近年、SF映画の世界を彷彿とさせるARグラスが注目を集めています。
しかし、「ARグラス」といってもサイズはコンパクト。デザイン性も抜群で、一見するとハイセンスなサングラスに見間違えるほどおしゃれです。
かつて「まだ実用には早い」と思われていたARグラスですが、今やNintendo Switchに接続してゲームを楽しめるなど、身近なシーンで使えるおすすめモデルも増えてきました。
本記事では、最新・格安のおすすめのARグラスを12選ご紹介します。ぜひこの機会に、次世代のガジェットを体験できるおすすめモデルをチェックしてみてください。
ARグラスとは？
ARグラスは、現実の風景に情報や映像を重ねて表示できるメガネ型のデバイスです。
「AR」は「Augmented Reality（拡張現実）」の略で、スマートフォンやタブレットでは得られない、ハンズフリーでの情報アクセスを実現します。
近年では、ゲームや翻訳、リモート作業支援など、活用の幅が一気に広がっています。
- スマートグラス・VRグラスとの違い
- ARグラスの最新機能
①スマートグラス・VRグラスとの違い
スマートグラスとARグラスは、現在ほぼ同じ意味で使われていますが、本来は違うものです。
ARグラスは、現実の風景にデジタル情報を重ね、目の前の世界を「拡張」することに特化しています。スマートグラスは、AR機能を持つものもありますが、情報表示やカメラ撮影など、もっと多くの機能を持つ機器です。
つまり、ARグラスはスマートグラスの一種と考えるとわかりやすいでしょう。一方、VRグラスは現実を完全に遮断して、仮想の世界に没入させるための機器です。
トラッキング性能の違い
スマートグラスとARグラスでは、ユーザーの動きを追跡する「トラッキング性能」も違います。
ARグラスは高度なトラッキング技術で、ユーザーの動きや視線に合わせデジタル情報をリアルタイムに調整し、自然な追従を実現します。一方、スマートグラスは基本的なトラッキング機能が主で、音声コマンドやタッチパッド操作が中心です。
②ARグラスの最新機能
ARグラスの機能は年々進化し、多彩な機能を備えたおすすめ製品も登場しています。
| 機能項目 | 内容 |
| 高音質 | 映像コンテンツへの深い没入感を提供 |
| 調光機能 | 屋外でも明るさを調整し、クリアな視聴体験を実現 |
| マルチデバイス接続 | ゲーム機やPCを接続し、大画面でコンテンツを表示 |
| 高精度トラッキング | ユーザーの動きや視線に合わせ、自然に情報が追従 |
ARグラスは、ゲームプレイに活用されることも多く、現実世界と連動した新体験が楽しめます。
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最新・格安のARグラスおすすめ12選！
では、最新・格安のおすすめARグラスを12選ご紹介しましょう。
まずは、おすすめARグラスの主な特徴をまとめた一覧表からご確認ください。
なお、評価はAmazonにおける星評価（5点満点中）で、2025年7月6日時点のものです。
| 製品名 | 主な特徴 | 星評価 |
| XReal Air2 PRO |
|
3.9 |
| XREAL One |
|
4.1 |
| VITURE Pro |
|
4.0 |
| Rokid Max 2 |
|
4.0 |
| TCL NXTWEAR S |
|
3.5 |
| RayNeo Air 3s |
|
ー |
| VITURE One |
|
3.5 |
| XREAL Air2 |
|
3.7 |
| XREAL Air |
|
3.8 |
| Rokid Air |
|
3.1 |
| Trisar ARグラス |
|
1.0 |
| Vbestlife ARグラス |
|
1.4 |
①XReal Air2 PRO
XReal Air2 PROは、SONY製マイクロ有機ELを搭載した世界初のARグラスです。201インチ相当の大画面を鮮やかな色調で投影し、まるで映画館のような没入感を体験できます。
