IJCADのライセンスの種類や販売形態、各製品の価格を詳しく紹介！

建築・土木現場で多く用いられている汎用CADであるAutoCADは、2次元CADでも非常に人気の高いソフトです。
そのAutoCADの互換CADとして人気なのがIJCADで、豊富な機能と軽快な動作が特徴です。
そこで今回はIJCADについて、そしてIJCADの価格帯についてご紹介します。

IJCADとは

IJCADとはCADの一種で、平面製図を行う2次元CADです。
2006年に名古屋にあるインテリジャパン株式会社が製作。
豊富な機能と高性能を搭載しています。
AutoCADとの互換性を第一に考えて開発されたIJCADは、AutoCAD互換ソフトとしての国内導入実績はなんと88,000本を超えているのです。
このように国内トップシェアを誇るIJCADは、多くのCADオペレーターを中心に高い支持を集めています。

AutoCADの互換ソフトならIJCAD

IJCADの一番の特徴は、AutoCADとの互換性の高さです。
AutoCADと操作方法が非常に似ているため、手間や学習も少なく乗り換えがスムーズに行えます。
動作が軽快であるということもIJCADの特徴です。
他者のCADでは動作に時間がかかった場合でも、IJCADではスピード操作が可能。
性能が低めのパソコンで使用しても、難なく動作が進んでいきます。

IJCADは独自機能が豊富

IJCADは独自の機能が豊富です。
Jw_cadのJWW形式やSFC形式に対応しているので、プラグインや外部のソフトを用いる必要がありません。
独自の変換機能も備え、PDF化されたCADのデータを元へ戻すこともできます。
AutoCADのデータフォーマットであるdwg/dxfの読み書き、そしてJWCADのデータの読み書きも可能です。

価格が安価

価格も比較的安価でありながら、AutoCAD同様の図面比較操作を行う事が可能です。
他のソフトを使うよりもコストの削減が期待できます。

IJCADのライセンス種類・販売形態・製品ごとの価格

IJCADは様々な製品が用意されており、用途によって使用するCADが異なります。ご自身の使用方法や人数に合わせて最適なライセンス形態を選択するとよいでしょう。

IJCADの販売形態

IJCADは以下のような形式で販売しております。

1. 永久ライセンス+メンテナンス・サブスクリプション
   IJCADを利用する限り2年目以降のサブスクリプションが必須となる。
2. サブスクリプション(期間ライセンス)

※どちらも、受けられるメンテナンスサービスは同様です。
※永久ライセンスは、オンラインストアでの取り扱いはないため、お問い合わせが必要です。

スタンドアロン版、マルチ版、USB版の違い

IJCADライセンスには3種類あり、

1. スタンドアロン版
2. マルチ版
3. USB版

があります。

スタンドアロン版は、パソコン1台のみで使用する事ができるライセンスです。
オンラインやメールによってIJCADをアクティブ化する事も可能です。
そして別のパソコンで利用するときには、移動手続きをする必要があります。

マルチ版は、1ライセンスで5人のアカウント設定ができます。（５人でシェアすることができます。同時使用人数は購入ライセンスまで）
しかし、ネットに常置接続できる環境が必要です。なお、ライセンスは先勝ち方式。先にライセンスを取得した人が利用できます。

USB版はインストールできるパソコンに制限がないので、多くのパソコンでIJCADを使用する事ができます。
ネット環境に関わらずUSBを挿入したPCで利用るが、USBを挿したパソコンのみが使用可能となります。
※USBは本体代の￥16500（税込み）が別途必要です。

