Autodesk Fusionで3Dモデリングをしたいけれど、どのように操作をしてよいのかわからないとお悩みの人も多いでしょう。また、どのような学習をすれば上達するのかイメージできない人もいるはずです。
そこでこの記事ではAutodesk Fusion初心者向けに、おすすめの学習方法や上達のコツをわかりやすくまとめました。モデリングの手順も解説しているので、Autodesk Fusionを使いこなす参考にしてみてください。
Autodesk Fusionの学習方法
Autodesk Fusionは、独学およびセミナー講座などを通じて操作方法や機能の理解を深められます。具体的にどのような学習方法ができるのか見ていきましょう。
参考書を読みながら学習する
ポピュラーな学習方法として挙げられるのが、Autodesk Fusionの参考書です。
書店やECサイトなどでは、Autodesk Fusionの初心者向けにノウハウがまとめられた参考書などが数多く販売されています。基礎知識を学ぶ本はもちろん、練習問題や模写を題材とした参考書なども見つかるため、参考書を横目にAutodesk Fusionを操作しながら覚えてみてください。
ただし、参考書の種類が多いため、自分向けではない本を選んでしまうかもしれません。
目次をチェックし、自分向けの本なのかを確認したうえで購入しましょう。
おすすめの問題集を探している人は、以下の記事をチェックしてみてください。
動画配信サービスを使いながら学習する
無料でAutodesk Fusionを学習したいという方は、YouTubeなどで無料公開されているノウハウ動画を参考にしながら学習する方法があります。
実際に操作をしている動画を見ながら、機能の位置や画面の変化などを学習できるのが魅力です。ただし、動画配信サービスの場合、次のポイントに注意しなければなりません。
- 自分で必要な動画を探さなければならない
- 古いバージョンの動画が見つかる場合もある
- 誤った情報を説明している場合がある
もちろん動画はAutodesk Fusionの便利な学習方法ですので、上記の点に注意しながら動画コンテンツを探してみてください。
Webコンテンツを利用して学習する
Autodesk Fusionを無料で学習したい人は、本記事のようなWebコンテンツを利用するのがおすすめです。
Autodesk Fusionのノウハウや使い方を説明しているWebコンテンツをチェックすれば、初心者向けの使い方や機能の解説などがまとめられています。参考書レベルのわかりやすい説明が掲載されたサイトも見つかるので、学習に役立つサイトがないか探してみてはいかがでしょうか。
なお、本記事の後半ではAutodesk Fusionの学習用に3Dモデリングの手順を解説しています。
実際にAutodesk Fusionを操作してみたい方は、ぜひ参考にしてください。
セミナー講習を受けてプロから教えてもらう
Autodesk Fusionを導入したものの「何から操作すればよいのかわからない」「独学のやり方がわからない」とお悩みの人も多いでしょう。それならまずはプロの講師からAutodesk Fusionの知識や操作方法を教えてもらえるセミナー講習に参加するのがおすすめです。
独学といった自発的に動く学習方法と違い、授業感覚で受動的に知識を学べます。
豊富なセミナー講習が開催されているので、気になるセミナーが開催されていないか探してみてはいかがでしょうか。
Autodesk Fusionセミナー講習をチェックしてみる
Autodesk Fusionの学習はセミナー講習がおすすめ
Autodesk Fusionには豊富な学習方法がありますが、効率よく知識やノウハウを身につけたい人は、セミナー講習に参加するのがおすすめです。なぜセミナー講習で学習すべきなのか具体的な理由をまとめました。
わからない部分を気軽に質問できる
Autodesk Fusionのセミナー講習は、わからないことを気軽に質問できるのが魅力です。
まず独学をする際には、わからない部分などがあると自分で解決策を調べなければなりません。
しかし、解決策を見つけられないことがあるほか、解決策の情報を見つけたのにうまく対応できずに挫折してしまうことが多々あります。
一方でAutodesk Fusionのセミナー講習は、わからないポイントが出たときにすぐ質問できます。
講師がアドバイスをくれるほか、正しい操作方法をレクチャーしてくれるので、悩む時間を短くできるのはもちろん、挫折せずにAutodesk Fusionをマスターできるのが魅力です。
業務で必要な知識を網羅的に学べる
Autodesk Fusionのセミナー講習は「本当に必要な情報だけ」に絞ってレクチャーしてくれるのが魅力です。
独学をする場合には、自分で学習するポイントを決めて勉強していかなければなりません。
