こんにちは!Chisatoです。
本日のtopicsは、Formlabs社のLFS方式光造型機「Form3」をご紹介します。
Form3はLFS(Low Force Stereolithography)テクノロジーを導入した、革新的な光造形3Dプリンターです。
LFS方式とは、新構造のレーザーユニット(LPU)とレジンタンクにより実現した革新的な光造形方式です。LFS方式の採用により、高いレベルでの再現性と安定性を実現し、素早く確実に精巧な造形モデルを手に取ることができます。
Form3の特徴
最新技術LFSプロセスを搭載した「Form3」は、あらゆる面で“Form2”を超えるハイスペック3Dプリンターとなっています。
1.新構造の移動式レーザーユニット
LPU(Light Proseccing Unit)という移動式レーザーユニットにより、常に造形物に対して垂直にレーザーがあたることで、正確で微細な造形を実現しました。
また、レーザーユニットが取り外し可能なため、Form2に比べ、メンテナンス性が向上しました。
2.フレキシブルレジンタンク
Form3専用のレジンタンク底面には、特殊なフィルムを採用しています。フィルムのたわみを利用し、造形時の剥離力を低減することで、プリント品質とプリンタの安定性が向上しました。
反りや変形を抑えた、正確で安定した造形を実現します。
3.ライトタッチサポート
85ミクロンレーザーと新構造レーザーユニットを掛け合わせ、より微細で滑らかな造形が可能となったことで、簡単に除去できるサポート構造を実現しました。 後処理にかかる時間を削減することで、モデルを素早く完成できます。
4.アラート機能
Form3は、20以上の統合的なセンサーを搭載しアラート機能が充実し、オペレーターに寄り添った安心安全な設計です。
5.リモート機能
Form2には搭載されていなかったリモート機能が追加されました。ネットワークに繋がっていればどこからでも造形が可能になったことで、活用の幅が飛躍的に拡大します。
前モデルForm2との違い
造形方式は、SLA方式 からLFS方式へ、レーザー直径は、140ミクロンから85ミクロンへ、造形サイズは、145×145×175 mmから145×145×185 mmへと変更されました。
サポート除去は、タッチサポートから、ライトタッチサポートへとなり、積層間のずれを低減し、表面の粗さがなくなったことで、よりクリアな仕上がりになりました。
Form2との互換性について
下記の互換性がある商品においては、Form2、Form3どちらにも共通で使用することができます。
・ プラットフォーム
・ レジンカートリッジ
・ FormWash
・ FormCure
製品仕様
・プリント方式 : LFS(Low Force Stereolithography) 方式
・最大造形サイズ : 145×145×185 mm
・積層ピッチ : 25-300ミクロン
・XY解像度 : 25ミクロン
・レーザー径 : 85ミクロン
・レーザー出力 : 250mW
・レジン供給システム : 自動
・レジンカートリッジ : 1
・サポート : 自動生成、ライトタッチサポート
・筐体サイズ : 40.5×53×78 cm
・重量 : 17.5 kg
・温度調整 : チャンバーヒーティング
・レーザー特性 : 1 Light Processing Unit、EN 60825-1:2007 認証、Class 1 レーザー製品、波長:405 nm、出力:250 mW
・スポット径 : 85 ミクロン
・解像度 : 1280 × 720
最新技術LFSプロセスを搭載した、光造形3Dプリンター「Form3」に注目です!