Nano Banana(ナノバナナ)という名前を聞いたことがありますか?
SNSで「画像をフィギュア化できるAI」として大きな注目を集めていますが、「結局それってどんなAI?」という方もいるでしょう。
今回は、話題のNano Bananaについてわかりやすく解説します。
「Nano Bananaは無料で使える?」という疑問、料金設定、そして話題のフィギュア化画像の作り方、フィギュア化におすすめのプロンプトも紹介するので、ぜひ一緒にNano Bananaの使い方をマスターしましょう。
Nano Bananaとは?

Nano Bananaは、Googleの画像生成AIモデル「Gemini 2.5 Flash Image」の愛称です。
もともと社内のコードネームとして使われていましたが、そのユニークな響きが開発者やユーザーの間で人気を呼び、今ではこちらの呼び名のほうが広く知られています。
Nano Bananaは2025年8月にリリースし、そして同年の10月13日、GoogleはこのNano Bananaのさらなる進化を発表しました。今後は「Google 検索」や「NotebookLM」、さらには「フォト」アプリでも順次利用できます。
Nano Bananaの意味
Nano Bananaの「Nano(ナノ)」は、「軽量で効率的」を意味し、このモデルが非常に高性能でありながら、効率良く動作する点を示しています。一方の「Banana(バナナ)」には、ふたつの由来があるとされています。
ひとつは、GoogleがAndroidなどでスイーツの名前を愛称に採用してきた伝統に則ったというもの。もうひとつは、AIが「バナナを1本描いて」と指示しても、房で描いてしまうなど、指示を曖昧に解釈してしまうというジョークという見方です。
このように、Nano Bananaの由来は諸説ありますが、どれも高性能と親しみやすさを兼ね備えたGoogleらしさに満ちています。
Nano Bananaの料金設定
Nano Bananaは、基本的に無料で利用できます。ただし、高品質な生成や動画との連携など、より高度な機能を使いたい場合には、有料プランも用意されています。
| プラン名 | 料金 | 主な内容 |
| 無料 | 無料 |
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| Gemini API | 約4,350円 (100万トークン) |
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| Google AI Pro | 2,900円/月 |
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| Google AI Ultra | 36,400/月 |
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なお、「Gemini API」は、主にAI機能を組み込みたい開発者や企業向けです。
参照:Google AI Pro Ultra、Google Developers Blog
Nano Bananaの無料画像の上限
Nano Bananaの無料版は、1日あたり最大100枚です。100枚を超えると、画像生成は翌日まで行えないので注意しておきましょう。
Nano Bananaは商用利用できる?
Nano Bananaの商用利用は、現時点では「可能とも不可能ともいい切れない」状態です。Googleの基本規約では、以下のように記述しています。
ユーザーのコンテンツはユーザーに帰属します。つまり、コンテンツに含まれるユーザーの知的所有権はすべてユーザーが保持します。
この言葉からは、自分で作成した画像などのコンテンツを商用利用する権利がある、とも読み取れます。しかし、「ユーザーのコンテンツ」にAI生成物が含まれるかが不明確です。例えば、ユーザーがもともと保有する画像という風にも受け取れます。
Gemini固有の追加規約が存在する可能性もあるため、商用利用を検討する際は、「追加規約」や最新ポリシーを必ず確認しておきましょう。
セミナーで安全な使い方を学ぼう!
Nano Bananaをはじめとした生成AIを安全に利用するには、セミナーでの最新情報をもとにしたリスク管理に関する理解を深めると安心です。生成AIセミナーでは、最新情報をもとにした業務活用の指針や情報漏洩リスクへの具体的な対策を学べます。
Googleは、Nano Bananaをはじめ数多くの生成AIサービスを展開し、区分が分かりにくく感じる方もいるでしょう。以下の記事はGoogleが展開している生成AIサービスをモデルやジャンルごとに分けて詳しく解説していますので、ぜひこちらも合わせてご参照ください。
Nano Bananaはなぜすごい?
ところで、Nano Bananaがなぜこれほど注目されているのでしょうか?ここでは、その理由を探るべく3つの特徴・魅力を見ていきましょう。
- キャラクターの一貫性の維持
- ピンポイントな編集能力
- 誰でも無料で手軽に使える
①キャラクターの一貫性の維持
Nano Bananaが話題を集めた理由は、キャラクターの一貫性の維持を実現したためです。
実は、従来の画像生成AIが抱えていた大きな課題が、「キャラクターの一貫性のなさ」でした。例えば、同じ設定を入力しても、出力のたびに別の人物が出てきてしまうため、連続したストーリーやシリーズものの制作には向かなかったのです。
しかし、Nano Bananaは一度生成したキャラクターの見た目を維持したまま、ポーズ、表情、シチュエーション、衣装などを自由自在に変更できます。コミックや映画などの場合も、一貫したキャラで制作できるのはNano Bananaならではの特徴です。
②ピンポイントな編集能力
Nano Bananaが注目されたのは、ピンポイントな編集能力も理由の一つです。
今まで画像生成ツールといえば、基本的に「一発勝負」のプロンプト(指示文)しか受け付けず、少し調整したい時も最初からやり直す必要がありました。つまり、会話形式で連続的に画像を生成する、といったことはできなかったのです。
しかし、Nano BananaはAIと対話しながら、「この部分だけ色を変えて」「メガネを消して」といった追加の指示が可能です。意図した部分だけを正確に修正できるということは、AI画像ならではの「生成結果に対する妥協」から脱却でき、クリエイターとしての満足度も格段にアップします。
③誰でも無料で手軽に使える
Nano Bananaは、上記のような多彩な機能を、誰でも無料で利用できます。現在はGoogle AI StudioやGeminiを通じて提供されており、Geminiユーザーであれば普段のチャット画面上から直接Nano Bananaで画像生成を楽しめます。
Google AI Studioでも、同様にチャット画面にアクセスするだけで活用可能です。Nano Bananaの無料制限は100枚と十分な枚数であるため、思い通りの画像を繰り返し作成できる点も大きな魅力といえるでしょう。
Nano Bananaの無料の使い方

