「AIを業務に取り入れたいけれど、自社にはどんなAIが合うのか分からない」と悩んでいる方は少なくありません。近年はAIの進化が加速し、文章や画像、動画などさまざまな種類のツールが次々と登場しています。しかし、種類ごとの違いを理解しないまま導入してしまうと、期待した効果が得られないこともあるため注意が必要です。
この記事では、AIの代表的な種類や選び方のポイントについてわかりやすく解説します。AIをうまく活用したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
AI・生成AIとは
AI(人工知能)とは、人間の知能をコンピューターで再現する技術のことです。AIにはいくつかの種類があり、その中でも近年注目を集めているのが『生成AI』という種類です。生成AIは、学習したデータをもとに文章や画像、音声などの新しいコンテンツを作り出せる特徴があります。
例えば、文章を作成する種類のAIであれば、指示文を入力するだけで原稿を短時間で用意できます。また画像や音声といった種類のAIなら、専門知識がなくても質の高い素材を作成可能です。こうした種類ごとの特性を理解しておくと、業務にAIを導入する際の判断がしやすくなります。
AIの主な種類と代表ツール
AIは目的や生成する内容によっていくつかの種類があります。まずは種類ごとの特徴や代表ツールを把握したうえで、自社の業務に合ったAIの種類を選ぶことが大切です。以下の表に、AIの主な種類と代表的なツールをまとめました。
| 種類 | 代表ツール |
|---|---|
| 文章生成AI | ChatGPT、Gemini、Claudeなど |
| 画像生成AI | Midjourney、DALL·E 3、Stable Diffusion、Adobe Fireflyなど |
| 動画生成AI | Runway、HeyGen、Pikaなど |
| 音声・音楽生成AI | Voicepeak、VOICEVOX、Suno AI、Soundrawなど |
| コード生成AI | GitHub Copilot、Cursorなど |
ここでは、上記の5種類のAIについてそれぞれ解説していきます。
文章生成AI
文章生成AIは、指示した内容に沿って文章を作成する種類のAIです。メールの下書きや資料の要約に加えて、製品の仕様書や取扱説明書の下書き、技術資料の要点整理など、設計・製造の現場で発生する幅広い業務にも対応できる種類のAIといえます。
| ツール名 | 特徴 |
|---|---|
| ChatGPT | 自然な対話力と豊かな表現力を持つ汎用型AI |
| Gemini | 検索エンジンとの連携により最新情報を踏まえた回答が可能 |
| Claude | 長文の処理や要約に強く、複雑な文書の整理に適したAI |
同じ文章生成AIでも、ツールによって得意分野は異なります。特にChatGPTは日常的な文章作成から企画立案まで幅広くこなせるため、初めに試す種類のAIとしておすすめです。用途に応じてツールを使い分けることで、より効率的に業務を進められるでしょう。
ChatGPTについて学ぶなら、GETT Proskillが提供している『ChatGPTセミナー』の受講がおすすめです。短期間でChatGPTの実践的なスキルを習得できるため、気になる方はぜひ詳細を確認してみてください。
画像生成AI
画像生成AIは、テキストによる指示をもとに画像を生成する種類のAIです。製品コンセプトのイメージ画像や提案資料用のビジュアル、デザイン検討段階のラフイメージなども短時間で用意できます。ツールによって表現できるスタイルに幅があり、さまざまな用途に活用可能です。
| ツール名 | 特徴 |
|---|---|
| Midjourney | 芸術性の高い画像表現に強く、幅広いスタイルを描き分けられる |
| DALL·E 3 | 対話形式の指示に対応し、直感的に画像を仕上げられる |
| Stable Diffusion | オープンソースで公開されており、自由なカスタマイズが可能 |
| Adobe Firefly | 商用利用を前提に設計されており、PhotoshopやIllustratorなどAdobe製品と連携しやすい |
また、画像生成AIはゼロから画像を作り出す種類だけでなく、手元にある画像を読み込んで一部分だけを描き直す編集機能を備えた種類もあります。既存のデザイン案を部分的に修正したい方は、こうした編集機能を備えたツールを選ぶのがおすすめです。
なお、おすすめの画像生成AIは以下の記事でも紹介しているので、気になる方はぜひ合わせてご覧ください。
動画生成AI
動画生成AIは、映像の作成や編集作業を自動化できる種類のAIです。この種類のAIを使えば、専門的な編集スキルがなくても、製品の操作マニュアル動画や社内向けの機械操作説明動画なども手軽に制作できます。
| ツール名 | 特徴 |
|---|---|
| Runway | 一貫性を保った映像を生成でき、背景除去や映像拡張などの編集にも対応 |
| HeyGen | AIアバターによるナレーション付き動画を自動生成可能 |
| Pika | SNS向けの短尺動画に強く、シンプルかつ直感的な操作が可能 |
動画生成AIには、テキストの指示から映像を新規に作り出す種類と、既存の映像を加工・編集することに強みを持つ種類があります。生成できる動画の長さや対応可能な言語数もツールによって差があるため、作りたい動画の内容に合わせて向いている種類を見極めることが大切です。
なお、動画生成AIは以下の記事でも紹介しています。他のツールも気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
音声・音楽生成AI
音声・音楽生成AIは、テキストから自然な音声や楽曲を作り出せる種類のAIです。ナレーションの作成やBGMの制作など、専門的な技術や機材を必要としていた作業を効率化できる点が強みです。
