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ChatGPTのおすすめAPI5選!できることやAPI連携の注意点

チャット欄に文字を入力するだけであらゆる質問に答えてくれるChatGPT
ニュースで話題になることも多く、各分野から大きな注目を集めているサービスです。

この記事では、ChatGPTAPIについて、ChatGPTAPI連携できるサービスおよびChatGPTAPIを使う時の注意点について解説します。

ChatGPTとは

ChatGPTとは

ChatGPTとは、アメリカのAI開発企業・OpenAIによって開発された人工知能チャットボットです。一般に公開されたのは202211月で、最新版であるChatGPT-4は、2023512日に公開されています。

また、Runwayという金融ソフトのスタートアップの創業者であるSiqi Chen氏は、GPT-5が2023年の第4四半期までにトレーニングを完了する予定であると述べています。さらに、OpenAIでは「GPT-5」の商標登録を行っています。今後の動向に注目しておきましょう。

OpenAIは、ChatGPTをリリースした当初、公開翌月の124日までには100万以上のユーザーを見込めると発表していました。予想通りユーザー数は順調に伸び続け、20231月にはユーザー数が1億人を突破したであろうと見積もっています。
また、ChatGPTは英語で使うことを想定して開発されましたが、ある程度は他言語にも対応可能です。

ChatGPTChatは「雑談」という意味があり、主にインターネット上でのリアルタイムコミュニケーションに用います。GPTは、「事前にトレーニングされた生成トランスフォーマー」という意味がある「Generative Pre-trained Transformer」の略称です。
ちなみに、トランスフォーマーとは、機械学習モデルの一種のことをいいます。

ChatGPTは、与えられたテキストに対して回答を生成することができるサービスです。
一般的な質問はもちろん、文章の要約や小説の作成、楽譜の作成など幅広いトピックについて対応することが可能です。さらに、ユーザーが入力した質問をベースにして後に続く会話を継続することもできます。
ただし、トレーニングされたテキストデータに基づいているため、全ての質問に対して回答を生成することは不可能です。
また、2021年以降の情報に関しても質問することはできません。

ChatGPTAPIについて

ChatGPTAPIは、

  • アプリケーションなどの自社サービスにChatGPTの自然言語処理システムを組み込むこと
  • 解説文などの文章作成や要約
  • 言語の翻訳
  • 会議などでの文字起こしや議事録の作成
  • 各種情報検索

などができるツールです。APIとは、ソフトウェア間で情報交換やデータ通信をする際に用いるインターフェース「Application Programming Interface(アプリケーションプログラミングインターフェース)」の略語です。

APIの利用方法

APIを利用するためには、まずOpenAIに対してアクセス権をリクエストしてAPIキーを取得しておく必要があります。
APIキーを取得したら、次にAPIエンドポイントにリクエストを送信してテキストデータをモデルに送信します。
そして、送信されたテキストに基づいて応答を生成し、それがAPIの応答として返送されるというシステムです。

ChatGPTAPI連携できるサービス5

ChatGPTとAPI連携できるサービス

ChatGPTAPI連携できるおすすめのサービスを5選をご紹介します。

ChatGPTAPI連携できるおすすめのサービス1.Slack

Slackは、ビジネスなどにおけるチームコミュニケーションを支援するためのクラウドベース型ツールです。Slackを活用すると、チームメンバーが個別のチャンネルでグループチャットに参加することができます。

ChatGPTAPI連携しAIチャットボットとしての機能がプラスされたサービスが「ChatPlus」です。
ChatPlusに投稿したテキストをChatGPTに送信すれば、自動的に回答を生成してくれます。
加えて、Slackが指定したスレッドに、投稿したテキストの内容と生成した回答を自動的に通知してくれます。

ChatGPTAPI連携できるおすすめのサービス2.Chatwork

Chatworkは、オンラインチャットやコラボレーションをスムーズにするためのビジネスチャットツールです。具体的には、チーム内のコミュニケーションを効率化し、さらにプロジェクトの進捗管理や情報共有をサポートします。
Chatworkでは、チームメンバーがグループチャットや11のチャットでメッセージをやり取りすることも可能です。