では、Nano Bananaを無料で使う方法をお伝えしましょう。
Nano Bananaを無料で使うには、Googleの生成AI・Gemini、もしくはGoogle AI Studioからアクセスできます。どちらを使っても同様のチャット画面から操作するので、普段使い慣れているサービスを利用してみてください。
ここでは、Geminiを使った使い方をご紹介します。
- 基本の使い方
- 応用的な使い方
①基本の使い方
まずは、Nano Bananaの基本の使い方をご紹介します。
- 「Gemini」にアクセスし、画面右上の「ログイン」をクリック

- アカウントを選択し、PINなどの必要情報を入力
- Geminiにログイン
- プロンプト入力欄に画像のイメージを入力し、右のアイコンをクリック
(日本語入力、プロンプトには「画像」と記述)
- AI画像を生成(今回は1分ほどで生成)

これでAI画像が完成しました。ここで使ったプロンプトは以下のものです。
②応用的な使い方
続いて、応用的な使い方をお伝えしましょう。ここでは、先程の画像を追加プロンプトで変化させていきます。
手に持っているものを変化させる
- 「画像の花束を子猫に置き換える。写真全体の温かい雰囲気は保つ。」と追加
- 花束が猫に変化する

人物や背景などの画像はまったく変わらず、手に持っている花束だけが猫に変化しました。猫も非常にリアルです。
背景と構図を変化させる
- 「画像の猫を削除。満天の星空の下で微笑む。正面を向く。」と追加
- 背景と構図が変化

このように画像の雰囲気が一変しましたが、女性自体は変化していません。
出展:Gemini
Nano Bananaのフィギュア化画像の作り方
続いて、Nano Bananaを使った話題のフィギュア化画像を作ってみましょう。
- 「+」をクリックし、「ファイルをアップロード」をクリック

- フィギュア化したい画像をアップロード
- 「この画像の背景を削除して猫のみをフィギュア化して」と指示

- 写真の猫がフィギュア化

- 「画像内の2匹の猫のフィギュアの下に、シンプルな円形台座を追加」と指示
- ダウンロードする

- 画像拡大図

上記のように、台座付きを指示しても一匹しか乗りませんでしたが、「この猫のフィギュアを台座付きアクリルフィギュアにして」と追記したら別の台座に乗りました。以下に添付しますのでこちらもご覧ください。

最後に、二匹を別々のフィギュアにしてみましょう。
プロンプトは「写実的な猫のフィギュアを作ってください。後ろには同じ猫が透明なフィギュアパッケージに入っている様子が映り込んでいる。黒猫のみ(キジトラのみ)」です。

イラスト生成AIは、その他にもいくつかあります。以下でおすすめのツールを複数紹介しているので、ぜひこちらもご参照ください。
Nano Bananaにおすすめプロンプト
続いて、Nano Bananaの魅力を引き出せるプロンプトをご紹介します。フィギュア化におすすめのプロンプトもお伝えするので、ぜひ参考にしてリアルなフィギュア化画像を生成してみてください。
3Dアクションフィギュア化
アップロードした画像(イラストや写真)を、販売されているようなリアルなアクションフィギュアに変換します。SNSで特に人気の手法です。
背景の変更と自然な合成
被写体(人物や物)をそのまま残し、背景だけを新しいシーンに置き換えます。元の被写体を新しい背景に光や影まで含めて自然に合成します。
表情・ポーズのピンポイント編集
元のキャラクターや人物の見た目、服装を維持したまま、表情やポーズといった一部分だけを修正します。Nano Bananaの「一貫性」と「対話型編集」を実感できるプロンプトです。
これらのプロンプトを活用すれば、「一貫性の維持」と「ピンポイントな編集能力」というNano Bananaの最大の強みを最大限に引き出すことができます。
Nano Bananaを使う際の注意点
Nano Bananaを利用する際には、著作権侵害、倫理やセキュリティに関する重要なルールを守る必要があります。以下の表で、特に注意すべき点を確認しましょう。
| 注意項目 | 内容 |
| 倫理・社会責任 |
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| 情報セキュリティ |
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| 技術・商用利用 |
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Nano Bananaの見落としがちな注意点
Nano Bananaの利用時に見落としがちなのが、誤解や誇大表現です。
例えば、建設業界でNano BananaのAI画像を生成・利用する際は、未完成の物件を、AIで実際よりも美化しすぎた完成予想図として広告に利用し、顧客に誤解を与えないようにしましょう。
Nano Bananaは写真と変わらない画像を生成するため、必ずAI画像であることを伝えるようにしてください。また、AIが生成した構造や設計の画像が、安全基準や正しい工法を示唆していると誤解されないようにも注意が必要です。
セミナーで安全なAI画像活用を学ぼう!
生成AIセミナーでは、著作権侵害や情報漏洩といった具体的なリスクへの対応策はもちろん、業務活用における最新のガイドラインを学び、AI画像の適切な利用方法と倫理的な側面について理解を深めることができます。
セミナー名 生成AIセミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・eラーニング
Nano Bananaについてまとめ
軽量かつ効率的で、リリース直後から圧倒的な注目を集めているNano Banana。フィギュア化された画像は非常にリアルで、追加のプロンプトでポーズや服装など、フィギュアのイメージを自在に一変させることもできます。
Nano BananaはGeminiやGoogle AI Studioを使って無料で利用できますが、商用利用や著作権侵害など、使い方には注意が必要です。









