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Revitの基礎を徹底解説!BIMやRevitの仕事につきたいなら基礎を3分で学ぼう

建築業界で高いシェアを誇るBIMソフトのRevit。
建物をコンピューター上で構築することができ、設計や施工、管理などの情報を一つにまとめられる優れものです。
そこで便利な機能が備わっているBIMソフトのRevitについて解説します。

BIMとは?BIMソフトの基礎知識

BIMとは?BIMソフトの基礎知識

BIMとは「Building Information Modeling」の略で、建物を三次元のデジタルモデルで表示することが出来る機能のことを指します。
その機能をコンピューター上で手軽に使えるようにしたのが、BIMソフトです。
BIMソフト上で設備や建材などを組み合わせて、コンピューターの中で建物を完成させていきます。
設計の初期段階でBIMソフトを使ってシミュレーションすることで、工数の確認やミスの可能性などを具体的に知ることが出来るようになります。
幅や高さ、奥行きなどはもちろんのこと、完成までのスケジュールや素材の種類など建築に欠かせないデータを盛り込むことができ、建物の設計を素早く行うことが出来るのが良いところです。
設備の情報はメーカーや品番、価格なども入力することができ、メンテナンスや予算内での設計などにも役立てられています。
BIMソフトはすべてのデータが連動しているのも特徴です。
一箇所を修整すると他の部分も自動的に修整されて、計算し直してくれます。
実際に建物をつくるときにあの木材のサイズが合わない、予定していた広さではないなどのトラブルを防げるのです。
ちょっとした修整も平面図から立体図、屋根伏図や面積表、数量などを調節してくれます。
一つ一つ人の手で修整しているといくら時間があっても足りないですが、BIMソフトを使えば修整する作業を大幅に減らせます。

BIMのメリット

さらにBIMソフトを駆使すれば、専門知識が無くても図面が読めるようになるのもメリットです。
今まで建築現場で使われていた線で描かれた図面を読むためには、ある程度の知識が必要でした。
知識がない人は勉強して読めるようにするなど、図面を読めるようになるまでには時間が掛かっていたのがほとんどです。
しかしBIMソフトは知識が無くても立体図や完成イメージでどのような建物なのか一目で分かり、図面が読めなくてもどのような作業をすれば良いのかすぐに理解が出来るように工夫されています。

BIMソフトの中でもシェア率の高いRevitとは?

BIMソフトの一つであるRevitは、Autodesk社が手掛ける建築設計や構造エンジニアリングのソフトウェアです。
建築業界ではBIMソフトの中でも高いシェア率を誇り、正確で精密なモデリングが出来ると評判です。
従来のソフトウェアよりもBIMの概念がより強く反映されているのも特徴的です。
また建築分野だけでなく土木分野や設備の配管などにも使われています。
RevitはBIMソフトの基礎を多く取り入れているので、概念設計からビジュアライゼーションや解析、製造や建築などの作業をすべてソフトで終わらせられます。
設計に必要なデータを入力すれば平面図はもちろんのこと、立体図や断面図などが自動で作られていきます。
集計表や3D、レンダリングなどの設計に必要なドキュメントも作れるのはRevitならではです。
スタッフ間の情報共有がスムーズに出来るようになるのも、魅力の一つです。
設計や施工、管理などのあらゆる情報をRevitに入力することができ、大切な情報を一つにまとめられます。
皆で共有したい情報をソフトに入力すれば全スタッフが見られるようになるので、常に皆が最新情報を共有することが出来るようになります。
情報の行き違いややり取りの手間も省けるので、トラブル防止や作業の効率もアップに繋がるのです。

Revitの基礎的な使い方

Revitで新しく図面を作りたいときには、まず画面左側にあるプロジェクトをクリックしましょう。
クリックすると新規作成と出てくるのでそこを押すと新しくウィンドウが開かれます。
テンプレートファイルの種類やプロジェクトの種類を選んで、OKを押すだけですぐに作り始められます。インターネットなどで入手したテンプレートを使いたいときには、この時点で使いたいテンプレートを選んでおきましょう
新規作成の設定をして最初に映し出される画面の左側にあるのが、プロジェクトブラウザです。
作成したビューやファミリ、シートや集計表などが一覧になっています。
自分が見たいものがあればダブルクリックするとそのページが開く仕様です。プロジェクトブラウザの反対側にあるのが、プロパティです。
選択したオブジェクトのプロパティが表示されているもので、数値を変えたいときにはここに数字を入力します。

Revitで線を追加する

Revitで二次元の図面を作成したいときには、自分自身で線を追加していきます。
表示タブから製図ビューの順でクリックすると、自由に線が作れるようになっているのです。
線ではなく円を描きたいときには注釈タブから詳細線分、描画パネルで円を選択するだけです。
円を追加したい部分にマウスを当てて、半径を調節しながら円を作ります。
描いた線や円は移動することもでき、オブジェクト上にカーソルを合わせてドラッグすれば好きな位置に移動出来るので便利です。

Revitで3Dビューを確認する

作成した図面から作られた3Dビューを確認したい場合は表示タブから3Dビュー、既定の3Dビューの順に選択していくだけです。
すると作図した3Dビューが表示されるので、見たいものがあればそれに合わせて操作します。
上下や左右、前後などをクリックすればそれぞれの方向から見たものが、東西南北をクリックするとその方向から見たビューが映し出されます。
自由に3Dビューを見たいときにはshiftボタンとスクロールボタンを押しながらマウスを動かせば好きな方向から見られるシステムです。

もっとRevitの使い方について知りたい方は下記記事を読んでみてください。

Revitの特徴や使い方を徹底解説!建築3DCAD「Revit」とは?

Revitを使いこなすBIMオペレーターに必要な知識

Revitを使いこなすBIMオペレーターに必要な知識

RevitなどBIMソフトを使いこなすBIMオペレーターにあった方が良い知識の一つに、パソコンの基本的なスキルがあります。
パソコンで作業をすることが多いBIMオペレーターはパソコンの操作が出来なければ仕事が出来ないと言っても過言ではないほどです。
Revitなどのソフトウェアの操作方法だけでなくデータの管理やオフィス系ソフトの使い方、作図などの知識も求められます。
BIMソフトの知識は仕事をし始めてから覚えられますが、パソコンの基礎知識がないと何も出来ないので最低限の操作方法は知っておく必要があります。
パソコンの操作方法が理解出来たら次のステップとして、BIMソフトの勉強に移りましょう。
パソコンの操作方法やソフトの使い方も必要ですが、建築に関する知識も必要だと言われています。
建築士ほど深い知識は必要ありませんが、建築業界で使われている専門用語や関連知識は覚えておくと安心です。
建築士が作った図面はどのようなもので、どんな目的があるのか理解出来るくらいまでは勉強しましょう。
図面を見てここは床で、この部分は壁になるなど即座に分かるようにしましょう。
分からないことがあれば自分で勉強してみたり、建築士に質問をして疑問を解決しておくことも大事です。

建築業界で活躍するRevit

建築業界で欠かせないツールの一つであるBIMソフトウェアの中でも、高い人気を誇っているのがRevitです。
基本的な設計やプレゼンテーションなどを効率的に、かつ正確に行える機能が備わっています。
建築業界で活躍したいと考えているのなら、Revitについて勉強してみるのも良いかもしれません。

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