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InventorとFusion 360を使うならPDMコレクションがおすすめ!PDMCのメリットとは?

こんにちは、動画職人の大塚です。

PDMコレクション(Product Design & Manufacturing Collection)というのがあるのご存知でしょうか?

PDMコレクションは、Fusion 360を含むAutodesk社の16点のソフトウェアがセットになった、3Dソフトウェアトータルパッケージです。

設計を行う「AutoCAD」や「Inventor」3Dスキャンした点群データを編集する「Recap」解析ソフトである「NASTRAN IN-CAD」や、3DCAM「HSM」といった、製造業には欠かせないソフトウェアがセットになっています。

ただ、設計、解析、CAMなどFusion 360単体でもできるのでは?と思われた方もいるかと思いますので、今回はPDMコレクションのメリットを簡単にご紹介したいと思います。

全て製品を揃えるよりも価格が安い

InventorとAutoCADがセットでお得

PDMコレクションに含まれるソフトウェアを個別で揃えようとすると数百万円かかりますが、PDMコレクションは、年間479,600円で利用することができます!

Inventor単体:年間367,400円、AutoCAD単体:年間71,500円、単体2種類だけでも年間438,900円かかりますが、製造業には欠かせない高度なソフトウェアを年間479,600円で使うことができるためこれはかなりお得ですね!

既存の2DCADデータを3DCADデータに連動した状態で参照する事が可能

2DCAD「AutoCAD」で過去に作成した2次元図面から、必要な投影図を3DCAD「Inventor」に移行することで、2次元図面を利用して3Dデータを作成することができます。

さらに、2次元図面を利用して3Dデータを作成した場合、2次元図面と3Dモデルを連携させることができます。

なので、製品の仕様変更により急な設計変更があった場合は、直接3Dモデルを変更することもできますが、構想設計などで利用した過去の2次元図面を変更することで、3Dモデルの変更することも可能です。

過去に作成した2次元図面(資産)を活用しながら、3Dモデルを利用したシミュレーションやレンダリング、加工データの作成を行うことができます。

手順は以下の様な流れです。


1.AutoCADで作成した投影図をInventorに投影し、3Dモデルを作成。

AutoCADで作成した投影図をInventorに投影し、3Dモデルを作成。


2.Inventorで3Dモデルを作成した後、2D図面を変更することで3Dモデルも連動して変更することが可能。

Inventorで3Dモデルを作成した後、2D図面を変更することで3Dモデルも連動して変更することが可能。


2,000部品を超える規模の製品設計に対応

PDMコレクションに含まれる3DCAD「Inventor」は、大規模アセンブリにも対応可能になりました。
そのため、2,000部品を超える規模の製品設計も行うことができます。

大規模アセンブリ

大規模アセンブリは、Fusion 360だけで対応するのは難しいです。
「Inventor」と「Fusion 360」は同じAutodesk社が開発している3DCADソフトウェアですが、いくつか違いがあります。
もっとFusion 360とInventorの違いについて知りたいという方は、以前の記事「Fusion 360とInventorを徹底比較!」をご参照ください。

複合材解析、落下衝撃解析、疲労解析など高度な解析も可能

PDMコレクションに含まれるCAEソフトウェア「NASTRAN IN-CAD」では、線形のみならず、非線形、熱、疲労、振動解析などの多様なシミュレーションをCAD内で実行できます

また、「NASTRAN IN-CAD」は3DCAD「Inventor」内で解析することができるため、見つかった問題に応じて、設計を変更します。モデルの変更後は、すぐに同じシミュレーションを再実行できます。

複合材解析、落下衝撃解析、疲労解析など高度な解析も可能

2D・3Dが連動した工場レイアウト設計、工場設計シミュレーションが可能

PDMコレクションに含まれる「Factory Design Utilities」は、工場レイアウトする際に、2D図面と3Dモデルを相互運用することが可能です。

計画段階では、2Dツールを使って複数のシナリオをコンセプト化し効果的な意思決定を行えます。
プロセスフローシミュレーション、大まかなレイアウト最適化されたマテリアルフローは、2DCAD「AutoCAD」で作成できます。

初期レイアウトが完成したら、この設計の3Dモデルをワンクリックで作成できます。
2Dと3Dの双方向の関連付けにより、どちらの環境に変更やアセットを追加しても同期されます。

また、Recapを利用することで、点群データから3Dデータを作成でき工場設計に利用することも可能です。

2D・3Dが連動した工場レイアウト設計、工場設計シミュレーションが可能


いかがでしょうか?
PDMコレクションに興味を持った方は、こちらから資料をダウンロードできるのでチェックしてみてください!
ここでは紹介しきれなかったソフトウェアの紹介なども載っています!

PDMコレクションとは?

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