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イラストレーターの価格はいくら?安く利用するコツも紹介

グラフィックソフトであるイラストレーターを利用するためには、料金を支払わなければなりません。ただ、実際にいくら必要なのか、どのような料金システムになっているのかを、知らない人は大勢います。

そこで、イラストレーターの具体的な価格を、安く利用するコツなどと一緒に紹介していきます。

イラストレーターの基本価格

イラストレーターの基本価格

イラストレーターは買い切りではなく、毎月料金が発生する月額制となっています。
また、年間プランも用意されています。

プラン 料金(税込)
月額 4,980円/月
年間
  • 一括:34,680
  • 月々払い:3,280円/月

学生料金

学生や教職員であれば、イラストレーターを通常よりも大幅に安い価格で利用することができます。対象となるのは、大学や高等学校、公共の職業能力開発施設などの教育機関に在籍している人です。

学生料金で利用する場合、イラストレーター単体ではなく、Adobe Creative Cloudのコンプリートプラン契約を結ぶことになります。Adobe Creative Cloudは、イラストレーターの他に、フォトショップを始めとする様々なソフトがセットになっているものです。

通常の価格は月額7,780円ですが、学生版であれば2,180円となります。
イラストレーター以外の機能が追加されているにもかかわらず、イラストレーター単体で利用するよりも安いです。

ただ、2,180円なのは初年度のみで、次年度以降は3,610円になるので注意しましょう。
けれど、それでもイラストレーターで毎月料金を支払うよりは安いです。

Creative Cloudプラン 料金(税込)
月額
  • 初年度:2,180円/月
  • 次年度以降:3,610円/月
年間(一括払い
  • 初年度:34,680
  • 次年度以降:43,322

イラストレーターを安く利用するコツ

イラストレーターを安く利用するコツ

それではイラストレーターの価格を安くする方法をいくつか紹介していきます。

年額プランを一括で支払う

イラストレーターの基本プランは、毎月料金の4,980円を支払うのが最も割高です。
年間プランの月々払いを選択すれば、一月当たり1,700円安い3,280円となります。

そして、年間プランを一括で支払う場合は34,680円ですが、それを月額に換算すると2,890円です。月々払いよりもさらに390円安くなります。
そのため、1年が経過しないと契約を止めることができない上に、最初にまとまった費用を用意しなければなりませんが、可能であれば年額プランを選択して、なおかつ一括で支払うようにしましょう

イラストレーターの年額プラン一括購入の手順

  1. Adobeのサイトにアクセス
  2. メールアドレスを用いて、Adobe IDを作成
  3. Adobe Creative Cloudのページでイラストレーターの「購入する」を選択
  4. 月々プランなどを選べるようになるので、年額プランの一括払いを選択

後はクレジットカードや銀行振込などの支払い方法を済ませると、利用ができるようになります。

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学生の人はまず1年学生料金で利用

学生の人は、Adobe Creative Cloudを学生料金で利用するのがお得です。
少なくとも初年度は、学生料金で月額利用するようにしましょう。
そして、次年度以降は月額が3,610円となるので、実質的な月額が2,890円となるイラストレーターの年額プランで一括払いに切り替えます。それが、最も安く済むプランです。
もちろん他のソフトは使用できなくなりますが、イラストレーターだけを使いたいのであれば特に問題はありません。

また、学生版には年間一括払いもありますが、実質的な月額は2,890円と変わりないです。
そのため、必ずしも年間一括払いを選ぶ必要はありません。

イラストレーターの学生料金プラン購入の手順

学生料金で利用する場合以下の手順で行います。

  1. Adobe Creative Cloudのページにアクセス
  2. 通常ではなく「学生」タブを選択
  3. Adobe IDには、学校が発行したメールアドレスを使用
    ※アドレスのドメイン名が、学生であることの証明になります

後は通常版とほぼ同じ手順ですが、最後に在籍している教育機関の情報を入力する必要があります。

初年度の利用が終われば、学生版を解約して、通常版の契約をし直さなければなりません。
初年度が終わるタイミングでAdobeのサイトにログインして、利用しているプランのページから、Adobe Creative Cloudの解約手続きをしましょう。
その後に、イラストレーター通常版の契約を結び直します。

長期的に使用する場合はAmazonから手に入れる

イラストレーターは、Adobeの公式サイトだけではなく、ECサイトのAmazonから購入することも可能です。そして、Amazonには、24ヶ月版や、36ヶ月版などが用意されています。

