facebook

2次元汎用CADソフト「IJCAD」とは?特徴・活用事例・基礎知識

建築業界や電気機械業界、そのほかにも多くの業界で活用されている2次元汎用型ソフトIJCADは、AutoCAD互換ソフトとして高い人気を誇っています。
この記事では、そんな豊富な機能とコストパフォーマンスの高さが特徴なIJCADについて詳しくご紹介します。

IJCADとは

IJCADとは

IJCADとは、2次元汎用CADソフトです。
読み方は「アイジェイキャド」で、名古屋に本社を持つインテリジャパンが開発しました。
IJCADは種類も豊富で、

  • 建築用CAD
  • 電気設計用CAD
  • 建築・土木用CAD
  • 建築・設備設計用CAD
  • モバイル用CAD

の5種類があります。
IJCADは設計に関するあらゆるシーンで活用されています。
IJCADを導入している企業や団体は、大手企業を中心に何と5500社以上あります。
業種も幅広く、建築・土木、機械関連企業はもちろんのこと、情報・通信や食品・医療、そして電気・ガス・水道から官公庁関連まで様々です
総導入件数が88000ライセンスを突破したIJCADは、様々なメリットを持つ人気の2次元汎用CADソフトなのです。

IJCADの特徴

IJCADの大きな3つの特徴について解説していきます。

  1. 価格がリーズナブル
  2. 永久ライセンス+メンテナンス・サブスクリプションの存在
  3. 機能が豊富
  4. 機能が豊富

価格がリーズナブル

IJCADの特徴は、価格がリーズナブルであることも挙げられます。

例えば以下の製品ですと、

  • IJCAD LT(エルティ)スタンドアロン版:29,700円/年間
  • IJCAD STD(スタンダード)スタンドアロン版:39,600/年間
  • IJCAD PRO(プロ)スタンドアロン版:49,500/年間

という低価格になっています。
※スタンドアロン版は、パソコン1台のみで使用する事ができるライセンスです。

このような価格設定であるためIJCADを導入し自社に最適な運用を行う事で、無駄なコストを大幅に削減する事ができるのです
具体的に計算を行いたい時には、IJCADのWEBサイト上で、どの程度の金額になるかを算出する事ができます。
IJCADシリーズの特徴の画面を開き、「料金を比較する」をクリックし、製品やライセンスを選択してください。
すると導入に必要となるコストや3年分のランニングコストが算出されます。

IJCADには様々な製品が用意されております。各製品の詳しい価格については以下の記事をご参照ください。使途や人数に合わせて最適なライセンス形態を選択するとよいでしょう。

IJCADのライセンスの種類や販売形態、各製品の価格を詳しく紹介!

永久ライセンス+メンテナンス・サブスクリプションの存在

IJCADは永久ライセンス+メンテナンス・サブスクリプションがある事も特徴の一つです。
永久ライセンスを活用することにより、今後のランニングコスト面の心配が少なくなります。
長期的に使いたい方には大変効率的に活用できる価格設定となっております。
AutoCADにはない機能である永久ライセンス+メンテナンス・サブスクリプションは、IJCADの特徴でもあり大きな魅力でもあるのです。

機能が豊富

IJCADは機能面が優れている事も特徴です。
AutoCADとの互換性の高さを第一に考えて開発されたソフトであるIJCADは、さらに追加機能までも備えています。
まずAutoCADには搭載されていないJw-cadファイルの読み書きを行う事ができます。
続いてAutoCAD LTでは備えていない機能であるCALS(P21,SFC)ファイルの読み書きや開発言語の利用も行えます。
さらにAutoCADでは動作が重くなりがちであった低性能なPCでも、IJCADならば軽快に動作を行う事が可能です。

無料で試す事ができる

IJCADの特徴の一つには、無料お試し版があるという事も挙げられます。
「IJCADを導入するにあたって実際に利用してみないと踏み切れない」というニーズに合わせて、14日間無料で利用することができるお試し版が設けられています。
IJCADのすべての機能を試す事が可能なお試し版は、メールアドレスを登録するだけで簡単に始められます。

無料お試し版の利用方法

  1. IJCADのWEBサイト上からダウンロード
  2. インストール完了後に、必要事項を入力

以上で無料で利用することができます。
ちなみに無料お試し版はどのグレードでも可能なので、自分の希望に合った製品をしっかりと試す事ができます。

AutoCADとの高い互換性

IJCAD最大の特徴は、AutoCADとの互換性の高さです
まるでAutoCADを使用しているかのような錯覚を覚える高い機能性は、従来の互換CADとは一線を画す快適な操作性を実感する事ができます。
すでにAutoCADを利用している人なら、トレーニングなしでも簡単に操作を開始、そしてスムーズに移行する事が可能です。
IJCADのそれぞれのコマンド・ダイアログデザインは、AutoCADのデザインを忠実に再現しています。
構成や手順はほとんど同様で、線分やポリライン、円のアイコンも同じデザインとなっています。
そのためコマンドが見つからなかったり、もしくは設定が分からなくなったりすることがほとんどありません。