軽量設計の快適な着け心地、室内外問わず使える3段階の調光機能を搭載し、iPhoneやNintendo Switch、PCなど幅広いデバイスに接続可能。個々の視力に合わせたインサートレンズ（別途料金）も対応のおすすめARグラスです。
| 価格（税込） | 59,980円 |
| 重さ | 75g |
| 梱包サイズ | 18.6 x 8.7 x 8cm |
| 画面サイズ | 330インチ |
| 明るさ | 500ニット |
| PPD | 49 |
| 解像度 | 1,080ピクセル |
| 視野角 | 46° |
| リフレッシュレート | 120Hz |
②XREAL One
XREAL Oneは、独自開発のX1チップを搭載したARグラスです。この「X1チップ」が、XREAL Air2 Proとの相違点かつおすすめポイントです。実は、これにより単体での空間認識（3DoF）、USB-C対応デバイスとの高い互換性を実現しています。
わずか3msの低遅延と最大367インチの超大画面、50の広視野角で揺れのない安定した映像を提供。繊細な音もクリアに表現するサウンドシステムもおすすめのARグラスです。
| 価格（税込） | 69,980円 |
| 重さ | 75g（100％UV保護：79g） |
| 梱包サイズ | 18.4 x 8.9 x 8.3cm |
| 画面サイズ | 367インチ |
| 明るさ | 600ニット |
| PPD | ー |
| 解像度 | 1,080ピクセル |
| 視野角 | 50° |
| リフレッシュレート | 120Hz |
③VITURE Pro
VITURE Proは、135インチ相当・4000ニットの高輝度UltraClarityディスプレイが特徴です。おすすめポイントは、やはりSGS A+認証取得で目にも優しく、長時間でも少ない負担で使用できる点です。
音漏れや映り込みを防ぐ完全プライバシー保護設計は、公共の場での利用にもおすすめ。業界初のダイヤル式視力補正機能も搭載し、メガネなしでも利用できるARグラスです。
| 価格（税込） | 74,880円 |
| 重さ | 77g |
| 製品サイズ | 16.3 x 4.77 x 5.37cm |
| 画面サイズ | 135インチ相当 |
| 明るさ | 4000ニット（最大） |
| PPD | 49 |
| 解像度 | 1,920×1,820ピクセル |
| 視野角 | 46度 |
| リフレッシュレート | 60Hz、90Hz、120Hz |
④Rokid Max 2
Rokid Max 2は、最大215インチ相当の大画面を50°の広視野角、120Hzの高輝度ディスプレイで投影し、リアリティあふれる没入感を味わえるおすすめのARグラスです。
従来モデルで指摘された画面の端のぼやけを完全に解消し、映像全体がシャープに進化。新開発のエアリークッション鼻パッドは、長時間装着したい方にもおすすめです。
| 価格（税込） | 61,880円 |
| 重さ | 630g |
| 梱包サイズ | 21.9 x 12.4 x 10.4cm |
| 画面サイズ | 215インチ |
| 明るさ | 最大600ニット |
| PPD | 45 |
| 解像度 | 1920 x 1080ピクセル |
| 視野角 | 50° |
| リフレッシュレート | 120Hz |
⑤TCL NXTWEAR S
TCL NXTWEAR Sは、215型大画面ディスプレイを搭載したおすすめARグラスです。Sony製Micro OLEDと120Hz駆動により、圧倒的な画像・音声クオリティを実現しています。
大型チャンバースピーカーは伸びやかな音質を再現し、音漏れ抑制モードも魅力。「つる」部分に搭載されたデュアルスピーカーも、独自のおすすめポイントです。
| 価格（税込） | 55,719円 |
| 重さ | 82g |
| サイズ | 使用時：17.5 x 16.6 x 5.1cm、折りたたみ時：5.6 x 15.4 x 5.1cm |
| 画面サイズ | 130インチ |
| 明るさ | ー |
| PPD | 49 |
| 解像度 | 1,920 x 1,080ピクセル（片目）、3,840 x 1,080ピクセル（両目） |
| 視野角 | 45° |
| リフレッシュレート | 60Hz |