ChatGPTAPI連携すると、外国語で記載されたGメールをChatGPTが翻訳し、さらに要約した状態でChatworkに通知します。つまり、今まで数々の工数が必要であった外国語翻訳が簡易になり、結果的に業務効率化が実現できるのです。

ChatGPTAPI連携できるおすすめのサービス3.Googleスプレッドシート

Googleスプレッドシートは、Googleが提供するクラウドベースのスプレッドシートプログラムです。Microsoft社のExcelなどと同様に、データの入力や計算、分析などを行うことができます。
また、複数のユーザーが同時に共同作業できるため、チーム間でのデータ共有が大変スムーズです。さらに、複数のシートやワークブックを作成し、データを管理することもできます。

ChatGPTAPI連携すると、リサーチが自動化されるというメリットがあります。
具体的には、Googleスプレッドシートの表データに記載してある会社名を検索値にしてChatGPTに送信すれば、リサーチ結果がスプレッドシートに記載されるというシステムです。

ChatGPTAPI連携できるおすすめのサービス4.Wit.ai

Wit.aiは、自然言語処理エクスペリエンス(体験)を実現するサービスです。
具体的には、利用者がテキスト、および音声を使うことで製品を操作できるシステムのことをいいます。

ChatGPTAPI連携すればAIチャットボットの開発をサポートすることも可能です。
Wit.ai2013年に事業をスタートしましたが、2015年にFacebookにより買収されています。
柔軟性が高いサービスですが、事前にある程度のプログラミング知識が必要です。
Wit.aiは誰でも無料で利用することができます。

ChatGPTAPI連携できるおすすめのサービス5.Microsoft Azure

Microsoft Azureは、アメリカのソフトウェア開発企業・マイクロソフトが手掛けたクラウドコンピューティングサービスです。当サービスの特徴は、マイクロソフト製品との親和性の高さ、コンピューティングパフォーマンスの高さといえるでしょう。

また、ChatGPTAPI連携すれば、業務の自動化が可能となります。
ChatGPTサービスがスタートしたのは2010年で、当初は「Windows Azure」というサービス名でした。2014年には現在の「Microsoft Azure」に名称を変更しています。
料金形態は、利用額に合わせて変動する従来課金制で、初期費用は一切必要ありません。

Amazon Comprehend

Amazon Comprehendは、Amazonが開発した文書解析サービスです。
プログラミングを行わなくても利用できるので、「機械学習に関する知識がないので不安」という人でも安心です。

当サービスの特徴は、固有名詞やキーワードを抽出できること、感情分析ができることです。
そのため、ChatGPTAPI連携すると、入力されたテキストからユーザーの感情を推し量ることができます
料金形態は、利用量に応じて発生する従来課金制で、利用開始から1年間は無料枠を使うことも可能です。

ChatGPTAPIを使う時の注意点

ChatGPTのAPIを使う時の注意点

ChatGPTAPIを使う時の注意点は、利用制限が設けられているという点です。

無料版ChatGPTは、APIのリクエストを1ヵ月当たり15,000回まで行うことができます。
有料版の場合は、1ヵ月当たり1,000,000回以上リクエストをすることが可能です。
そのため、リクエスト回数が多い場合には、あらかじめ有料版を利用するようにしましょう。

ChatGPTAPIは、一度送信できるテキストサイズに制限があります。利用時に膨大なテキストを送信するとエラーが発生することもあるので、適宜分割して送信するようにしましょう。

また、ChatGPTAPI送信されたテキストを維持できません。そのため、必要な場合には、クライアント側で正しいデータやテキストを保存しておいてください。

ChatGPTAPI連携できるサービスは数々ある

ChatGPTAPI連携できるサービスは、Chatworkgoogleスプレッドシートなど様々あります。
しかし、サービスによっては料金が発生し、またChatGPTAPIも利用開始から3ヶ月経過すれば料金がかかります。
そのため、予算を考えた上で利用することが大切です。

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