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日本初!株式会社アスペクトの3Dプリンタ用樹脂材料がUL認証へ!

こんにちは!Chisatoです。
本日は、株式会社アスペクトの3Dプリンタ用樹脂材料のUL認証に関するtopicsです。

 

米国の第三者安全科学機関 UL は、粉末床溶融結合法(PBF)の3Dプリンタ及び材料メーカーの株式会社アスペクトのグレード名ASPEX-PA2FR, ポリアミド12という3Dプリンタ用樹脂材料が、日本初のUL認証を取得したことを発表しました。

https://iq.ul.com/ul/cert.aspx?ULID=104308948

UL の概要

世界的な第三者安全科学機関であるUL は、科学の活用によって安全、セキュリティ、サステナビリティ(持続可能性)における課題を解決し、よりよい世界の創造に寄与します。そして、先進的製品/技術の安全な導入を実現することで、信頼を高めます。
第三者調査から規格開発、試験、認証、分析/デジタルソリューションの提供まで、UL は業務を通じて、より健全なグローバル社会の構築を目指します。

ブルーカードプログラムについて

ULは、2017年4月に、イエローカードプログラムという射出成型などの従来の成形手法に対する認証制度を拡張し、積層造形(AM)という名称でも知られる3Dプリンタで使用する樹脂材料向けUL認証プログラムとして、ブルーカードプログラムを導入しました。

3Dプリンティングによる造形方法は、材料押出法(FDM)や、粉末床溶融結合法(PBF)など多岐にわたり、従来の成形方法と異なる3Dプリンタの造形方法は、試験片の出力方法により、サンプルの燃焼性、着火性、電気特性などの樹脂材料の性能に影響を及ぼします。
ブルーカードプログラムでは、3Dプリンタや3Dプリンタで造形した部品/製品に用いられる材料に関して、一貫性と有用性を高める上で必要なデータをお客様に提供します。

アスペクトの3Dプリンタ用樹脂材料におけるUL認証について

アスペクトでは、粉末床溶融結合装置と粉末樹脂材料の開発・販売及び受託造形サービスなどを提供しています。
今回、アスペクトが開発したRaFaEl II 300C-HTを使って作製した試験片を用いた3Dプリンタ用樹脂材料の試験の結果、ULから難燃グレード V-0 (最小厚:3mm)を取得しました。

RaFaEl II 300C-HT
3Dプリンタによる造形サンプル

付加造形技術は、従来の成形加工を補完する技術として世界的に普及してきており、研究開発や試作品製造の枠を超えて、幅広い製造プロセスにおいて採用が進んでいます。既存と新技術の融合が、より複雑でカスタム対応を必要とする製品設計やより進化した製造の実現に寄与することが期待されています。

今回のUL認証発行は、3Dプリンティング技術の発展の一助になるとともに、製造者の間で3Dプリンタ用の認証樹脂材料の採用が広がることを期待されています。

 

UL認証されたアスペクト社の3Dプリンタ用樹脂材料に注目です!

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