Autodesk社が提供するBIMソフトのRevitについて、スクールに通いながらスキルを身につけたいと考えている方も多いでしょう。しかし、提供されているRevitスクールは種類が多く、選ぶサービスを間違えると、学んだスキルを仕事などに活かせないケースもあります。
そこでこの記事では、初心者向けにおすすめのRevitスクールや選び方をわかりやすくまとめました。学べるBIMスキルなども詳しく解説しているので、相性の良いスクールを見つける参考にしてください。
Revitスクールとは
Revitスクールとは、建物の3Dモデルを作成するためのツールを備えたBIMソフトの「Revit」を、基礎から実務での活用まで学ぶ方法のひとつです。
Autodeskが提供するRevitは、建築設計で広く使われているソフトで、設計だけでなく、施工計画や建物情報の管理などにも活用されています。こうした特徴から、Revitは単なるCADではなく「BIMソフト」として位置づけられています。
なお、BIMとは、建築・土木・構造・設備(MEP)分野において、3次元モデルにさまざまな情報を持たせ、設計・施工・運用まで一元管理する考え方のことです。Revitスクールでは、このBIMの基本概念を理解しながら、以下のような実務スキルを習得できます。
- Revitの基本操作
- 図面作成の方法
- 3Dモデルの作成・管理
- 実務での活用方法
独学では理解しづらい部分も、スクールではカリキュラムに沿って進められるため、無理なく知識を積み上げやすいのが特徴です。そのため、Revitをこれから使い始める方や、実務で使えるレベルまで習得したい方に選ばれています。
Revitの概要から知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。
講座・講習・セミナー・研修との違い
Revitを学ぶ方法には、「スクール」「講座」「講習」「セミナー」「研修」などさまざまな形式がありますが、それぞれ役割や学べる内容が大きく異なります。以下に違いをまとめました。
| 比較項目 | スクール | 講座 | 講習 | セミナー | 研修 |
|---|---|---|---|---|---|
| 目的 | 実務レベルの習得 | 体系的なRevit学習 | 短期学習 | 知識やトレンドの理解 | 新人研修 |
| 学習期間 | 中~長期(数日から数か月) | 中期(数日〜数週間) | 短期(1日〜数日) | 単発(数時間) | 中期(数週間〜数ヶ月) |
| 実務対応力 | 高 | 中〜高 | 中 | 低 | 高 |
| サポート | 手厚い(添削・質問・求職サポートなど) | あり(質問など) | 限定的 | ほぼなし | あり(企業向け) |
| 対象 | 未経験〜実務者 | 初心者〜中級者 | 経験者向け | 初心者向け | 企業・チーム |
スクールの大きな特徴は、サポートが充実しており、未経験から利用しやすい点です。
他の学習方法と比べても講師からのフォローが手厚いため、Revitに触れたことがない方でも、気軽に利用できます。
個人はもちろん、研修とは別に企業担当者が利用する場合もあるため、「未経験からRevitを仕事で使えるレベルまで習得したい」「BIM業務や設計職への転職・スキルアップを目指している」という方におすすめです。
Revitスクールは意味ない?やめとけと言われる理由
Revitスクールについて「意味ない」「やめとけ」という情報を見ることもあります。
その理由は、独学でも計画的に進めれば習得可能であることや、受講費用が高いほかにも、スクールによっては基礎操作のみで実務レベルまで到達できない場合があるのも理由です。
ただし、体系的に学びたい人や短期間で実務スキルを身につけたい人にとってはスクールのほうが有効です。相性の良いスクールを選ぶことができれば、しっかりと意味があるほか、独学で発生しやすい挫折を防止しやすくなります。
Revitスクールで学べる内容(モデリング・データ活用)
Revitスクールでは、単なるソフト操作だけでなく、BIMを活用した設計業務に必要なスキルを体系的に学べます。具体的には、以下の3ステップでスキルを習得していくのが一般的です。
- BIM・Revitの基礎理解
(ビュー・ファミリ・パラメータなど) - 3Dモデリング・図面作成スキル
(平面図・立面図・断面図の作成方法など) - 実務フロー・データ活用
(数量算出、干渉チェック、設計変更への対応など)
これらを一通り習得すれば、Revitを使ったBIM業務に対応できるスキルが身につきます。
特にスクールでは、実際の図面や課題を使った演習が多いため、独学では難しい「実務で使える力」を習得できる点が大きな特徴です。