IJCAD Mechanical

機械設計用のCADである、IJCAD Mechanical の価格は以下の通りです。

IJCAD Mechanical+

機械設計用のCAD、IJCAD Mechanical+の価格は以下の通りです。

IJCAD Electrical LT

電気設計CADの、IJCAD Electrical LTの価格は以下の通りです。

IJCAD Electrical PRO

電気設計CADの、IJCAD Electrical PROの価格は以下の通りです。

IJCAD Civil

建築・土木向けソリューションCADの、IJCAD Civilの価格は以下の通りです。

IJCAD Mobile

モバイル向けソフトの、IJCAD Mobileは、

• iOS版・Andoroid版：無料

となっています。

IJCAD Arch

建築用CADである、IJCAD Archの価格は以下の通りです。

IJCAD Arch+

建築・設備設計用IJCAD Arch+の価格は以下の通りです。

IJCAD LT

IJCAD LT（エルティ）の価格は以下の通りです。

IJCAD STD

IJCAD STD（スタンダード）価格は以下の通りです。

IJCAD PRO

IJCAD PRO（プロ）の価格は以下の通りです。

IJCADのメンテナンス・サブスクリプションの内容

IJCADのメンテナンス・サブスクリプションは様々なサポートサービスがついています。
無償のサポートは、アップデート版のダウンロードやIJCADサイトにてのテクニカル情報の入手、インストールトラブルに限定したWEBサポート、そしてWEB申請によるライセンスの再発行となっています。

有償サポートは、

• 加入者限定サイトの利用
• ライセンスリカバリーサービスの利用
• インストールトラブルへの電話及びメールでのサポート
• 起動トラブルへのメールでのサポート
• アクティベーショントラブルへの電話及びメールでのサポート
• WEBサポート（APIを利用した開発に関するサポートは除く）
• USBプロテクタ故障時の無償交換サービス
• USBプロテクタ紛失時の特別価格での再購入サービス
• ライセンス譲渡制限の緩和

などです。

IJCADの納入実績

IJCADの納入実績は民間企業から官公庁、教育機関など多岐にわたっています。

民間企業では、

• 旭化成ケミカルズ
• アサヒビール
• 味の素
• NTTドコモ
• エイブル

などが主となり、大手企業を中心に実に500社以上となっています。

また官公庁では、

• 全国の各自治体
• 水道局
• 税務署
• 運輸局
• 国立病院

などで幅広く利用されています。

教育機関では、

• 青山学院大学
• 九州大学
• 福岡大学
• 職業開発推進センター

などです。
コストパフォーマンスの良さや描画処理性能の高さなどが評価されているようです。

IJCADを学ぶには

このようにIJCADは、豊富な機能とコストパフォーマンスの高さが特徴で多くの業界で活用されており、CADを使う仕事では覚えておきたいソフトの一つです。
実務でIJCADのスキルが必要、社内でIJCADを導入を検討している、IJCADの知識を身につけて就活に生かしたい方は、ぜひIJCAD基礎セミナーの受講をご検討ください。

IJCAD基礎セミナーは、2日間で基礎知識から応用操作まで学習することができ、豊富なカリキュラムを実際に手を動かしながら学習を進めるため、修了後には実務で使えるような実践的なスキルを身につけることが可能です。

スケジュール/お申込みはこちら

IJCADの購入から導入までのフロー

IJCADの購入から導入までのフローは、始めに無料体験版を利用することをおすすめします。
無料体験版は製品版と全く同機能を備えているので、購入前にソフトの操作感を体感することができます。
無料体験版は、IJCADのWEBサイトを開き、「無料体験版」のダウンロードを行えば使用可能です。
体験版のインストールを行ってから、14日間は無料で試すことができます。

参考記事：

IJCADは無料で使えるのか？

IJCADを購入する方法は、体験版と同様にIJCADのWEBサイトを開き「購入手続きに進む」をクリックして購入を行ってください。
決済が終了したら翌営業日に発送され完了です。
製品の種類やライセンスの形態などについての相談は、電話でIJCAD営業担当が受け付けてくれます。
その後、導入が行われた後の相談もIJCAD営業担当が受け付けています。

参考記事：

IJCADのダウンロード方法を詳しく解説！ダウンロード前の確認事項も紹介