DIYを効率化するために、CADソフトの導入を検討している方も多いでしょう。
しかし、DIY用のCADソフトの種類が多く、導入するソフトを選べないと悩む方もいるはずです。
そこでこの記事では、DIY用のおすすめ無料CADソフトを紹介します。
またCADソフトの選び方や活用方法も解説しているので、目的に合うDIY用CADソフトを探してみてください。
DIY用CADソフトに必要な機能
DIY用として導入するCADソフトに必要な機能を下表にまとめました。
機能が必要な理由もまとめているので、CADソフト選びの参考にしてみてください。
| DIY用CADソフトに必要な機能 | 必要な理由 |
| 作図機能 | DIYする家具・小物の形状を表現するため |
| 寸法計測・表示機能 | 材料の寸法を把握するため |
| レイヤー表示機能 | 部位ごとの形状・寸法をチェックするため |
| 表作成機能 | 材料ごとの寸法や数量をまとめるため |
上記の機能は、本記事で紹介するDIY用CADソフトにすべて搭載されています。
「機能がないから使いづらい」と感じずにDIYにとりかかれるので、役立つCADソフトを探してみてください。
DIY用におすすめの無料2DCADソフト
平面図や断面図など、二次元図面としてDIY用の設計図をつくりたい方におすすめなのが2DCADです。線を使った簡単な作図に役立ち、シンプルなDIYなら短時間で設計図を作成できます。
もし無料の2DCADソフトをお探しなら、紹介する3つのソフトウェアを導入してみましょう。
Jw_cad

Jw_cadは、オープンソース(無料・著作権フリー)のソフトウェアとして開発された2DCADソフトです。シンプルな操作画面なので、CADに触れたことがない初心者でもすぐにDIY用の図面を作成できます。
また、DIY用の便利な機能が搭載されているほか、線や文字の色を変えながら、自由に作図できるのが特徴です。「初心者向けのシンプルな2DCADをDIYに活用したい」と考えている人におすすめします。
Jw_cadの操作方法を学んでからDIYを始めたい方は、一度オンラインセミナーに参加してみるのはいかがでしょうか。次のようなセミナーも開催されているため、ぜひ参加してみてください。
AR_CAD

AR_CADはお絵描き感覚でDIY用の図面を作成できる2DCADソフトです。
入会費、年会費をかけずにダウンロードできるのはもちろん、商用利用ができます。
またAR_CADには環境カスタム機能というものが搭載されており、操作画面の色、デザインを自由に設定できるのが魅力です。「楽しみつつ2DCADを操作してDIYを行いたい」と考えている方におすすめします。
QCAD

QCADは、無料でダウンロードできる海外版の2DCADソフトです。
メイン言語が英語であるため、日本語への設定変更が必要ですが、シンプルで使いやすい2DCADソフトとして国内利用者が大勢います。
インテリアのデザイン検討にも利用できるため、DIY用に使える2DCADを探している人におすすめです。
さらに詳しく無料2DCADソフトのことを知りたいのなら、以下の記事をチェックしてみてください。DIY用にも使えるおすすめのCADソフトを紹介しています。
DIY用におすすめの無料3DCADソフト
「DIY用の家具を具体的にデザインしてから作業に取り掛かりたい」「完成品をイメージしたうえでDIYを始めたい」という方におすすめなのが、3DCADソフトです。3Dモデルを手軽に作成できるほか、3Dプリンター出力にも役立ちます。
3DCADをDIY用に利用したいなら、紹介する3つのソフトウェアから選んでみてはいかがでしょうか。
Autodesk Fusion

Autodesk Fusionは、Autodesk社が提供している無料(商用利用は有料)の3DCADソフトです。
シンプルな機能で構成された画面を利用し、手軽にDIY用の3Dモデルを作成できます。
またAutodesk Fusionでは、3Dモデルの色や材質を変更できるほか、影の表示などリアルなデザインを実施するレンダリング機能を使えるのが魅力です。「具体的なデザインを決めたうえでDIYを進めたい」と考えている方におすすめします。
もしAutodesk Fusionの操作方法やDIY用の3Dモデル作成を勉強したいなら、オンラインセミナーに参加するのがおすすめです。興味がある方は、以下のセミナーに参加してみてください。
FreeCAD

