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Fusion 360 Academy 登壇者&発起人にインタビュー 第三弾 藤村 祐爾 〜 Fusion 360 Academyを始めたきっかけ

Fusion 360 Academyが今年も開催

Fusion 360アカデミーは、主にFusion 360を使われる方にFusion 360のお役立ち情報や、普段使用しているだけでは気づかないところをご紹介するイベントです。
更に参加者の方が交流することも出来るので、Fusion 360を普段使用されているユーザーと楽しくFusion 360について話して頂けます。
日本最大のFusion 360ユーザー向けカンファレンスとだけあり、とても大規模なイベントになっています!
もちろん去年も開催したのですが、去年は悪天候だったにも関わらずほとんど満席と言う大好評さでした!

Fusion 360 Academy 登壇者にインタビュー

そんなFusion 360 Academyのイベント登壇者達にインタビューをさせて頂きました。
皆さんどんなFusion 360の使い方をしているのか、どのようなきっかけでFusion 360を知ったのかなど、気になる情報をたくさん聞いて来ました!

今回のインタビューはAutodesk株式会社より藤村 祐爾さん

第三回目にインタビューしたのは、AutodeskにてFusion 360のエヴァンジェリストを担当されている藤村 祐爾さんです。
Fusion 360 Academyではプロダクトデザインやスカルプとモデリングマスターなどについて詳しくトークしてくれるそうなのですが、登壇前に事前インタビューしてみました。

–藤村さんがFusion 360に出会ったきっかけを教えてください。

僕はもともとプロダクトデザインを学んでたんです。30歳くらいまでアメリカで仕事して日本に帰ってきた時に、そのままデザイナーとして就職すると思いきや転職したのはCADベンダー。元々3Dソフトは好きで、どんな仕事かな~と思っていたのですが、やり始めたらCADベンダーがとっても面白くて、最初の会社ではテクニカルセールスとして3年くらい学びながら勤めました。
そうしているうちにAutodeskが僕のことを誘ってくれて、最初は前職と同じくテクニカルセールスをやらせてもらうことになりました。3年ほど経ったとき、Fusion 360のエヴァンジェリストをやらないかと言われたのがそもそものきっかけです。

–藤村さんが思うFusion 360のおすすめポイントはどこですか?

僕は仕事柄色んなソフトを使って来たので、正直触る前はFusion 360のこと馬鹿にしてたんですよ!あんまり大きな声じゃいえないですけど笑
当時はまだ知ってる人も少なくて、CAMもCAEの機能もなくて、使う前のイメージでは「完成度もそこまで高くないんだろうなあ」って勝手に思ってました!
でも機会があって触ってみたら、「これ1つですごい色々出来るじゃん!」と思ったのが第一印象ですね。
最初はデザイナーとしての印象ですが、これ1つで仕事の幅がとても広がるなと思ったのを覚えています。
またUIの簡潔さも素晴らしくて、誰でものめり込みやすく使いやすいところも私はグッと来ましたね。

–Fusion 360をおすすめするユーザー層はありますか?

これがFusion 360の面白いところだと思うんですけど、Fusion 360はこれ1つで本当に色々なことが出来るので、使うユーザーを狭められないんです。
メカニカルな設計をする方から、ぬいぐるみのパターン作りやケーキの模型を作ってみたり、本当に幅広い人に利用してもらえるソフトです。
こういったソフトでそこまで色んな方に使ってもらえるものって他にはないので、是非どんな方にも利用して頂きたいです。

–Fusion 360 Academyを始めたきっかけは何ですか?

もともとFusion 360のミートアップを主催していたんですけど、回数を重ねるごとにもっともっと多くのお客さんに来て頂けるにはどうしたらいいかな?と考えはじめたんです。
出てきたアイデアはすごく単純で、Fusion 360の全てを詰め込んだイベントを開催すれば、学生の方やスタートアップの方、企業の方みんなに来てもらえるイベントになるんじゃないか?と思ったんです。
その為にはミートアップよりも、しっかりとした学びの場として最新の情報を発信できる場所を作ろう!と思いFusion 360 Academyを企画しました。
最初はもちろんイベントの規模を大きくすることに不安はあったんですけど、今では多くの方に楽しんでもらえるイベントになったのでホッとしています。

–今回のFusion 360 Academyではどのようなお話をされるんですか?

僕は今回2つのクラスを担当するんですよ!
1つはプロダクトデザインにスポットを当てたクラスで、Fusion 360を利用して、どの様にアイデアを形と結びつけていくかというお話をさせて頂きます。
Fusion 360は設計ができるツールだということは認知されているんですけど、Fusion 360だけでデザインから設計まで出来てしまうってところがまだまだ認知されてないんですね。
今まで設計をする人は設計だけ、デザインを作る人はデザインだけって言うスタイルが多かったと思うんですけど、今まで設計のみ担当されていた方も、デザインからものづくりが出来るようになることを目的にお伝えしていきたいです。
プロダクトデザイン的な考え方はこんなだよ、とか事例はこんなものがあるよ、とか。
設計しか出来なかった人がこの日からプロダクトデザインも意識的に出来るようになっちゃうなんて、素敵でしょ?

もう1つのクラスは、スカルプトモデリングマスターのビギナーコースを担当します。
このクラスはTwitterでアンケートを取ったら一番多かったので見事採用となったんですけど、T-Splineベースのスカプルトモデリングって言うとAutodesk製品しか出来ないんですよ。
せっかくFusion 360でそんな貴重なモデリングが出来るのなら、みんなに発信していきたいなと思って採用したと言うところもあります。
特急列車とかの滑らかなモデリングは、このスカルプトモデリングを使うとめちゃくちゃ簡単なんです。
他にもこんなことに使えるよとか、こんな機能があるよ、とか、プロはこうやってるんだよ、と言うところをご紹介しようと思ってます。
Fusion 360初心者の方や、スカルプトモデリングに興味がある方が参加すると本当に楽しいクラスになると思うので是非お越し下さい!

–最後に藤村さんの作品をお見せ頂いてもよろしいでしょうか?

いいですよ、僕が作った作品はこんな感じです。
これは昨年のハロウィーンの時にパパっと作った作品です。

こちらは知人に依頼されて作成したVTOLになります!
これらのデータも私の作品集的にデータをみながら作り方を簡単にご紹介する予定です♪

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