Revitは画期的なソフトウェアとして、大手建築会社や大手ゼネコンなどで導入されており、これからさらに導入する企業が増えることが予想されます。
そこで、使い方や活用法をマスターしたい人のために、Revitの学習方法をご紹介します。
まずRevitとは?
Revitを一言でいうと、建築用の3DCADソフトウェアとなります。
建築設計やMEP(機械、電気、配管)・構造エンジニアリングなど、施工に必要な機能が搭載されているソフトウェアで、主に建築・建設・土木業界で活用されています。
Revitは世界的なシェアが高い
Revitは、CAD業界において名の知れたアメリカのオートデスク社が開発したソフトウェアです。
3DCADソフトでは世界でナンバー1のシェアを誇るため、グローバルにビジネスを展開するうえでは必須のツールとなります。
Revitの操作ができれば、独立するにしてもインターナショナルに活躍できるでしょう。
Revitは建築用にも関わらず3Dモデルで完成イメージがしやすい
従来のCADソフトは2Dであったため、紙面に描くような平らな図面しか作成することができませんでした。
Revitは3Dモデルを作成することができるため、立体的に設計後のイメージを把握することが可能です。
クライアントに3Dモデルの完成イメージを見せることもできるので、プレゼンでの説得力も高まります。
また、立体的なイメージから平面の設計図を作成することもできます。
拡張性が高い
Revitは拡張性の高さも優れており、他のソフトと併用することも可能です。
完成した3Dモデルに解析ソフトを使って、建築にとりかかる前に不整合を見つけ解消することができます。
また、3Dモデルからデータを集計して見積もりに活用したり、紙面のデータと3Dモデルをリンクさせて図面管理したりなど、BIMツールとして幅広い用途があります。
使いこなすには学習が必要
Revitは便利なソフトウェアであるものの、2DCADを使用していた人が何の知識もなく使いこなすのは難しいでしょう。
ある程度時間をかけて学習したり、操作方法に慣れたりする必要があります。
Revitの使い方の基礎を記事で学習したいという人は下記記事も参考にしてください。
Revitを独学で学ぶ方法4選
Revidは独学でも操作方法を学ぶことができます。
Revidを独学で学ぶには、次の4つの方法があります。
1.オートデスク社のWebサイトで学ぶ
オートデスク社のWebサイトの「サポートとラーニング」というページでは、ツールや機能、プロジェクト管理などの詳しい解説や、基本的な作業のチュートリアルなどを閲覧することができます。
内容も定期的にアップデートされており、しっかりと読み込めば基本的な操作は自分で行えるようになるでしょう。
オートデスク社以外にもRevitの操作方法などを開設しているサイトがたくさんありますが、信頼性を見極めることも大切です。
Revitにそれほど詳しくない人が立ち上げたサイトは、得られる情報の信ぴょう性が定かではありません。
Revit製造元のオートデスク社から発信されている情報の方が、信頼性も高くなります。
2.Revit関連の書籍で学ぶ
Revitを独学で学ぶ際、書籍を活用するのもおすすめです。
手元に置いておけば、わからないことがあったらすぐ参照できるので便利です。
ゼロから学べるもの、上級者用のものなど、レベルに合わせた書籍を選ぶことができます。
Revit関連の書籍を選ぶ際には、文字だけで解説されているものではなく、画像を用いて解説されているものがベターです。
Revitに限らず、ソフトウェアについて学習する場合、実際の画面を見ながら行う方が理解度が高まります。
実際にRevitで3Dモデルを作りながら、その工程を解説している書籍のほうが理解しやすいでしょう。
また、練習問題などが載っている書籍は、学んだことが身についているか確認できます。
3.Revit関連の動画で学ぶ
動画は実際の操作方法を見ながら学べるため、初めてRevitを使用する場合でもわかりやすいでしょう。
初心者向けから上級者向け、トラブルシューティングなど、レベルや目的に合わせて動画が選べるのが利点です。
また、Revitは建設業界だけでなく、建築や土木など様々な分野で活用されており、実際に現場で使用している人のチュートリアル動画などを見つけることもできます。
操作方法を学ぶだけでなく、実践的な活用方法が学べるでしょう。
ただし、動画は素人が作っているものも多く、教え方がわかりにくいこともあります。
4.実際の建築を見る
実際の建築物を見て、どのような設計になっているか想像するととても学習しやすいです。
自宅で学習する場合、写真や動画でもいいので建築物を見て完成形を理解してみましょう。
また、その建築物を想像でBIM設計してみるのも非常に学習になります。
Revitをもっと効率よく学ぶには
Revitは独学で学ぶこともできますが、マスターするまでに時間がかかりそう、わからないことを質問したいなど、独学では限界を感じることもあるでしょう。
そのような場合は、Revitの講習を受けるのも1つの手段です。
Revitのスクールに通う
Revitを1から学びたい場合は、スクールで講習を受けるという方法があります。
初心者から上級者とレベルが選べるほか、建築やレンダリング、土木など、コースも色々用意されているので目的に合わせて学べます。
通学制のスクールはわからないことがあれば講師に直接質問ができるので、難しい部分やわかりにくい箇所を克服しやすいでしょう。
ただ、仕事をしながらスクールに通うのは難しくなります。
仕事をしている人は、通信講座で学ぶ方法もあります。
通学制と同じ内容を時間や場所に縛られず学べます。コースによって学習期間は異なりますが、通常1ヶ月から3ヶ月程です。
Revitのセミナーに参加する
セミナーでは、会場やリモートで講義を受講してRevitを学ぶことができます。
1日から2日など短期間開催されるのが一般的で、日にちさえ合えば仕事をしている人でも参加できます。
短期間でマスターできるようなカリキュラムが組まれているため、効率的にRevitの知識を身につけることができます。
講師に質問することも可能なので、解らないところを残さず知識を蓄積していくことができます。
リモートで参加する場合は、移動に時間もかからず会社や自宅で受講できるので非常に便利です。
Revit学習におすすめのセミナー
Revitのセミナーでおすすめなのは、株式会社VOSTによって運営されているBIM・Revitセミナー講習です。
2日間でRevitをマスターできる
初心者でも短期間で学べる実践的なセミナーで、2日間受講するだけで実務をこなせる知識・スキルが身につきます。
基本から応用まで習得できるので、セミナー受講後はすぐにRevitを使った業務をこなすことができるでしょう。
オートデスクに承認されている
BIM・Revitセミナー講習は、Revitの製造会社でもあるオートデスク社の承認を受けているセミナーです。
そのため、学ぶ知識や情報もオートデスク社の意に沿っているのが特徴です。
Revitセミナーの受講方法が選べる
BIM・Revitセミナー講習は、会場での受講とオンラインでの受講の好きな方法が選べます。
オンラインであっても講師に直接質問することは可能なので、どちらの方法で受講しても学習内容に違いはありません。
仕事のスケジュールなどに合わせ、都合の良い方法を選ぶと良いでしょう。
Eラーニングもある
時間や場所に縛られず学習したい人のために、Eラーニングが用意されています。
通勤電車や休憩時間、就寝前など、すき間時間を利用してRevitについて学べます。
自分に合う方法でRevitを学ぼう
Revitを学習する方法は独学や講習などがあり、その中でもWebサイトや書籍、動画、セミナーなど色々な種類の方法があります。
学習方法によって学習効率や学べる内容も変わってくるため、自分に合った方法で学習するのが良いでしょう。
