ITパスポートを受けたいと思ったとき、まず気になるのが勉強時間ではないでしょうか。どれくらい時間をかければ合格を狙えるのか、ITの知識がゼロの状態からでも間に合うのか、どのくらいの勉強期間を見ればいいのか、最初はイメージしにくいものです。
この記事では、ITパスポートの勉強時間をレベル別と分野別に整理しながら、詳しく解説していきます。
ITパスポートの受験者と勉強時間の目安
まずはITパスポートがどんな試験か全体像をつかみ、必要な勉強時間のイメージを持ちましょう。
ITパスポートはどんな人が受ける試験か
ITパスポートは社会人や学生がITの基礎を学びたい方向けの資格です。社内の研修や昇格要件として受験する人もいれば、就職活動や転職活動の目的で受験する人もいます。
受験者は大きく分けると次のような人たちです。
- 大学生や専門学校生
- 営業や経理などIT部門以外の社会人
- IT職で基礎を体系的に学び直したい人
つまり、ITパスポートはITエンジニアだけに向けた試験ではなく、ビジネスや会計など広くITの基礎知識を問う試験となります。
合格に必要と言われる勉強時間の一般的な目安
ITパスポートの合格に必要な勉強時間は約150時間程度が目安と言われています。1日2時間の勉強時間を確保できるなら、初心者でも3か月程度でITパスポート合格が見えてきます。
必要な勉強時間はITの知識レベルによって異なり、大きく次の3つのタイプに分類することができます。
| タイプ | 目安となる勉強時間 |
|---|---|
| IT用語が全くわからない人 | 約150〜180時間 |
| IT用語を多少知っている人 | 約100〜150時間 |
| IT業界経験者・情報系の学生 | 約50〜100時間 |
しかし、自分がどのレベルなのかわからない人も多いのではないでしょうか。
そんなときは以下の問題で自分のレベルをチェックしてみましょう。

この問題文に出てくる「TCP/IP」「プロトコル」「FTP」「IPアドレス」といったIT用語をどれくらい知っていたでしょうか。ITパスポートではこうしたテクノロジ系の基礎知識からの出題が全体の約半分を占め、現時点のITの知識量によって必要な勉強時間が大きく変わります。
問題の答えは「エ」で、他の選択肢はそれぞれ「ア」NTP、「イ」SMTP、「ウ」DHCPの説明になっています。
以下は問題や選択肢を見たときの感想を、おおよその勉強時間の目安に置き換えたものです。
| 問題を見た感想 | 目安となる勉強時間 |
|---|---|
| IT用語が全然わからない | 約150〜180時間 |
| IT用語をなんとなく聞いたことがある、選択肢の用語も聞けばわかるものもある | 約100〜150時間 |
| 全て知っている、他の選択肢の用語もわかる | 約50〜100時間 |
大切なことは現在の知識量に不安を感じることではなく、自分のレベルを把握した上で試験日までに必要な勉強時間を逆算していくことです。
ただし、テクノロジ系は配点も大きく、多くの受験生がつまずきやすい分野です。IT用語の理解は得点に直結するため、重要ポイントを効率よく学べる「ITパスポート試験対策セミナー」の活用も有効です。
ITの未経験者と経験者では必要な勉強時間が異なるのは自然なことです。それぞれのレベルに応じて無理のない計画で進めていきましょう。
ここからは、ITパスポートの勉強時間をレベル別・分野別に分けて、より詳細に解説していきます。
レベル別に見るITパスポートの合格に必要な勉強時間

