【2025】Webマーケティングの独学方法4選！おすすめの本・動画・無料セミナーを紹介

スマートフォンやパソコンでの情報収集が日常となった現代社会。Webを活用したマーケティング手法が注目を集め、多くの企業がWebマーケティングで絶大な成果を上げています。

Webマーケティングを学びたいというニーズは高まっていますが、まずは独学で始めたいという方も多いでしょう。しかし、独学でWebマーケティングを学ぶには、どのような方法があるのでしょうか？

できれば、自分に合った方法でありつつも、コストを抑えたて学びたいものです。

そこでこの記事では、Webマーケティングの独学方法を4つ厳選してご紹介します。費用対効果の高いおすすめ書籍や動画、無料で学べるセミナーなどをお伝えするので、Webマーケティングの独学を目指す方はぜひ参考にしてください。

Webマーケティングとは

Webマーケティングとは、Web（インターネット）上で行うマーケティング活動のことです。

例えば、Webサイトのコンテンツ、YouTube動画、XやインスタグラムなどのSNS発信、ネット上のリスティング広告、メルマガなどのメール配信などが該当します。

従来のマーケティングとの違い

Webマーケティングと従来のマーケティングの大きな違いは、双方向性にあります。

Webマーケティングは、人との触れ合いが少ない、交流が希薄といったイメージを持たれがちですが、実際には、顧客とのコミュニケーションが非常に密で、パーソナルな関係を築けるマーケティング手法です。

従来のマーケティングは、テレビCMや看板広告のように、一方的な情報発信が中心でした。しかし、Webマーケティングでは、コメント欄やSNSのダイレクトメッセージなどを活用し、顧客との双方向のコミュニケーションが可能です。

これにより、顧客との信頼関係を築き、長期的なパートナーシップを育成でき、ひいては売上や認知度の向上、リード顧客の獲得、ブランディングの確立など、様々なメリットが得られます。

Webマーケティングの主な手法

Webマーケティングには、SEOやWeb広告など多岐にわたる手法があります。以下では、Webマーケティングの主な手法を表にまとめました。

Webマーケティングで重要な施策の一つであるSEOについては、以下の記事で解説しています。具体的な対策方法を記述しているので、合わせて読んでマーケティングのスキルアップに活用してください。

【2025】SEO対策のやり方とは？改善方法を総まとめしてみた

Webサイト分析に有効なSEOチェックツールは以下の記事で紹介しています。

【2025】SEOチェックツールおすすめ11選！無料で使えるツールをジャンル別に紹介

Webマーケティングを独学するメリット

Webマーケティングを独学するメリットはいくつかあります。ここでは、主な独学のメリットを2つ解説しましょう。

1. コストを抑えられる
2. ニーズに合わせて学習できる

①コストを抑えられる

Webマーケティングを独学する際、最も大きなメリットは、やはりコストを抑えられる点です。

Webマーケティングを学ぶためにスクールに通う場合、一般的には10万円から70万円程度の料金がかかり、加えて、講座の内容によっては追加の教材費や講師への個別相談料が発生することもあります。

Webマーケティングは専門性が高く奥深いため、体系的に学習するにはこのように高額なケースが一般的です。しかし、独学であれば、書籍、またはYouTube動画や無料セミナーなどの無料学習サービスを活用することで、これらのコストを大幅にカットできます。

②ニーズに合わせて学習できる

ニーズに合わせて学習できるのも、Webマーケティングを独学する大きなメリットです。Webマーケティングスクールでは、カリキュラムが事前に決められており、SEO、広告運用、SNSなど多岐にわたる分野を網羅するのが一般的です。

しかし、独学であれば、書籍やオンライン教材などを活用し、自分の必要な知識だけをピンポイントで学習したり、興味のある分野に特化して深く掘り下げたりすることも可能です。

例えば、文章を書くのが得意でコンテンツマーケティングを極めたい場合は、それに特化した教材を選び、集中的に学習を進めることができます。このように、学習内容を自由にカスタマイズできる柔軟性の高さは、独学ならではの魅力といえるでしょう。

