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安心で安全な業務のために知っておきたいクローンCADのリスクについて~TrustedDWGテクノロジー編~

こんにちは!キャド研です。
図面破損による修正や再作成などの手戻りのリスク、取引先との信用を著しく損なうリスクなど、クローンCADには、大きなリスクが潜んでいます。
今回は、そんなクローンCADのリスクについてご説明していきます。

クローンCADとは?

クローンCADとは、オートデスク製品の標準ファイル形式である「DWG」を取り扱うことのできる他社製のCADソフトウエアやそれらが保存するDWGファイルのことです。
オートデスク製品の普及とともに、より安価なクローンCADが登場しています。
クローンCADはDWGファイルを使用できますが、本当に問題はないのでしょうか?

クローンCADの問題点

クローンCADで保存したDWGファイルは、図面の情報が欠落するなど、破損を含んでいる可能性があります。
クローンCADのDWGファイルが、必ずしも図面破損しているわけではないことも問題を複雑にしています。
クローンCADで保存されたファイルの場合、データの欠落を確認する作業が増えるだけでなく、欠落箇所が見つけられなかった場合は、本当に欠落がないのか、見落としているだけなのかを見極めるのは非常に困難であり、常に「本当に大丈夫か?」という不安がつきまとうのです。

また、AutoCADをはじめとするオートデスク製品は、毎年バージョンアップして新機能などを追加しています。
そして、新機能で利用される新しい情報を図面ファイルに保存します。
ところがオートデスク製品のリリース後から開発が始まるクローンCAD製品は、新機能に対応するまでに時間がかかります。
さらに、新機能を適切に扱えている保証はありません。

図面破損とは?

図面破損には、さまざまなケースがあり、もっとも深刻なケースは、図面を開けなくなる状態です。
また図面を開くことができても、潜在的に図面が破損している可能性もあります。
例えば、図面内のオブジェクトの参照関係が崩れている場合などです。
AutoCADのRECOVER(修復)コマンドやAUDIT(監査)コマンドで、破損個所を修復して、図面を開くことができたり、開いた図面が破損しているかどうかを調べることもできますが、完全にオリジナルの状態を復元できるわけではないので注意が必要です。

クローンCADのリスク

図面破損は、図面ファイルを運用するうえで、修正や再作成などの手戻りを余儀なくさせ、生産性を大幅に低下させてしまいます。
また、図面破損を起こしてしまった場合、取引先との信用を著しく損なうことはもちろん、最悪の場合は、仕事を失うだけでなく、納期の遅れや手戻りの工数に対する損害賠償問題に発展するかもしれません。
そのため関連会社も含めて、リスクが高いクローンCADの運用は絶対に避けるべきです。

クローンCADで保存されたファイルの見分け方

クローンCADで保存されたファイルも拡張子は同じ「.dwg」なので違いは判りません。そのためAutoCADやAutoCAD LTには、図面を開く際にDWGの違いを区別できる機能があります。それが「TrustedDWGテクノロジー」です。
TrustedDWGテクノロジーとは、オートデスク製 品に搭載されたファイルの識別機能で、ファイルの整合性や互換性を通知する機能です。
オートデスク製品やオートデスクのテクノロジーを利用した製品やサービス以外で保存された図面ファイルを開こうとすると、警告メッセージが表示されることがあります。

この警告が出た場合は、信頼できるDWGファイルではないので、データに欠落部分がないかの確認作業が必要となるのです。

AutoCAD/AutoCAD LTなら安全に安心して設計業務に集中!

クローンCAD製品が、DWGファイルを取り扱えるからといって、設計者(発注元)は、AutoCADを使用し、オペレーター(下請け)がクローンCAD製品を使用するような安易なコスト削減は、かえってコスト高になる危険性があります。
新しく作成する図面はもちろん、過去の設計資産も安心して運用できる最新のTrustedDWGテクノロジーを搭載したAutoCAD/AutoCAD LTは、安全な設計環境を構築することができます。

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まとめ

今回は、クローンCADの問題点からリスク、またその問題点への対処法までご説明してきました!
また、安全に安心して設計業務に集中できる2DCADソフトとして、AutoCAD/AutoCAD LTをご紹介させていただきました。
AutoCAD/AutoCAD LTが基礎から応用まで学べる、AutoCAD基礎セミナーは、初心者の方でも取り組めるコースなので、基礎を分かりやすく、素早く実務に発揮できるように教えてくれます。
是非、セミナー講座をうまく活用して、実務に即活かせる2DCADスキルを上達させてみてはいかがでしょうか。

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