【2025】おすすめの自由研究9選！簡単にできる実験から珍しいテーマまで紹介

自由研究のテーマを何にしようか、毎年悩む学生も多いでしょう。自由研究は制限がなく自由に取り組んでよいからこそ、どうすべきか迷うかもしれません。

本記事では簡単にできる実験から珍しいテーマまで、おすすめの自由研究を合わせて9選紹介しています。気になるテーマがあれば取り組んで、宿題を減らしましょう。

自由研究に取り組む際のポイント

自由研究は自分で決めたテーマや内容をもとに、主体的に取り組むことが目的です。自由研究に正解・不正解はないため、自分がやりたいと思ったテーマを見つけ、最後までやり遂げましょう。

ただし、自由研究に取り組んで終わりではなく、以下の点を踏まえてレポート用紙やスケッチブックにまとめることが大切です。

• そのテーマを選んだ理由
• 研究のやり方や手順
• 自身の予想
• 研究の結果
• 自由研究を通して学んだこと

実験の手順や結果は文字だけでなく、写真を撮っておくと後から見返したときに分かりやすくなります。また、安全面にも配慮することが大切で、普段使い慣れない道具を使用する場合は、大人の指導のもとで進めましょう。

最後に、自由研究は自分自身が楽しみながら行うことが重要です。失敗してしまっても構わないので、貴重な学びの機会と捉えて、さまざまなことを学びましょう。

自由研究については下記の記事でも詳しく紹介しているので、気になる方はご覧ください。

【2024】自由研究におすすめのテーマ8選！作り方やテーマの探し方も解説

おすすめの自由研究9選

おすすめの自由研究のテーマを9つ紹介します。

それぞれ実験のやり方やポイントなどを解説するので、興味があるものを見つけたらさっそく取り組んでみましょう。

①大根で明かりをつける

大根を使って電気を起こし、発光ダイオード（LED）を光らせる実験です。必要なものは大根・銅板・亜鉛板・ミノムシクリップ付き導線・サンドペーパー・発光ダイオード（LED）で、手順は以下のとおりです。

1. 銅板と亜鉛版をサンドペーパーで磨く
2. 大根を輪切りにする
3. 切った大根に銅板と亜鉛板をさす
4. 銅板と亜鉛板をミノムシクリップでつなぐ
5. 発光ダイオードの長い足に導線をつなぐ

野菜に含まれる汁によって亜鉛が化学変化を起こし、亜鉛イオンと電子が発生します。すると電子が導線を通じて銅板に移動し、電流が流れてLEDが光る仕組みです。

レモンやグレープフルーツ、じゃがいもなどの他の果物・野菜でも同じように実験を行い、結果を比較するのもおすすめです。ただし、果物や野菜を切るときは危ないので、大人の方に用意してもらってください。

②氷の温度を下げる

氷に塩を加えることで、温度がさらに下がる工程を観察する実験です。必要なものは氷・塩・温度計の3つで、手順は以下のとおりです。

1. 氷を用意して温度を測定する
2. 氷に少しずつ塩を加えながら温度を記録する

固体である氷が液体の水に変化するときは、周りから熱を奪って温度を下げます。しかし、氷に塩を加えることで氷がより早く溶けようとして、周りから急激に熱を奪うため全体の温度が下がります。

シンプルな実験ですが、なぜ塩を加えただけで温度が下がるのかを自分なりにまとめると、立派な自由研究になります。最後に、この実験から学んだことや新たな疑問点があれば、一緒に書いておくのもおすすめです。

③リトマス試験紙で液体を調べる

リトマス試験紙を使って、日常にあふれる身近な液体の酸性・アルカリ性を調べる実験です。必要なものはリトマス試験紙と、自分が調べてみたい液体を用意するだけで可能です。

例えば、レモン汁・石鹸水・お酢・食器用洗剤・牛乳・食塩水などは準備しやすいのでおすすめです。手順は簡単で、さまざまな液体にリトマス紙を浸して色の変化を観察します。

赤いリトマス試験紙が青に変わればアルカリ性、青いリトマス試験紙が赤に変われば酸性です。どちらに浸けても色が変わらない場合は、中性と判断できます。調べた液体の種類と結果を表にまとめて、自分なりの考えをまとめましょう。

④10円玉をピカピカにする

古くなったり汚れていたりする10円玉を、化学反応を利用してピカピカにする実験です。必要なものは10円玉数枚と調べてみたい液体（調味料など）・綿棒・容器で、手順は以下のとおりです。

1. 汚れている10円玉を用意して写真を撮る
2. 調べたい液体を容器に出す
3. 容器が入った液体に綿棒をつける
4. 綿棒を使って10円玉に塗る
5. 数十分間放置して変化を見比べる