Webマーケティングの独学方法｜書籍

Webマーケティングを書籍で独学すると、多角的な視点を養えます。

Webマーケティングの書籍は多岐にわたり、例えばデータ分析を重視した数学的アプローチの書籍や、ブランディングに特化した書籍など、専門性の高い本も豊富です。

もちろん、初心者向けの分かりやすい書籍も多く、漫画形式で読みやすいものも出版されています。段階的かつ体系的に学べるのは、書籍を使った独学の魅力といえるでしょう。

では、Webマーケティングの独学でおすすめの書籍を4冊ご紹介しましょう。

①Webマーケティング最強の1冊目

「Webマーケティング最強の1冊目」は、270社以上のコンサルティング経験を持つ著者が、予算や知名度に頼らず「成果」を出すための戦略と施策を徹底解説した書籍です。初心者でも理解しやすいように、具体的な事例と手順を豊富に掲載しています。

Webサイト構築からSEO、SNS、Web広告、リスク対策まで、Webマーケティングの全領域を網羅。Webマーケティングの全体像を把握し、すぐに業務に活かせる、読みごたえたっぷり、独学に最適の一冊です。

②マンガでわかるWebマーケティング 改訂版

「マンガでわかるWebマーケティング 改訂版」は、物語形式でWebマーケティングの基本を学べる入門書です。主人公の瞳がWebマーケッターとして奮闘するストーリーを楽しみながら、DMPやMAといった専門用語を分かりやすく学んでいきます。

著者の実体験に基づいた手法が豊富に盛り込まれており、独学でつまずきがちな実践の壁をしっかりサポート。漫画と解説がセットになっているので、難しいマーケティングの概念もスラスラ頭に入ります。

③マーケティングリサーチとデータ分析の基本

「マーケティングリサーチとデータ分析の基本」は、データ活用初心者向けの入門書です。著者は統計の専門家ではなく一般的なビジネスパーソンなので、難しい専門用語は使わず、データ活用の「基本のキ」から分かりやすく解説しています。

データの収集、分析、解釈のステップを丁寧に説明し、日々のビジネスにデータ分析のエッセンスを取り入れる大切さも学習。ビッグデータを持て余している方、これからデータ活用を独学したい方も、この一冊でデータ活用の基礎が身につきます。

④ブランディングの科学 誰も知らないマーケティングの法則11

「ブランディングの科学 誰も知らないマーケティングの法則11」は、コトラー理論とは一線を画す、エビデンス重視のマーケティングを提唱する一冊です。P&Gも参考にしたという本書は、奥深く真摯な内容で、データ分析、理論比較など、多角的な視点を与えてくれます。

「ダブルジョパディの法則」では、既存顧客偏重が長期的な成長を阻むと指摘。マーケターの独学はもちろん、マーケティングの新たな一面を知りたい方にも最適です。

Webマーケティングの独学方法｜動画

Webマーケティングの独学方法として、動画学習も有効です。

特に、YouTubeでは、初心者向けの基礎解説動画や、専門家による実践的なノウハウ解説動画など、幅広い内容の動画が公開されています。

中でもSEO対策関連の動画は豊富で、近年は、SEO×AI活用法を解説しているコンテンツも豊富。最新情報が常に更新されているため、変化の激しいWebマーケティング動向もチェックできる独学ツールです。

ここでは、3つのYouTube動画をご紹介しましょう。

なお、視聴回数は2025年3月4日時点の数値です。

①【神授業】Webマーケティングなんて初心者でも楽勝！この1本で基礎をマスターせよ

「【神授業】Webマーケティングなんて初心者でも楽勝！この1本で基礎をマスターせよ」は、難しそうなWebマーケティングの全貌を、京大卒・Webコンサル会社StockSun株式会社の岩野社長が分かりやすく解説しています。

Webマーケティングにおける集客からファン化まで、目指すべき姿を明確に示し、初心者でも安心して学べるよう、レベル判別方法や発注時の注意点も丁寧に解説しています。コメントでも「非常に分かりやすい」「体系的に学べる」など高評価多数の神動画です。

②#01【独学で習得】初心者でも分かるwebマーケティング講座

「#01【独学で習得】初心者でも分かるwebマーケティング講座」は、独学でWebマーケティングにチャレンジしたい方向けの動画講座です。講師はリスティング広告のプロとして、Google公式イベント登壇や書籍執筆もこなす桜井さん。その豊富な知識と経験を、惜しみなくシェアしてくれます。

