こんにちは、三谷です。
今回は、以前にも紹介させていただいた中学生クリエイター丸山さんが、高校生になり起業されたということで、オンラインインタビューをしてみました!
素敵なサービスを作られていますので是非ご覧ください!
高校生起業家の丸山さんについて

自己紹介をお願いします!
丸山さん:以前、「中学生クリエイター!」としてこちらの記事で紹介させて頂きました、高1の丸山泰熙です。
中1の夏ごろからFusion 360を使い始め、モデリングをして、学校の3Dプリンターで出力したりしていました。また、Fusion 360のコンペにもたびたび応募していました。
現在は、昨年12月に起業した「合同会社アマガエル」の代表として、先端技術に関する様々な事業を行っております。
先述の記事では、いつか起業したいと申しておりましたが、なんと学生起業してしまいました。

どのようにFusion 360を学ばれましたか?
丸山さん:始めのうちはモデルモードの簡単な機能を独学で学んでおりました。
使い慣れて来るにつれ、オンライン・オフライン問わず、Fusion 360 Acsdemyなどたくさんのセミナーに参加して、難しい機能やスカルプト、パッチなどについても勉強しました。
さらに、「ハロウィンCGレンダリングコンテスト」で、「南瓜燈籠」という作品が入賞し、「Fusion 360 マスターズガイドベーシック編」を頂いたときからは、書籍を使った学習も行っております。
ちなみに、さらに遡ると、これのカボチャの部分は、Fusion 360で初めて作ったカボチャのランタンにルーツがあります。
今はレンダリングについて、本やインターネットを用いて勉強中です。
また、調べてもわからないことがあれば公式フォーラムを活用しています。
エキスパート・エリートをはじめとするたくさんの上級者が、すぐに、的確に質問に答えてくださるので、大変重宝しています。
今回のプロジェクトについて

今回のプロジェクトについて教えてください。
丸山さん:今回ご紹介させて頂くのは、4月にリリースしたばかりの「mylant(マイラント)」というサービスです。由来は「my lantern」を短縮しました。
mylantシリーズでは、手のひらサイズの石灯籠のデザインを自由にカスタマイズして、自分だけの置物やキーホルダーが作れます。
mylantと、ノベルティに特化したmylant+の2種類に分かれていて、どちらもFusion 360 を使って設計し、3Dプリンターを使って製造します。
ちなみに、先述のハロウィンCGレンダリングコンテストでの作品が元ネタになっているので、ハロウィンには期間限定で、中段のデザインの選択肢にジャック・オ・ランタンを追加しようと考えています。
mylantでは、上段2種類・中段3種類・下段3種類、計18種類の組み合わせから自由に石灯籠のデザインがカスタマイズできます。
現在、外出自粛で旅行に行けない中、日本庭園に行った気分が楽しめる商品です。
また、「ステイホーム週間」で帰省することができないので、代わりにこれをプレゼントしても良いでしょう。
その他に、新型コロナウイルス終息後も、外国人へのプレゼントなど多岐にわたる機会に最適です。
こちらから購入できます。(https://mylant.stores.jp/items/5ea17a2755fa0345fb29fae5)

なるほど。カスタマイズもできると書いてありますが?
丸山さん:mylant+では、上段・下段をカスタマイズした上で、中段に任意のロゴ・絵柄が入れられます。
灯籠に企業様などのロゴを入れられるので、一風変わったノベルティも作れます。
ご購入はこちら(https://mylant.stores.jp/items/5ea17d2d55fa03264a29f747)
mylantサービスの実際の作業について

おもしろいサービスですね! 実際にどのように作業されているのですか?
丸山さん:ネットショップにて、Googleフォームを使ってデザインの希望をお聞きしています。デザインは複数種類あるなかから簡単に選べるようになっています。
今回は、上段はこのデザイン、
中段はこのデザイン(弊社のシンボルマークが入っています)、
下段はこのデザインを選んだとしましょう
注文を受けたら、私の方で予めモデリングしておいた上段・中段・下段のパーツの中から希望に沿ったデザインを選び出し、「デザイン>基準フィーチャ ソリッド>修正>結合」機能を使って合体させ、出力できる状態にします。
そして、できた3Dデータを「デザイン>ツール>メイク>3Dプリント」でSTL形式に出力し、
DMM.makeの3Dプリントサービスを通じて製造・配送を行います。
多くの部品を扱うのに苦労しました。
また、弊社のロゴを刻印する過程では、空中に浮くボディができないよう試行錯誤するのが大変でした。
一方、コストダウンのために空洞を空ける作業は、「デザイン>基準フィーチャ ソリッド>修正>シェル」機能を活用してスムーズに行えました。
今後について

ありがとうございます。今後、どんな取り組みをされる予定ですか?
丸山さん:今後は、AR・VRを使って、プレゼン・スピーチ・ライブ・パフォーマンスの練習時に、観客・会場・歓声などを再現し、本番を再現して臨場感を高める「LinJoe(リンジョー)」というアプリを開発する予定です。
ここでもCGを使うので、Fusion 360を活用していきたいと思います。
なお、7月頃、LinJoeのクラウドファンディングを約40万円を目標として行う予定です。
合同会社アマガエル 会社概要
会社名 | 合同会社アマガエル |
代表者 | 丸山 泰熙 |
設立日 | 令和元年12月3日 |
事業内容 | QOL向上等を⽬的としたスマートフォン・タブレット端末・パソコン向けアプリケーション及びツールの企画・開発、教育及び学習に関係するゲームの企画・開発、主にハンディキャップの緩和を⽬的としたロボット等の機械の企画・開発、⼈⼯知能・仮想現実等の先端技術を活⽤した各種事業 |
公式Web | https://amagaerullc.jimdofree.com/ |
@AmagaeruLLC |
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