さらにデフォルト表示では、IJCADではもともとリボン表示となっていますが、AutoCAD同様のクラシック表記に変更することも可能です。
しかも取り扱いのデータ形式や拡張子もほとんどAutoCADと同じです。
AutoCAD互換性ソフトのシェアNO.1を誇る高い実績は、この高い互換性が所以となっているのです。

IJCADの活用事例

IJCADの活用事例

ここからは、IJCADの主な活用事例をいくつかご紹介します。

1.AutoCAD スタンドアロン版→IJCAD STD スタンドアロン版へ

まず長年にわたり使用してきたAutoCADのスタンドアロン版を、OSの切り替えを機会にIJCAD STDのスタンドアロン版へ変更したケースでは、ライセンス数を変えることなくコストを1/5まで削減する事ができました。

2.AutoCAD LT スタンドアロン版→IJCAD Mechanical スタンドアロン版へ

その他のケースでは、もともとAutoCAD LTスタンドアロン版からAutoCAD Mechanicalのへの移行を検討していた企業がありましたが、検討を重ねた末にコストの高さを理由として結局導入には踏み切れませんでした。
そして低コストで導入できるIJCAD Mechanicalのスタンドアロン版へ移行する事に決定。
導入後は以前と同じコストでありながらも大幅に作業効率がアップしたという例もあります。

3.AutoCAD ネットワーク版→IJCAD STD マルチ版へ

IJCADがDWG互換性に対する大幅な向上を行ったことを機会に、AutoCADのネットワーク版からIJCAD STDのマルチ版を導入した例では、コストを1/3に削減し、大幅なコストダウンを行う事ができました。
このコストの中には初期費用も含まれているので、初期投資もほとんど必要ないのが特徴となっています。
更に使用するソフトが統一されたことによって大幅に作業効率が上がり、コスト削減をさらに加速させる事へと繋がりました。

4.AutoCAD LT スタンドアロン版→IJCAD STD マルチ版へ

CADを同時に使用する人が少なくなったため、AutoCAD LTのスタンドアロン版100本からIJCAD STDのマルチ版50本に切り替えた例では、機能の追加が行えただけではなく、コストを大幅に削減することも実現できました。

IJCADの知っておきたい基礎知識

IJCADを導入するにあたって事前に知っておきたい基礎知識についてご紹介します。

まずIJCADの製品では、リモート接続を行い使用することは不可となっています。
製品がインストールされたPCを、他のPCへリモート接続をしてIJCADを使用する方法については許諾されていません。

そしてIJCADのUSB版に付属するUSBキーのサイズは50mm×36mm×16.5mmで、ポート形状はタイプAとなっています。

またネットワーク版のライセンスマネージャーは、すでにサーバー機がある場合、専用のサーバーマシンを用意する必要はありません
IJCADは国外持ち出しに対して制限がないために、海外へ持ち出すことも可能です。

おすすめの書籍

IJCAD公式トレーニングガイド 改訂版

IJCADの基礎知識を習得するために「IJCAD公式トレーニングガイド 改訂版」を利用するケースも見られます。
IJCADおよびAutoCADの初心者やもう一度一から学び直したい人、CADで初めて図面を書く人にはおすすめの書籍です。
基本的な操作方法の説明を中心とした分かりやすい内容が特徴です。
書籍にはダウンロードを行う事により利用できる練習用図面データも用意されています。
そのため、テキストと併せて実際に操作をしながら知識を身につけていくことができます。

IJCADを学ぶならセミナーの受講がおすすめ

IJCADは、コストパフォーマンスが高く、様々な業界から選ばれているCADソフトです。
IJCADを使いこなせるようになって就職や転職に活かしたいと考えている方や、実務でIJCADのスキルが必要、IJCADを導入したいと考えている方には、セミナーの受講をおすすめいたします。
IJCAD基礎セミナーは、未経験の方でも2日間で2DCADについて理解し、修了後には実務で使えるようになるスキルが習得できます

受講スタイルは、対面のみでなく、オンラインでの受講もできるので、自身のライフスタイルに合わせて選択可能なのも大きな魅力です。

この機会にIJCADの知識を習得してみてはいかがでしょうか。

スケジュール/お申込みはこちら

AutoCADの互換ソフトはIJCAD

AutoCADの互換ソフトを選ぶなら、IJCADがおすすめです。
AutoCADと同様の機能を備えていながらも、低コストで利用することができます
更にAutoCADにはない機能も追加で搭載されている事から、一層高いメリットが期待できるソフトです。

最新情報をチェックしよう!