変化の激しい現代において、企業はDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が不可欠となっています。しかし、膨大な情報の中から自社に最適なソリューションを見つけるのは容易ではありません。
そこで注目したいのが「DX展示会」です。最新のデジタル技術やトレンド、成功事例が一堂に集まるDX展示会は、ビジネスの未来を切り拓くための貴重な機会を提供します。本記事では、DX展示会に参加するメリットや活用法、そして主要なイベントを紹介します。
DX展示会とは
DX展示会は、デジタルトランスフォーメーション(DX)に関する最新の技術やソリューションを紹介し、企業のDX推進を支援するためのイベントです。
DX展示会では、AI、IoT、ビッグデータ解析など、さまざまなデジタル技術が一堂に会し、参加者は最新情報の収集やビジネスマッチングの機会を得ることができます。DX展示会は、企業がデジタル技術を活用して競争力を高めるための重要なイベントとなっています。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の定義
そもそも、デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、企業がデジタル技術を活用して、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務プロセスや組織文化を刷新し、競争力を強化する取り組みを指します。
経済産業省はDXを「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義しています。
DXは単なるIT化や業務効率化にとどまらず、企業全体の構造的な変革を伴うものであり、現代のビジネス環境において不可欠な戦略と言えるでしょう。
引用:経済産業省
DX展示会が開催される背景
近年、急速なデジタル技術の進展に伴い、企業は市場の変化や顧客ニーズに迅速に対応することが求められています。しかし、多くの企業がこれらの技術の導入や活用方法に課題を抱えており、最新情報の収集や専門家との交流の場を必要としています。
このようなニーズに応えるためにDX展示会が開催され、企業が最新のソリューションや事例を直接体験し、導入のヒントを得る場として注目を集めています。
さらに、DX展示会は業界間のネットワーキングやパートナーシップの構築の場ともなり、デジタル技術を活用した新たなビジネスチャンスの創出を支援しています。
DX展示会の参加メリット

DX展示会に参加することには、企業にとって多くのメリットがあります。ここでは、代表的なメリットを6つ紹介します。
- 最新のDXソリューションの情報収集ができる
- 業界動向の把握ができる
- ビジネスマッチングの機会につながる
- 新規リードを獲得できる
- ブランド認知度の向上につながる
- 業界内でのプレゼンス強化につながる
最新のDXソリューションの情報収集ができる
DX展示会の最大のメリットは、最新のDXソリューションに関する情報を一度に、かつ効率的に収集できることです。会場には、DXを推進するためのさまざまなソリューションを提供する企業がブースを出展しています。
各ブースでは、製品デモや資料提供を通じて、ソリューションの詳細や活用方法について詳しく説明を受けられます。また、単に製品情報を得るだけでなく、異なるベンダーのソリューションを比較検討できることも大きなメリットです。
自社の課題やニーズに最適なソリューションを、効率的に見つけ出せるでしょう。
業界動向の把握ができる
DX展示会は、業界全体のDXに関するトレンドや動向を把握する絶好の機会です。多くの業界関係者が集まるため、最新の市場動向や他社の取り組み状況を肌で感じられるでしょう。
また、展示会では多くの場合、業界の有識者や先進企業の担当者によるセミナーや講演が開催されます。これらのセッションでは、DXの最新トレンドや成功事例、将来展望などに関する貴重な情報が得られます。
ビジネスマッチングの機会につながる
DX展示会は、新たなビジネスパートナーを見つけるためのビジネスマッチングの場としての役割もあります。展示ブースでの商談はもちろん、ネットワーキングイベントや交流会などを通じて、さまざまな企業の関係者と出会い、ビジネスチャンスを広げられるのです。
特に、DX推進においては、他社との連携が重要であるため、展示会でのネットワーキングは大きな価値があると言えるでしょう。
新規リードを獲得できる
