ビジネスシーンで人気のMicrosoft Copilot。日本リサーチセンターの「生成AIサービス別利用経験」では、ChatGPT、Geminiに次いでランクインした注目のツールですが、その料金形態が複雑で分かりにくいという声も耳にします。
この記事では、Copilotの料金を個人・法人・GitHubまで徹底解説します。無料版と有料版の違いも紹介するので、Copilotの料金設定を知りたい方はもちろん、Copilotの導入を検討している製造業・建築業の方も、ぜひ参考にしてください。
Microsoft Copilotとは?
Microsoft Copilot(マイクロソフト コパイロット)は、OpenAIのGPTを搭載したMicrosoftのAIアシスタントです。
「副操縦士」を意味する名前の通り、Word、ExcelなどのMicrosoft製品と連携し、オフィス業務を幅広くサポートします。現在はWindowsにも統合されており、タスクバーからすぐに呼び出せるなど、「日常業務に直結したAI」としてビジネスシーンを中心に活用されています。
「Bing Chat」から進化
Microsoftの生成AIは、2022年12月に「Bing Chat」として登場したのが始まりです。2023年3月には画像生成AI「Bing Image Creator」も加わり、DALL-E2、DALL-E3による高精度な画像で話題を集めました。
こうした進化を経て、2023年11月にMicrosoft全体で横断的に活用できる「Microsoft Copilot」へ改称。現在は「Copilot」の呼称で、Microsoftを代表するAIとして広く認知されています。
CopilotとChatGPTはどちらがいい?
ところで、Copilotの利用を検討する際、「ChatGPTと比べてどちらが良い?」と気になる方が多いと思います。
結論からいうと、CopilotとChatGPTの優劣は「ユーザーが何を目的とするか」によって異なります。両者は同じGPTモデルを使用していますが、設計思想やMicrosoft製品とのエコシステムが異なるため、それぞれ利用される領域が違うのです。
| ツール | 利用シーン |
| Copilot |
|
| ChatGPT |
|
迷ったときは、
- Copilot→Microsoft 365での仕事を効率化したい場合
- ChatGPT→創造的な作業や汎用性を求める場合
という基準で選ぶと良いでしょう。
CopilotとChatGPTの使い分けに迷ったらセミナーを活用しよう!
生成AIセミナーでは、CopilotとChatGPTの基礎から応用、業務活用方法まで幅広く学べます。特に、製造業での煩雑な報告書作成や、建築業で差がつく企画書のアイデア出しなど、実務ベースの使い分け方法を知りたい方にぴったりのカリキュラムです。
CopilotとChatGPTは料金プランも違います。以下の記事では、ChatGPTの料金を詳しく解説しているので、比較検討の一助にご活用ください。
Copilotの個人・法人別料金一覧

Copilotは、質問回答、画像生成など、多彩な機能を料金ゼロ(無料)で使えるツールですが、より高度な機能を使いたい方向けに有料プランが複数用意されています。ここでは、Copilotの料金を個人向け、法人向けに分けてお伝えしましょう。
個人向けのCopilotの料金プラン
まずは、Copilotの個人向け料金プランを紹介します。
| プラン名 | 利用人数 | 月額料金(税込) | 備考 |
| Microsoft 365 Personal | 1人 | 2,130円 | 無料版より高い上限 |
| Microsoft 365 Family | 1〜6人 | 2,740円 | 1人最大5デバイス可能 |
| Microsoft 365 Premium | 1人 | 3,200円 | 最も高い利用上限 |
法人向けのCopilotの料金プラン
Copilotの法人向け料金プランは、小規模から中規模の企業(300人程度)を対象とした料金プラン、大企業向けの料金プランの2種類から選べます。
| プラン名 | 利用人数 | 月額料金(税抜) | 備考 |
| Microsoft 365 Copilot Business | 最大300人 | 3,148円 | ソフト導入済みの方向け |
| Business Standard(No Teams)+ Copilot Business | 最大300人 | 4,541円 | セット導入したい方向け |
| Microsoft 365 Copilot | 人数非公開 | 4,497円 | 大企業向け |
法人向けの料金は、1ユーザーあたりの月額相当額であり、実際には年間サブスクリプション(自動更新)という形で料金の支払いが必要です。
参照:Microsoft 365 Copilot 一般法人向けプランと価格、Microsoft 365 Copilot 大企業向けプランと価格
CopilotのGitHubの料金一覧