しかし、どういった情報を学ぶべきなのかわからず、関係のない知識まで勉強しようとする方も大勢います。
一方でセミナー講習は、業務に関係する情報だけを網羅的に学習できるのが魅力です。
初心者にとって必要な情報、そして業務で頻繁に活用する項目などを中心に学習できるので、勉強のやり方がわからないという人も安心してAutodesk Fusionをマスターできるでしょう。
そして、複数あるセミナー講習のなかでもおすすめなのが「実践的に学べるAutodesk Fusionセミナー講習」です。2日間でAutodesk Fusionの初心者向け・中級者向けの学習ができます。会場講習・ウェビナー・eラーニングを提供しているので、ぜひチェックしてみてください。
学習方法 | 会場学習 ウェビナー学習 eラーニング学習 |
学習費用 | 58,300円(税込) (eラーニングのみ41,800円) |
受講会場 | 東京・名古屋・大阪・福岡 |
実践的に学べるAutodesk Fusionセミナー講習はこちら
Autodesk Fusionを学習して上達するコツ
Autodesk Fusionを業務に利用するため、短期間で知識やノウハウを身につけたいという方も多いでしょう。参考として、学習の上達方法を2つ紹介します。
繰り返し学習する
Autodesk Fusionの一連の学習を終えたら、もう一度同じ学習を繰り返すことが重要です。
一度勉強したことであっても、時間が経てばすぐに忘れてしまうことも少なくありません。
一方で繰り返し学習をしておけば、頭だけではなく手に使い方がしみ込みます。
直感的にAutodesk Fusionを操作できるようになるので、時間を見つけて繰り返し学習を継続してみてください。
練習問題にチャレンジする
Autodesk Fusionを自分で考えながら利用できるようになりたいなら、いろんな練習問題にチャレンジしましょう。なお、練習問題は参考書や動画、Webコンテンツなどを使って学習できます。
次項では練習問題としてモデリングの手順を解説しているので、見本となる3Dモデルを自分なりに考えて作成してみてください。
Autodesk Fusionのモデリング手順
Autodesk Fusionを学習する参考として、モデリングの手順を解説します。
またこの項目では、上画像に表示されている見本「木でできたおもちゃの車」の作り方をまとめました。まずは自分で考えてモデリングをしてみて、答え合わせとして以下の説明をチェックしてみてください。
オブジェクトを配置する
まずはAutodesk Fusionを起動して、デザインの編集画面に設定しましょう。
オブジェクトを配置する際によく利用するのが「ソリッド>作成」の項目です。
今回はタイヤとボディを用意するので、以下の機能を使ってオブジェクトを配置していきます。
- 円柱ツールでタイヤを4つを挿入する
- スケッチ機能で自動車の形状を描いて「押し出し」を使って立体にする
すべてのオブジェクトを並べると、上記のような形ができあがります。
しかし、形状が角張っているため、もう少し滑らかなデザインにしましょう。
面同士を滑らかにしたいときには「ソリッド>修正>フィレット」という機能を利用します。
ひとつ前の画像で示している赤枠のラインを選択してフィレットボタンを押せば、次のように曲線部を設けられます。
最後の仕上げとして、ほかの部位も同様にフィレットで調整してみてください。
イメージとして、このようなデザインにしてみました。
レンダリングする
自動車の色合いを木製のデザインにするために、外観を変更しましょう。
- オブジェクトを選択して「右クリック>外観」を選択する
- 表示されている上画像の一覧からデザインに合う木材を選びドラッグアンドドロップする
※事前にダウンロードしないとドラッグアンドドロップしても反映されません - 画面左上の「デザイン」を「レンダリング」に変更する
上記の作業が完了したら、見出しの最初に掲載したおもちゃの車が完成します。
うまく作成できたのかチェックしてみてください。
また、より詳しいモデリングの手順を知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
Autodesk Fusionの学習についてよくある質問
Autodesk Fusionの学習について、よくある質問をまとめました。
Autodesk Fusionの学習についてまとめ
Autodesk Fusionを学習する際には、参考書や動画・Webコンテンツなど多彩な方法を選べますが、効率よく学習を進めたいのなら、セミナー講習に参加するのがおすすめです。
経験豊富なプロの講師から業務に役立つ機能を網羅的にレクチャーしてもらえます。
すぐに使える便利機能も教えてもらえるので、ぜひセミナー講習を探してみてください。