Jw_cadは無料で利用することができるため、初心者がCADのスキルを習得するのに最適なCADソフトです。
ただ、Jw_cadを使えるようになるには練習をしなければなりません。
今回はいくつかあるJw_cadの練習方法の中から、初心者でも高い効果が期待できるものを3つ紹介していきます。
初心者向けJw_cadの練習方法3選
それでは早速、初心者やJw_cadでの設計が分からない人向けの練習方法を紹介していきます!
①Jw_cadの書籍を参考にする
複数あるJw_cadの練習方法の中でも定番なのは、書籍を使用したものです。
Jw_cadは無料でダウンロードができるので、初心者の人がCADを学ぶために使用することが多いです。
そして、そのことは広く知られているので、初心者を対象にしたJw_cadの書籍は非常に多いです。
その中から、内容が充実しているものを選択すれば、Jw_cadに関するひと通りの知識と技術を習得することは不可能ではありません。
書籍自体は高くても数千円程度なので、手軽に始められる練習方法です。
Jw_cadの書籍を選ぶポイント
Jw_cadに関する書籍は非常に多く、内容も幅広いです。
初心者の場合は、基礎を中心とした内容が書かれているものを選んだ方が無難でしょう。
中級以上の人を対象にした書籍では、最初に習得しなければならない基礎的な部分は省略してある恐れがあるからです。
初心者は、背伸びをして自身のレベルよりも高い書籍を選んでしまうということがよくあります。
けれど、無理をしてレベルの高い書籍を選んでも、効率的な練習は実現しにくいです。
したがって、自身のレベルにあった書籍を選びましょう。
その書籍を使用した独学を行う際に必要なのは、モチベーションを保つことです。
独学を行う場合、練習に区切りがないので、内容が明確ではなくなる恐れがあります。
そのため、自らゴールを決めて、しっかりと練習を継続させることが大切です。
もし、自分で練習計画を立てたり、ゴールを設定したりすることが苦手であれば、別の練習方法を選択した方が良いかもしれません。
②Jw_cadの動画を参考にして学ぶ
Jw_cadを練習する場合、動画を参考にするという手もあります。
Jw_cadを学ぶ教材となる動画を公開している人は大勢いて、無料で視聴できる動画がほとんどです。
そのため、なるべく費用を抑えながらJw_cadの練習をしたいという人に向いています。
大抵の動画は、実際にJw_cadを使用している画面をキャプチャーした上で、そこに解説を付け加えてある形です。
したがって、具体的な操作方法がわかりやすいのが強みです。
文章や画像だけでは具体的な操作方法が把握しにくいという人は、動画を参考にしながら学習していくと良いでしょう。
そして、Jw_cadに関する動画を上げている人は複数いて、それぞれテーマが異なります。
初心者講座のような形で動画公開をしている人もいれば、中級者以上を対象に、よりレベルの高い動画を作っている人もいます。
そのため、まずは初心者向けの動画で練習をして、ある程度のスキルを身に付けてから、中級者以上の動画を参考にしてレベルアップを図ることも不可能ではありません。
さらに、内容が充実している動画であれば、明確な目標が設定されています。
具体的にどういった技術を習得できるのか、どのような製図が書けるようになるのかといったゴールが設定されているため、モチベーションを維持しやすいです。
また、比較的新しい動画であれば、最新のJw_cadの機能を把握しながら練習をすることが可能です。
Jw_cadは、バージョンアップによって細かな内容が変わることがありますが、そういった変更に柔軟に対応できるのも、動画を参考にした練習方法の強みです。
③Jw_cadのセミナーやeラーニングを活用する
Jw_cadを練習する際に、書籍や動画を参考にした独学が難しい人は、人に教えてもらった方が良いでしょう。
Jw_cadのセミナーであれば、何を学ぶべきなのかを教えてくれる上に、わからない部分に関しては質問ができるため、練習が行き詰まることになりにくいです。
そして、人に教えてもらう場合、時間に制限があるので、集中して勉強しやすいです。