GitHub Copilotは、コードを素早く、かつ正確に書くためのサポートツールです。これは、Microsoft Copilotとは別に、プログラミングに特化した独自の料金プランで、個人から大企業まで必要な機能に応じて選べます。
では、GitHub Copilotの個人、ビジネス向けの料金を紹介します。(日本円料金:1ドル145円)
| プラン | 対象 | 月額(ドル) | 月額(円) | リクエスト |
| Free | 個人 | 無料 | 無料 | 50回/月 |
| Pro | 個人 | 10ドル | 1,450円 | 300回 |
| Pro+ | 個人 | 39ドル | 5,655円 | 1,500回 |
| Business | 法人 | 19ドル | 2,755円 | 300回 |
| Enterprise | 法人(大企業) | 39ドル | 5,655円 | 999回 |
料金が無料のFreeプランは、コード補完回数が1ヶ月2,000件、上位プランは無制限です。また、お得な年額払いも提供しています(月額10ドル→年額100ドル=20ドル、約2,900円お得)。
料金別!Copilotでできること

Copilotで利用できる機能は、プランによってできることが変わります。ここでは、法人向けと個人向け、それぞれの無料版、有料版でできることを紹介します。
法人向けCopilotの無料版・有料版でできること
はじめに、無料版、法人向け有料版「Microsoft 365 Copilot Business」でできることをまとめた一覧をご覧ください。
| できること | 無料版 | 有料版 |
| AIチャット | 利用可能 | 利用可能 |
| ファイルのアップロード | 限定的 | 利用可能 |
| 画像生成 | 限定的 | 利用可能 |
| オフィス製品との連携 | 限定的 | 利用可能 |
| Copilot利用の測定・分析 | 管理センターで利用可能 | 利用可能 |
| Work IQによるエージェント活用 | 従量課金制 | 利用可能 |
参照:Microsoft 365 Copilot プランと価格
個人向けCopilotの無料版・有料版でできること
個人向けの有料プラン「Microsoft 365 Premium」では、「Copilot Pro」というAIサービスを使えます。ここでは、無料版のCopilotと「Copilot Pro」でできることをお伝えしましょう。
| 区分 | 機能名 | できること |
| 無料版 | ポッドキャスト自動要約 | ニュースやテーマ記事を音声で要約・伝達 |
| クイズの開始 | 資格試験・英単語などの学習問題を自動生成 | |
| ディープリサーチ | Webを深く調査し、構造化したレポートを作成 | |
| 解説モード | 家庭教師のように段階的に理解を促進 | |
| 有料版 | Word:資料叩き台作成 | Word横のチャット欄で文章を自動生成 |
| Word:手書きメモ変換 | 写真をテキスト化し、Word資料に変換 | |
| Excel:関数入り表作成 | 要項目+数式の入った表を自動構築 | |
| Excel:表記ゆれ統一 | 社名・日付など表記ゆれを自動統一 | |
| エージェントモード | 外部情報を自動で取得(表内の企業の住所など) |
このようなCopilot Proの機能は、製造業や建築業でも大いに役立ちます。例えば、
- Excel → 言葉の指示で材料費や工期計算表を自動作成
- Word → 現場で撮った手書きの指示書をデジタル化
のように、現場の煩雑な事務作業の効率化に最適です。つまり、Copilotの料金次第で、時間のかかるデータ集計や資料作成といった作業の多くから解放されるのです。
Copilotを使いこなして料金を「投資」に変えよう!