ただし、スクールによっては「基礎のみで終わるもの」「実務レベルまで学べるもの」など、カリキュラムには大きな差があります。そのため、Revitスクールを選ぶ際はどこまで学べるのか(実務レベルまで対応しているか)を確認することが重要です。
Revitスクールで学ぶべき理由(独学やOJTとの違い)

一見すると、独学やOJTだけでもRevitの知識を学べるのではないかと感じた方も多いでしょう。
もちろん、計画的かつ継続的に独学・OJTを続ければスクールに通わずともRevitをマスターすることは可能です。ただし、独学の場合は以下のポイントに注意が必要です。
- 基礎の理解だけにとどまり実務での使い方がわからない
- 自己判断により誤った使い方を覚えてしまう
- 応用が利かず独学したことを活かせない
- 独学の際にわからなかったことを解決できずに挫折する
またOJTでも、以下の点に注意しなければなりません。
- 教育係が忙しく学習が進まない
- ルールにはない我流の使い方を教えてしまう
- 教える人・学ぶ人の相性によって学習に差が出る
実際にRevitを操作してみると、コマンドの種類が多いほか、画面の左右に設定ウィンドウが表示されるなど学習が大変です。上の画像のように表示されているコマンド以外にも、タブの数だけ複数のコマンドがあるため、覚える内容は想像よりも幅広いです。
さらには、特定の作業をした後でなければ使えない干渉チェックなどの機能もあるため、どの機能をどのタイミングで使うのか判断するのも簡単ではありません。

そのため、Revitスクールは、上記のようなリスクを避けたい人に最適な学習方法です。
多くのRevitの初心者が上記のポイントで立ち止まってしまうため、未然に失敗を防ぎたい、または既に挫折を経験した人に向いています。
実務では「図面との整合性」や「修正対応のスピード」が求められるため、操作だけでなく実務フローまで学べるスクールを選ぶことが重要です。
Revitスクールに通うメリット・デメリット
Revitスクールに通うべきか迷っている方は、まずスクールが自分の目的に合うのかを判断するために、メリット・デメリットを把握しておくとよいでしょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・実務レベルまで体系的に学べる (独学では断片的になりにくい) ・講師に質問できるため理解が早い・挫折しにくい ・図面作成や課題演習により実務スキルが身につく ・学習ロードマップが明確で最短ルートで習得できる |
・受講費用がかかる(数万円〜数十万円) ・スクールによって質の差が大きい ・自分のペースで進めにくい場合がある ・基礎中心で実務まで学べないケースもある |
スクールは他の学習方法と比べてサポートが充実しているため、上記のメリットの恩恵を強く受けられるのが魅力です。ただし、サポートが多い分だけ費用が割高になりやすいほか、選ぶスクールによって学習の質も変わります。
そのためスクールは、費用がかかる点を許容でき、それ以上にサポートや学習の品質を高めたい人向きです。
Revitスクールの失敗しない選び方

Revitスクールを選ぶ際は、次の点を意識しておくと失敗しにくくなります。
確実にチェックしたい共通項目
Revitの学習サービスを選ぶ際は、スクールなど形式に関わらず、以下のポイントを確実にチェックしましょう。
- 料金と内容のバランス(費用対効果)
- 受講形式(オンライン・通学・オンデマンド)が自分に合っているか
- サポート体制(質問・フォロー)の有無
- 口コミ・実績などの信頼性
これらは最低限確認すべきポイントです。そのうえで、スクール特有のチェックポイントを見ていくことが重要です。ここを見落とすと、「思っていた内容と違う」「費用に見合わない」といった失敗につながります。
実務レベルまで到達できる設計か
スクールは「実務で使えるレベルまで引き上げること」を前提としたサービスです。
そのため、どこまで到達できるのか(ゴール設定)が明確かを必ず確認しましょう。
- BIMオペレーターとして業務ができるレベルか
- 図面作成まで対応できるか
- ポートフォリオや成果物が作れるか
ゴールが曖昧なスクールは、スクールという学習方法の強みを活かせません。
基礎だけで終わるリスクがあるため、Revitスキルを実務に活かしたい方は必ずチェックしましょう。
カリキュラムが「実務フロー」になっているか
スクールの強みは「実務の流れに沿って学べること」です。
そのため、一部の機能だけを学べるスクールではなく、設計業務の流れに沿ってカリキュラムが構成されているかを確認しましょう。
- モデリング→図面作成→修正対応の流れで学べるか
- 実際の案件を想定した課題があるか
単発スキルの寄せ集めになっている場合は、スクールの価値が半減します。
アウトプット量が十分か