DX展示会への出展は、企業にとって新規リード獲得の強力な手段となります。多くの来場者がDXに関心を持つ企業関係者であるため、自社のソリューションやサービスを効果的にアピールし、見込み顧客を効率的に獲得できるでしょう。
ブース訪問者へのアンケートや名刺交換などを積極的に行うことで、興味関心やニーズを把握でき、後の営業活動につながります。
ブランド認知度の向上につながる
DX展示会に出展することで、自社のブランド認知度を大きく向上することが期待できます。多くの来場者の目に触れることで、自社の存在感を示し、業界内での認知度を高められるのです。
特に、革新的なソリューションや独自の技術を持つ企業にとっては、ブランドイメージを強化し、競合他社との差別化を図る絶好の機会です。また、会場内でメディアや業界関係者からの注目を集められれば、広報効果も期待できるでしょう。
業界内でのプレゼンス強化につながる
DX展示会への出展は、業界内での自社のプレゼンスを高める効果があります。展示会に参加・出展して積極的に情報発信を行うことで、業界をリードする企業としてのポジションを確立できる可能性が高まるのです。
また、会場内で行われるセミナーや講演へ登壇すれば、自社の専門性や知見をアピールでき、業界における影響力をさらに高めることにつながるでしょう。
DX展示会の主要イベント5選
ここでは、DX展示会の主要イベントを5つ紹介します。これからDX展示会に参加・出展される企業の担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
| イベント名 | 概要 | 詳細 | 開催時期 (2025年予定) | 場所 |
|---|---|---|---|---|
| ものづくりワールド東京 | 製造業特化のIT・AI/DX製品・部品・設備・装置・計測機器関連展示会 |
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7月9日 – 11日 | 幕張メッセ |
| DX総合EXPO | 業務効率化、働き方改革、経営基盤強化がテーマの日本最大級のDX展示会 |
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7月23日 – 25日 他、年3回以上開催 | 幕張メッセ |
| DXPO | 業務効率化・売上UP・システム開発・DX化に携わる750社が集結する展示会 |
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8月19日 – 20日(以降全国主要都市で開催) | 東京ビックサイト など |
| Japan DX Week | 日本最大級のDX関連展示会 |
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10月22日 – 24日 (春) 他、年4回程度開催 | 幕張メッセ |
| デジタル化・DX推進展 | 課題解決につながるコンテンツが豊富で専門性の高い展示会 |
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10月30日 – 31日 | インテックス大阪 |
ものづくりワールド東京

ものづくりワールド東京は、国内外のIT・AI/DX製品・部品・設備・装置・計測機器を取り扱う企業が1,800社以上出店する大規模なイベントです。
製造業に特化したイベントで、「DX推進」・「AI活用」・「コスト」・「製造開発期間」など、御社が今抱える課題解決のヒントを見つけられるイベントです。
「なんとかしたい!」を抱えていらっしゃるならぜひ、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
株式会社VOSTもDX・AI人材育成の強みを活かして、こちらのイベントに出展します。詳しい事業内容などは以下のページに記載していますので、ぜひチェックしてみてください。
DX総合EXPO
DX総合EXPOは、業務効率化、働き方改革、経営基盤強化をテーマにした日本最大級のDX展示会です。人事、総務、経理部門をはじめ、DX推進を検討する企業が集まり、最新のソリューションを直接体験できます。
1年に3回以上開催されており、2025年夏は7月23日から25日まで幕張メッセで行われ、AI、RPA、CRM、電子契約システムなど、幅広い分野の製品が展示されます。特に、企業のバックオフィス業務の効率化やデジタル化を目指す方にとって有益な情報が得られる場です。
