「MOS試験の合格点を知りたい」「効率的な勉強法で一発合格したい」と考える方も多いでしょう。Microsoft Officeのスキルを証明できるMOS資格ですが、合格するにはどれくらいの点数が必要なのか、勉強は何から始めればいいのかと考える方は少なくありません。
特に最新のMicrosoft 365対応試験では出題範囲も幅広く、計画的な学習が必須です。
そこで本記事では、MOS試験の概要から合格点の目安、効率的な学習ステップや合格点を超えるコツまで解説します。
MOS試験の概要

出典:Microsoft
MOS試験とは、Microsoft Office製品を実務で使いこなすスキルを、客観的かつ国際的に証明できる資格試験です。主な概要は以下の表を参考にしてください。
| 項目 | 概要 |
| 試験レベル |
|
| 受講対象 | 年齢や国籍を問わず誰でも受験可能 |
| テスト形式 | 会場のPCを使った実技試験 |
| 試験時間 | 50分 |
MOS資格は世界的な認知度が高く、就職や転職においても有利とされており、自己のスキルアップやビジネスキャリア向上を目指す多くの人が取得しています。
以下の記事では、MOSについて詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
受験方法
MOS試験には、全国一斉試験と随時試験の2種類の受験方法があります。全国一斉試験は毎月決められた日程・会場で一斉実施され、随時試験は全国の試験会場でほぼ毎日開催されています。
試験時間はいずれも50分間で、申込方法が異なるだけで試験内容や難易度、合格証に違いはありません。主な違いは以下の表を参照ください。
| 項目 | 全国一斉試験 | 随時試験 |
| 試験頻度 | 毎月1~2回の日曜日 | ほぼ毎日 |
| 試験会場 | 全国約30箇所 | 全国約1,500箇所 |
| 試験時間 | 50分 | 50分 |
全国一斉試験は毎月1~2回程度の日曜日に限られた会場で実施されるのに対し、随時試験は全国各地の試験会場でほぼ毎日受験可能です。自分の都合に合わせて受験しやすい方法を選べるのが特徴で、忙しい社会人でもスケジュールに合わせて受験計画が立てやすいでしょう。
MOSのレベル別難易度
MOS資格には、以下2つの段階があります。
- 一般レベル(スペシャリスト/アソシエイト)
- 上級レベル(エキスパート)
WordとExcelは一般と上級の両方が用意されており、PowerPointやOutlook、Accessは一般レベルのみです。一般レベルの試験内容は基本的な機能操作が中心で、難易度はそれほど高くなく初心者でも対策次第で十分合格可能です。自分のスキルや目的に合わせて適切なレベルに挑戦しましょう。
MOS試験の合格点は?

MOS試験の明確な合格点は公式には公表されていませんが、1000点満点中550~850点が目安とされています。これは試験ごとに問題内容が更新される関係で合格ラインが変動するためで、実際の各試験の合格点は受験後に画面上や結果レポートで確認される仕組みです。
もっとも、近年の傾向ではほとんどの科目で700点前後を取れれば合格となるケースが多いようです。満点が1000点なので概ね7割程度の得点が一つの目安と言われています。そのため、安全圏を狙うなら最低でも700点以上を目標にすると良いでしょう。
MOSのエクセルの合格点
Excelは科目ごとに合格点は非公開ですが、一般的な合格ラインは1000点中550~800点程度と言われています。科目によって若干の差はあるものの、Excelの場合もおおむね700点前後が合格基準です。
実際には試験ごとに合格点が変動するため明確な数字は断言できませんが、合格を確実にするためには目標スコアを700点以上に設定して学習を進めることがおすすめです。
例えば、Excel VBAエキスパートの合格点が650~800点、日商PC検定の合格基準が70%であることを考えると、MOS Excelの合格ラインは平均的かやや低めとも言われます。基本を押さえてしっかり対策すれば十分狙えるスコアといえるでしょう。
MOSのパワーポイントの合格点
PowerPointはWordやExcelと異なり上級レベルの試験が存在しないため、1種類の試験のみです。そのぶん試験の難易度も低めで、一発合格しやすい科目とされており、基本的には700点以上が目安です。
試験時間は他科目と同じ50分間で、試験終了と同時に結果が表示され、700点以上で「合格」となります。 PowerPointはプレゼン資料作成に関する操作スキルを問う試験で、問われる内容自体は実務でよく使う基本操作が中心。
そのため適切に対策すれば高得点も狙いやすく、900点以上で合格する人も少なくありません。
MOSの合格点を超える学習ステップ
MOS試験で合格点を超えるためには、計画的な学習ステップを踏んで効率よく実力を伸ばすことが大切です。
- 試験の全体像を把握する
- 教材で基礎を固める
- 模擬試験でスコアを確認する
- 模擬試験で間違えた部分を重点的に学習する
①試験の全体像を把握する
まずはMOS試験の全体像を把握することから始めましょう。公式サイトや試験対策本で公開されている科目ごとの出題範囲を確認し、どのようなスキルが問われるのか把握します。
MOSではWordやExcelなら文書作成・書式設定、関数やグラフ作成など幅広い範囲が出題されますが、頻出分野には偏りもあります。そこで、公式が提示する出題範囲をチェックし、頻出テーマから優先的に学習計画に組み込みましょう。
限られた学習時間を有効活用するため、基礎的な操作スキルを固めつつ頻出度の高い機能から順に習得するのがおすすめです。
②教材で基礎を固める
次に、市販の教材や講座を活用して基礎スキルを固めましょう。独学の場合はMOS試験対策のテキストや問題集を用意し、章ごとに学習を進めます。テキストを読むだけでなく、実際にパソコンで操作しながら学ぶことで、操作方法が頭に入りやすくなります。
たとえば、書籍の解説に沿ってWord文書を実際に編集したり、Excelで関数を入力してみると、知識が定着しやすいでしょう。独学のメリットは自分のペースで進められる点と費用を抑えられる点ですが、わからない箇所を自力で解決しなければならないデメリットもあります。不安がある方は講座の利用も検討しましょう。
以下の記事では、MOSにおすすめのテキストを紹介していますのであわせてご覧ください。
③模擬試験でスコアを確認する
基礎学習が一通り終わったら、模擬試験に挑戦して実力をチェックします。公式または市販の模擬試験ソフトや問題集の模擬テストを、本番と同じ50分の制限時間で解いてみましょう。模擬試験を通じて試験形式や出題傾向に慣れることで、実力を発揮しやすくなります。
この段階で重要なのは、自分が合格ラインに達しているか客観的に把握することです。まず模擬試験を一度解いてみて、得点が合格目安の700点を下回るようであれば、まだ対策が必要だと判断できます。逆に800~900点台が取れるようなら、合格は目前でしょう。
④模擬試験で間違えた部分を重点的に学習する
模擬試験の結果が出たら、間違えた問題やスコアが伸びなかった分野を集中的に学習し直しましょう。解説を読み込み、なぜその操作が必要なのか、正しい手順は何かを理解します。例えば、Excelのグラフ作成でミスをしたなら、グラフの種類変更やデータ範囲設定の手順をもう一度確認し実際に操作してみます。
同じ間違いを本番で繰り返さないよう、関連する機能の復習と練習問題を追加で解いて克服しましょう。一通り弱点が克服できたら、再度模擬試験にチャレンジしてスコアの伸びを確認してください。
MOSの合格点を超えるコツ

