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CADソフトを比較してみた!無料ソフトからおすすめ高機能ソフトを紹介

建築や機械、土木などの世界において、設計図面の作成に必須のツールであるCADソフト。
CADソフトには2D・3Dの図面が作成できるものや、有料・無料であるもの、機能の数の大小など、様々なものが存在しています。
専門用語もいっぱいだし、種類もありすぎて何をダウンロードすればいいのかわからない!
といった人にもわかりやすいように、
今回は数多あるCADソフトの中で無料のソフトから高度な機能に対応しているソフトまで、おすすめソフトを比較してまとめましたのでご覧ください。

CADソフトの選び方

まず、CADソフトを選ぶ際に大事なことは

  • 値段(有料か無料か)
  • 機能
  • 使いやすさ

この3つが大事です。
値段の面で言えば無料のものから数十万するものまで、幅広いCADソフトがリリースされています。

そこでCADソフト選びにおいて大事なことは、設計に対応する機能に合わせて比較し、総合的に判断することだと言えます。
無料ソフトでも優れているものは多くありますし、有料ソフトには他のソフトにない独自の便利機能がついていたりします。
そこで次はおすすめのCADソフトを、項目別に比較しましたので見てみましょう。

人気CADソフトの比較

値段 3D対応 ソフトの特徴 使いやすさ おすすめクラス(初心者〜上級者)
Fusion 360 ¥5,400/月(非商用無料) クラウドベースでの図面作成が可能 中級者向け
AutoCAD ¥25,920/月 高性能で日本でもトップシェアを誇るCADソフト 上級者向け
Jw-cad 無料 × 無料2DCADソフトの中では敵なしの使いやすさ 初心者向け
Vectorworks ¥300000~500000前後(種類による) かなり詳細な3D設計が可能 上級者向け
Solid Edge 2D Drafting 無料 × 初心者には抜群のインターフェイス 初心者向け

人気なCADソフトや、有名なCADソフトを表で比較するとこのようになります。
この表を見ながら、自分にあったベストなCADソフトを選べると良いですね。

無料CADソフトのメリット、デメリット

無料CADソフトのメリット、デメリット

無料のCADソフトの中にも高度な機能に対応しているものもあり、実務では無料ソフトだけで充分、ということもあります。
そこで、無料CADソフトのメリット・デメリットをまとめてみました。

メリット

  • Jw-cadやFusion 360などの人気のあるソフトはそれだけ利用している人数も多く、使い方に関しての情報が得やすい。
  • 用途に合わせて機能が特化している。
  • 有料ソフトのお試し無料版が存在する場合があるので、有料版購入前に動作状況などを試してみることができる。
  • いろいろなソフトを試して、お気に入りのソフトを見つけることができる。
  • 何より無料なのでお金や経費が一切かからない!

デメリット

  • 高度な機能が少ない
  • ダウンロードサイトで登録が必要な場合がある。
  • 機能の制限がされている場合がある。
    (無料と謳っておきながら、データの閲覧しか機能が存在せず、ほとんど有料版を買わせるためのものだったという時もあったり、、、)
  • うっとうしい広告が表示されるものもある。
  • ものによってはお遊びレベルのようなクオリティのソフトが存在する。
  • 商用利用は有料だったりする。

ここまでメリットとデメリットをご紹介してきましが、無料のソフトは用途に合わせて機能が特化しているものが多く、無料とはいっても実務に耐えうる、十分な性能を有したものが多いです。

実際Jw-cadは、2DCADソフトとしてはかなり機能性も高く、使いやすく、無料ソフトの中ではかなりの人気ソフトです。
私自身も、有料のCADソフトはいくつか使用していますが、実際の実務の中ではJw-cadを使用している時間が一番長いかもしれません。
それくらい優れている、使いやすいソフトと感じています。

また、3DCADなら断然Fusion 360がおすすめです。
Fusion 360は非商用利用は無料ですが商用利用は有料のしっかりとしたCADソフトです。
Fusion 360はイベントも開かれておりますし、業務にも使える高機能な3DCADソフトです。
それが非商用の場合は無料で利用できるので、是非非商用で3DCADをやりたい場合はFusion 360をご利用されるのをおすすめします。
なんにせよ無料ソフトはその名の通りダウンロードも使用も無料なので、「安いから質も悪いだろう」と決めつけず、一度利用してみて判断することをおすすめします。