さらに、お金を支払うということで、そのお金に見合ったスキルを身に付けなければならないという意識が生まれ、モチベーションが高まりやすいです。
Jw_cadを学べるセミナーは数多くありますが、その中でも代表的なのは、VOSTが提供するJw_cad基礎セミナーです。
2日間のカリキュラムで、基礎から実用的なレベルになれることを目標とした内容となっています。
Jw_cadの基本となるモデル作成や、Jw_cadに欠かせないコマンドの使い方など、ひと通りのことを学習できます。
また、企業で活躍できる人材を育てることも目標のひとつであるため、実用的なテクニックを用いた図面作成もカリキュラムに含まれています。
Jw_cad基礎セミナーの詳しい内容
Jw_cad基礎セミナーは、初心者の人も対象に含まれているため、Jw_cadに関して詳しくなくても問題はありません。
そして、企業の社員も大勢参加しますが、個人でも参加することが可能です。
基本的には東京あるいは大阪にある会場に足を運んで、受講する形です。
また、ライブウェビナー形式で、遠く離れたところから受講することも可能です。
そのため、東京と大阪のどちらもアクセスしにくい場所からでも、問題なく参加できます。
ライブウェビナーは、実際にセミナーが行われているところとインターネットによって繋がる形で、実際に会場にいるような感覚で受講できます。
チャットや音声通話によって、リアルタイムでコミュニケーションが取れます。
そのため、わからない部分があった場合には、会場にいる人と同じように、すぐに質問が可能です。
Jw_cad基礎セミナーは、会場でのセミナーやライブウェビナーとは異なる、eラーニング形式を選択することも可能です。
セミナーを撮影した内容を、動画で視聴しながら勉強していく形です。
あくまでも録画したものなので、質問こそできませんが、1年間同じ内容を繰り返し視聴できます。
そのため、セミナーやライブウェビナーとは異なる練習を実現できます。
したがって、1回の講義では頭に入らないような人は、eラーニングを選択すると良いでしょう。
Jw_cadの練習に必要な知識
Jw_cadを効率的に練習するためには、Jw_cadの特徴や知識を把握しておくことが大切です。
Jw_cadの特徴
Jw_cadは、開発に建築技師が携わっているため、建築物の設計に強いのが特徴です。
汎用性が高いため、幅広いものの設計を行うことができますが、その中でも住宅やビルなどの設計に強いということは覚えておきましょう。
特にJw_cadを、CAD初心者入門用のソフトとして使用し、後々建築以外の分野でCADを使いたいと考えている人は、Jw_cadについて勉強しただけで満足しないように注意しましょう。
Jw_cadの練習によく使う機能
そして、Jw_cadにはクロックメニューといって、アイコンから12方向にメニューが出て、12種類のコマンドを効率的に使えるという機能が備わっています。
そのクロックメニューはAMとPMで切り替えられ、実質的に24個のコマンドをスムーズに使い分けられます。
Jw_cadを練習する上で、そのクロックメニューを使いこなすことはほぼ必須です。
ただ、他のCADには、クロックメニューは搭載されていません。
他のCADにはない、Jw_cad独自の機能だということは覚えておきましょう。
特にJw_cadを練習用として使用する人は、クロックメニューばかりに頼りすぎず、幅広い機能を使ってみることが大切です。
Jw_cadの練習に便利なコマンド
また、Jw_cadを使いこなすには、キーボードによるコマンド入力が必須です。
キーボードを使用するのとしないのとでは、設計作業の効率が大きく異なります。
そして、コマンドを使用する際に、ひとつひとつ確認するのでは非効率です。
したがって、使用頻度が高いコマンドは早めに目星をつけておいて、暗記しておくようにしましょう。
そうすると、練習で製図をする作業がスムーズに進みやすいです。
Jw_cadの練習についてまとめ
Jw_cadの練習を行う方法は複数あり、自身で自由に選択することができます。
ただ、適当に選んでも良いわけではなく、しっかりとスキルが身に付くよう、効率の良い練習方法を選ぶことが大切です。
自身の性格を把握した上で、練習時間が無駄にならないような方法を選択するようにしましょう。