参照：TCL
⑥RayNeo Air 3s
RayNeo Air 3sは、先進HueViewマイクロOLED搭載のARグラスです。軽量76g、201インチの画面サイズは、コスパ・機能面双方からおすすめです。
目に優しいOptiCareアイケア技術は、TÜV SÜD認証取得済みの安心仕様。ゲーム・ムービーといったモード切替が「ワンボタン」という手軽さもおすすめポイントです。
| 価格（税込） | 42,462円（1ドル＝158円） |
| 重さ | 76g |
| サイズ | 15.2 x 16.7 x 5.1cm |
| 画面サイズ | 201インチ |
| 明るさ | 650ニット |
| PPD | ー |
| 解像度 | 1,080ピクセル |
| 視野角 | 47° |
| リフレッシュレート | 120Hz |
参照：TCL Rayneo
⑦VITURE One
VITURE Oneは、コスパ重視派におすすめのARグラスです。iPhone 15/ProやSteam Deck、Androidスマホにアダプター不要で簡単に接続できます。
独自アプリ「SpaceWalker」を搭載し、モバイルシネマ体験をいつでも楽しめるのも魅力。仕事やエンタメを問わず、場所を選ばずに高機能ディスプレイを快適に活用できます。
| 価格（税込） | 32,800円 |
| 重さ | 77g |
| サイズ | 16.3 x 4.77 x 5.37cm |
| 画面サイズ | 120インチ相当 |
| 明るさ | 1,800ニット（最大） |
| PPD | 55 |
| 解像度 | 1,920×1,820ピクセル |
| 視野角 | 43° |
| リフレッシュレート | 120Hz |
⑧XREAL Air2
XREAL Air2は、ポケットサイズの超軽量・コンパクトなARグラスです。Beam併用で最大330インチ画面を投影でき、テレビやモニターの代替になるおすすめモデルです。
超ソフトなテンプルで一日中快適に着用でき、TUV認証の目の優しさも魅力。場所を選ばず、いつでも大迫力の映像体験を満喫したい方にもおすすめです。
| 価格（税込） | 49,980円 |
| 重さ | 72g |
| 梱包サイズ | 18.5 x 8.9 x 8.2cm |
| 画面サイズ | 330インチ（Beam併用） |
| 明るさ | 500ニット |
| PPD | 49 |
| 解像度 | 1,080ピクセル |
| 視野角 | 46° |
| リフレッシュレート | 120Hz |
⑨XREAL Air
XREAL Airは、コスパ最高・世界初のベストセラーARグラスです。人間工学に基づいたデザイン設計とノーズパッド使用で快適な装着感を実現しています。
3Dゲームや豊富なARアプリが楽しめ、別売りのインサートレンズにも対応。手軽にAR体験を始めたい方におすすめの一台です。
| 価格（税込） | 40,980円 |
| 重さ | 79g |
| サイズ | 21 x 17.5 x 11cm |
| 画面サイズ | 201インチ（最大） |
| 明るさ | 400ニット |
| PPD | 49 |
| 解像度 | 1,080ピクセル |
| 視野角 | 46° |
| リフレッシュレート | 120Hz |
⑩Rokid Air
Rokid Airは、1万円台の驚異的なコスパを誇るARグラスです。医療グレードのマグネシウムアルミニウム合金構造で、83gの超軽量を実現。メガネサイズの折りたたみ機能、流線型のフォルムは携帯にもおすすめです。
43°の超広視野角と120インチ相当の大画面で、どこでも迫力ある映像体験を提供します。初めてのARグラスにもおすすめの1台です。
| 価格（税込） | 19,980円 |
| 重さ | 83g |
| 梱包サイズ | 32.7 x 13.2 x 11.7cm |
| 画面サイズ | 120インチ |
| 明るさ | 2,000ニット |
| PPD | 55 |
| 解像度 | 1,920×1,080ピクセル |
| 視野角 | 43° |
| リフレッシュレート | 75Hz |
⑪Trisar ARグラス
