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IT 【2026】n8nの料金体系を解説!無料版と有料版の違いや商用利用のルールも

【2026】n8nの料金体系を解説!無料版と有料版の違いや商用利用のルールも

n8nには、公式サーバーを利用するクラウド版と、自社サーバーで運用するセルフホスト版の2つの運用形態があり、それぞれ料金体系が異なります。そのため、「どちらが自社に合っているのか」と迷われる方も少なくありません。

本記事では、プランごとの違いやn8nの料金の仕組みをわかりやすく解説します。記事を読めば、自社の予算と技術リソースに合ったプランが判断できます。導入後のミスマッチを防ぎ、n8nで自動化をスタートさせたい方は、ぜひ参考にしてください。

n8n料金の基本

n8n導入前に、ツールの基礎と料金の仕組みを把握することが重要です。n8nには他の自動化ツールとは異なる独自の課金体系や運用ルールがあります。まずは、n8nの基礎知識を以下の項目別に見ていきましょう。

  • n8nの特徴
  • クラウド版とセルフホスト版の違い
  • 実行回数の仕組み

n8nについて把握することで、自社の目的にはどのプランが最適か、あるいは無料で運用できるのかという料金の目安が明確になります。

n8nの特徴

n8nは、ノードと呼ばれるアイコンを線でつなぐだけで、アプリ間の連携や業務フローを自動化できるiPaaSと呼ばれるツールです。主な特徴は、以下のとおりです。

特徴 内容
可視化されたフロー フローチャート形式で、処理を直感的に管理可能
高度なカスタマイズ JSやPythonによるコード記述で、柔軟に拡張可能
AIとの親和性 AIモデルを容易に組み込め、エージェント開発に最適

n8nの最大の特徴は、一般的なノーコードツールよりも自由度が高く、複雑なデータ処理やAI連携を得意としている点にあります。また、単なる連携ツールにとどまらず、プログラミングの知識を活かして高度な開発ができる点も魅力です。

複雑な業務フローの自動化にあたり、標準機能では難しいデータ加工やカスタマイズを行いたい場合は、n8nのCodeノードでも利用可能なPythonなどの言語を学んでおくのが良いでしょう。

Pythonの基礎知識をマスターしたい方は、以下のような短期集中で効率良く学習できるセミナー受講も視野に入れてみてはいかがでしょうか。以下のPython基礎セミナー講習は、初心者でも短期間でPythonを業務で使えるスキルを習得できると人気です。

セミナー名Python基礎セミナー講習
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)27,500円〜
開催期間2日間
受講形式対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング

クラウド版とセルフホスト版の違い

クラウド版とセルフホスト版の違いは、n8nのサーバーを借りて使う(SaaS)か、自分のサーバーにインストールして使うかです。この運用形態によって、料金の発生源が異なります。

項目 クラウド版(n8n Cloud) セルフホスト版(Self-hosted)
運用形態 公式サーバーを利用(管理はお任せ) 自社サーバーを利用(管理は自分)
支払い先 n8n公式(サービス利用料として) サーバー会社(サーバー代として)
メリット 構築・保守の手間が不要 低料金かつセキュアに運用可能
デメリット 実行数に応じて料金増 構築・保守に専門知識が必要

サーバー構築の手間を省いてすぐに業務利用を開始したいならクラウド版、社内のエンジニアリソースがあり、料金を最優先したいならセルフホスト版を選ぶのが得策です。

実行回数の仕組み

n8n料金の課金対象となる実行回数の扱いは、運用形態によって異なります。

運用形態 実行回数の上限 料金への影響
クラウド版 プランごとに制限あり 実行回数が料金に直結する
セルフホスト版 無制限(サーバー性能の上限まで) 何回実行しても追加料金はかからない

特に、クラウド版を利用する場合、正確な料金を把握するためにカウントの定義を理解しておく必要があります。n8nでは、ワークフローが起動してから終了するまでの一連の流れを1単位としてカウントします。ここで重要なのは、処理の工程数(ステップ数)はカウントされないことです。

処理の複雑さや長さに関わらず、起動した回数だけが計測されます。そのため、1つのワークフローに多くの処理を詰め込んでもn8nの料金は変わりません。

n8nについては、以下の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

【2026】n8nとは?CAD業務や製造業で使える自動化ツールを徹底解説

クラウド版|n8nの料金

クラウド版|n8nの料金

クラウド版のn8nの料金は、月間のワークフロー実行回数と機能の範囲に応じて、主に4つのプランに分かれています。現時点での公式料金にもとづくプランごとの詳細は、以下のとおりです。

プラン名 料金(月額) 実行回数(月間) おすすめの方
Starter 20ユーロ 2,500回 個人や小規模な検証での利用
Pro 50ユーロ 1万回 複数の業務を自動化するチーム
Business カスタム 4万回~ 大規模な運用やセキュリティ重視の企業
Enterprise 要問合せ カスタム セキュリティ要件が厳しい大企業

