世界中で最も多くのユーザーを抱えるSOLIDWORKSですが、そのSOLIDWORKSが常に重視している点が設計力の向上です。
それに加えて、製品開発の更なる加速化と製品開発プロセスの合理化・迅速化など、世界数百万のユーザーのニーズに応えるための数多くの機能強化がSOLIDWORKSによって図られています。
今回は、そのSOLIDWORKSの価格についてご紹介します。
SOLIDWORKSについて
SOLIDWORKSは、3次元設計・製品設計・図面設計・コミュニケーション機能を兼ね備えた3DCAD(3-Dimensional Computer-Aided Designの略称: 3次元コンピュータ設計支)ソフトウェアです。
2019年度にはSOLIDWORKSが3DCAD市場の半数以上を占め、その性能が世界中から高く評価されています。
最初のバージョンである「SOLIDWIRKS 95」が登場したのが1995年ですから、それから20年以上もの長い間SOLIDWORKSはあらゆる業種の共通言語として採用され、多くのユーザーから選ばれ続けています。
SOLIDWORKSの歴史
SOLIDWORKSは1993年、CAD業界のパイオニアとして知られるJon Hirschtickにより、アメリカ・マサチューセッツ州で創業しました。
当時、Jon Hirschtickは使いやすく安価で、しかもWindows準拠の3DCADソフトウェアを作ることを目的に、彼自身がリクルートしたエンジニアたちと一緒にチームを結成しました。
そして、完成した最初の製品が「SOLIDWORKS 95」です。
その後、14年間に渡り、さまざまな役割を担いながらSOLIDWORKSを売り上げ1億ドル企業へと成長させました。
現在はDassault Systèmes社として、フランスのVélizyに拠点を置いています。
SOLIDWORKSの特徴

世界最大級のユーザーコミュニティを持つSOLIDWORKSですが、優れたパフォーマンスと技術革新により、開発プロセスの効率化に貢献し続けています。
高い信頼性を有するSOLIDWORKSですが、その代表的な特徴は次のようになっています。
機能性や操作性の徹底追及
Windows準拠のソフトウェアであるSOLIDWORKSは、使い慣れているWindowsを扱うようにコマンドを実行することができます。
さらに、少ないマウス移動でコマンドが実行できる上、使用するコマンドも機能説明や操作手順などが画面上に表示されるため、全体としてわかりやすく使いやすいインターフェイスになっています。
SOLIDWORKSの機能性や操作性に対する徹底した追及は操作の手数、画面の高解像度化、マウスのドラッグ量にまで及び、今も継続的に改良が行われています。
フィーチャーベースモデリング
フィーチャーベースモデリングとは、あらかじめ用意されたパーツを積み重ねて加工したり、製図していく手法です。
SOLIDWORKSでは、部品形状を構成する「フィーチャー」と呼ばれる要素をベースに、形状に応じたフィーチャーを組み合わせて作成していきます。
さらに、SOLIDWORKSではこうして作成された形状において、頻繁に使用するものをライブラリ化したり、フィーチャー単位で形状抑制を行うことできるため、他部品への流用や部分的に形状を変化させることが可能です。
参照関係によりデータが完全連動
参照先ファイルが変更されると、ファイル間の参照関係によりデータが連動し、形状の変更も自動でできるようになります。
こうしたファイル間の完全連動により、設計した部品がすぐに検証され、図面も更新されて、さらにはミスのない最新版を関係者に提供することができます。
これにより、設計変更時の重大なミスや手戻りを防止し、短時間修正を可能にします。
3次元を活かした豊富な検証機能
SOLIDWORKSでは、3次元設計を行います。
この3次元設計に基づいたSOLIDWORKSならではの豊富な検証機能により、2次元では発見できなかった問題点を試作前に発見し、修正することができるようになりました。
SOLIDWORKSは、導入コストが低い上、初心者でも使いやすいため、3次元環境の社内普及を容易にし、導入効果もすぐにあらわれるでしょう。
さらには、開発期間やコスト削減にも貢献しています。
SOLIDWORKSプランの価格を比較
SOLIDWORKS製品の販売については、販売代理店を通した100%間接販売による提供のみで、代理店によっては特別割引キャンペーンを行っているケースもあります。
サポートサービスも各販売代理店により異なるため、自分に必要な内容のサービスを検討する必要があります。SOLIDWORKSは永久ライセンス方式ですが、年間保守契約(=サブスクリプション)を購入し、毎年更新しなければなりません。
公式サイトに掲載されているStandard、Professional、Premiumの3種類のパッケージ、年間保守契約について価格を以下表にまとめましたのでご覧ください。(代理店ごとの割引などもありますので参考としてご覧ください)
| プラン | 3ヶ月 | 1年間 | ライセンス 買い切り |
サブスクリプション (年間保守料金) |
|
|---|---|---|---|---|---|
| SOLIDWORKS Standard |
