今日はUnityの重要なコンポーネントである「Unity Hub」について詳しく掘り下げていきます。Unity Hubは、Unityの開発環境をより効率的に管理し、プロジェクトの整理やバージョン管理をスムーズに行うためのツールです。
この記事では、Unity Hubが何であるか、Unity Hubでできること、そしてUnity Hubを使ってプロジェクトを開く方法について詳しく説明します。
Unity Hubとは?

Unity Hubは、Unity Technologiesが提供する無料のアプリケーションで、Unityのバージョン管理、プロジェクト管理、ライセンス管理を一元的に行うことができます。
Unityを効率良く使用するための中心的なハブとして機能し、複数のUnityバージョンを同時にインストールし管理することが可能です。これにより、異なるプロジェクトに異なるUnityのバージョンを適用するなど、柔軟な開発が行えます。
Unity HubはUnityとは別のサービスになるので、Unityについては下記記事で確認してください。
Unity Hubでできること
Unity Hubは先述した通り、Unity開発者のための中心的な管理ツールとして、プロジェクト管理・Unityバージョン管理・そしてライセンス管理といった複数の重要な機能が存在します。
これらの機能により開発のプロセスがよりシームレスに進行して効率的な作業環境が実現できますが、さらにできることについて詳しく深掘りしていきます。
プロジェクト管理
Unity Hubのプロジェクト管理機能は、開発者が日々の作業を効率的に進めるために設計されています。この機能を利用することで、プロジェクトの作成・開発・管理が他のソフトより簡単になります。
新しいプロジェクトの作成
Unity Hubでは、新規プロジェクトを簡単に作成できます。ユーザーは「New」ボタンをクリックするだけで、新しいプロジェクトウィザードを起動して、テンプレートから好きなプロジェクトを選択してスタートすることができます。
このテンプレート機能は初心者でもある程度の土台から始めることができるので、時短になったり作業が早くなったりするでしょう。
プロジェクト間の切り替え
プロジェクト間での切り替えも簡単で、開発者は複数のプロジェクトを同時に管理しながら、必要に応じて迅速にプロジェクトを変更することができます。特に複数のクライアントやプロジェクトを持つ開発者にとっては非常に便利な機能です。
Unityのバージョン管理・変更
Unity Hubのバージョン管理システムは、複数のUnityバージョンを同時に管理することができ、プロジェクトごとに最適なバージョンを選択できます。
バージョンによって対応している機能や操作が違ったり、クライアントが古いバージョンを使っていてもすぐに対応することができます。
ライセンス管理
Unity Hubでは、Unityのライセンスも簡単に管理できます。これにより、ライセンス関連の手続きが簡素化され、時間と労力を節約することができます。
ライセンスのアクティベーションと更新
Unity Hubを通じて、Unityを開かなくても新しいライセンスのアクティベーションや既存ライセンスの更新が簡単に行えます。
これにより、ライセンスの有効期限が切れることによる作業の中断となったり、プロジェクトが止まることを避けることができます。
多様なライセンスオプションの管理
Unityは個人利用者から大企業まで、さまざまなタイプのライセンスに対応しています。ユーザーは自身のニーズに合わせてライセンスを選択して、管理することができます。
Unity Hubの上記機能を最大限に活用することで、Unityの開発プロセスがより効率的かつ効果的になります。
Unityをわざわざ開かなくてもプロジェクトやライセンスを管理できるので、プロデューサーやディレクター、役職者の方には非常に便利なサービスでしょう。
Unity Hubのダウンロード・インストール方法