プラン 料金(税込)
24ヶ月版 63,056
36ヶ月版 94,584

それぞれ価格は、24ヶ月版が63,056円、36ヶ月版は94,584円です。
月額に換算すると、24ヶ月版、36ヶ月版ともに約2,628円ということになります。
Adobeの公式サイトとは違い、月額契約が不可能で、最初に購入費用を用意しなければならず、途中解約や返金はできません。けれど、その分大幅に安い価格で購入できます。
したがって、2年や3年イラストレーターを使い続けるつもりであれば、Amazonから購入しても良いでしょう。

イラストレーターをAmazonでの購入手順

Amazonからイラストレーターの24ヶ月版あるいは36ヶ月版を購入する場合は、

  1. Amazonのサイトにアクセス
  2. どちらかのオンラインコードを購入

Amazonで購入手続きが完了すれば、オンラインコードを表示できるようになります。
オンラインコードは、メールからでも閲覧可能です。
そのコードを、ログインした状態のAdobeサイトに登録をすれば、イラストレーターが使えるようになります。

セールのタイミングを見計らって購入する

Adobeでは、イラストレーターの割引セールが実施されることがあります。
セールが実施されているタイミングで購入の手続きを済ませるだけで、通常よりも安い価格で利用することが可能です。

ただ、セールはあくまでも不定期で実施されるため、見逃さないようにこまめに確認しなければなりません。今すぐにイラストレーターが必要でない、時間的な余裕がある人向けの方法です。

また、Amazonでも、キャンペーンによってイラストレーターの価格が安くなるときがあります。24ヶ月版と36ヶ月版のいずれも、大幅に割引された価格で購入できるかもしれません。
過去には、1万円程度割引された例があります。
ただ、AmazonのキャンペーンもAdobeと同様に不定期で、必ずしも割引されるとは限らないことは覚えておきましょう。キャンペーンが実施される場合、自動で価格が安くなっているため、通常の手続きと同じ形で購入して問題ありません。

イラストレーターの代表的な機能

イラストレーターの代表的な機能

イラストレーターは、一月当たり2,000円から5,000円程度で利用することができますが、搭載されている機能は非常に豊富です。
そのため、使用する頻度や使い方によっては、高いコストパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。

きれいな図形や文字を描ける機能が強み

イラストレーターを使うと、様々な図形を描くことが可能です。
円や四角を始めとして、星のような複雑な図形でも、手軽に描ける機能が標準で備わっています。

そして、複数の図形を組み合わせて、絵を描けるのも大きな特徴です。
イラストレーターで描く絵は、境界線がはっきりしています。
そのため、細かな描き込みがグラデーションが施された写実的な絵ではなく、ひと目でイラストだということがわかる絵を描きたいときには、イラストレーターが最適です。

また、イラストレーターは、図形だけでなく、きれいな文字を描くこともできます。
そして、絵と同様に、境界線がはっきりした文字を仕上げることが可能です。
そのような、わかりやすい絵や文字を描ける機能があるため、企業のロゴや雑誌のレイアウトなどを作る際に、イラストレーターが選ばれます。

データの共有に強い

イラストレーターは、ベクター形式という線を数値で保存する形式が特徴です。
絵や文字を点で描くグラフィックソフトでは、拡大あるいは縮小した場合、ぼやけたり潰れたりしてしまう場合があります。
けれど、ベクター形式は点ではなく数値なので、そのようなことになりません。そのため、拡大縮小を含めた修正が容易です。

さらに、イラストデータを共有する際にも、ベクター形式である強みが活かされます。
イラストレーター形式で保存したデータは、誰かに渡したとしても劣化しにくいです。
そのため、名刺作成を印刷所に依頼したり、看板に使用するイラストを入稿したりする際には、イラストレーターで保存したデータが求められる場合が数多くあります。

したがって、イラストレーターの利用料金の中には、問題なくデータを共有できる機能分も含まれていると考えると良いでしょう。

継続的に利用するのであればできるだけ安く

イラストレーターは、趣味や仕事など、幅広い場面で活用することができます。
そして、継続的に使用するのであれば、料金を支払い続けなければなりません。
そのため、最終的なコストを抑えたいのであれば、なるべく安く済む工夫をしましょう。

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