※参考:n8n

まずは料金が安価なStarterプランで運用を開始し、自動化する業務が増えて実行回数が不足した場合に、上位プランへ移行するのが一般的なn8n料金の捉え方です。(※日本円換算:1ユーロ≓165円)

セルフホスト版|n8nの料金と商用利用のルール

セルフホスト版は基本的に無料ですが、用途によっては料金が発生します。料金発生の主な判定基準は、以下のとおりです。

用途 内容 判定
社内利用 自社の業務効率化、データ処理など 無料
商用利用 n8n利用のサービス販売、ホスティング提供など 有料

n8nを自社の業務で利用するか、他社へのサービスとして提供するかによって扱いが異なります。

外販する場合は有料ライセンスが必要

n8nを他社への商用サービスとして外販する場合は、無料版の利用は認められず、別途商用ライセンス(有料)の契約が必須です。料金が発生するかどうかは、金銭の授受ではなく、n8n自体を商売道具として提供するかどうかで決まります。

ケース 詳細 n8n料金
自社のために使う 自社の業務効率化や利益拡大に利用 無料
他人のために使う 他社へn8n環境や製品を提供・販売 有料

どれほど利益が出ても、n8nを自社の業務に使用している限り料金はかかりませんが、顧客へ提供するビジネスを行う場合は、公式との契約が必要になり料金が発生します。

料金で何が変わる?n8nの無料版と有料版の違い

料金で何が変わる?n8nの無料版と有料版の違い

n8nの無料版と有料版の違いは、管理の手間とリソース制限の有無です。以下に、無料版と有料版の主な違いをまとめました。

項目 無料版 有料版
構築・保守 自力で対応 不要
実行ログ保存 無制限(ディスク容量次第) 制限あり(プランによる)
AI・Webhook サーバースペックに依存 プランごとの同時実行数制限あり
サポート コミュニティフォーラムのみ 公式サポートあり

技術力があり、サーバーを自由に調整できるなら無料版がおすすめですが、管理時間をかけずに業務自動化に集中したい場合は、有料版を選択するのが良いでしょう。

n8nの料金で選ぶ!クラウド版VSセルフホスト版

月額料金だけで見れば、セルフホスト版が圧倒的に安いですが、そこにかかるサーバー構築や管理の人的コストなどを含めてn8nの運用形態を選ぶのが得策です。ここでは、それぞれの運用形態がどのような方におすすめか紹介します。

  • クラウド版がおすすめな方
  • セルフホスト版がおすすめな方

予算と技術力のどちらを優先するかで、最適な運用形態が異なります。どちらが自社に適しているかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

クラウド版がおすすめな方

月額料金を支払ってでも、サーバー管理にかかる時間と人的コストを削減したい方は、クラウド版が適しています。例えば、以下のようなケースがあげられます。

  • 社内にエンジニアがおらず、採用コストをかけられない
  • サーバー管理よりn8nでの自動化構築に集中したい
  • トラブル時の自力復旧リスクを避けたい

これらの条件に当てはまる場合は、クラウド版を利用することで、スムーズに自動化を開始できます。

セルフホスト版がおすすめな方

社内の技術リソースを活用し、n8nの利用料金をおさえたい方は、セルフホスト版を選ぶのがおすすめです。例えば、以下のニーズがある場合です。

  • 実行回数上限を気にせず使いたい
  • セキュリティ重視でデータを自社の管理下に置きたい
  • サーバー知識があり、とにかく安く済ませたい

技術的な課題を自社でクリアできるなら、セルフホスト版をチョイスすることで、大幅なコストダウンが可能です。

n8nの料金は高い?競合ツールとのコスパ比較

n8nの料金は高い?競合ツールとのコスパ比較

n8nの料金は、他と比べて高いのか安いのか、以下の項目別に検証します。

  • Zapier・Makeとの月額コスト比較
  • Difyとの料金比較
  • Difyと連携する場合のトータルコスト

コストパフォーマンスを重視してツールを選びたい方は、ぜひ参考にしてください。

Zapier・Makeとの月額コスト比較

まずは、n8nと競合であるZapier、Makeとの月額料金比較を以下の表にまとめました。

ツール 月額料金の目安 大量処理時の料金感
n8n 約1,000円~(※)
Zapier 約3,000円~
Make 約1,500円~

※n8nのセルフホスト版を利用するための一般的なVPS(仮想サーバー)の月額料金です。

大量のタスクを自動化する場合、n8nのセルフホスト版の料金が最も低いです。ZapierやMakeは、実行回数が増えるほどプランを上げる必要がありますが、n8nのセルフホスト版なら、どれほど自動化しても料金はサーバー代のみで済みます。

