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【2026】Unityでメタバース構築や3Dゲーム制作をするには?方法やおすすめのツールを紹介!

近年、メタバースや3D技術の活用が進んでおり、建築や製造などの産業分野でも注目を集めています。なかでも、Unityは直感的な操作性と高い拡張性を備えたツールとして多くの企業に支持されています。

本記事では、Unityを使ったメタバース構築や3Dゲーム制作の方法、実際の活用事例などを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

Unityとは

Unityとは

引用:Unity

Unity(ユニティ)とは、ゲーム制作を中心に、建築・自動車・医療など、さまざまな業界で活用されているコンテンツ制作ツールです。PCやスマートフォンなど、複数のプラットフォームに対応しており、1つのプロジェクトでさまざまなデバイス向けに展開できるのが大きな特徴です。

また、直感的に操作できるUIを備えているため、プログラミング初心者でも扱いやすいでしょう。こうした汎用性の高さと使いやすさから、Unityは個人開発者から大手企業まで幅広く利用されています。

Unityのプラン

Unityには「Personal」「Pro」「Enterprise」「Industry」の4つのプランがあります。
ゲーム&エンタメ以外の人は以下の条件でプランが決定します。

プラン 条件 料金
Pro 調達資金または年間収益が20万米ドルを超える企業 326,700円/年
Industry 調達資金または年間収益が100万米ドルを超える企業 816,750円/年

一方で、ゲーム&エンタメの人は、ProとEnterpriseから決定します。年間収益が2500万ドルを超える企業の場合は、Enterpriseの契約が必要で、価格はカスタム価格です。

また、調達資金または年間収益が10万米ドル未満の個人開発者、もしくは小規模企業の場合は無料プランのPersonalを利用できます。

Unityでできること

Unityを使えば、主に以下のようなことができます。

  1. 3D/2Dゲーム作成
  2. アプリ開発
  3. メタバースの構築

これらのできることについて詳しく見ていきましょう。

①3D/2Dゲーム作成

Unityは、3Dや2Dゲーム制作に広く利用されている代表的なツールです。リアルな質感を再現できる高度なグラフィック機能や、キャラクターの動きや衝突などを自然に表現できる物理エンジンなどを用いた開発ができます。

特に、3Dゲーム開発では、3Dモデリングやアニメーションなど、開発に欠かせない機能が標準搭載されています。

②アプリ開発

UnityはiOSやAndroidアプリ向けのゲーム開発も可能です。特に、現実世界とデジタルを融合させたAR技術を活用したアプリの開発も可能で、位置情報を用いたARアプリは世界的に多くのユーザーに利用されています。

また、自動車の走行シミュレーションや建設現場の可視化ができるアプリなど、ゲームだけでなく、ビジネス分野でも活用が進んでいます。

③メタバースの構築

メタバースの構築

Unityは、XRコンテンツの作成にも優れています。特に、VR技術によって仮想空間を作ることで、メタバースの構築も可能です。

メタバース上では、ユーザーはアバターを操作して自由に空間を移動・探索したり、ほかのユーザーとリアルタイムで交流したりできます。

Unityで3Dゲーム・メタバースを制作する手順

Unityで3Dゲーム・メタバースを制作するおおまかな流れは、以下のとおりです。

  1. プロジェクトを作成する
  2. オブジェクトを作成する
  3. スクリプトを作成する

実際にどのような流れで3Dゲームやメタバースが作られているのかについて見ていきましょう。

①プロジェクトを作成する

まずは、プロジェクトを作成する必要があります。
Unity Hubのプロジェクトメニューの「新しいプロジェクト」をクリックしましょう。

「新しいプロジェクト」をクリックする

続いて、テンプレートから「3D」を選択してください。

テンプレートから「3D」を選択する

「プロジェクト名」と「保存場所」を設定したら、「プロジェクトを作成」をクリックすると、プロジェクトが新規で立ち上がります。

また、メタバースワールドを作成するなら、メタバース構築に必要なアセットが用意されているキットをダウンロードする必要があります。

以下は、公式が用意したテンプレートでメタバース環境を構築できるプラットフォームである「Cluster」でメタバースを構築する際の例です。

  1. Clusterの公式サイトからテンプレートフォルダーをダウンロードする
  2. Unity Hubの「追加」からダウンロードしたテンプレートフォルダーを開く
  3. ワールドを作り込んでいく

このとき、Unityのバージョンが「Unity 2021.3.4f1」でないと動かない点に注意が必要です。対象のバージョンは別途ダウンロードしてください。

②オブジェクトを作成する

プロジェクトを作成できたら、次にワールドの中に配置するオブジェクトを作成します。
画面上部にあるメニューの「GameObject」から「3D Object」を選ぶと、さまざまなオブジェクトを追加できます。

「GameObject」から「3D Object」を選ぶ

例えば「Plane」を追加すれば床が作成され、「Sphere」を追加すると球体が配置されます。
今回は、「Plane」と「Sphere」を追加しました。

こうしたオブジェクトを組み合わせながら、ワールドの構造を作り上げていきます。

③スクリプトを作成する

メタバースや3Dゲームに動きやロジックをつけるには、スクリプトと呼ばれるプログラムを設定する必要があります。
ここでは、ゲーム制作には欠かせない要素であるオブジェクト同士の「当たり判定」を導入する例を紹介します。