Trisar ARグラスは、一般的なARグラスと異なり、未来的でスタイリッシュな印象を与えます。4K/60Hzの高画質と最大70°の視野角、内蔵バッテリーは4,000mAhで長時間にもおすすめです。
0～700度対応の近視矯正と低ブルーライト設計は目に優しい設計です。ただし、PC・ゲーム機の接続はできないので注意しておきましょう。
| 価格（税込） | 25,486円 |
| 重さ | 707g |
| 梱包サイズ | 22 x 18 x 7cm |
| 画面サイズ | 6インチ |
| 解像度 | 4,000ピクセル（横方向） |
| 視野角 | 最大70° |
Trisar ARグラスの明るさ、PPD、リフレッシュレートの情報はありませんでした。
⑫Vbestlife ARグラス
Vbestlife ARグラスは、特徴的な大型レンズデザインで一般的なARグラスと一線を画すモデルです。0～700度対応の近視矯正機能を内蔵し、メガネ不要でクリアな視界を提供しています。
解像度や視野角は限定的、また一部USB-C出力で映像の不具合報告もありますが、目に優しく快適な装着感は維持しており、価格に見合ったおすすめモデルです。
| 価格（税込） | 33,973円 |
| 重さ | 707g |
| 梱包サイズ | 22 x 18 x 7cm |
なお、Vbestlife ARグラスの画面サイズなど、その他の情報はありませんでした。
おすすめのARグラスの選び方
ARグラスは次世代ガジェットとしておすすめですが、製品スペックはそれぞれ異なります。
価格も様々ですが、値段だけにとらわれず以下の点を押さえて購入しましょう。
| 項目 | 着目点 | 目安・考慮点 |
| 画質 | 解像度や明るさ（ニット数） | 1920×1080ピクセル、500ニット以上が推奨 |
| 装着感 | ARグラスの重さ、フィット感 | 80g以下が理想、テンプル素材のソフト感 |
| 視野 | 視野の広さ | 視野は46°以上あると没入感が向上 |
| 互換性 | 対応デバイスの互換性 | USB-C対応でスマホ、PC、ゲーム機との互換を確認 |
| 音 | 音質、音漏れ | 内蔵スピーカーの性能、音漏れ防止機能搭載の有無 |
上記のポイントを押さえてARグラスを選ぶことで、「買って後悔した」「買い直す」といったリスクを避け、心から納得できる一台に出会えるでしょう。
おすすめのARグラス利用時の注意点
ARグラスは便利でおすすめのデバイスですが、やはり「目の負担が気になる」という声も耳にします。そこで以下では、おすすめのARグラスを利用する際の注意点をまとめました。
| 注意点 | 内容 |
| 定期的な休憩 | 1時間に1回、5〜10分の休憩で目の疲労を軽減 |
| 適切な明るさ調整 | 環境光に応じて輝度を調整し、目への負担を削減 |
| 頭の位置を固定 | 画面の揺れを防ぐため、背もたれやクッションを活用 |
| 周囲の安全確認 | 歩行中や階段では使用を避け、安全な場所で利用 |
| ゲーム利用時はスペック確認 | リフレッシュレートや遅延性能をゲームの要求に適合 |
ARグラスはゲームで活用される機会も多く、長時間プレイになりがちなので、上記の点に留意しつつ快適に楽しみましょう。ARグラスでの体験をさらに深めたい方は、オリジナルゲームの開発もおすすめです。
ARゲーム開発やXRコンテンツ制作に興味があれば、手軽にプロフェッショナルなゲーム開発ができるUnityがおすすめです。Unityは、XRコンテンツ（AR、VR、MRの総称）制作に必要な多様な機能と開発環境がそろっています。
「今からUnityをはじめたい！」という方は、以下の記事がおすすめです。Unityの始め方やインストール方法を、画像付きで分かりやすく解説しています。Unityへの理解を深めるためにもぜひご一読ください。
おすすめのARグラスについてまとめ
ARグラスは種類も多彩で、その性能もさらにパワーアップし、注目度がさらに高まっているデバイスです。しかし、適切なスペックの製品を選ばないと期待外れに終わる可能性もあるので、ぜひ本記事を参考に最適な一台を見つけてください。