次に、実際にUnity Hubをダウンロード・インストールする方法を解説していきます。
公式サイトからダウンロード
まずは公式サイトからUnity Hubをダウンロードします。Unity Hubがサポートしているスペックは下記になります。
| 対応OS | Windows・Mac・Linux |
| 対応GPU | DX10(シェーダーモデル 4.0)の性能を持つグラフィックスカード |
Unityのアカウントを作成
UDNアカウントと呼ばれるUnityのアカウントを作成しておきます。このアカウントはUnity Hubでログインして常に使うことになるので必ず作成しなくてはなりません。
Unity Hubをインストール
ダウンロードが完了したファイルを開き、パソコンにUnity Hubをインストールします。
Unity Hubを起動
WindowsやMacなら簡単なインストールで完了するので、無事に起動できるかどうか試しましょう。
使いたいバージョンを選択する
起動したら最初に使いたいUnityのバージョンを選択することになるので、あらかじめ過去のバージョンが使いたい場合は確認しておきましょう。基本的には最新バージョンを選択して問題ないと思います。
Unityのダウンロード・インストールについてはこちらの記事で解説しています。
Unity Hubでプロジェクトを開くには?
ここでは、Unity Hubで既存のプロジェクトを開く手順について解説していきます。
Unity Hubを開く
まずはデスクトップアイコンやスタートメニューからUnity Hubを開きます。Unityを開く必要はありません。
プロジェクトタブを選択
次に左側のナビゲーションバーから「プロジェクト」タブを選びます。ここには、最近使用したプロジェクトのリストが表示されます。
プロジェクトを選択または追加
プロジェクトリストから開きたいプロジェクトを選択するか、「新しいプロジェクトを追加」をクリックしてプロジェクトフォルダを手動で追加します。
プロジェクトの開始
プロジェクト名の横にある「開く」ボタンをクリックすると、選択したUnityバージョンでプロジェクトが開きます。
このような手順でUnity Hubでプロジェクトを開くことができます。
Unity Hubを利用するメリット

Unity Hubを使用することには多くのメリットがあります。
ここではUnity Hubを導入して利用するメリットについて解説します。
バージョン管理の簡素化
Unity Hubは複数のUnityバージョンを同時に管理できるため、プロジェクトに必要な特定のバージョンを簡単に切り替えて使用することができます。これにより、異なるクライアントやプロジェクト要件に応じて最適なバージョンを選択し、互換性の問題を避けることが可能です。
プロジェクトの一元管理が可能に
Unity HubではすべてのUnityプロジェクトを一箇所で管理できるため、どのプロジェクトにも簡単にアクセスできて新しいプロジェクトをすぐに開始することができます。Unity Hubはプロジェクトの概要が一覧で表示されるので、他のプロジェクト間も素早く切り替えれて作業の効率も一気にアップします。
特にたくさんのプロジェクトを同時進行しなければならない、一つの設計でいくつものプロジェクトを編集する必要があるという場合にはUnity Hubはとてもおすすめです。
統合ライセンスの管理
Unity Hubを通じて、社員全員のUnityライセンスを簡単に管理できます。ライセンスのアクティベーションや更新日・または切り替えを数クリックで行うことができるため、ライセンスに関連する手続きが格段に簡単になります。
このライセンスの管理に関しては、特にUnityに詳しくない経理や事務の方がライセンス状況を一括で管理したい場合にとても便利でしょう。
Unity Hubを効率よく使うコツ
Unity Hubを効率的に使用するためには、たくさんの機能を最大限に活用して適切に利用することが重要です。
ここではUnity Hubをより効率的に使うための各ポイントをさらに詳しく解説します。
プロジェクトの整理
Unity Hubでプロジェクトを効果的に管理するためには、常にプロジェクトを整理しておくことが重要です。
Unity HubではUnityの各プロジェクトを分類して仕分けしたり、タグを付けることができるので、誰でも必要なプロジェクトを素早く見つけ出すことが可能になります。
ショートカットの活用
Unity Hubにはプロジェクトやバージョン管理を素早く行うためのショートカットが多数用意されています。これらのショートカットを覚えておくことで、Unity Hubの日常的な操作を迅速に行うことができます。
また、コピー&ペースト(Ctrl+C&Ctrl&V)のような一般的なショートカットも使えるので、同時に活用していくとかなり作業時間が短縮されます。
バックグラウンドでのアップデート
Unity HubはバックグラウンドでUnityのアップデートをダウンロード・インストールすることも可能です。この機能を活用することで、作業の途中でも最新アップデートをインストールして、いつでも最新バージョンに変更することができるようになります。
Unity Hubについてまとめ
Unity Hubは、Unityの各種機能が統合されていて、作業効率を大幅に上げるおすすめツールです。バージョン管理からプロジェクト管理・ライセンス管理まで一元的に行うことができるため、社内の無駄な人件費のカットになったり、空いた時間で他の仕事ができるようになります。
Unity Hubを上手く活用することで、さまざまな人がUnityの管理をできるようになり、開発者はよりクリエイティブな作業に集中することが可能です。この機会にUnity Hubを最大限に活用して、社内全体で効率的かつ効果的なゲーム開発を実現しましょう。