学習ステップに加え、日々の勉強や本番直前に意識したい合格点突破のコツを3点紹介します。
- 操作手順は実際に入力しながら覚える
- 模擬試験で80%以上取れるまで繰り返す
- 模擬試験は実際の試験時間で実施する
①操作手順は実際に入力しながら覚える
MOSの勉強では、操作手順を頭で覚えるだけでなく実際に手を動かして覚えることが重要です。テキストを読んで理解したつもりでも、実機で操作しないと細かな手順や操作感覚は身につきません。
例えば、Wordの段落書式設定の手順を学ぶときは、実際にWordを開いて段落ダイアログを呼び出し設定を変えてみる、といった練習を繰り返しましょう。覚えた操作は本番でも記載でき、実務にも直結するスキルとして定着します。
②模擬試験で80%以上取れるまで繰り返す
模擬試験は一度受けて終わりではなく、合格ラインを上回る得点が安定して出せるまで繰り返し解きましょう。目安としては正答率80%以上を取れる状態が理想です。最初は合格点に届かなくても、間違えた箇所を復習して再チャレンジすることで徐々にスコアは向上していきましょう。
一度でも80%を超えたら安心せず、模擬試験で毎回80~90%の得点を取れるようになるまで繰り返すことが大切です。また、繰り返し解く中で時間配分や見直しのコツも掴めてくるでしょう。
③模擬試験は実際の試験時間で実施する
模擬試験を解く際は、必ず本番と同じ制限時間内で行うようにしましょう。MOS試験は各科目50分と決まっていますので、模擬テストも50分を計って解き始めます。本番と同じ時間で解くことで、限られた時間内にすべての問題に取り組む訓練になります。
時間内に解き終わらなかった問題がある場合は、どの部分で手間取ったか分析し、次回以降の改善に活かします。慣れてきたら実際の試験時間より短い時間設定で模擬試験を解いてみるのも効果的です。
MOSの合格点を超えるおすすめの講座

独学が不安な方や短期間で確実に合格点を超えたい方には、MOS対策講座の受講もおすすめです。ここでは講座を2つ紹介します。
- MOS対策短期集中講座
- Excel基礎セミナー講習
①MOS対策短期集中講座

MOS対策短期集中講座は、短期間でMOS合格に必要な知識を習得できるハンズオンセミナーです。初心者からでもステップバイステップでスムーズに学べるカリキュラムになっており、WordとExcelの合格点突破を目指す内容です。
単に試験対策問題を解くだけでなく、Wordでは文字や段落の書式設定、Excelではセルデータ管理や関数演算など実務で活用できる応用操作まで学習できるのが特徴です。短期間で効率良くMOS合格レベルのスキルを身につけたい社会人にはおすすめの講座です。
| セミナー名 | Excel基礎セミナー講習 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 27,500円〜 |
| 開催期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
②Excel基礎セミナー講習
Excel基礎セミナー講習は、Excelに特化して初心者でも実務に役立つスキルを短期間でしっかり身につけられる講座です。集中セミナーで、表計算ソフトExcelの基本操作からグラフ作成、関数の使い方まで体系的に習得できます。
基本操作から頻出関数まで漏れなくカバーする内容なので、MOSのExcel科目対策としてはもちろん、業務でExcelを使いこなしたい方にも役立つでしょう。
| セミナー名 | Excel基礎セミナー講習 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 27,500円〜 |
| 開催期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
MOSの合格点に関連するよくある質問

ここでは、MOSの合格点に関連するよくある質問についてまとめています。
MOSの合格点についてのまとめ
MOSの合格点はおよそ1000点満点中約700点です。試験は50分間の実技形式で行われ、基本操作から応用機能まで幅広く問われますが、対策すれば決して難しすぎる試験ではありません。
社会人の方でも、本記事で紹介したステップで計画的に学習を進めれば、合格点クリアが狙えます。模擬試験を有効活用して弱点の克服と時間配分の練習は実施しておきましょう。