夏休みのイベントといえば、花火大会や夏祭り、海水浴やキャンプを思い浮かべる方が多いと思います。これらの夏休み定番イベントも楽しいですが、今年の夏休みは少し目先を変えて遊びと学びを両立できるイベントに参加してみませんか?
夏休みに開催されるイベントは、創造力や問題解決能力などの子どもの将来に役立つ学習効果もあるため、夏休みの課題の一つ・自由研究にも活用できます。
この記事では、毎年夏休み期間に開催されるおすすめイベントを紹介します。
釣りで使える3Dルアー作りや、ワークショップなど楽しく学べるイベントを厳選したので、ぜひ夏休みの思い出作りの一環として参加してみましょう。
夏休みのイベントとは?
夏休みのイベントとは、夏休みを活用した体験と学びの融合アクティビティです。
楽しいゲーム制作や3Dモデル作りなど、子どもたちの好奇心を引き出す体験を通じて、「見る」「聞く」「触る」といった五感を刺激し、創造力や問題解決能力を効果的に育みます。
子どもにとって特別な期間である夏休みに自ら考え行動し、新たな発見をすることは、今後の持続的な成長を促し、より豊かな人生を送るための礎となるでしょう。
この「自ら考え行動する」アクティブラーニング(能動的学習)は、近年その学習効果の高さから教育現場でも注目されています。
夏休みのイベント参加による学習効果
夏休みのイベントに参加することでさまざまな学習効果を得られます。
以下では、夏休みのイベントに参加する主な学習効果を表でお伝えします。
学習効果 | 具体例 |
創造性・想像力の育成 | 3Dモデル作り、デジタルイラストなどでアイデアを形にする |
自立心・責任感の育成 | 自ら考え行動することで自主性や自己管理能力を養う |
問題解決能力の育成 | 自分で課題を設定して解決まで導く力を養う |
論理的思考力の育成 | プログラミング体験などで、論理的・体系的な思考能力を養う |
コミュニケーション能力の育成 | チーム活動やグループワークを通じて、他者との協調を学ぶ |
探究心・好奇心の刺激 | 和菓子のデザイン作成やゲーム開発などの未知の世界に触れる |
自己肯定感の向上 | 新しいスキルの習得や課題達成を通じて自信を培う |
夏休みのイベントは、親子間のコミュニケーション促進、または自由研究のテーマ発見など、参加することで得られるメリットは数多くあります。
特に、自由研究のテーマ選びに悩んでいる方には、ぴったりのイベントといえるでしょう。
以下の記事では、夏休みのイベントと連動した自由研究テーマを紹介しています。
「夏休みのイベントがなかなか決まらない」という方はぜひ参考にしてください。
夏休みのイベントの種類
夏休みのイベントにはさまざまな種類があります。
以下では、代表的な夏休みのイベントの種類をお伝えします。
- 3Dプリンターを使った立体的なオブジェ制作
- オリジナルのゲームやアプリを作るプログラミング体験
- ロボットキットを使ったロボット製作
- 体験陶芸、染め物、和菓子作りなど日本伝統文化の体験
- 博物館が主催する歴史や科学、芸術関連のイベント
夏休みのイベントは、参加する子どもの年齢や興味に合わせて選ぶことが大切です。
まずは、どのようなテーマに興味があるのか明確にして、気になるイベントをいくつかピックアップしてみましょう。
夏休みのおすすめイベント7選
それではさっそく、夏休みのおすすめイベントをご紹介します。
ものづくりやアイコン作成、和菓子デザインなどさまざまなジャンルから厳選したので、ぜひ夏休みのイベント選びの参考にしてください。
- リサイクル×3Dものづくり自由研究チャレンジ
- Summer Studio 2025
- 夏休み!寒天博士になろう
- ヒルズ・ワークショップ フォー・キッズ 2025
- キッザニアSUMMER限定アクティビティ
- 夏休み自由研究教室「親子で学ぶ天気図講座」
- みる!さわる!つくる!古代オリエントをたのしむ!子どもミュージアム
夏休みのイベント①リサイクル×3Dものづくり自由研究チャレンジ
夏休みのイベントとして最初に紹介するのは、「リサイクル×3Dものづくり自由研究チャレンジ」です。このイベントでは、CADを使って自分だけのオリジナルルアーをデザインし、3Dプリンターで作成する工程を体験できます。
創造力や問題解決能力を養えるCADや3Dプリンターの操作を学ぶことは、将来役立つスキルを身につける第一歩となります。親子で協力して3Dルアーを作ることで、子どもの新たな一面を発見し、絆を深める貴重な体験となるでしょう。
「自由研究のテーマに悩んでいる」「夏休みの思い出をつくりたい」という親子にピッタリの楽しいイベントで、3Dモデル作成の経験を自由研究のテーマとして活用することもできます。
プロの講師が丁寧にサポートするので、ぜひ初心者の方も安心して参加してください。
開催日時 | 2025年8月2日(土) 13:00~15:30 ※雨天決行・荒天中止 |
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開催場所 | お台場MONO( 東京都江東区青海2-5-10- テレコムセンタービル東棟14階 ) |
対象年齢 | 小学3年生以上の親子 |
料金 | 無料 |
作成予定 | 小型ルアー・ネームプレート |
持ち物 | 必要なものは準備しますので、手ぶらでどうぞ |
夏休みのイベント②Summer Studio 2025

