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小池酸素のレーザー切断機4選!レーザー切断機の特徴を比較しよう

小池酸素工業株式会社は、切断や溶接のための工業用機械を製造しています。
そして、切断機のバリエーションは非常に豊富で、ガスやプラズマなど導入されている技術も異なります。
今回はその中でも「小池酸素のレーザー切断機」に絞り込んで具体的な特徴を紹介していきます。

レーザー切断機とは

「レーザー切断機」とは、その名の通り材料や部品をレーザーでカットしてくれる機械のことです。
製造業では欠かせない機械であり、さまざまなメーカーで検討されているかと思います。
自宅で簡単にレーザーカットをしたい場合は「レーザーカッター」という名前で販売されています。
自宅用のレーザーカッターに関しては下記記事で解説しています。

【初心者向け!おすすめのレーザーカッター7選】レーザーカッターの性能と価格を比較!【2022年版】

小池酸素のレーザー切断機モデル4選

それでは小池酸素のレーザー切断機モデルを4つ紹介していきたいと思います。

小池酸素のレーザー切断機①フラッグシップモデルのFIBERTEX

小池酸素のレーザー切断機①フラッグシップモデルのFIBERTEX

小池酸素のレーザー切断機の中でもオーソドックスと言えるのは、フラッグシップモデルのFIBERTEXです。
ファイバーレーザー切断機の中でも最上位機種に当たり、厚板や大板の切断に特化しています。
ファイバーレーザーでは、必須となるレーザー発振器のケーブルと、冷却装置チラーのホースが加工スペースを邪魔することが多いです。
しかし、FIBERTEXではそのレーザー発振器とチラーを上部に置くことで、ケーブルとホースに奪われていたスペースを加工用に回せます。
そうして、サイズの大きな素材でも加工が可能となっています。
FIBERTEXのバリエーションは、2kW・3kW・5kW・6kWの発振器出力が異なる4通りが用意されています。
最大出力の6kWだと、36mmの軟鋼と、30mmまでのステンレス鋼を切断可能です。

FIBERTEXには、6kWモデルに限り角度を付けた切断が可能なVタイプが用意されています。
19mmの軟鋼だと表裏両方で30度、16mmまでであれば45度の角度を付けた切断ができます。
角度を付けるために旋回軸を必要とせず、コンピュータによる数値制御によってコントロールします。
そのため、シンプルな構造となり、定期的なメンテナンスが容易です。
それでいて、左右360度の自由旋回が可能です。Vタイプでは角度を付けるための専用トーチブロックを使用しますが、そのトーチブロックには耐久性と軽さを重視して、アルミが積極的に取り入れられています。
したがって、角度のブレを最小限に留められると共に、ケーブルへの負担も少なく済みます。

そんなFIBERTEXのV型は下記動画で実際にどんなレーザー加工機なのか見ることができます。

小池酸素のレーザー切断機②厚板用FIBERGRAPH

そのFIBERTEXに次ぐファイバーレーザー切断機として挙げられるFIBERGRAPHは、従来のタイプをフルモデルチェンジしてあり、新しい技術が数多く導入してあるのが特徴です。
そのため、CO2レーザーに匹敵するほどの切断品質が実現可能です。
それでいて、CO2レーザーよりも厚い板を切断することができます。
レール長こそFIBERTEXより狭いですが、発振器の出力や切断可能板厚は変わりません。
また、小池酸素独自の安全基準を設けることによって、設置する際に囲いを用意しなくても、安全の確保が可能です。

FIBERTEXとFIBERGRAPHに導入されている技術

FIBERTEXとFIBERGRAPHはいずれも、全面のカバーが跳ね上げ式で、簡単に開閉できるようになっています。そのため、視認性が高い状態でのメンテナンスが可能です。
また、正面から見えない背部には、180度の広範囲カメラを取り付け、主操作盤に取り付けられているモニターから、リアルタイムで確認可能です。
そうすることで、稼働中の安全確保が容易です。
その操作盤自体は、本体とは別のところに置くので、作業者が危険な目に遭わずに済みます。

そして、レーザー切断機では素材が熱を持って溶けてしまうバーニングが発生する恐れがありますが、そのバーニングを抑えるために、ミストによる冷却機能が搭載されています。
ミストは鋼板の温度を感知して自動で吹き付けられるので、素材に合わせて設定をする手間がありません。
ミスト自体は瞬時に蒸発するため、跡を残したり切断作業の邪魔になったりすることはないです。

使用するノズルは独自のガスコントロール技術を導入していて、ガスを安定化させることで高品質かつ短時間での切断を実現します。
その上ガスを制御する側にも独自技術が使用され、素材に適切な噴出をするため、バーニングは発生するリスクを下げられます。
さらに、あらかじめ設定しておくと、ノズルを自動で交換できる機能もあります。
その機能を活用すると、鋼板の厚みに合わせて最適なノズルを自動選択できるため、人がいない環境での切断作業も可能となります。
また、素材に適切なノズルを選択するだけでなく、ノズルが消耗した際に交換することも可能です。