動画は全19回、1回あたり約7分と短く区切られ、まるでセミナーに参加しているかのような充実の内容。「目線を下げて教えてくれるのが嬉しい」「カミカミな感じが親近感湧く」など、桜井さんの人柄に惹かれるコメントも多数の講座です。

③SEOマスター・クラス〜初心者からエキスパートまで必見の虎の巻

「SEOマスター・クラス〜初心者からエキスパートまで必見の虎の巻」は、SEOツール・オロパスを提供する代表の藤井さんが、SEOのトレンド、よくある悩み、やってはいけないタブーを解説しています。

AIによるコンテンツ作成の精度を踏まえたうえで、SEOで成功するための秘訣も伝授。さらに、SEOツール「パスカル」の実演コーナーでは、記事作成から競合分析まで、効率的な活用術を公開しています。SEO対策のプロが、Webマーケティング独学の道標となってくれる動画です。

Webマーケティングの独学方法｜無料セミナー

続いて、Webマーケティング独学におすすめのセミナーを2つご紹介しましょう。

無料で参加できるオンライン型セミナーは、YouTube動画視聴と同じ感覚で独学できます。ただし、事前の視聴申し込みが必要なセミナーもあるため、利用前にはセミナーの日時や参加方法を確認しておいてください。

①ミエル力

東証スタンダード上場企業「ミエルカ」は、最新のWebマーケティングを学べる無料セミナーを随時開催しています。講義はオンライン上で開催し、「集客できるコンテンツマーケティング」「【2025年版】SEOの原点ともいえる内部リンク・外部リンクの話」などをテーマに開催しています。

SEO流入を増やし、オンラインでの商談・問い合わせ増加を達成したい方はもちろん、Webマーケティング独学にも最適。過去のセミナー動画も視聴できるので、自分のペースで独学したい方にもおすすめです。

②ferret

Webマーケティングのコンサルティング企業である「ferret」は、自社のノウハウを生かしたBtoB向けWebマーケティングセミナーを開催しています。セミナーでは、紹介営業に頼らないリード獲得のコツ3C分析、Webサイト戦略など実践的な技法を解説します。

さらに、コンテンツマーケティング、オーガニック流入の最大化、Webサイト構築の基礎など、一般的なWebマーケティングも実施しているので、Webマーケティングを独学で学びたい方におすすめです。

Webマーケティングの独学方法｜自分でブログやサイトを運営する

Webマーケティングを独学で学ぶ際、書籍や動画ではカバーしきれない、実務特有の課題に直面することがあります。そこでおすすめなのがブログやサイト、SNSの運営です。

Webサイトやブログを運営する

Webサイトやブログの運営は、独学で得た知識を実践に移す場として最適です。「SEO対策や広告運用を知識として学んでも、なかなかイメージが湧かない」と感じる方もいるかもしれません。そのような場合は、実際に自分でWebサイトやブログを立ち上げ、試してみると良いでしょう。

例えば、興味のある商品やサービスのアフィリエイトに挑戦してみるなどです。アフィリエイトで成果を出すためには、読者のニーズに応える質の高いコンテンツを作成し、適切な商品やサービスを紹介することが重要なので、Webマーケティングのあらゆるスキル向上に直結します。

SNSにチャレンジする

Webマーケティングを独学する場合、XやインスタグラムなどのSNSにもチャレンジしましょう。「SNSは普段使っている」という方も、ただ投稿するだけではなく、効果測定や改善を繰り返してみてください。これらを継続することで、Webマーケティングに欠かせない運用スキルが向上します。

まずは、自分でテーマを決めて、Webマーケティングの戦略を立てて、実行する。その後は、効果を測定するといった模擬プロジェクトを通して、自分の実力を試してみましょう。DMやリプライを積極的に活用し、ユーザーとのコミュニケーションを図るのもおすすめです。

Webデザインの基礎学習

Webサイトやブログを運営する上で、Webデザインの知識は欠かせません。なぜなら、Webのビジュアルは、ユーザーの第一印象を大きく左右し、ブランドイメージを形成する上で非常に重要な要素だからです。

