CAD/CAM/CAEの「使い方」や「最新ニュース」をほぼ毎日更新!CAD/CAM/CAE 研究所(旧 Fusion BASE)

ソフトウェア

HOME  >  AutoCADで3Dモデリングをやってみた!手順や機能を詳しく紹介

≫ サイトマップ  ≫ 運営会社紹介

AutoCADで3Dモデリングをやってみた!手順や機能を詳しく紹介

動画職人大塚

公開日:2019.07.05 最終更新日 : 2019.07.05

AutoCADとは?

まずAutoCADとは何かと言うところですが、AUTODESK(オートデスク)が出しているCADソフトウェア製品の1つです。
特徴としては”2Dと3Dの両方”の製図ができるので、建築や機械系、家電や自動車など様々な業種に使用することができるソフトウェアです。
どちらかと言うとCAD初心者にも扱いやすく、機能も分かりやすいです。
CAD業界でも大人気のソフトで、”CADソフトを使うならコレ!”と言うのがAutoCADになります。

AutoCADを3DCADモードにする

AutoCADはAutoCAD LTには無い、独自の機能である3Dモデリング機能で3D形状の情報を持つ事ができます。
まず、3Dモデリング機能を使用するには、ワークスペースを「製図と注釈」から「3D基本」か「3Dモデリング」に切り替えます。
このどちらかに切り替えると3Dのモードになり、効率よく3Dモデリングを開始することができます。

3D基礎」ワークスペースでは、[ホーム]タブの「作成パネル」、「編集パネル」にソリッド、サーフェス、メッシュのモデリングコマンドがまとめてられており、その他はラインの「作成パネル」、「修正パネル」のコマンドがまとめられています。
他のタブは「製図と注釈」でも表示されている内容になります。

3Dモデリング」ワークスペースでは、[ホーム]タブにソリッドとメッシュのコマンドが表示されるのに加えて、[ソリッド]タブ、[サーフェス]タブ、[メッシュ]タブが追加され、それぞれのモデリングタイプに「3D基礎」ワークスペースで表示されていない機能も表示され、効率良くモデリングできるリボン表示になります。

この2つのワークスペースでもこのような違いがあるので、使いやすい方を選択してください。

AutoCADで3DCADをやってみた

今回は上記で説明した「3D基礎」のワークスペースを使用して3Dモデリングしていきたいと思います。
3Dモデリングの基本的な流れは3ステップになります。

  1. 基本の図形を描く
  2. 3D化する
  3. 3Dモデルを編集(調整)する

このような形で簡単に3Dに挑戦することが出来ます。
今回は試しにワイングラスを作成して、AutoCADでの3DCADはどのようになるのかご紹介していきます。

ワイングラスを作ろう ①基本の図形作成

まず、
①基本の図形をイラストのように描いていきます。
[作成]-[線分]で垂直線、[作成]-[円弧]でベースとなるラインを描きます。
3D化する時は片側しか要らないので、片側のみ描きます。

コレがワイングラスの右側部分のベースラインになりますね。
3DCADと言っても、最初のベースラインは2Dで大丈夫です。
次に[修正]-[オフセット]でワイングラスに厚みを持たせます。

厚みを作るだけで少しそれらしくなって来ますね。
次は[作成]-[線分]で上の縁を塞ぎ、下の土台を描きます。

下のワイングラスの土台も描きました。
これで軸を回転させ、360度に絵柄を回すとワイングラスの形になるようになりました。
少し想像力が要りますが、3D化した後も修正できるので気にせず作っていきましょう。
次は[修正]-[トリム]で余分なラインを削除していきます。

これで描いた時に出来てしまった、ワイングラスの内部の不自然な線も消すことが出来ました。
最後に、[修正]-[結合]で線分をポリライン化します。
ポリライン化が終われば基本の図形が完成となります。

ワイングラスを作ろう ②基本の図形を3D化する

先ほど①で作成したワイングラスの基本図形を3D化していきます。
[作成]-[回転]の「回転するオブジェクト」として、全てのラインを選択します。

全てのラインが選択できたら、回転軸として[オブジェクト]オプションで垂直線を選択すると線だけだったものが3D化されます。

素晴らしいですよね、先程まで完全に2Dで10本くらいの線でしか描いていなかったものが綺麗に3D化されました。
しかもきちんと思った通りにワイングラスの形になっていますね。
AutoCADではこのような形でベースラインから3D化すると効率よく3Dモデリングをすることが出来ます。
それでは3Dモデリングを整えるために、初期設定では「2Dワイヤーフレーム」の表示になっているので、[画層とビュー]-[表示スタイル]を「シェード」に切り替えましょう。

先程はワイヤーフレームだけの表示でしたが、ここで「シェード」にすると一気に”もの”として分かりやすい表示になります。

より立体がイメージしやすくなりましたね。
もうほぼほぼワイングラスなのですが…

ワイングラスを作ろう ③微調整〜完成

最後に作った3Dモデルを編集(調整)します。
[修正]-[フィレット]で首元と根本にRを入れて完成です!

デザインもほぼほぼ必要なく、ワイングラスが3Dで完成しました!
AutoCADではこのように3DCADも難なく完成させることができます。
ステップもそこまで多くなく、非常にやりやすいので3Dの導入にもおすすめです。

AutoCADで3Dをするメリット

AutoCADで3Dを始めるとこんなことに使用できます。

  • 新製品の提案3Dイメージの作成
  • 360度の確認ができるので製品の最終確認にも
  • 3Dプリンターを使用すれば実際にものとして出力できる
  • 製品のサンプルテストにも使用可能

などのメリットがあります。
3Dで実際の使用イメージが想像しやすいので、製品を作る前の確認に使われる方が多いです。
また3Dプリンターで出力もできるようになるので、実際に手にとってテストすることもできるようになります。
今までは2D上で想像することしか出来なかった製品の確認が、サンプルが気軽に作れるので一気に確認が現実的になります。
また[ビジュアライズ]タブの[マテリアル]で様々な素材を設定する事で、よりリアルな製品に近づけることも可能です。
AutoCADで3DCADができるようになれば、仕事の幅や趣味の幅も一気に広がりますね。

AutoCAD基礎セミナーも実施しています

株式会社VOSTではAutoCADの基礎セミナー講座も実施しています!
実はまだ3Dの講座は実施出来ていないのですが、”2Dから始めてみたいな”と言う人は是非ご参加ください!
基礎なので初めての方も断然多いです!分からない人同士で参加するので知識がなくても大丈夫です。
即戦力として企業に参加したい!と言う方もおすすめです。
皆さんのご参加お待ちしています!

The following two tabs change content below.
動画職人大塚

動画職人大塚

愛知県生まれ。東京大学大学院卒。大学卒業後は3DCAD / CAMベンダーでソフトウェアのローカライズをしていました。動画職人として、Fusion 360の機能を動画で皆さんにわかりやすく解説します!

スポンサードリンク

Fusion360

月間人気記事ランキング