続いて紹介する夏休みのイベントはBUG主催の「Summer Studio 2025 “手からうまれる創造”」です。
7月30日〜8月31日にかけて開催される小学生〜高校生向けのワークショップ&展示プログラムがあり、グラフィック、建築、漆工芸など多彩なジャンルで作品づくりを体験できます。
東京駅直結の好アクセスで、夏休みの自由研究にもぴったりなので、ぜひ公式サイトから詳細をご覧ください。
場所 | アートセンターBUG(東京駅八重洲) |
対象 | 小学生以上 |
参加費用 | 無料 |
夏休みのイベント③夏休み!寒天博士になろう

次に紹介するのは、和菓子店「とらや」が主催する特別展「和菓子で自由研究!」です。
こちらの夏休み向けイベントでは、羊羹に欠かせない寒天の原料や歴史、製法を写真や映像で紹介、海藻モチーフの立体パネルや寒天の実物展示もあり、和菓子屋ならではの視点で楽しみながら学べます。
寒天がどのように固まるのかを図やキーワードで解説し、葛との違いにも触れるなど、自由研究にも役立つ内容が満載です。夏休みの思い出作りに、そして夏休みの自由研究のヒント探しに最適なイベントにぜひ参加してみてください。
場所 | 東京都港区赤坂「とらや 東京ミッドタウン店ギャラリー」 |
対象 | 学生、大人 |
参加費用 | 無料 |
夏休みのイベント④ヒルズ・ワークショップ フォー・キッズ 2025

続いて紹介する夏休みのイベントは、「ヒルズ・ワークショップ・フォー・キッズ2025」です。
街全体が教室となり、「学ぶ」と「遊ぶ」を自由に行き来しながら、プロから学ぶ実践的な体験ができます。職業体験・科学実験・アート・デジタル体験・食育など多彩なプログラムが揃い、好奇心を刺激するので、夏の自由研究や体験学習にいかがでしょうか。
大都市を舞台にわくわくする学びを楽しんでください!
抽選申込に間に合わなかった方も、当日参加ワークショップなどもあるので、詳しくは公式サイトをご覧ください。
場所 | 六本木ヒルズ・麻布台ヒルズ・虎ノ門ヒル・ズアークヒルズ |
対象 | 3歳以上 |
参加費用 | 公式サイトから各イベントをご確認ください |
夏休みのイベント⑤キッザニア

次に紹介するのは、キッザニアが主催する「キッザニア サマー」内の限定アクティビティです。
こちらは、子どもたちの想像力を刺激して創造力を育む、ワクワクドキドキの夏休み限定イベントです。
夏休みに普段できない体験をすることで、創造性やコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を培い、さらには社会のしくみを学び、将来の夢発見のきっかけになります。
また、このイベントは毎年行われるか分からないのできちんと公式サイトを確認しておきましょう。
場所 | キッザニア東京 |
対象 | 3歳~15歳(2歳以下は入場無料) |
参加費用 | 通常の入場料に含まれる |
夏休みのイベント⑥夏休み自由研究教室「親子で学ぶ天気図講座」