| ツール名 | 特徴 |
|---|---|
| Voicepeak | 複数言語に対応し、感情表現や抑揚を細かく調整できる |
| VOICEVOX | 日本語の音声合成に特化し、無料で商用利用も可能 |
| Suno AI | 歌詞やジャンルを指定するだけでボーカル付きのオリジナル楽曲を生成できる |
| Soundraw | ジャンルやシーンを選ぶだけでBGMや楽曲を自動生成できる |
音声・音楽生成AIは、単に音を出力するだけでなく、抑揚や感情表現の細かな調整、テンポや雰囲気のリクエストまで反映可能です。制作したい音声や音楽の内容に適したツールの種類を選びましょう。
コード生成AI
コード生成AIは、自然言語での指示からプログラミングコードを自動生成する種類のAIです。この種類では、実装したい機能要件や仕様をテキストで入力するだけで、それに沿ったコードを生成してくれます。コードの補完や修正案の提示などにも対応し、開発初心者から経験豊富なエンジニアまで幅広く活用されている種類です。
| ツール名 | 特徴 |
|---|---|
| GitHub Copilot | コメントや関数名からコードを提案し、主要な開発環境との連携にも対応 |
| Cursor | 対話型でAIと相談しながらコーディングができる |
近年はファイル編集やテスト実行までを自律的に行う『AIエージェント型』のAIツールもあり、エンジニアは細かい記述作業に時間を取られることなく、指示者としての役割に力を注げるようになってきています。
AIの種類を選ぶときのポイント

AIの種類を選ぶときは、以下のポイントを押さえて選ぶことが大切です。
- 使用目的に合った種類を選ぶ
- 使用者のスキルレベルに適した種類を選ぶ
- セキュリティリスクの低いものを選ぶ
- 無料で使える種類を試してみるのもおすすめ
ここでは上記4つのポイントについてそれぞれ解説します。
①使用目的に合った種類を選ぶ
AIツールを選ぶときは、使用目的に合った種類を選ぶことが大切です。具体的には以下のような選び方が挙げられます。
| 使用目的 | 適したAIの種類 |
|---|---|
| 仕様書や報告書の下書き | 文章生成AI |
| 製品イメージやデザイン案の作成 | 画像生成AI |
| 操作マニュアル動画の作成 | 動画生成AI |
| ナレーションやBGMの制作 | 音声・音楽生成AI |
| コードの自動生成やプログラミングの効率化 | コード生成AI |
上記のように、実現したい内容によって最適なAIの種類は大きく変わります。目的が曖昧なまま「有名だから」という理由だけでAIを選んでしまうと、必要な機能が不足していたり、逆に使わない機能に費用を払い続けたりする事態にもなりかねません。
まずは自分が何をしたいのかを整理したうえで、その目的に合ったAIの種類から候補を絞り込んでみましょう。
②使用者のスキルレベルに適した種類を選ぶ
AIは種類によって操作の難易度にも差があるため、使用者のスキルレベルに適した種類を選ぶことが大切です。具体的には以下のような選び方ができます。
| スキルレベル | 適したAIの種類 |
|---|---|
| 初心者 | シンプルな操作で使えるAI |
| 中級者~上級者 | カスタマイズ性の高いAI |
シンプルな操作で高精度な出力が得られる種類は初心者向け、細かな調整機能が充実している種類はある程度AIの利用経験がある中級者~上級者に向いています。導入するAIの種類を検討する際は、実際に使う人のスキルレベルに合っているかどうかを確認しておきましょう。
③セキュリティリスクの低いものを選ぶ
AIを業務で利用する場合は、セキュリティ面の確認も欠かせません。入力した情報が学習データとして利用される可能性があるAIの種類も存在するため、機密情報や個人情報を扱う場面では特に注意が必要です。
具体的には以下の点を確認しましょう。
- 入力データが学習に使われない設定があるか
- データの保存期間や削除ポリシーが明示されているか
- セキュリティ認証を取得しているか
これらの点を確認しておくことで、情報漏洩などのリスクを抑えながらAIを活用できます。利便性だけでなく、安全に使い続けられる種類のAIかどうかも確認しておくことが大切です。
④無料で使える種類を試してみるのもおすすめ
AIの種類を絞り込んだあとは、いきなり有料プランを契約するのではなく、まずは無料で使える範囲で試してみるのがおすすめです。多くのAIツールには無料プランが用意されているため、基本的な機能であれば費用をかけずに体験できます。
実際に触れてみることで、業務に本当に必要な機能が見えてくるだけでなく、操作感が合うかどうかも判断しやすくなります。まずは気になる種類のAIを無料の範囲で試し、必要性を感じた段階で有料プランへの移行を検討してみましょう。
とはいえ、実際にAIを触ってみても「使い方がよく分からない」「業務への活かし方が分からない」と感じる方も少なくありません。そうした場合は独学で試行錯誤するよりも、『ChatGPTセミナー』のような講座を受講するのも一つの方法です。気になる方は以下の詳細を確認してみてください。
| セミナー名 | ChatGPTセミナー |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 29,700円〜 |
| 受講期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
AI種類まとめ
AIには文章、画像、動画、音声・音楽、コードなど複数の種類があり、それぞれ得意分野が異なります。導入する際は使用目的やスキルレベル、セキュリティ面を踏まえたうえで、自分に合った種類を選ぶことが大切です。
まずは無料プランで気になるAIツールを試し、実際の使用感を確かめながら最適な種類を見極めていきましょう。