Autodesk Fusionを学びたいけれど、「独学で十分なのか」「どの講座を選べば失敗しないのか」と迷っている方も多いでしょう。講座ごとに料金・形式・内容は大きく異なるため、選び方を間違えると遠回りになることもあります。
そこでこの記事では、初心者でも安心して学べるAutodesk Fusion講座の選び方とおすすめ講座をわかりやすくまとめました。受講するメリットや無料講座との違いも解説しています。
Autodesk Fusionの講座とは?
Autodesk Fusion講座とは、初心者が基礎から順番に理解できるよう構成された「体系型の学習プログラム」です。単発の体験セミナーとは異なり、スケッチ・モデリング・アセンブリといった基本構造を段階的に学べます。
独学で操作を覚える方法もありますが、操作の順番や設計の考え方まで整理して学ぶのは簡単ではありません。講座では、ソフトに詳しい講師の指導のもと、理解しやすい順序で操作を習得できます。
なお、実際の講座では、上の画像のようなモデルを作成しながら、各種コマンドや基本操作を反復練習します。単なる操作説明にとどまらず、「なぜその手順で作るのか」という設計の流れまで学べるのが特徴です。
またAutodesk Fusionは、モデリング・アセンブリ・図面作成など多くの機能を備えていますが、多機能であるがゆえに「何から学べばよいかわからない」と感じる初心者も少なくありません。一方で、体系的な講座を受講すれば、以下のような基礎力を効率よく身につけられます。
- モデリングの基本的な流れ
- 作図ミスを防ぐための考え方
- データ管理やクラウド機能の基礎理解
特に「独学で挫折したくない人」や「基礎から順番に理解したい人」にとって、講座は安心して学べる選択肢といえるでしょう。
Autodesk Fusion初心者は何から始めるべき?

Autodesk Fusion初心者が最初に取り組むべきなのは、「モデリングの基本構造」を順番に理解することです。直感的に操作できるソフトではありますが、仕組みを理解せずに触ると応用段階でつまずきやすくなります。
特に初心者は、以下の順序で学ぶことが重要です。
-
スケッチの基本操作(拘束条件・寸法設定)を理解する
-
フィーチャー(押し出し・回転・フィレットなど)の意味を知る
-
履歴ベースモデリングの考え方を理解する
-
アセンブリ(組み立て)の概念を学ぶ
-
簡単な小物を実際に設計してみる
Autodesk Fusionは多機能なため、「動画を見ながら何となく操作できる」状態では、設計の流れが身につきません。特に履歴の考え方やスケッチ拘束の理解が浅いと、修正時にモデルが崩れる原因になります。
YouTubeや無料チュートリアルは操作体験には適していますが、学習順序が整理されていないケースも多く、初心者が迷いやすいのが実情です。
そのため、基礎から順番に学べる入門講座を活用することで、遠回りを防ぎながら土台を固められます。体系的に学ぶことで、後から応用機能を習得する際もスムーズになります。
また、Autodesk Fusionの概要から知りたい方は、以下の記事をおすすめします。
オンライン講座と通学型講座の違い
Autodesk Fusion講座には、大きく分けて「オンライン型」と「通学型」の2つの受講形式があります。いずれも体系的に学ぶ講座ですが、学習スタイルに次のような違いがあります。
| 比較項目 | オンライン講座 (Web・eラーニング) |
通学型講座 (会場受講) |
|---|---|---|
| 学習場所 | 自宅・会社など自由 | 会場(東京・大阪など) |
| 学習形式 | ライブ配信 or 録画視聴 | 講師が目の前で直接指導 |
| 価格帯 | 比較的安価(2万〜8万円前後) | やや高め(4万〜10万円前後) |
| 向いている人 | 自分のペースで進めたい人 | その場で質問しながら理解を深めたい人 |
オンライン講座は、時間や場所に縛られず学べるため、忙しい社会人や地方在住の方に向いています。一方、通学型講座は講師に直接質問できるため、操作につまずきやすい初心者に安心感があります。
Autodesk Fusionは操作を覚えるだけでなく、「なぜその順番で設計するのか」という考え方の理解が重要です。特に基礎段階では、その場で疑問を解消できる環境のほうが理解が深まりやすい傾向があります。
無料講座はどこまで学べる?
Autodesk Fusionには、公式が提供するチュートリアル動画や入門向けの無料コンテンツがあります。これらは、ソフトの基本操作や画面構成を知る「導入段階」として活用できます。
上記のようなビギナー向けレッスンでは、簡単なスケッチや押し出し操作を体験できます。
しかし、学習内容は一部機能の紹介にとどまることが多く、設計の流れやモデリングの考え方まで体系的に理解するのは難しいのが実情です。
つまり、無料コンテンツは「まず触ってみる」目的には適していますが、基礎から順番に理解したい場合や、挫折せずに学習を進めたい場合には、カリキュラムが整理された有料講座のほうが学びやすい傾向があります。
有料講座では、スケッチからフィーチャー、アセンブリまで段階的に学べるため、理解の抜け漏れを防ぎやすくなります。まずは無料コンテンツで操作感をつかみ、その後に体系的な講座へ進むという流れも一つの選択肢です。
初心者が失敗しないAutodesk Fusion講座の選び方