FreeCADは、3Dモデリングの機能を搭載したオープンソースの3DCADソフトです。
素材の質感や色味の調整ができるため、DIY用に使いやすいソフトウェアだと言えます。
またFreeCADでは、アセンブリという機能を使って、接合部品のモデルをつくることが可能です。組立図といったDIY用に使える図面も作成できるため「詳しい設計図を作成したい」という方におすすめします。
Creo Elements・Direct Modeling Express
Creo Elements・Direct Modeling Express(以下、Creo)は、無料で3Dモデリングを実施できる3DCADソフトです。軽量なソフトウェアなので、スペックが低いとお悩みのパソコンにも導入できます。
またCreoには、アセンブリとして最大60個の部品を登録できます。
同じパーツを使ってDIYを実施することが多いのなら、アセンブリを登録できるCreoが便利です。
初心者向けの3DCADソフトをお探しなら、以下の記事をチェックしてみてください。
おすすめするソフトウェアの特徴をわかりやすく解説しています。
DIY用CADソフトの選び方
複数あるDIY用のCADソフトについて「どれを選んでいいかわからない」と悩む方も多いでしょう。CADソフト選びの参考として、初心者におすすめの選び方を整理しました。
初心者から操作できるソフトなのか
CADソフトに触れたことがない方は、まず初心者でも操作しやすいソフトを選びましょう。
例えば、次のようなポイントをチェックすれば、使いやすさがわかります。
- 作図機能の配置がわかりやすいか
- 操作に手間取ることなく作図を進行できるか
- 専門用語が多く使いづらくないか
中には、必要な機能にたどり着くまで何度もクリックしなければならないCADソフトもあります。使いづらいCADソフトを選ぶとDIYに莫大な時間がかかってしまうため、事前に気になるソフトウェアをダウンロードして操作性をチェックするのがおすすめです。
2DCAD・3DCADのどちらが自分に合っているのか
DIY用のCADソフトには、二次元図面を作成する2DCAD、三次元モデルを作成する3DCADの2タイプがあります。それぞれ、作図するものが違うほか、利用する機能も変化するのが特徴です。
そのため、DIY用のCADソフトを導入する前に、どちらの作図方法が自分に合っているかを確認してください。それぞれのソフトウェアについて、導入がおすすめのユーザーを整理しました。
| DIY用CADソフトの種類 | おすすめのユーザー |
| 2DCAD | ・お絵描きやメモ感覚で図面を作成したい人 ・出来栄えをDIY後にチェックしたい人 ・概略のイメージだけ設計図にしたい人 |
| 3DCAD | ・形状のデザインを細かく設計したい人 ・DIYの際に起きる寸法のズレを防止したい人 ・色や材質の検討にこだわりたい人 |
DIYをする目的や準備の大切さによって、どちらを導入すべきか変わってきます。
2DCAD・3DCADを選べないとお悩みなら、ぜひ紹介した「おすすめのユーザー」を参考にしてみてください。
長期的に無料で使い続けられるか
初心者としてDIY用のCADソフトを導入するのなら、まずは使いやすさを確認するために無料で使い続けられるフリーソフトから導入するのがおすすめです。中には有料版のCADソフトを導入する人もいますが、DIYの目的との採算が取れず、途中で断念する場合があります。
一度継続を断念すると、再度別のCADソフトを学びなおさなければなりません。
継続してDIY用のCADソフトを使い続けるためにも、最初は長期的に無料で使い続けられる製品から導入しましょう。
DIY用CADソフトのおもしろい活用方法
DIY用のCADソフトは、ただ設計図の作成として利用できるだけでなく、他にもおもしろい活用方法があります。参考として、2DCAD・3DCADそれぞれの面白い活用方法をまとめました。
木材を切り分ける下絵として使う

2DCADで作成した図面を1対1スケールの縮尺で印刷すれば、実物大の線・形状が紙に出力されます。そして出力した図面は、木材を切断する際に役立つとご存じでしょうか。
出力した図面を木材に重ねれば、切断する際の下書きが不要になります。
わざわざ木材に鉛筆と定規で下書きする必要がなくなるため、効率よく材料の準備を進められるでしょう。
中には設計図を作成したけれど、切断のサイズ・寸法を間違えてしまう人もいるため、DIYの作業時に役立ててみてください。
3Dプリンターでパーツを出力してDIYする

3DCADで作成した3Dモデルは、ただ設計図として使えるだけでなく、3Dプリンターを使うことによりパーツとして出力できます。
3Dプリンターを使えば、自身で材料を切り貼り・加工する必要がありません。
よく使うパーツがあるのなら、DIY用の3DCADソフトと、3Dプリンターを導入して、作業を効率化するのがおすすめです。
DIY用CADソフトについてまとめ
DIYの作業を効率化したいのなら、設計図をつくるためにDIY用のCADソフトを導入するのがおすすめです。無料で導入できるフリーソフトが見つかるほか、2DCAD・3DCADを使って設計できます。
人によって使いやすいと感じるソフトウェアが異なるので、ぜひ本記事で紹介した選び方や活用方法を参考にしつつ、DIY用のCADソフトを選んでみてください。