スタンドアロン | 158,465円 | 528,216円 | 1,035,000円 | 255,816円(1年) |
| ネットワーク | 230,300円 | 767,600円 | 1,553,000円 | 359,000円(1年) | |
| SOLIDWORKS Professional |
スタンドアロン | 180,886円 | 602,952円 | 1,239,000円 | 255,816円(1年) |
| ネットワーク | 263,900円 | 879,700円 | 1,859,000円 | 359,000円 (1年) | |
| SOLIDWORKS Premium |
スタンドアロン | 256,486円 | 854,952円 | 1,659,000円 | 375,816円 (1年) |
| ネットワーク | 377,400円 | 1,258,000円 | 2,489,000円 | 539,000円 (1年) | |
販売代理店一覧はこちらの公式ページに掲載されています。
スタンドアロン版・ネットワーク版の違い
スタンドアロン版とネットワーク版は、認証方式と利用可能台数に違いがあります。
スタンドアロン版はPCでライセンス認証し、認証済みPCに限り2台まで利用可能なプランです。
ネットワーク版はライセンスサーバーとなるPCを1台用意し、そのPCを経由して常時5台まで利用可能になります。
SOLIDWORKSのプラン詳細

SOLIDWORKSはミッドレンジスタンダードの機械設計向けの3DCADで、次の3種類の機能を持つパッケージが用意されています。
- SOLIDWORKS Standard
- SOLIDWORKS Professional
- SOLIDWORKS Premium
SOLIDWORKSには、上記のパッケージに加え、ファミリー製品としていくつかのソフトウェア(SOLIDWORKS Simulation、Solidworks Electricalなど)があります。
Standard、Professional、Premiumに部分的、あるいは完全に統合されたものもありますので、購入を決める際には十分な比較・検討が必要です。
ここでは、「SolidWorks 2022」の各パッケージの機能についてご紹介します。
SOLIDWORKS Standard
SOLIDWORKS Standardは、3次元設計に必要な基本機能を備えたパッケージです。
直感的な使いやすさと強力な機能が特徴で、板金やプラスチック、自由曲面のモデリングを網羅しています。
- 基本機能(部品、アセンブリ、図面)
- 簡易設計検証(部品構造や流体)
- 自動フィーチャー認識(インポートモデル)
- 生産性の向上(図面比較)
SOLIDWORKS Professional
SOLIDWORKS Standardの基本機能に標準部品ライブラリ、自動コスト評価、加工コスト検証などを加えたプロ仕様です。
3次元設計を推進する強力なツールが加わったパッケージになっています。
- 標準部品ライブラリ
- 自動コスト評価
- 加工コスト検証
- デザインコミュニケーションなど
SOLIDWORKS Premium
Solidworks Professionalに3次元配管や配線設計、本格的な設計検証、構造解析などを加えた最上位パッケージです。
- 配管、ハーネス、チューブのルーティング
- アセンブリの加工コストを検証
- 持続可能性検証など
SOLIDWORKSの購入価格を抑える方法
- 学生版を購入する
- IT導入補助金を活用する
- 非商用目的での個人向け限定モデルを活用する
SOLIDWORKSを購入する際に注意したいこと
SOLIDWORKSの購入時は、各ライセンスパッケージをよく理解した上で、どのパッケージがプロジェクトに最適なのか検討する必要があります。
また、セミナーやイベントを積極的に活用し、相見積もりを取りながら価格を比較すると良いでしょう。
Solidworksの使い方を学びたい方はSOLIDWORKSセミナーもおすすめです。こちらのセミナーは、SOLIDWORKSを業務で使用するスキルを身につけてることを前提にされているセミナーなので、実際の業務の流れを想定したセミナー課題になっています。
設計変更やアセンブリ設計、図面作成など業務で必要なコマンド知識をひとつひとつ十分に把握することができるのでオススメのセミナーです。ぜひ、ご検討してみてください。
| セミナー名 | SOLIDWORKSセミナー講習 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 41,800円〜 |
| 開催期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
SOLIDWORKSの価格についてのまとめ
製品開発プロセスの合理化・迅速化で支持される3DCADソフト「SOLIDWORKS」はここでご紹介したように機能ごとにことなるプランが設けられ、それぞれに価格が異なります。
商用利用するならIT導入補助金を活用して購入価格を抑えることも可能です。
また、本当に必要な機能を備えたプランにすることでも、購入価格を抑えられるでしょう。本記事でご紹介した料金プランの価格と、それぞれのプラン詳細を検討し最適なプランを選んでください。