7月20日と8月3日に、「夏空編」と「台風入門編」の2テーマで開催。
自由研究に最適な内容で、気象に興味がある子どもにぴったりの講座です。
開催場所 | 東京学芸大学 小金井キャンパス |
対象 | 小学校3年生~中学3年生(小学生は保護者同伴が原則) |
参加費用 | 2,200円 |
夏休みのイベント⑦みる!さわる!つくる!古代オリエントをたのしむ!子どもミュージアム

東京・池袋サンシャインシティの古代オリエント博物館では、夏の特別展「みる!さわる!つくる!古代オリエントをたのしむ!子どもミュージアム」を開催します。
子どもも大人も一緒に楽しめる、見るだけではない体験型展示が満載です。
展示は「文字」「暮らし」「いのり・神様」といったテーマ別に構成されており、ワークシートを使って館蔵品をじっくり観察、実物の石器に触れたり、古代のハンコ(印章)を粘土に押して図像の浮かび上がりを体験できたりもします。
夏休みの自由研究にぴったりの、五感で学べる貴重な体験をご家族やお友達としてみてはいかかでしょうか。
場所 | 池袋サンシャインシティ文化会館7階ビル 古代オリエント博物館 |
対象 | 子供から大人まで |
入館料 | 一般:1200円 大高生:600円 中小生:300円 |
どの夏休みイベントも、体験を通して知識を深められる内容となっています。
夏休みという長期の時間を活用して、スキルの幅を広げる貴重な機会として、ぜひ参加を検討してみてください。夏休みイベントで興味のある分野に触れることで、勉強や進路選びに対するモチベーションも大きく変わってくるはずです。
夏休みのイベントを選ぶコツ・ポイント
本記事でも紹介したように、夏休みのイベントといっても多種多様で、それぞれ魅力や特徴、目的が異なります。
夏休みのイベントを選び際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
ポイント①子ども自身に興味を持たせる
夏休みのイベントを有意義なものにするためには、子ども自身にイベントに興味を持ってもらうことが重要です。子どもの成長を促すきっかけにするためにも、まずイベントを選ぶ段階から関心を向けましょう。
子どもが決められない場合は、いくつかの選択肢を提示してみてください。
子どもと一緒にイベントの内容や期待される効果について話し合うことで、子どもの興味をより深く理解し、同時に子ども自身も自分の興味や目標をより明確にできます。
ポイント②大人はアドバイス程度に抑える
夏休みのイベント選びの際には、大人はアドバイス程度で抑えましょう。
子どもの主体性を育むためにも、最終的な決定は子どもの意思を尊重してください。
子どもが夏休みのイベントに対して、より強い責任感と意欲を持って参加するためにも、イベントを選ぶ過程を大切にしましょう。夏休みのイベントを自主的に決定させることは、将来的な意思決定能力の向上にもつながります。
上記のポイントを押さえることで、効果的な学びや成長の機会を得られます。
ぜひ夏休みのイベントを通じて、子どもたちの好奇心を刺激し、潜在能力を最大限に引き出し、新たな興味や才能を発見するきっかけを創出しましょう。
夏休みのおすすめイベントについてまとめ
この記事では、夏休みのおすすめイベントを7つ紹介しました。
夏休みという子どもにとって特別な期間に子どもの興味を持つイベントに参加することは、社会性を育み、探究心を深め、将来の夢を育むなど、さまざまなメリットがあります。
子どもの普段の様子から推し量り選ぶのも良いですが、必ず子供の意思を尊重してください。
学習効果を最大限に高めるポイントは、子ども自身の思いと興味を表に出すことです。
一人ひとりの子どもが積極的に参加し、自ら学ぶという姿勢を育むことが、夏休みのイベント選びにおいて最も重要であるといえるでしょう。