毎日数千件のデータを処理するといった使い方をする場合は、定額で使い放題のn8n一択でしょう。

Difyとの料金比較

n8nとDifyはどちらも人気のツールですが、課金体系と得意分野が異なります。まずは、以下の比較表をご覧ください。

項目 n8n Dify
クラウド版料金 約20ドル~/月 約59ドル~/月
セルフホスト版料金 無料 無料
課金対象 ワークフロー実行回数
  • メッセージ数
  • AIクレジット
得意な業務 定型業務の自動化 思考・対話が必要な業務

クラウド版の開始料金はn8nのほうが安価ですが、セルフホスト版であれば、どちらもサーバー代のみで運用可能です。重要なのは、料金よりも「自社の課題を解決できるのはどちらか」という視点です。人間のような対応が必要ならDify、単純作業を大量に処理するならn8nという基準で選ぶのが良いでしょう。

Difyと連携する場合のトータルコスト

Difyとn8nを連携させると、AIが考えた内容を自動でSlackに投稿するといった高度な仕組みが構築できます。n8nとDifyを連携する場合の料金目安は、以下のとおりです。

運用パターン ツール利用料金 サーバー代 合計
クラウド版同士 約1万2,000円~ 無料 約1万2,000円~
セルフホスト版同士 無料 約1,000円~ 約1,000円~

クラウド版同士だと毎月1万円以上の固定料金がかかりますが、セルフホスト版ならn8nとDifyを同じサーバーで運用することで、月額1,000円程度のサーバー代だけで済みます。低料金で高度なAIと無制限の自動化環境を手に入れたい方は、セルフホストでの連携がおすすめです。

Difyについては、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。

【2026】Difyで何ができる?特徴から使い方や活用事例、注意点まで徹底解説

料金だけで選ぶと後悔する?n8n導入の注意点

n8nはコストパフォーマンスに優れたツールですが、料金だけで選ぶと運用開始後に想定外のトラブルに遭遇する可能性があります。ここでは、n8nの導入前に把握しておきたい注意点を見ていきます。

  • セルフホスト版は保守コストがかかる
  • 英語の知識がないと使いこなすのは難しい

導入後に「こんなはずではなかった」と後悔しないよう、デメリットも把握しておきましょう。

セルフホスト版は保守コストがかかる

n8nの利用料金をおさえるためにセルフホスト版を選んだ場合、月額料金は安くなりますが、保守運用の料金がかかります。クラウド版とセルフホスト版の管理負担の違いを、以下の表にまとめました。

項目 クラウド版 セルフホスト版
バージョン更新 自動(運営会社が対応) 手動(自社で対応)
セキュリティ対策
サーバーダウン時 運営会社が復旧 自社で原因特定・復旧

セルフホスト版では、トラブル発生時にすべて自社で解決する必要があります。社内にサーバー保守ができるエンジニアがいない場合、トラブル対応に時間がかかり、結果としてツールの利用料金以上に人件費がかさんでしまうリスクがあります。社内にエンジニアがいない場合は、クラウド版を選択するのが得策です。

英語の知識がないと使いこなすのは難しい

n8nを使いこなすには、ある程度、語の知識が必要です。例えば、以下の場面で英語が必要になります。

場面 内容
ワークフロー作成時 操作画面のメニューや設定がすべて英語
マニュアル参照時 公式ドキュメントやチュートリアルが英語
トラブル対応時 エラーメッセージが英語

翻訳ツールを使用すれば解決できる場合も多いですが、エラーログを読み解く際などには、基礎的な英語力やIT用語の知識が求められます。

n8n料金に関するよくある質問

ここでは、n8n料金に関するよくある質問を紹介します。

n8nは完全無料で使えますか?
n8nはセルフホスト版なら、完全無料で使えます。
クレジットカード以外の支払い方法は?
BusinessプランまたはEnterpriseプランを年間契約する場合に限り、銀行振込(海外送金)での支払いが可能です。
n8nのAI機能に追加料金はかかりますか?

n8n自体に対して、AI機能(LangChainノードなど)を利用するための追加料金はかかりません。ただし、AIモデルを動かすためのAPI利用料は、外部のプロバイダーに別途支払う必要があります。API利用料は従量課金のため、指示が曖昧で試行錯誤が増えるほどコストがかさみます。

コストをおさえて的確にAIを動かすための正しい指示出しや、API連携の仕組みを学ぶなら、以下のような短期集中型のセミナー受講も視野に入れてみてはいかがでしょうか。生成AIセミナーは、生成AIの基礎から応用スキルまで、短期間でマスターできると評判です。

セミナー名生成AIセミナー
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)27,500円〜
開催期間2日間
受講形式対面(東京・名古屋・大阪)・eラーニング

n8n料金についてまとめ

n8nを使えば、複雑な業務フローの自動化や高度なAI連携が実現します。料金体系は、管理の手間を省くクラウド版か、料金をおさえるセルフホスト版の二択です。エンジニア不在ですぐにn8nを利用したい場合はクラウド版、社内に技術リソースがあり大量処理を定額で行いたい場合はセルフホスト版を選ぶのが良いでしょう。

自社の課題とリソースに合った料金体系を選び、業務効率化を実現してください。

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