製造業や建設業において、図面設計に欠かせないJw_cadソフトの使い方をeラーニングという形で学習できます。
今回はそんな「Jw_cad」を初めて使う人向けに、短時間で学習できるeラーニング講座を紹介していきます。
おすすめJw_cadのeラーニング3選
それでは早速Jw_cadを学ぶのにおすすめのeラーニング講座を3つ紹介していきます。
おすすめJw_cadのeラーニング①Jw_cad基礎セミナー
CADソフトに関するセミナーやIT系資格の取得講座を多数開講しているBIZROADでは「Jw_cad基礎セミナー」を随時開催しています。Jw_cadの基本的な操作方法と、実務ですぐに使える内容を中心に、2日間で学習できる点が、大きな特徴です。
Jw_cadソフトを使う会社に就職する人や、新入社員向けの研修として行う会社を対象としたセミナーとなっています。
東京や福岡といった主要都市での対面受講に加えて、ライブウェビナー及び、eラーニングでの受講形式を選べます。
対面受講とライブウェビナーに関しては、会社が指定したスケジュールの中から、希望する日を選んで予約を取る仕組みです。セミナー当日に直接会場へ向かう、あるいはZoomとJw_cadをインストールしたパソコンを用意する形を採ります。
そして指定された時間内で、講師に質問をしながら、多くの受講者と一緒に学習していく点が、大きな特徴です。
どちらの形式であっても、予約が必要となり、定員数に達した時点で、締切となります。
なおセミナー受講に必要となる価格に関して、会場での対面受講はパソコンの貸出を含めて、税込33,000円となっています。
一方、eラーニングでの受講は、時間と場所に関係なく、実際の受講風景を収めた動画にて、Jw_cadの使い方を学習できる方式です。
受講期間は申込み後1年以内かつ、Jw_cadを予め導入しておく必要はあるものの、他の形式と比較した場合、予約無しで受講できるといった点が、最大のメリットとなっています。
セミナーを開催している会場までの距離が遠い、あるいはセミナー当日に用事があって出席できなかった人向けの講座という位置づけです。
この形式での料金も、会場受講やライブウェビナーと同様、税込33,000円に設定されています。
いずれの形式でも、Jw_cadを使うための設定や基本的な操作を始めとして、オブジェクトの作成と編集・図面の作成を中心に学習できます。
さらにパラメトリックベースのモデリングや計測機能・テンプレートファイルの作成といった専門性の高い操作方法に関しても、2日間で習得できる点が「Jw_cad基礎セミナー」の最大のメリットです。
実務に必要なJw_cadソフトの使い方を、eラーニングや会場受講等にて短期間で習得したい人におすすめと言えます。
おすすめJw_cadのeラーニング②日建学院
建設業界でのコンピュータ系業務に特化したスキルを身につけられ、全国各地に教室を展開している日建学院では、Jw_cadを使った講座を開講しています。Jw_cadを事前に用意する必要はありますが、申込みから2ヶ月間は、時間と場所に関係なく自分のペースで学習できます。
入門コースと実践コースの2種類があり、入門コースの受講が終了した時点で、実践コースが受けられる仕組みです。主に、講師陣の解説による動画と、作図に関する詳しい説明が記載されているpdf形式のサブテキストを併用する形で行われます。
入門コースでは、Jw_cadのインストールと初期設定に始まり、コーナーや伸縮、移動とレイヤーに関する基本操作を学習できます。基本操作を習得した時点で、壁等の作図や寸法入力、ハッチングやクロックメニューといった、図面作図の基礎を身に着けます。
そして、平面図作成の説明を行った後で、基準線や建具、文字や寸法といったものを実際に描いていく学習を行います。通常、Jw_cadをインストールしているという前提で進行する講座が多い中、インストールの段階から説明するといった点が、大きな違いです。
実践コースの場合は、入門コースで学んだ内容をベースとして、図面作図に関する手順説明から開始します。主に、建設現場で用いられる木造建築の平面図と立面図の設計を中心としている点が、大きな特徴です。木造平面図では、1階と2階の各部分に分けて、壁や柱、建具等の図面を作図していきます。
また、階段や玄関といった図面作成の他、寸法や文字等の入力も並行して行います。さらに、1階部分の平面図をコピーする形で、2階部分の図形も作成していく点が、大きな特徴です。
木造立面図作成では、通り芯と呼ばれる基準線の作成に始まり、屋根や壁、建具の入力に関して学習します。さらに、屋根、窓といったパーツの仕上げに加えて、寸法及び文字入力も行います。平面図と立面図の作成が完了した段階で、立面図を2倍にしてコピーするといった、データの編集方法を学びます。最後に、用紙への印刷やDXFファイルへの変換といった、出力関係の操作を説明する形で、講座は終了です。
講座を申し込む方法については、日建学院に在籍している学生とそれ以外の人では、多少異なります。日建学院の学生は、全国各地にある分校にて直接申し込む形となりますが、それ以外の人は、インターネットで申し込めます。入門コースと実践コースごとに受講料が設定されており、一般の人が33,000円となっているのに対し、日建学院の学生は割引価格の22,000円で受講できます。
また、初めて受講する人向けに、ホームページ上で、学習内容に関するガイダンス動画を閲覧できます。
他の講座と比較して、入門コースと実践コースを合わせて、最低でも4万円の費用がかかる点を考慮した場合、コスト面では不利となってしまいます。しかし、Jw_cadを一度も使っていない人のために、インストールの方法から学習できる、操作習得に必要なポイントだけを抑えた講義の動画が閲覧できるといった点において、高い学習効果が期待できます。
従って、ハウスメーカーや工務店で、木造建築の図面設計に携わる仕事をしたい人や、日建学院に在籍している学生におすすめの学習方法と言えます。
おすすめJw_cadのeラーニング③プロシードのJw_CAD入門講座
マイクロソフト・オフィスの公認ラーニングコースウェアを開催している株式会社プロシードでは、Jw_cadの操作と実際の作図を中心に学習できる入門講座を提供しています。申込みから3ヶ月の配信期間中に、Jw_cadの基本操作から製図の基本までを学習していきます。
なお、レッスン数は全48コマ構成で、標準となる学習期間は3時間を想定しています。ただし、ダウンロード可能な補助テキスト等はなく、動画を通じて操作方法を習得していくスタイルを採用している点が、最大の特徴です。
この講座を受ける際にかかる費用として、税込23,100円が必要となりますが、他の会社の講座と比較して最も安い価格で受講できます。その反面、講座内容に関しては、Jw_cadの基本操作に関する項目が中心となる点が特徴です。
そのため、CADに関する業務経験があるものの、Jw_cadというソフトの扱いに慣れていない人が、3時間で習得したい場合に適した講座と言えます。
Jw_cadのeラーニングでよくある質問
それではJw_cadのeラーニングでよくある質問を紹介していきます。
動画なので時間や場所を選ばず受講できるのがメリットです。
また、eラーニングによっては動画と共に資料やPDFデータがついてくるので、その資料を見ながら動画を見る場合もあります。
法人の場合は請求書払いにも対応しているようです。
応用的な内容が含まれるeラーニングは料金も高くなる
多くの学校や会社が提供すJw_cadに関するeラーニング講座は、Jw_cadの操作方法を習得できる点が最大の特徴です。
ただし、実践的かつ応用的な内容が含まれる講座の場合は、基本的な操作内容のみを習得する場合と比較して受講費用が高くなる傾向にあります。
自分が学びたいJw_cadのスキルと値段を見合わせて購入するとeラーニングの満足度は高くなるでしょう。
ぜひ今回紹介したJw_cadからeラーニングを選んでみてください。