Autodesk Fusion講座を選ぶ際に重要なのは、価格や受講形式だけで判断しないことです。
初心者の場合は「基礎を順番に理解できるか」という視点で、以下の4項目に分けて講座を比較しましょう。
基本操作から段階的に学べるか(入門者向け)
初心者は、いきなり高度なモデリングに進むのではなく、スケッチ作成・拘束条件・押し出しといった基本操作から学べる講座を選ぶことが重要です。
基礎を飛ばしてしまうと、後から修正や変更を加える際にモデルが崩れやすくなります。
順番に理解できるカリキュラムかどうかを確認しましょう。
手を動かす演習時間があるか
講師の説明を聞くだけでは、操作は定着しません。実際にモデリング課題に取り組む時間があるかどうかも重要なポイントです。
具体的な制作課題がある講座は、理解が深まりやすくなります。初心者ほど「見るだけ」で終わらない講座を選びましょう。
復習できる教材が用意されているか
Autodesk Fusionは操作項目が多いため、1度で覚えるのは難しいものです。
そのため、講座終了後に確認できるPDF教材や操作マニュアルがあると、理解を整理しやすくなります。復習環境が整っているかどうかで、上達スピードに大きく影響します。
価格と学習時間のバランスは適正か
価格だけで判断するのは危険です。受講時間やサポート内容を踏まえて、「どれだけ基礎を学べるか」という視点で比較しましょう。
極端に安価な講座は、内容が限定的な場合もあるため、自分の学習目的に合っているかを確認することが大切です。
初心者向けのAutodesk Fusionおすすめ講座7選(比較表)

ここでは「基礎から順番に学べるか」「入門者に対応しているか」「復習環境が整っているか」といった観点から、初心者向けの講座を比較しました。
まずは一覧表で全体像を確認し、その後に各講座の特徴を詳しく解説します。
自分の目的に合った講座を見つけてください。
| 講座名 | 向いている人 | 学習レベル |
|---|---|---|
| Autodesk Fusionセミナー講習 | 基礎から順番に学びたい初心者/体系的に理解を深めたい人 | 入門〜応用 |
| Autodesk Fusion CAMセミナー講習 | Fusionの加工機能も含めて全体像を学びたい人/基礎を理解した後にステップアップしたい人 | 基礎〜応用 (CAM) |
| CADCILのCAD講座 | 認定講師から丁寧に学びたい人 | 入門〜応用 |
| モノづくりのための3DCAD入門 | 制作物を通じて楽しく学びたい初心者 | 入門〜基礎 |
| Fusion360トレーニングコース | まずは基本操作を整理したい人 | 入門 |
| 株式会社システムクリエイトのAutodesk Fusion講座 | 基礎から応用機能まで幅広く学びたい人 | 基礎〜応用 (CAM対応) |
| FLAT 3D SCHOOLのマンツーマンレッスン | 個別指導で基礎を確認したい人 | 入門〜基礎 (マンツーマン) |
比較に迷った場合は、体系的なスキルを学べる「Autodesk Fusionセミナー講習」と、CAM特化のスキルを学べる「Autodesk Fusion CAMセミナー講習」を組み合わせるのがおすすめです。
おすすめ講座①Autodesk Fusionセミナー講習

Autodesk Fusionセミナー講習は、基礎から順番に理解できるカリキュラム構成が特徴の講座です。スケッチからモデリング、アセンブリの基礎まで段階的に学べるため、初心者でも安心して受講できます。
特に「独学で何から始めればよいかわからない人」に向いている講座です。
教材が整っているため、受講後の復習もしやすい点がメリットです。
| セミナー名 | Autodesk Fusionセミナー講習 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 41,800円〜 |
| 開催期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
おすすめ講座②Autodesk Fusion CAMセミナー講習

