赤べこって知ってますか?
会津地方の郷土玩具で昔から子どもの魔避けとして用いられてきたもので、皆様も一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
病気や災難から逃れるということで最近ではアマビエに注目が集まってますが僕は断然赤べこ派です!
会津地方の民芸品・あかべこに挑む
こんにちは!赤べこ派の斉藤です。
今回は、世界的に広まったコロナウイルスをやっつけるために、赤べこを作ってみようと思います!
早速イラストを描くところからスタート!
今回は「民芸っぽさ」を意識してあまりデフォルメはしませんでした。 イラストができたらFusion360のフォームを使ってモデリングしていきます。(赤べこの全長は100mm程度の大きさです)
頭と首から作っていきます。
途中でレンダリングしながら雰囲気を確認します。
ツノ?は別のフォームで作ります。
だんだん赤べこっぽくなってきました! 細かいところは後にして胴体を作っていきます。
シェルをしたときにエラーが出ないようにボックス表示に切り替えながら形を整えていきます。
改めて全体のバランスを見ながら調整を繰り返します。
シェルコマンドで頭と胴体の中身をくり抜きます。
細かい目や鼻を作り込んでいきます。(面倒でも色を乗せた方がイメージしやすいと思います)
どうでしょう! かなりベコ感出ていませんか?
頭を吊すための紐が通る穴を開けておきます。
赤べこのモデリングはここまで、STLデータに書き出して3Dプリントしていきます!
プリント方向で悩みましたが今回はこれで行ってみます!
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小さめに作ったつもりですが結構時間かかります・・・ ここで以前作った民芸品シリーズの張り子犬をご4時間ほど覧ください。
どうです?
民芸ってめちゃくちゃ可愛くないですか? めちゃくちゃ可愛いですよね!
3D民芸オススメです!
形成ができたら次は塗装へ!
そろそろプリントできたみたいなので見に行ってみましょう・・・
「おおおおおおおっっっっっっ!」 足の先っちょがピョンピョンてなってるぅ!
コレくらいなら簡単に治せるので問題ありません。荒くなったところは ルーターを使って整えておきます。
長いサポート材が綺麗に取れると嬉しいw
いよいよ組み立てにはいります
とりあえず仮組みをして様子を見てみます。
動画見ながら紐の通し方とかを学ぶ・・・
おー!ちゃんと赤べこってるっ! 首も降ってる!
早速塗装していきましょう!
下地を吹いてやすりをかけておきます。
まずは赤を全体に吹き付けておきます。
模様を水性塗料で筆塗りしていきます。(この時点でかなり疲れてますが後戻りできないのでこのまま突き進みますね)
気が向いた人は「がんばれーっ」て応援しながら読み続けてください。
模様のところはプレス・プルを使って段差をつけておきました。(先長いなーw)
2日目に入ってます(朝5時)
全部塗り終わりました!(色止めのためにクリアーを吹いておきます)
組み立てるぞー!!!
また動画見てる・・(15回くらい見ているけど糸の通し方が難しいのと針が使えないので工夫しながら進めてます)
後ろにオモリを入れておくのだ。
できた!
できてしまった!
途中で投げ出したくなりましたがちゃんと赤べこになりました。(もちろんちゃんと動きます)
どうでしょう?
このサイズだと鞄に入るしデスク周りにおいても違和感ないですよね?(置かない?)
「あーこの仕事面倒くさいなー」
「どう思う 赤べこー」 とか言いながらツンツンしたりするのも素敵ですね!
3Dプリンターで赤べこを作ってみたまとめ
本来なら和紙を使って作られる民芸品をあえて3Dプリンターを使って作成するという効率がいいのか悪いのかわからない企画になってしまいましたが皆様が楽しんでいただけましたでしょうか?
真面目な話3Dプリンターの使い所って難しいんですよね、是非皆さんも色々なアイデアを3Dで表現してみてください!
ということで今回は魔除・病避け!ということで赤べこを作ってみました。
最後にもう1つおまけを紹介してお別れしたいと思います。
イラスト中に思いついたオリジナルの赤べこキャラクターをモデリングしてみました。
カバ っぽいけど赤べこです。
平和を願う赤べこでした・・・
最後まで読んでいただきありがとうございました!