スクールは使い方をインプットするための講義だけではなく、実際に操作をするアウトプットによってスキルを定着させるサービスです。そのため以下のように、どれだけ手を動かせるかが重要な判断基準になります。
- 課題提出や添削があるか
- 実際に建物モデルを作成する演習があるか
- 自分の制作物がポートフォリオとして残るか
実際のスクールの情報ページを見ていけば、利用する本人がRevitを操作するのかどうかが記載されています。モデルを作るのかどうかまで確認しておけば、アウトプットのしやすさがすぐにわかるでしょう。
アウトプットが少ないスクールは、理解がインプット止まりで浅くなりやすい傾向があるため注意してください。
講師が実務経験者か
Revitスクールは、操作説明に加えて「現場での使い方」を学ぶ場です。
そのため、教えてくれる講師の実務経験について、以下の点を確認しておくことが重要になります。
- 設計・施工でのRevit使用経験があるか
- BIM業務に携わった実績があるか
サービスページに講師情報やプロフィールが掲載されているのなら、そこからチェックできます。もし記載されていなければ、問い合わせ確認をしておくと安心です。
サポートの質が高いか
スクールは独学と違い、「継続支援」が強みです。ただし、サポート内容には差があるため以下のポイントを見比べる必要があります。
- 質問回数に制限がないか
- チャット・面談など相談手段があるか
サポートが弱い場合、結果的に独学と変わらなくなってしまいます。
Revitスクールおすすめ8選を徹底比較
Revitスクールを選ぶ際、「結局どこがいいのかわからない」と悩む方も多いでしょう。
そこで本項では、主要なRevitスクールを「料金・期間・学習形式・サポート・実務対応力」といった観点で整理し、比較表にまとめました。
| 比較項目 | 料金(税込) | 期間 | 学習形式 | サポート | 実務学習 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Autodesk Revitスクール (GETT Proskill) |
6万円以内 (助成金可) |
数日 | 複数あり | 質問 | ◎ (建築系のモデル作成あり) |
Revit未経験者/短期間でスキルをマスターしたい人 |
| Revitスクール (ReCADemy) |
16万円程度 (分割も可能) |
5か月 | eラーニング | 質問 | 〇 (外構モデルの作成あり) |
スキマ時間でRevitをマスターしたい/質問付きのeラーニングを利用したい |
| Autodesk Revitコース (大塚商会) |
5万円程度~ | 1日からカスタマイズ | 会場・オンライン | 質問 | ◎ (建築・土木・設備などのモデル作成あり) |
特定の業種向けのRevit操作を学びたい人 |
| Revitスクール (Winスクール) |
24万円程度~ (助成金可) |
3か月 | eラーニング | 就職支援 | △ (演習はあるが要確認) |
就職のためにRevitをeラーニングで学びたい人 |
| Revitスクール (ソフトキャンパス) |
30万円程度~ | 最短4日 | オンライン(1on1) | 質問・添削 | △ (簡単なモデルの作成) |
講師からマンツーマンでRevitを教わりたい人 |
| Revitオンデマンド (アヴニールCADシステム) |
13万円程度~ (分割も可能) |
通常6か月 | eラーニング | メール質問 | △ (記載なし) |
じっくり時間をかけてRevitを学びたい人 |
| Revitスクール (アビバ) |
要見積もり | 記載なし | 会場・オンライン(1on1) | 質問・添削 | 〇 (ソフトの機能や基礎から学習) |
会場とオンラインを使い分けたい人 |
| Revitスクール (ProSeeds) |
16万5,000円 | 9か月 | eラーニング | 記載なし | 〇 (モデリングなど実践スキルの習得あり) |
入門・基礎知識を中心に学びたい人 |
比較表からわかる通り、Revitスクールは大きく以下の3タイプに分かれます。
- 短期集中型(数日〜)
→ 短期間で操作を習得してすぐに業務で使いたい人向け - eラーニング型(3〜9か月)
→ 自分のペースで働きながら学びたい人向け - 質問重視型(通学・1on1)
→ 転職・基礎習得のために時間をかけて習得
自分の目的に合っているかで選べば、上記のスクールを絞り込みやすくなります。
また重要なのは、「実務レベルまで学べるか」です。料金や期間だけで選ぶのではなく、図面作成やモデリングなどの実務スキルが身につくかを基準に選ぶようにしましょう。
またeラーニングのほうが自分向きだと感じた方は、以下の記事もチェックしてみてください。
初心者におすすめのRevitスクールを目的別に厳選