ここではITの知識レベルごとに勉強時間の目安を説明します。先ほどの問題で一例を示しましたが、もう少し掘り下げて解説していきます。
IT用語が全くわからない人の勉強時間
ITパスポートをきっかけに基礎から勉強する人は、150〜180時間を見ておくと安心です。このタイプの方は次のようなイメージです。
- パソコンやスマホは使うけれど、仕組みはよく分からない
- セキュリティやネットワークの用語がほぼ初耳
- ITだけでなくビジネス全般(会計や統計)の用語も聞いたことがない
この場合、勉強開始当初は用語を理解していくことが中心になります。最初は勉強が進んでいる実感が少なくても心配いりません。徐々に知識が定着していきます。
勉強時間のイメージは、参考書のインプットに80〜100時間、過去問の演習に70〜80時間程度を考えておきましょう。
IT用語を多少知っている人の勉強時間
学校や会社で日ごろからITに触れておりIT用語をなんとなく知っている方は、100〜150時間ほどに収まるケースが多いです。このタイプの具体的なイメージは以下です。
- セキュリティ対策が具体的に何を指すのか、なんとなくイメージできる
- OSとアプリケーションの違いがなんとなく分かる
- データベースやネットワークのイメージが多少ある
知らない用語をゼロから覚えるというより、知識を増やしながら整理していく感覚で勉強していきます。
勉強時間は、参考書のインプットに60〜80時間、過去問の演習に40〜70時間程度を目安にすると良いでしょう。
IT業界経験者や情報系の学生の勉強時間
ITエンジニアや情報系の学生は、50〜80時間で合格を狙えることが多いです。
テクノロジ系の知識があるため、その他の分野(ストラテジ系やマネジメント系)を中心に比較的少ない時間で合格レベルに達することができます。
苦手分野のインプットに20〜40時間、過去問の演習に30〜40時間程度を勉強時間として確保しましょう。
ただし、油断して不合格になる方も一定数いますので、最低でも50時間は確保する意識を持つと安心です。
具体的な過去問の活用法については以下の記事で詳しく解説しています。
分野別に見るITパスポートの合格に必要な勉強時間

ITパスポートの試験はストラテジ系35問、マネジメント系20問、テクノロジ系45問の3つの分野から合計100題が出題されます。試験勉強では、分野ごとに勉強時間の配分を工夫するのがおすすめです。
勉強時間のバランスはテクノロジ系に50%、残りの分野(ストラテジ系とマネジメント系)を25%ずつが基本です。自分の得意分野や苦手分野を踏まえて調整していきましょう。
ストラテジ系の勉強時間

ストラテジ系は、経営戦略や会計などビジネス寄りの内容が中心です。文系の人は取り組みやすい反面、数字に苦手意識があるとつまずきやすい分野でもあります。
勉強時間の目安は全体の2割から3割です。150時間勉強する場合は、30〜45時間くらいを見ておくと良いです。
売上・利益の計算、損益分岐点、在庫の考え方など会計分野は差がつきやすいので、ここはきちんと勉強していきましょう。
マネジメント系の勉強時間

マネジメント系は、プロジェクト管理やサービスマネジメントが中心です。名前だけ聞くと難しそうですが、知識があれば得点しやすい分野でもあります。
必要な勉強時間は全体の2割から3割ほど。過去問を中心に頻出テーマを重点的に押さえていきましょう。
具体的には、開発モデルの種類、プロジェクトの流れとガントチャート、インシデント管理やサービスレベルなど、頻出テーマを理解しておくと得点源にしやすくなります。
テクノロジ系の勉強時間

テクノロジ系は、コンピュータの仕組みやネットワーク、データベース、情報セキュリティなどが含まれる技術寄りの分野です。範囲が広く用語も多いため、一番勉強時間が必要になります。
この分野は全体の勉強時間の5割を目安にしましょう。テクノロジ分野の得意不得意がITパスポート試験の合否と大きく関係してきます。
おすすめの勉強方法は、用語をインプットした後に過去問を繰り返し解くことです。そして過去問で間違えた箇所は再度インプットしていきましょう。
このサイクルで進めると、徐々に知識が定着していき得点が伸びていきます。
苦手な方が多いテクノロジ系については、以下の記事で詳しく解説しています。
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ITパスポートの勉強時間に関するよくある質問
ITパスポート試験に合格するための勉強時間に関するよくある質問をまとめました。ITの知識は徐々についていくものなので、あせらず自分のペースで勉強を続けていくことがポイントです。
ITパスポートの勉強時間まとめ
ITパスポートの勉強時間は、自分のITの知識レベルに合わせて考えるのが現実的です。一般的な目安は150時間ですが、まずは自分のレベルから合計の勉強時間をざっくり決めましょう。
そして試験日を選び、そこから逆算して一日の勉強時間を出すと計画が立てやすくなります。
平日は無理なく勉強時間を確保し、余裕がある休日に少し上乗せする形の計画がおすすめです。できるだけ早いうちに目標日、勉強時間を決めて、セミナーの活用も視野にITパスポートの勉強を始めていきましょう。