Copilotを最大限に活かすには、機能を理解し、日々の業務に落とし込むためのスキルが必要です。Copilotの高性能なAIも、使いこなせなければ料金がムダになってしまいます。
進化の早いCopilotを効率よく活用するためにも、最新機能をキャッチアップし、実務で使えるノウハウを身につけましょう。
生成AIセミナーは、Copilotの基本操作から、自社専用のAIエージェント構築まで、実務に直結するスキルを効率的に習得できます。Copilotの最新スキルを学べる集中講座で、製造業・建築業のDX化を一気に加速させましょう。
セミナー名 生成AIセミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・eラーニング
Copilotの料金プランを選ぶ方法
これまでに見てきたように、Copilotは料金次第で「できること」に差があります。特に、Microsoftとの連携、AI機能の有無が、料金プラン選びの最大の分かれ目です。
ここでは、Copilotの最適な料金プランを選ぶ方法を解説しましょう。
個人の利用なら「何に使うか」で選ぶ
個人でCopilotを使う場合、「OfficeソフトをAIに手伝わせるか」で料金プランを判断しましょう。具体的には、以下の2択で料金を選んでください。
- AIチャットやWeb検索ができれば十分→無料
- Officeアプリ内でAIのサポートを受けたい→有料
企業での利用は「Officeソフトの有無」で判断
企業がCopilotを導入する際は、すでにMicrosoft 365(Officeソフト)を導入しているかどうかが大きな判断基準になります。料金プランの分かれ目は、主に次の2つです。
- すでにWordやExcelなどのソフトを導入済み→Microsoft 365 Copilot Business
- ソフトとCopilotのセット導入を希望→Business Standard(No Teams)+Copilot Business
プログラミングが目的なら「専用ツール」を利用
プログラミングやコード作成が主な目的であれば、一般的なMicrosoft Copilotの料金プランではなく、GitHub Copilotという専用ツールの料金プランで選んでください。具体的には、以下のような感じです
- 無料で試したい、回数制限があっても問題ない→Free
- 個人でコード補完を無制限に使い、AIチャット機能も強化したい→Pro
- チームで利用し、管理機能と知財補償が必須である→Business
- 大規模開発で最上位AIモデルと高頻度な利用を確保したい→Enterprise
Copilotの料金プランは、個人・企業・開発のどこで使うか、そして Microsoft 365との連携を求めるかどうかで最適な料金の選択が変わります。
個人であれば「OfficeのAI活用」、企業は「既存のMicrosoft環境との統合度」、開発者の場合「GitHub Copilotの必要機能」を料金プランの判断基準にしましょう。
料金が無料のCopilotの使い方
ここでは、料金が無料のCopilotへアクセスし、利用する手順を紹介します。無料版は、Microsoftの様々なサービスから利用できますが、一般的には、Microsoft Edge、Microsoft Bingからアクセスします。
どちらも同様の手順なので、ここではMicrosoft Edgeで見ていきましょう。
- Microsoft Edgeを起動し、右上にあるCopilotアイコンをクリック

引用元:Microsoft Edge - 画面左側にチャットパネルが表示され、そのまま利用を開始

引用元:Microsoft Edge
利用環境によっては、パソコンにアプリのダウンロードが必要になることがあります。その場合は、事前にインストールしておきましょう。
Copilotの料金でよくある質問
最後に、Copilotの料金でよくある質問をお伝えしましょう。
Copilotの料金についてまとめ
Copilotの料金は個人向けと法人向けで異なり、個人でAI機能を使う場合はMicrosoft 365 Premiumの料金が必要です。
このAI機能は一般的に「Copilot Pro」と呼ばれますが、独立した料金プランがあるわけではなく、Premiumの料金に含まれています。料金は発生しますが、機能は充実しているため、より効果的に使いたい方はセミナーを活用してスキルを高めておきましょう。

