こんにちは、キャド研モデリングバトル運営事務局です。
2022年12月クリスマスに開催された、2Dスピードバトルたくさんの方にご参加いただきありがとうございました!
優勝賞品も、3Dプリンター「FLASHFORGE Adventurer4」ということで大変盛り上がりを見せました。
2Dスピードバトルの結果はこちらをご覧ください。
今回は、2Dスピードバトル優勝者のChaosCombさんの課題③の解答動画から、どのような手順で作成したのかなどを徹底解説していきます。
2Dスピードバトル問題
課題③はこちらになります。
この2D図面を作成し、面積を答えていただく問題でした。
解答動画
優勝者のChaosCombさんに、受賞後に再度課題③を解いていただき、その過程を動画でご提供いただきました。
本当にありがとうございました!
動画の解説
今回の課題③は、ソリに乗ったサンタクロースとそれを引くトナカイでした。
トナカイの作成
まずは簡単なトナカイの胴体から作成されています。
寸法記入と線の端点を移動させながら形を整えて胴体部分が完成です。
続いて頭部を円、円弧のコマンドを使用して作成されています。
円と円弧を接線で拘束して鼻を作成しているのがポイントです。
次は頭部の角を作成していきます。
角部分のスケッチは少し複雑ですが、最初に角の大部分を円で作成して細かい部分を線分で作成されています。
この時、拘束の付け忘れがないようにしっかり拘束を追加されています。
鼻と耳を作成してトナカイの作成は完了です。
サンタクロースの作成
続いてサンタクロースの形状を作成するようです。
ソリの形状から作成を進めて、サンタクロースの腕、胴体、頭部、プレゼント袋をまとめて作成しています。
寸法と線が多くて見づらいですが、確実に寸法と拘束を付けていきます。
頭部の鼻と帽子の形状ができたらサンタクロースの作成は完了です。
手綱の作成
最後にトナカイとサンタクロースを繋ぐ手綱の作成です。
サンタクロースの腕の先端に円で手を描き、そこからトナカイの胴体に向かって線を描いて手綱の完成です。
これで全ての形状が作成できました。
2Dのスピードバトルのコツ
重要だと思う点ですが、
- 簡単な形状から作り始める
- スケッチは部位ごとでまとめて描く
- 寸法、拘束の付け忘れに注意する
ということです。
図面を見てパッとどこから作成すればいいのか分からず悩んでしまうかもしれません。
それだと時間がもったいないので、まずは簡単な形状から作り始めることが重要です。
時間のロスもなくなりますし、描き始めのイメージもしやすいと思います。
また、スケッチは部位ごとでまとめて描いた方がおすすめです。
バラバラでだと効率も悪くなり、寸法、拘束の付け忘れも起きてしまうかもしれません。
参考図面とよく比較しながら後戻りがないように慎重かつスピーディーに作図しましょう。
ChaosCombさんが優勝した理由
主な理由として、
- 全体的に無駄な動作がなかった
- 寸法、拘束が正確に出ていた
- 作りやすい手順で効率がよかった
などが挙げられると思います。
何と言っても全体的に無駄な動作がありませんでした。
開始直後から迷うことなく作図をしていてとてもスピーディーでした。
いったん適当に線を描いたら寸法と端点をドラッグして形状を微調整、その後完全拘束など速さの中にも正確さがありました。
また、適当な順番で作図をしているのではなく、簡単な形状から作りやすい手順で進めていたので効率がとてもよかったです。
素晴らしかったです!
まとめ
今回は、2Dスピードバトル優勝者のChaosCombさんの解答動画の解説をさせていただきました。
みなさんご参考にしていただけましたか?
今後も、モデリングバトルの解答のソフト別の動画や解答の様子などお伝えしていけたらと思います。
これからもモデリングバトルにぜひチャレンジしてみてください!
ChaosCombさん、ご協力ありがとうございました、優勝おめでとうございます!