小池酸素のレーザー切断機③ハウジングタイプのFIBERTEC

FIBERGRAPHの強みを引き継ぎながら、幅広い場所に設置できるようハウジングタイプにしてあるのが、FIBERTECです。選択できる発振器は2kWから6kWの4通りと変わらず、コストとピアシングの時間は、CO2レーザーの半分で済みます。
そして、1分間に100mmの移動ができるのが強みで、歪みにくいフレームと高出力モーターの組み合わせによって、最大で1Gがかかるスピードでのコーナー切断が可能です。
コーナー部分で一時的にストップしたり、微細処理をする必要はありません。

FIBERTECのサイズは5×10と8×20の2通りが用意され、設置する場所の広さや素材の大きさに合わせた選択が可能です。
また、標準でパレットチェンジャーが搭載されていて、およそ1分という短時間で次の素材を用意することができます。
さらに、ストッカーと連動するシステムがあるため、オプションでストッカーを追加して、より大量の加工をすることも可能です。

小池酸素のレーザー切断機④CO2レーザー切断機のLASERTEX

小池酸素のレーザー切断機④CO2レーザー切断機のLASERTEX

小池酸素には、LASERTEXというCO2レーザー切断機もあります。
稼働するキャリッジ部分にレーザー発振器と、光路長を調整するためのシグマボックスが搭載されています。
シグマボックスは小池酸素の独自技術で、レーザー照射のために使用する光学部品がしっかり固定されているため、光軸を安定させることができます。
また、光学部品が汚れにくい構造で、汚れによるレーザーの出力減少を防ぎます。

そして、次の加工に移る際、上下と左右の移動を同じタイミングで行うため、工程にかかる時間が少なく済むのも特徴です。
その移動距離の長さに応じて、鋼板との最適な距離を維持する機能もあるため、トーチ部分が接触してしまうリスクも少ないです。
さらに、加工の前段階として行うピアシングは、用途に応じた3種類が用意されています。
最適な種類を選択することで、ピアシングが短時間で済むため、小さい製品をいくつも切り出す際に適しています。

小池酸素のレーザー切断機を使うメリット

小池酸素のレーザー切断機は、標準として備わっている機能が非常に多いです。
3段式の警告灯や機体内の照明灯・ほこりや金属粉を飛ばすためのエアブローなど製品ごとに異なりますが、オプション扱いになりそうな機能もあらかじめ付属します。

さらに必要に応じてオプションで機能を追加することも可能です。
小池酸素のオプションバリエーションは非常に多く、アシストガスを酸素や窒素にしたり印字装置を搭載できたりします。
また、切断に必要なプログラミングを自動で行ったり、稼働状況をパソコンで確認したりするなどのシステム的なオプションもあります。
そして素材を交換するためのパレットチェンジャーやストッカーなどは、組み合わせ次第で製造環境に最適なレイアウトにできます。
オプションではレイアウトの提案もしてくれるので、どんなレイアウトが効率的か迷ったら相談してみると良いですね。
人がいない間に完了させておきたい作業量や素材の大きさなどに合わせて、仕上がりの精度や切断スピードを重視した提案が受けられます。
それらオプションの内容も含めて小池酸素のレーザー切断機の価格は要相談となっています。

バリエーションが豊かな小池酸素のレーザー切断機

バリエーションが豊かな小池酸素のレーザー切断機

小池酸素のレーザー切断機は、バリエーションが非常に豊富です。
そして、いずれの製品も出力を選択することが可能なので、幅広い目的に合わせられます。
また、小池酸素独自の技術を導入しているものも多いので、他の製品にはない機能が期待できるでしょう。
ぜひレーザー切断機の導入を検討している方は今回紹介したレーザー切断機から選んでみてください。

自動ネスティングができるおすすめのソフトウェア紹介

自動ネスティングが可能なおすすめのソフトウェアを紹介します。

平均5%の材料コスト削減!世界最高水準の自動ネスティングCAD/CAMソフトウェア「SigmaNEST」

自動ネスティングソフトウェアでおすすめなのが、日本国内の人気はもちろん世界中で好評を得ているSigmaTEK社の「SigmaNEST」です。
SigmaNEST」は、自動ネスティングの性能に定評があり、最高の歩留まりによって材料コストを平均5%削減することができます。
また、幅広い加工機に対応しているのも特徴の一つです。

最高レベルの高歩留まりネスティング結果と材料の有効活用の実現はもちろん、見積り、生産、出荷など、あらゆる工程を一本化、且つあらゆる費用を削減できる、とにかく凄いソフトです。

  • 材料コストを削減したい!
  • 人的負担を減らしたい!
  • 機械の稼働をより効率化したい!
  • 基幹システムと連携したい!
  • 複数の機械をワンシステム化したい!

こんな効率化を求めるなら、まずはこの自動ネスティングソフトを要チェック。
日本国内のサポート体制もしっかりしているので導入前の相談からアフター対応まで何かと心強く安心です!

初めて自動ネスティングを導入する方にもおすすめです。

一般のネスティングソフトとシグマネストの違いや配置パターン比較は、SigmaNESTの公式サイトにわかりやすくまとめられているのでおすすめです。最先端の自動ネスティングソフトウエアの概要をぜひご覧になってみてください。

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    ネスティングソフトの比較資料ダウンロード


    下記フォームより、ネスティングソフトの比較資料をダウンロードしていただけます。
    ● SigmaNEST
    ● MACsheet IST
    ● SheetPartner
    ● MetaCAM

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