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Raise3Dプリンターの新商品発表会に行ってきました!@DMM.make AKIBA

はじめまして。
3Dプリンター専門店『Fabmart(ファブマート)』のショップ店員です!
このたびBASE☆TERSでライターを始めることになりました。

Fusion360はわかるけど3Dプリンターに詳しくない、もっと知りたい、でも今さら聞けない…

そのようなことをメインに、3Dプリンターのお得な情報をお届けします!
なんとな〜く3Dプリンターに興味がわいてきたら、ぜひ商品をショップでお確かめください。
購入前のご相談も歓迎しております♪

さてショップの宣伝はこれくらいにして、初投稿の今回は気合いを入れて、話題の新商品情報をレポート!
5月18日にDMM.make AKIBAで行われた、「Raise3D」の新商品発表会に参加してきました。

そもそもRaise3Dってなに?

Raise3Dとは

Raise3D社が発表・生産している3Dプリンターです。
Raise3Dシリーズは高精度な造形にくわえて、多様なフィラメントが使えるため当店でも人気商品です。
ABS・PLAはもちろん、ゴムライクや木質のフィラメントなんかも使えちゃうんです。
アメリカのMake誌など、いくつかの3Dプリンターランキングで1位を獲得しています。
業務での信頼性が高く、製造業界ではかなり力をふるっているようです。

今回の発表会にもたくさんの法人様が来てました!
期待されている証拠ですね。

Raise3D_新商品発表会

Raise3Dから新シリーズ発表!

たくさんの人で盛り上がるなか、新商品発表会は15:00からスタート。

Raise3D_新商品発表会

Raise3D社のCEOから挨拶があった後、その詳細が明らかになります!

Raise3D_新商品発表会

Raise3D Pro2シリーズRaise3D N2Sシリーズです!
(※Raise3D Pro2 ・Raise3D Pro2 Plusは生産終了しました。)

えっ、今までと変わりないのでは…?

と思った方! たしかに見た目に大きな変更はないとのことですが、性能がパワーアップしています!

中でも とくにピックアップされた5つをご紹介します☆

特徴① 世界初の可動式デュアルヘッド

※Pro2シリーズのみの機能

今シリーズはデュアルヘッドが搭載されています。

デュアルヘッドは、

  • 2色で出力
  • サポート部分を専用材で出力

などができます。
ヘッドが2つあるためならではですね。

サポート材を水溶性にすれば、面倒な取り外し作業も短縮できます。

Raise3D Pro2シリーズは造形しながらヘッドを切り替えられる可動式で、これが世界初の機能とのことでした。
可動式なので失敗も少なく、初心者でも簡単に造形できます。

可動式デュアルヘッド
▲ 実際に2色(赤と黄)でプリントしている様子。

可動式デュアルヘッド_サンプル
▲ 造形サンプル。2色づかいがきれいです。

特徴② 最新エクストルーダー

過熱を抑える構造で、造形中の失敗でありがちなノズル詰まりを防ぎます。
デュアルギアを採用したことで、フィラメントが削れてしまう問題も解消。
さらにヘッド自体の軽量化によって、従来の製品よりスピーディーに造形できるそうです。

特徴③ 次世代メインボード

CPUがグレードアップ!(「Contex-M7 32bit RISC Core」を採用)
処理能力が上昇して、ヘッドのマイクロステップが高くなってなめらかに動くようになりました。
このマイクロステップが低いとカクカク、高いとスーッと動くそうで、説明では時計の秒針に例えられてました。
音がなくスーッと動く秒針ってありますねー。なるほど〜!
細かい動きで、Sカーブでのコントロールが可能だそうです。

特徴④ 監視カメラ

※Pro2シリーズのみの機能

3Dプリントは失敗する可能性もあります。
Raise3D Pro2シリーズでは、監視カメラが搭載されました。
これにより、3Dプリントの状態をいつでもどこでも把握ができるようになりました。
別の作業をしながらプリント中の様子が見られるので、作業効率もぐんとアップしますね。

特徴⑤ 新素材の造形台

新しい材料と新しいデザインになりました。
ボードの耐熱性が向上。
詳しくは企業ヒミツとのことですが、航空機に使う素材が使われているそうです。スゴイ…
耐熱性があがったことで造形のソリを最小限に抑えることができます。

またクリップ固定式から磁石固定式にチェンジ!
セッティングが以前より、ずっと簡単になりました。


……以上です!

紹介したのはもちろん一部で、これ以外にも

  • 停電回復システム
  • 空気清浄システム
  • 押し込み式開閉ドアから磁石式開閉ドアへの変更

など、従来型からグレードアップしたところがたくさんありました!

フィラメントの種類を増やすプロジェクト(日本OFP)も行っているそうです。
使えるフィラメントが増えていけば、できることが広がって造形の用途も増えますね!

Raise3D Pro2で実際にプリントしたものを見てみましょう!

会場にはプリントした作品がたくさん展示されていました。
ディテールまで精細に表現できていてすごかったです!

Raise3D_展示品

Raise3D_展示品
今映画館で活躍しているヒーローを発見!

Raise3D_展示品

Raise3D_展示品

拡大して見ても、そこまで積層ピッチが気になりません。
設定でさらに細かくすることも可能です。

Raise3D_展示品 Raise3D_展示品

ちなみに展示品は、やすりがけや着色などの加工一切なし。
改めてもう一度写真を見てください!
…すごくないですか?

Raise3D新シリーズをもっと詳しく知りたい方は、特設サイトをご参考ください!

従来モデルや、新シリーズにも使えるフィラメントは「Fabmart(ファブマート)」でも取り扱っております!

Fabmart

まとめ

実際に展示品を見てみると、その精度の高さにびっくりしました。
参加していた皆さんが熱心に鑑賞する様子を見て、3Dプリンターがもっと必要とされていく未来を感じました。
これから発展していく3Dプリンター技術が楽しみです!
参加者はたくさんいたんですが、女性が私ひとりだったのでちょっぴり寂しかったです(笑)
3Dプリンターが気になる女性の皆さん(もちろん男性も)、次回もあると思うので ぜひ足を運んでみてください!
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