まず、シーンに追加したSphereをPlaneの上部に配置しましょう。Sphereを選択したら、緑の矢印をドラッグして移動させます。

緑の矢印をドラッグして移動させる

続いて、Sphereを選択してInspectorから「Add Component」ボタンをクリックしてください。「Rigidbody」と検索して適用します。

Rigidbodyを適用する

Rigidbodyは物理演算を適用するために必要なコンポーネントです。

次に、Projectビューにある「Assets」内で右クリックして、「Create」から「C#Script」を選択します。

「Create」から「C#Script」を選択する

スクリプトをダブルクリックで開き、「public class NewBehaviourScript : MonoBehaviour」の中に以下を記述しましょう。

void OnCollisionEnter(Collision collision) {
 Debug.Log(“衝突しました!”);
}

スクリプトを記述する

Unityに戻って作成したスクリプトをSphereオブジェクトにドラッグしてアタッチしてください。
Consoleビューに切り替えたら、画面上部の再生ボタンをクリックしましょう。

SphereとCubeの衝突時に、Consoleビューに「衝突しました!」と表示されれば、当たり判定が正しく機能している証拠です。

当たり判定が機能しているか確認する

このような操作を繰り返すことで、メタバースのワールドを構築したり、3Dゲームを作ったりできます。

Unityで構築されたデジタルツインの一例

Unityでは、ゲーム業界だけでなく、産業向けのリアルタイム3D開発ソリューションとしても活用されています。

特に、以下のような分野でUnityを使ったデジタルツインの構築が行われています。

  1. 建築
  2. 教育
  3. 自動車
  4. 医療
  5. 土木

これらの分野で実際にデジタルツインを導入した企業の例を見ていきましょう。

①東芝エレベータ株式会社

建築分野では、東芝エレベータ株式会社がBIMとUnityを組み合わせて、設計や施工の効率化を進めています。昇降機の設置現場を3Dで再現したデジタルツインを活用することで、図面だけでは伝わりにくい構造を可視化しました。

これにより、クライアントとの認識共有が容易になり、品質向上や効率化が進んでいます。さらに、新入社員研修ではUnityで制作したVRコンテンツも使用しています。

②金沢大学

教育分野では、金沢大学がUnityを活用して教育DXを推進しています。リアルタイムVFXシステムが導入された「xRスタジオ」では、トラッキング機能付きのカメラとグリーンバック背景を用いて、講義をリアルタイムで配信できるようにしました。

また、センターの技術職員は未経験からUnityを習得し、大学キャンパスや遺跡、分子運動などをVRやMRで再現するコンテンツを制作しています。静的なデータを動的に可視化することで、講義や実験で活用できる高度な教材づくりを進めています。

③トヨタ自動車株式会社

自動車分野では、トヨタ自動車が車の運転席周りのインターフェース開発にUnityを採用しました。
Unityの技術をトヨタの開発に取り入れることで、開発の流れがスムーズになり、作業効率を向上させる効果が期待されます。

また、これまでは3D表現の活用は熟練の技術が必要でしたが、Unityによって若手エンジニアでも素早く開発にチャレンジできるようになりました。

④イマクリエイト株式会社

医療分野では、イマクリエイト株式会社が動きのシェアを可能としたVRプラットフォーム「ナップ」を開発しました。
ナップは従来の見るVRではなく、するVRとして、実際に体を使った体験をできるのが特徴です。

これにより、医師が実際にワクチンを打つ手の動きを医学部生にシェアできるようになり、遠隔にいながらも実践的なトレーニングを実現しました。

⑤西松建設株式会社

土木分野では、西松建設株式会社が建設機器やトンネル内部の状態などを可視化できる山岳トンネルデジタルツインプラットフォームを開発しました。
3Dグラフィックスでトンネルを再現することで、人や重機が今どこにあるのかをリアルタイムで確認できます。

危険性の高い山岳トンネル工事のデジタルツイン化によって、作業員の安全確保や工事の効率化を目指しています。

メタバースを構築するならUnity Industryがおすすめ!

メタバースを構築するならUnity Industryがおすすめ

3Dデータを使ってメタバースを構築するなら、Unity Industryがおすすめです。Unity Industryでは、CADやBIMなどのさまざまな3Dデータをインポートできるため、現実世界をゲーム感覚で仮想空間上に再現できます。

建築・製造・都市開発などでリアルな空間シミュレーションを行いたい企業に特におすすめです。

Unity Industryを実際に導入した事例やどのような効果があるのか気になる方は、ぜひ以下のリンクから資料請求をしてみてください。

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Unityの3Dについてのまとめ

今回は、Unityでメタバース構築・3Dゲーム制作をする方法や、Unityで構築されたデジタルツインの一例について紹介しました。Unityは、ゲーム開発だけでなく、メタバースやデジタルツインの構築など、さまざまな分野で活躍するプラットフォームです。

特に、Unity Industryを活用すれば、現実世界を仮想空間に再現でき、危険なシミュレーションも安全に行えます。自社の開発効率化を目指したい場合は、ぜひUnity Industryの導入を検討してみてください。

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