「デザインはセンスが重要なのでは？」と思う方がいるかもしれませんが、基本をしっかり押さえれば、誰でも見やすく魅力的なWebサイトを作れます。そこで有効なのが、Photoshopなどの画像デザインツールを実際に使いながら学ぶことです。

Photoshop基礎セミナー講習では、Webデザインに必要な画像加工、文字デザイン、画像合成などを基礎から分かりやすく学べます。受講期間はわずか2日なので、独学では不足しがちな実践的なスキルを補うカリキュラムとしてもおすすめです。

Webマーケティングの独学におすすめの資格

Webマーケティングの独学にあたり、「資格取得」という目標設定を立てて学習に取り組みたいという方もいるでしょう。

独学の場合、明確な目標がないと挫折しやすいのも事実です。以下では、Webマーケティングの独学に最適な資格を3選ご紹介します。

①Web検定

Web検定（ウェブケン）は、ウェブの知識レベル測定により、チーム全体における作業効率アップを目的とした資格です。Web検定は、基本の「ウェブアソシエイト」から、デザイン、ディレクション、プロデュースのスペシャリストを目指す資格まで、段階的にスキルアップできます。

具体的なコースは以下の通りです。

• Webリテラシー
• Webデザイン
• Webディレクション
• Webプロデュース

ウェブ業界に必要なスキルを網羅した「ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック」シリーズが試験範囲なので、書籍を使って独学したい方はぜひこの資格取得にもチャレンジしてみてください。

②ウェブ解析士

ウェブ解析士とは、ウェブサイトのデータを読み解き、改善策を見つけるプロフェッショナルです。上位資格の上級ウェブ解析士、指導者向けの資格・ウェブ解析士マスターなどもあるため、さらなるステップアップも目指せます。

ウェブ解析士の資格取得方法は、公式テキストでの学習、講座受講（任意）、試験の3ステップ。Webマーケティングに必要な知識を習得でき、公式テキスト以外に講座も解説しているので、独学でも不安なくチャレンジできます。

③Google広告認定資格

Google広告認定資格は、Google広告に関する専門知識とスキルを証明する資格です。検索広告、ディスプレイ広告、動画広告など、複数の専門分野に分かれており、各分野の試験に合格することで認定されます。

試験は無料で、Googleスキルショップで実施。資格は1年間有効で、更新には再試験が必要です。合格後は認定証が授与されるため、Webマーケティング独学のモチベーションアップにも最適です。

Webマーケティングを独学する際の注意点

Webマーケティングの独学を始める前に、以下の点を確認しておきましょう。

1. 古い情報に注意する
2. 知識の偏りに注意する

①古い情報に注意する

Webマーケティングを独学する際は、情報の偏りに注意が必要です。Webマーケティングは最新の知識が求められる分野のため、古い情報に頼らないようにしましょう。

例えば、書籍はさまざまなジャンルや対象者向けに出版されていますが、出版時期が古いものでは最新の情報が反映されていないことがあります。

また、YouTube動画も新しいコンテンツが多い一方で、古い情報が紛れていることもあります。特にSEOのように頻繁に変化する分野では、最新の情報を選びながら学習を進めることが重要です。

②知識の偏りに注意する

Webマーケティングを独学する際、知識の偏りにも注意しましょう。Webマーケティングは、書籍やYouTubeセミナーなど様々な独学方法がありますが、中には執筆者や主催者、その主催者の属する企業の主観が込められているケースも見受けられます。

そのため、情報が一方的になる、特定のツールや手法に偏った情報になるなども考えられるため、できるだけ様々な情報源を活用し、多角的な視点で情報を収集しましょう。1つの情報源に偏りすぎると視野狭窄してしまう可能性があります。

Webマーケティングの独学についてまとめ

Webマーケティングを独学する際は、書籍や動画、無料セミナー、資格取得などがあります。

独学で得た知識を最大限発揮するためには、「実践の場」がやはり重要です。実際にウェブサイトを立ち上げる際には、Webデザインに気を使い、ユーザーにとって魅力的なWebサイトを構築しましょう。

ぜひ、Photoshop基礎セミナー講習でデザインスキルを向上させ、Webマーケティングの独学を成功させてください。