200円 |
| ZWCAD MFG | 174,900円 | 207,900円 | 184,800円 |
たとえば、ソフトウェアとして入手する、ハードウェアのドングルを入手する「スタンドアロン版」、1ライセンスを複数ユーザーで利用できる「ネットワーク版」で金額設定が変化します。導入できるZWCADの中身は同じであるため、ライセンス形態の違いに注意しましょう。
なお、ZWCADは安価に導入できる買い切り型のCADソフトですが、バージョンアップがあった際のみ次の追加料金が発生します。(任意)
| 価格(税込表記) | ZWCAD Standard | ZWCAD Professional | ZWCAD MFG |
|---|---|---|---|
| バージョンアップ | 40,700円 | 56,100円 | 60,500円 |
バージョンアップは年1回ペースで実施されているため、必要だと感じた場合に利用すると良いでしょう。
プラン(Standard・Professional・MFG)ごとの違い
ZWCADには3つのプランが用意されています。それぞれの違いを以下に整理しました。
| プラン | プランのイメージ |
|---|---|
| ZWCAD Standard | AutoCAD LTと同等の性能 |
| ZWCAD Professional | AutoCADと同等の性能 |
| ZWCAD MFG | 機械設計・製造設計向けに対応したい場合 |
求める性能によって、契約すべきプランが変化します。
まずは無料体験版を利用したうえで、どのプランが最適かをチェックするのがおすすめです。
ZWCADは無料体験版(30日間)からスタートしよう

ZWCADの導入に迷っている方は、まず30日間製品を利用できる無料体験版からスタートするのがおすすめです。以下に、無料体験版の申し込み手順をまとめました。
- 「ZWCAD」の公式サイトにアクセスする
- トップページにある「体験版ダウンロード」のボタンを選択する
- 基本情報(会社名や役職、名前など)を入力して申し込む
- インストーラーをダウンロードする
- exeファイルをインストールしてZWCADを起動する
申し込みから承認までの待ち時間がなく、すぐにソフトをインストールできるのが魅力です。
ZWCAD Professionalの機能を使えるため、操作性や使い心地をチェックしてみてください。
ZWCADを利用するメリット
ZWCADは、AutoCADとほぼ同じ操作性・高い互換性・軽快な動作を、手頃な価格で実現している点が魅力です。ここでは、ZWCADを導入するメリットをまとめました。
- AutoCADとの互換性(DWG対応)あり
- 140万件以上の信頼できる販売実績あり
- 他CADソフトよりも高速処理に対応できる
AutoCADとの互換性(DWG対応)あり
一番の魅力は、AutoCADと同等の性能をもち、DWGにも対応している点です。
AutoCADの代用CADソフトとして利用しやすいことから、ソフトにかかる費用負担を少しでも減らしたいという方におすすめします。
140万件以上の信頼できる販売実績あり
ZWCADは25年間のなかで約140万件以上の販売実績をもつCADソフトです。
国内での提供数も多く、実際に業務のなかで使用されています。
海外提供のCADソフトに不安を感じている方でも、安心して導入できるのが魅力です。
他CADソフトよりも高速処理に対応できる

ZWCADは、AutoCADと同等かつ安価に利用できるだけでなく、処理スピードに優れているのも魅力です。実際に公式サイトで公開されている処理スピードの測定結果を整理すると、次のようになります。
| 比較項目 | ZWCAD (2023 SP2) |
AutoCAD (2023) |
|---|---|---|
| 図面を開くスピード | 0.883秒 | 21.235秒 |
| 図面を保存するスピード | 0.228秒 | 3.422秒 |
上記の数値は特定の条件下における目安ですが、重いデータも高速で操作できるため、タイムロスや読み込みストレスを最小限に抑えやすいのがZWCADの強みです。
ZWCADの使い方(起動から作図まで)

ZWCADの使い方は非常にシンプルです。まずインストールしたZWCADのアイコンをクリックすると、新規図面の画面が表示されます。あとはホームタブから作図コマンドを選択するだけで、上の画像のように作図が可能です。
また、ZWCADの大きな特徴は、AutoCADとUIが類似している点です。(以下参照)
AutoCADユーザーであれば、直感的な操作だけで使えるようになります。

ほかにもコマンドラインの位置や印刷の手順なども同等であるため、AutoCADからの乗り換えに最適です。
ZWCADの作業を効率化するコマンド一覧

ZWCADには、作業効率化のための短縮コマンドが用意されています。
上の画像にあるコマンドラインに入力するだけですぐに起動できるので、ぜひ以下のコマンドを覚えておきましょう。
| カテゴリ | 入力コマンド(一例) | 概要 |
|---|---|---|
| 作図 |
L | 直線 |
| PL | 2Dポリライン | |
| C | 円 | |
| REC | 長方形 | |
| 編集 |
CHA | 斜め切断 |
| F | エッジを丸める | |
| CO | 複写 | |
| M | 移動 | |
| TR | トリム |
上記のコマンドはあくまで一例です。ZWCADの各機能ごとにコマンドが設定されているため、ZWCADの公式サイトのリファレンスやマニュアルを参考に、便利機能を覚えてみてはいかがでしょうか。
ZWCADの必要PCスペック
所有するPCにZWCADを導入できるか気になっている人向けに、必要スペックを整理しました。
推奨システム要件をまとめているため、該当するかチェックしてみてください。
| OS | Windows10・11 ※Mac(macOS)非対応 |
|---|---|
| プロセッサ | Intel Core i5-10400 AMD Ryzen 5 3600 CPU |
| RAM | 8GB以上 |
| ビデオカード | 2GB以上 |
| HDD容量 | OSディスク4GB インストールディスク2GB以上 |
| 解像度 | 1,920×1,080 |
もしスペックが不足している場合、読み込むデータ容量が大きいほど処理不足やエラーが起こりやすくなります。将来的なCAD活用も考慮し、早めにハイスペックPCに乗り換えておくのがおすすめです。
またZWCADはMac非対応であるため、Mac対応のCADソフトを探している方は、以下の記事もチェックしてみてください。
ZWCADについてよくある質問
ZWCADについて、よくある質問を整理しました。
ZWCADについてまとめ
ZWCADは、AutoCADとほぼ同等の操作性とDWG互換性を持ちながら、永久ライセンスでコストを大幅に抑えられるCADソフトです。
特に、年間更新料が高く負担になっている企業や、AutoCADの資産(DWG)をそのまま使いたい設計者におすすめします。導入に関して不安を感じている方は、30日間の無料体験版も用意されているため、試験導入からスタートしてみてはいかがでしょうか。