Autodesk Fusion CAMセミナー講習は、FusionのCAM機能を中心に学ぶ講座です。
加工機能に関心がある方向けの内容となっており、すでにAutodesk FusionのCADスキルを身につけた方の次のステップとして最適です。
| セミナー名 | Autodesk Fusion CAMセミナー講習 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 58,300円〜 |
| 開催期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京) |
おすすめ講座③CADCILのCAD講座
CADCILは、図面制作会社の株式会社ニテコ図研が運営している講座です。
認定インストラクターが在籍しており、基礎から丁寧に学べます。
入門から応用まで段階的なコースが用意されているため、レベルに合わせて選びやすい点が特徴です。
| 受講スタイル | 出張研修/個別講座/オンライン講座/eラーニング |
|---|---|
| 日数 |
|
| 料金(税込) |
|
| 対応レベル | 入門・基礎・応用 |
| CAM対応 | × |
おすすめ講座④モノづくりのための3DCAD入門
Makers Schoolのモノづくりのための3DCAD入門は、Autodesk Fusionを使って「身近な題材」を作りながら学べる入門向け講座です。具体的な制作テーマが用意されているため、初心者でも「何を作ればよいかわからない」という状態になりにくいのが特徴です。
また、操作手順をなぞるだけでなく、実際に手を動かしながらモデリングの流れを体験できることから、独学で挫折しやすい方の導入にも向いています。
| 受講スタイル | セミナー形式 |
|---|---|
| 日数 | 最短2日 |
| 料金(税込) |
|
| 対応レベル | 入門・基礎 |
| CAM対応 | × |
おすすめ講座⑤Fusion360トレーニングコース
| 受講スタイル | スクール形式 |
|---|---|
| 日数 |
|
| 料金(税込) | 要見積もり |
| 対応レベル | 入門・基礎 |
| CAM対応 | × |
おすすめ講座⑥株式会社システムクリエイトのAutodesk Fusion講座
株式会社システムクリエイトのAutodesk Fusion講習は、基礎操作から応用機能まで幅広く学べるオンライン型講座です。シミュレーションだけではわからない注意点やコツなど、段階的に理解できる構成となっています。
| 受講スタイル | オンライン講座 |
|---|---|
| 日数 | 3日 |
| 料金(税込) | 33,000円(1名あたり) |
| 対応レベル | 入門・基礎・応用 |
| CAM対応 | 〇 |
おすすめ講座⑦FLAT 3D SCHOOLのマンツーマンレッスン
FLAT 3D SCHOOLのマンツーマンレッスンは、会場受講が前提の講座です。
受講者のレベルや目的に合わせて内容を調整してもらえるため、「集団講座だと不安」という初心者にも向いています。
過去には工業製品やぬいぐるみ、ジュエリーなど、受講者の興味に合わせたモデル制作が行われています。自分が作りたいテーマをもとに学べるため、学習モチベーションを保ちやすいのが特徴です。
| 受講スタイル | 会場講座 |
|---|---|
| 日数 | 要相談 |
| 料金(税込) |
|
| 対応レベル | 入門・基礎 |
| CAM対応 | × |
目的別にAutodesk Fusionのおすすめ講座を紹介
複数あるAutodesk Fusionの講座を絞り込めないとお悩みの方向けに「初心者」「料金の安さ」という観点から、おすすめ講座をピックアップしました。
初心者OKのおすすめ講座3選
初心者から気軽に参加できる講座をお探しの方は、以下の3つがおすすめです。
- Autodesk Fusionセミナー講習
- CADCILのCAD講座
- 株式会社システムクリエイトのAutodesk Fusion講座
それぞれ、経験豊富なプロの講師から基本操作・使い方を学べるのが特徴です。
初心者の場合、まずは体系的にAutodesk Fusionの知識を身につけることが重要であるため、一部の機能だけに絞り込まず、全体像を理解しやすい講座を優先して選びましょう。
料金が安いおすすめ講座2選
できるだけ費用を抑えて学びたい方は、キャンペーンや割引制度の有無もチェックしておきましょう。次のような一部の講座では、期間限定の割引や体験価格が設定されていることもあります。
- Autodesk Fusionセミナー講習(最大75%OFF)
- FLAT 3D SCHOOLのマンツーマンレッスン(入学金75%OFF)
なお、最新情報は公式サイトで確認するのがおすすめです。
Autodesk Fusionを講座で受けるメリット

Autodesk Fusionを独学ではなく講座で学ぶメリットは、主に次の4つです。
- 学習順序が整理されている
- 基礎から段階的に理解できる
- 疑問点をその場で解消しやすい
- 復習環境が整っている
独学の場合、「どこから手をつければよいかわからない」「情報が多すぎて迷ってしまう」と感じる方も少なくありません。特に初心者は、操作はできても設計の流れが整理できていない状態になりやすい傾向があります。
講座では、スケッチからモデリング、アセンブリまでを順番に学べるため、基礎を抜け漏れなく理解できます。結果として、遠回りを防ぎながら安定してスキルを伸ばせるのが特徴です。
独学に不安がある方や、基礎から体系的に学びたい方にとって、講座は安心して取り組める選択肢といえるでしょう。
講座前のAutodesk Fusionのダウンロード方法
Autodesk Fusionは無料体験版があり、ダウンロードが可能です。
Autodesk Fusionのインストール方法は上記の動画で解説しています。
下記記事にて、Autodesk Fusionの使い方などを初心者向けに紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
Autodesk Fusionの講座でよくある質問
ここでは、Autodesk Fusion講座について初心者の方からよく寄せられる質問に回答します。
Autodesk Fusionのおすすめ講座についてまとめ
Autodesk Fusion講座は、独学で迷いやすい学習順序を整理し、基礎から順番に理解できるのが特徴です。特に初心者は、スケッチやフィーチャーの考え方を体系的に学べる講座を選ぶことで、挫折を防ぎながら土台を固められます。
なお、講座を選ぶ際には、自分の学習スタイルや理解の深め方に合わせて選ぶことが重要です。
まずは自分が「何から学びたいのか」を明確にし、基礎を順番に積み上げられる講座を選びましょう。
まずは無料コンテンツで操作感を確認し、その後に体系的な講座で基礎を固めるのがおすすめです。独学で遠回りする前に、初心者向け講座を検討してみてください。