10円玉がピカピカになる液体もあれば、あまり変化しないものもあります。その液体の性質に着目して、自分なりに意見をまとめましょう。

また、10円玉全部につけてしまうと変化がわかりにくいため、半分や一部分だけに液体をつけるのがポイントです。結果が伝わりやすいように、写真を撮っておきましょう。

⑤透明な卵を作る

殻が付いている生卵を、化学の力で透明にする実験です。必要なものは生卵・酢・容器・キッチンペーパー・輪ゴムで、手順は以下のとおりです。

1. 生卵を洗って水分を拭き取る
2. 容器に生卵とお酢を入れる
3. ほこりが入らないようにキッチンペーパーと輪ゴムでフタをする
4. 2～3日放置する

生卵をお酢に浸けて数日間放置するだけで、中身が透けて見える不思議なブヨブヨの卵ができあがります。卵の変化を日々写真を撮りながら、卵の殻が溶ける過程や透明になった卵の様子を詳しく説明しましょう。

また、なぜお酢が卵の殻を溶かしたのか、その化学反応についても解説すると、より充実した研究になるのでおすすめです。実験後の卵は食べられないため、触って変化を楽しむだけにしましょう。

⑥水をきれいにする装置を作る

簡易的な浄水器を自分で作ってみて、泥水をきれいにする実験です。用意するアイテムは多めで、空のペットボトル2本・輪ゴム・カッター・はさみ・ビニールテープ・砂・小石・活性炭・脱脂綿・泥水・砂利です。手順は以下のとおりです。

1. ペットボトルの底を切る
2. もう1本のペットボトルの上部を切る
3. 切り口にビニールテープを貼る
4. 底を切ったペットボトルの口に脱脂綿を詰める
5. さらに上からガーゼをかぶせて輪ゴムでとめる
6. ペットボトルの底から小石→砂利→活性炭→砂→ガーゼの順に入れる
7. 上部を切り落としたペットボトルにろ過装置を入れる
8. 上から泥水を注ぐ

浄水器の構造を図や写真で表現して、汚れた水とろ過装置を通した水を記録して比較します。自分なりになぜ水がきれいになったのか、感想などをまとめてみましょう。

実験できれいになった水は、体によくない成分が含まれている可能性があるため、飲まないように気を付けてください。

⑦3色だけで他の色を作り出す

赤・青・黄の3原色を使って、さまざまな色を作り出す実験です。必要なものは赤・青・黄色の絵の具とパレット・筆です。まずは以下の配色にしたがって、オレンジ、紫、緑を作ります。

• 赤＋黄→オレンジ
• 赤＋青→紫
• 青＋黄色→緑

3色だけで作り出した色にもう一度赤や青を混ぜて、より多くの色を生み出します。混ぜる量の違いで、赤色の要素が強いオレンジや、青色の要素が強い紫などができるため、絵の具の比率や量も写真に撮っておきましょう。

白色絵の具を混ぜると、さらにバリエーションが増えるのでおすすめです。たった3色の絵具から、たくさんの色を作り出せる不思議さや感想をまとめて締めくくりましょう。

⑧星座についてまとめる

たくさんの種類がある星座ですが、歴史や神話もさまざまなため、調べてみるのもおすすめです。星座図鑑や本、インターネットなどを使って調べてまとめましょう。

まずは自分が興味のある星座を選び、形や見える時期などを調べて、その星座にまつわる神話や伝説を調査します。さらに、その星座とかかわりがある別の星座もリサーチすると、新たな発見が見つかります。

まとめるときは星座の名前とともに形を描き、神話を添えると完成度の高い内容に仕上がります。時間があればプラネタリウムに行ってみるのもおすすめです。

⑨城の工夫を調査する

日本の城の構造や工夫について調べてみる自由研究で、必要なものは城に関する資料や本、インターネットです。

まずは住んでいる都道府県の代表的な城や自分が好きな城を選択し、防御構造を詳しく調べます。昔は現代のような技術がない中でどのように工夫したのか、城の歴史や技術ついてもまとめたりすると内容が充実するのでおすすめです。

友達と被りにくいおすすめの自由研究

友達とテーマが被らないような、珍しい自由研究を1つ紹介します。それは、3Dプリンターを使ってものづくりをする方法です。

3Dプリンターを使うと、フィギュアやクッキーの型、スマホスタンドなどを作成することができます。必要なものは3Dプリンター・3DCADソフト・フィラメント（素材）で、手順は以下のとおりです。

1. 3DCADソフトでデザインしたい図面を作成
2. データを3Dプリンターに送信
3. 3Dプリンターで印刷

3DCADの操作画面やデザインの過程、制作物などを写真で記録して、文章でまとめましょう。さらに、3Dプリンターのメリットや将来の可能性などの考察を加えると、より高度な内容にまとまります。

3Dプリンターのデータ作成で使用する3DCADソフトは、Fusion360やSOLIDWORKSなどが代表的です。なかでもProSkilllのセミナーは2日間で学べるので、短期間で集中して学習したい方におすすめです。興味がある方は、以下のボタンをクリックして詳細をご確認ください。