Revitスクールを絞り込めたが、そのうえでどのスクールに申し込むかを選べない方も多いでしょう。そこで以下に、目的別におすすめのスクールを整理しました。目的に合うかどうかで最終判断をしてみてください。
- 短期間でRevitを習得したいなら「Autodesk Revitスクール(GETT Proskill)」
- スキマ時間で学びたいなら「ReCADemy」
- 業種別に専門的に学びたいなら「大塚商会」
- 就職・転職を目指すなら「Winスクール」
- マンツーマンで確実に学びたいなら「ソフトキャンパス」
- じっくり時間をかけて習得したいなら「アヴニールCADシステム」
- 通学とオンラインを使い分けたいなら「アビバ」
- 基礎から着実に学びたいなら「ProSeeds」
このように、Revitスクールは「どれが一番良いか」ではなく、目的によって最適な選択が変わります。自分のゴール(短期習得・転職・副業など)を明確にしたうえで選ぶことが、失敗しないポイントです。
Revitスクール選びで特におすすめできるスクール

Revitのスクールの中でも、おすすめのスクールがGETT ProskillのAutodesk Revitスクールです。
このAutodesk Revitスクールがなぜおすすめなのか、どのような特徴なのか紹介していきます。Revitスクールを色々見ていたけど決め手にかけるという人は、このAutodesk Revitスクールの特徴や内容を指標にしてみてください。
Autodesk Revitスクールの特徴
RevitスクールであるAutodesk Revitスクールは、
- 3つの学習形式から選んで学べる
- 短期集中学習ですぐにレベルアップできる
- Revitを開発したAutodeskが公認しているスクール
- カリキュラムがサイトですぐわかる
- 満足できなければ全額返金してもらえる
- 講師のプロフィールがサイトですぐわかる
といった特徴があります。特に「短期間で実務レベルに到達できる」という点は、他スクールと比較しても大きな強みで、eラーニング型だけでは難しい即戦力化を目指す方に向いています。
また、Autodesk Revitスクールは、短期間でRevitを習得できることでも人気のスクールです。
たくさん通い続けるタイプのスクールではなく、すぐにRevitをマスターしたいと言う人はAutodesk Revitスクールを検討してみてください。
セミナー名 Autodesk Revitセミナー講習 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 45,100円〜 受講期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
Autodesk Revitスクールの口コミ・レビュー
実際に、RevitスクールであるAutodesk Revitスクールを受講した方の口コミとレビューも調査してみました。スクールに通いたいけれど、実際に受講した人の声も聞いてみたいと言う人はこちらを参考にしてください。
社内研修で新入社員2名が受講しました
CAD人材育成の一環として採用した社員2名に受講してもらいました。ふたりともCADの経験はありませんでしたが、受講後すぐにRevitが使えるようになっており驚きです。短期間で今では即戦力になっております。
eラーニングは初めてでした
土地柄もあるのか、Revitを習得したいと思いつつ、機会に恵まれませんでした。Revitは基本的な操作はできるのですが、応用的な部分や、よりプロらしい使い方を知りたいと思っていたのですが、こちらでしっかり習得でき、今現場で活かせています!
本当に2日でRevitをマスターできました
2日目のマンション一棟をRevitで作成する、というのが体験したく参加しました。仕事上、間取り図の作成を行うことはあったのですが時間がかかって仕方なく、もっと効率的に進められたら…と思っていました。お蔭様で効率的に短期間で、知りたかったことだけでなく習得できて満足です。
このようなスクール受講者の口コミやレビューがありました。
Autodesk Revitスクールを社内研修として利用したり、不安なオンライン受講も良い内容だったと言うレビューがあります。
Revitのスクールに参加するのは不安という方は、上記の口コミやレビューも参考にしてみてください。
Revitのおすすめスクールについてまとめ
Revitスクールは、短期講習・eラーニング・質問重視型など形式が多く、目的に応じて選ぶことが重要です。未経験から実務レベルを目指すなら、カリキュラムの深さやサポート体制を重視しましょう。
また、料金や期間だけでなく、「図面作成やモデリングまで対応できるか」が判断基準になります。自分の目的に合ったスクールを選び、最短で実務に活かせるスキルを習得してみてください。