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中量生産向けバインダージェット金属3Dプリンター「Shopシステム」とは?!

こんにちは!Chisatoです。
本日のtopicsは、丸紅情報システムズ株式会社が取り扱いを開始した、金属3Dプリンターを専門に開発する米国Desktop Metal,Inc.の「Shopシステム」をご紹介します。

丸紅情報システムズは、1992年以来、28年以上にわたり3Dプリンターの導入を促進し、活用を支援してきました。これまでの3Dプリンターの販売・保守サポート歴で培った豊富な経験をもとに、製造業を始めとするものづくりのお客様へ向けてShopシステムの拡販を展開していきます。
Shopシステムの出荷開始は2021年3月頃の予定です。

Shopシステムの概要

Shopシステムは、均一に分布した金属粉末材料へバインダー(金属粉をつなぎ合わせる糊)をインクジェット印刷するように塗布する工程を繰り返してモデル形状に固めるバインダージェット方式を採用しています。バインダージェット方式により、従来のDesktop Metal 金属3Dプリンター「Studioシステム」本体でのFDM方式造形量を上回る1日あたり最大約70kgの造形を実現します。また、バインダーを塗布する際の印刷解像度は1600dpiと高精細であるため、精度の高い造形モデルの少量から中量生産を実現します。
小さな実用部品をコスト効率よく生産できるようになることで、治工具をはじめ補給部品や少量から中量生産品への適用を実現し、自動車やコンシューマ製品、電子機器、インフラなどの幅広い業界でご活用いただけます。
また、従来のバインダージェット金属3Dプリンターは造形後の後処理を含めた設備一式を、さまざまな試験を実施して揃える必要がありましたが、Shopシステムは3Dプリンターから焼結炉(ファーネス)まで5つの統合されたシステムから成っており、専用ソフトウェアで制御されます。これにより、誰でも簡単に金属造形が出来、さらには量産試作や中量生産といったある程度まとまった量での金属部品の造形が可能になります。また、3Dプリンターは造形エリアの高さにより4機種から選択可能で、後から拡張することも可能です。

Shopシステム仕様

・システムサイズ:199.4(W) x 76.2(D) x 162.6(H)cm
・積層ピッチ:0.05-0.1mm
・造形サイズ:350(W) x 220(D) x 50~200mm(H)*高さは4種類から選択
・造形材料:17-4PH (高強度)ステンレス鋼
・電力:110V/220V、50/60 Hz、11/6A、1.1kW

Shopシステム全体構成

左から順にプリンター、パウダーステーション、ブレンダー、ドライオーブン、ファーネス​となっています。

直感的な操作が可能です。

バルブノズル

モデル鋳造に比べ二次加工が最小限になり納期が短縮できます。

クラッチプレート

モデルオペレーターの工数や工作機械による加工時間を削減できます。

​モデルを支えるサポートは容易に外せます。

 

紅情報システムズ株式会社が取り扱いを開始した、米国Desktop Metal,Inc.の「Shopシステム」に注目です!

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