DXPO
DXPOは業務効率化・売上UP・システム開発・DX推進を目的に開催される、4日間に渡る展示会です。前半2日間は「バックオフィスDXPO」として、後半2日間は「営業・マーケ」・「IT・情シス」・「店舗・EC」と3つのDXPOに参加できます。
一度参加申し込みすれば、全日程参加可能。この分野で国内最大級750社が出展するため、自社で抱えるDX推進の課題解決のヒントが見つけられるはずです。
Japan DX Week
Japan DX Weekは、日本最大級のDX関連展示会であり、デジタル変革を推進するための最新技術やソリューションが一堂に会します。この展示会では、生成AI、RPA、チャットボット、データ分析ツールなど、業務効率化や働き方改革を支援する幅広い製品やサービスが紹介されます。
また、企業の経営基盤強化やデータ駆動型の意思決定を支援するためのセミナーや商談の場も提供されます。年4回ほど開催されており、秋は2025年10月22日から24日まで幕張メッセで開催予定です。
デジタル化・DX推進展
デジタル化・DX推進展(ODEX)は10の専門的な展示会が同時開催され、有識者の講演や、DX化に役立つコンテンツが豊富に用意された展示会です。
部分的にDX化を推進するのではうまく成果につながらないことも多いDX化ですが、様々な部門に対応する展示があるので、自社のDX化課題解決に役だつ情報を一度に入手できるでしょう。
DX展示会を効果的に活用する方法

DX展示会は、参加するだけでは十分な効果を得られません。ここでは、展示会を最大限に活用するための具体的な方法を解説します。
- 事前準備を徹底する
- プレゼンテーションやワークショップで注目を集める
- フォローアップを忘れない
事前準備を徹底する
展示会の成功は、綿密な事前準備にかかっています。まずは、展示会への出展の目的を明確に設定しましょう。新規顧客の獲得、ブランド認知度の向上、業界内でのプレゼンス強化など、目的に応じて戦略を立てることが重要です。
次に、ターゲットとなる来場者のニーズを分析し、それに応じた展示内容や資料を準備します。また、ブースのデザインや配置も来場者の動線を考慮し、目を引くものにすることで集客効果を向上させられるでしょう。
さらに、事前に自社のウェブサイトやSNSを活用して、展示会への出展情報を発信し、来場者にブース訪問を促すことも効果的です。
プレゼンテーションやワークショップで注目を集める
展示会当日は、来場者の関心を引くためのプレゼンテーションやワークショップを積極的に行いましょう。製品やサービスのデモンストレーションによって実際の機能性やメリットなどを具体的に伝えることで、来場者の理解と興味が深まります。
また、体験型の展示を取り入れれば、来場者の記憶に残りやすくなります。さらに、専門家によるセミナーや講演を開催し、業界の最新情報やトレンドを共有することで、ブースへの集客効果をさらに高めることができます。
フォローアップを忘れない
展示会終了後のフォローアップは、ビジネスチャンスを実際の成果につなげるために欠かせません。展示会で収集した名刺やリード情報を整理し、迅速に連絡を取ることで、商談や契約の可能性が高まるでしょう。
また、展示会での来場者の反応やフィードバックを分析し、今後の営業活動や製品開発に活かすことも重要です。さらに、展示会で得た情報や知見を社内で共有し、組織全体のDX推進に役立てることが求められます。
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「自社のDX化を進めたいが、どこから手を付けるべきかわからない」
「自社内にDXに強い人材がいない」
DX化は業務効率化や生産性向上につながるだけなく、優秀な人材の離職抑制にも重要です。
上のような悩みを抱えていらっしゃるなら、自社の現状を正しく把握し、必要な対策が急務でしょう。
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DX展示会まとめ
DX展示会は、企業のDX推進を加速させるための重要なイベントです。最新のDXソリューションの情報収集、業界動向の把握、ビジネスマッチング、リード獲得、ブランド認知度向上など、多くのメリットがあります。
しかし、ただ参加するだけでは十分な効果は得られません。事前準備を徹底し、積極的に情報収集を行い、展示会後のフォローアップを忘れないことが重要です。
本記事で紹介した主要なDX展示会や効果的な活用方法を参考に、ぜひDX展示会を有効活用し、自社のDXを成功に導きましょう。