個人的なおすすめCADソフト

個人的なおすすめCADソフト

ご紹介したCADソフト以外にもCADソフトはたくさん存在しますが、個人的におすすめのCADソフトは、ずばりAutoCAD

AutoCADは、オートデスク社が提供する、世界的なシェアを誇るCADソフトです。
建築などの専門分野ごとに特化したソフトも発売されており、今までより利便性がかなり上がりました。
かなり高い機能を持つので、詳細な図面の作成が可能で、3Dにも対応しているので詳細な3Dデータの作成も可能です。
AutoCADのすごいところは、ずば抜けて高い機能、性能だけではありません。
AutoCADの特筆すべき性能は、その拡張機能の多さです。
AutoCADでは外部連携等の多くの拡張機能を使用することができ、図面作成だけにとどまらず、あらゆる業務をこなすことが可能です。
もはやAutoCAD一本で、他のソフトは必要ないといっても過言ではありません。
それくらい拡張機能が多く、慣れれば最強のソフトとして使うことができます。

ところが、AutoCADはかなりの高機能を有する分、他のソフトと比べて高めの値段設定だと感じるかもしれません。
しかし、ご安心ください。
AutoCADは、サブスクリプションメンバーというライセンス方式を導入したため、今までよりはかなりお得に利用することができるようになりました。
また、サブスクリプションメンバーの導入により、日本でも企業の導入率が増えてきたため、データの共有がしやすく実務上不便なことは少ないと私個人的には感じます。
高度な機能を持った2D・3DCADソフトが必要な方にはかなりおすすめのソフトだと言えるでしょう。

使い方が分からなくなったらCADの教室に通うのもおすすめ

AutoCADは前述したとおり、かなり高い機能を有しており、操作にさえ慣れたら作業スピードは格段に上がります。
しかし、その機能性、拡張機能の豊富さから、初心者には慣れるまで操作が少し難しいかもしれません。
他のCADソフトにおいても同じことが言えます。
わかりやすいインターフェイスをもつCADソフトであっても、CADソフトは基本的に専門ソフトのため専門用語も多く、操作も他のソフトに比べれば独特なものが多いです。
直感的な操作だけで図面の作成が可能とは言い難いところがあります。
今のご時世ネットで調べて操作を覚えることは可能ですが、専門的なソフトな上にCADソフトの種類も多岐にわたるので、情報を集めるのも一筋縄にはいきません。
実際、私も初めて導入したCADソフトを独学で学ぶことにはずいぶん苦労しました。
そこで初心者の方や、初めてのCADソフトを導入されようとしている方にはCAD教室がおすすめです。
CADの教室では専門知識を有した先生に丁寧に教えてもらうことができますし、
わからないことをいちいちネットで調べていることを思うと、かなりスムーズに操作をマスターすることができます。
また普段の業務では操作方法はある程度わかるけれど、ピンポイントにここの使い方がわからない!ということも多々あるかと思います。
そんな時にもCADの教室はおすすめです。
CAD教室の中には、操作の習得レベルに合わせた教室を開催しているところもあるので、「ここがわからない!」といったピンポイントの疑問の解消にもつながります。
業務の効率改善にもスキルアップにも、是非一度CADの教室を利用されてみてはいかがでしょうか。

AutoCAD基礎セミナー

CADソフト比較まとめ

ここまでCADソフトの比較と、おすすめCADソフトについてご紹介してきました。
CADソフトには、無料のものから高度な機能を持つものまでかなりの種類がありますので、利用する目的に合わせてCADソフトを選ぶことが大切です。
必要な機能と不必要な機能をしっかり判断して、CAD選びを行いましょう。

また、CADソフトを選ぶ際には無料CADソフトを積極的に活用して、現状の必要機能を知ることも重要なことでしょう。
CADの教室の中にはおすすめソフトを紹介しているところもあるので、教室に行って聞いてみるのもいいかもしれませんね。
是非、CAD教室をうまく利用しながらCADソフトを活用しましょう!
この記事が皆さんのCADソフト選びの参考になれば幸いです。

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