Autodeskのソフトを導入して実務で活用するために、まずは講座を通じて操作スキルや実践的な使い方を身につけたいと考えていないでしょうか。しかし、講座の種類が多く、どのサービスを利用すべきか悩んでいる方もいるはずです。
そこでこの記事では、Autodesk製品のおすすめ講座を比較しながら紹介します。
AutoCAD・Autodesk Fusion・Revitの講座を紹介しているので、自分向きのサービスがないかチェックしてみてください。
Autodesk製品のスキルを身につけられる講座とは?
Autodeskの製品向けに提供されている講座では、基本操作のスキルのほか、実際に完成図面を作るまでの流れやコマンドの手順を学ぶことができます。
近年、国土交通省によるDX化の推進をきっかけとして、CADやBIMのソフト導入が加速しています。そのなかでも、世界中で高いシェア率を持つのがAutoCADやAutodesk Fusion、Revitなどの作図ソフトを提供しているAutodeskです。
しかし、いざソフトを使おうとしても、上の画像のように複数のコマンドがあったり、国が定めるレイヤー設定に対応したり、操作手順の理解が必要だったりと、未経験者や初心者ではうまく操作できないケースがあります。
そこで役立つのが、Autodesk製品の体系的な知識・スキルをプロ講師から学べる講座です。
正しいAutodesk製品の使い方を学ぶことにより、効率よく操作をマスターできます。
独学とAutodesk関連講座の違い
結論として、時間をかけてもいいなら独学、最短で仕事に活かしたいなら講座が最適です。
以下に独学とAutodesk関連講座の違いを整理しているため、自身がどちら向きかをチェックしてみてください。
| 比較項目 | 独学 | Autodesk関連講座 |
|---|---|---|
| 学習スピード | 遅い(試行錯誤が必要) | 速い(体系的に学べる) |
| 理解の深さ | 表面的になりやすい | 実務レベルまで習得可能 |
| 挫折 | 高い | 低い(サポートあり) |
| 質問・サポート | なし | 講師に質問可能 |
| 実務の対応力 | 不足しがち | 実践的スキルが身につく |
Autodesk製品は操作体系が複雑であり、独学ではつまずきやすいポイントが多いため、効率面に大きな差が出ます。そのため、すでにCADやBIMの操作に慣れているなら独学から、慣れていない人や操作に不安を感じている方はAutodesk関連講座の利用を検討してみてください。
他製品の講座とAutodesk関連講座の違い
CADやBIMは、Autodesk以外にもさまざまな企業がソフトを提供しています。
そのなかでもAutodesk関連講座は「業界標準に直結する実務スキル」を学べる点が特徴です。
以下に違いを整理しました。
| 比較項目 | Autodesk関連講座 | 他CAD講座(IJCAD・Jw_cadなど) |
|---|---|---|
| 業界シェア | 非常に高い(世界標準) | 国内中心・一部業界 |
| ソフトの拡張性 | 高い(3D・BIM対応) | 低〜中 |
| 就職・転職評価 | 高い | やや限定的 |
| 学習難易度 | やや高い | 比較的やさしい |
たとえば、IJCADやJw_cadはコスト面で優れていますが、中規模以上のCAD・BIMの設計や国の基準対応ではAutodesk製品のほうが優位なケースが多いです。そのため、将来的にキャリアアップや転職を視野に入れるならAutodesk関連講座を選んでおくほうが有利だと言えます。
講座・セミナー・研修・スクールの違い
本記事で紹介するAutodesk関連講座をチェックする際に注意したいのが、セミナーや研修、スクールなどの類似サービスとの違いです。以下にそれぞれの学習方法の違いを整理しました。
| 比較項目 | 講座 | セミナー | 研修 | スクール |
|---|---|---|---|---|
| 学習期間 | 短期~中期 | 短期(最短数時間) | 中期~長期 | 長期 |
| 内容 | 実務+基礎 | 概要・トレンドの理解が中心 | 業務特化 | 体系的に学習 |
| サポート | あり | 基本なし | あり | 手厚い |
| 実務対応力 | 高い | 低い | 高い | 高い |
特にAutodeskの講座は、比較的短期間で実務のために操作や使い方を学びたい人向けです。
一方、じっくり時間をかけてAutodesk製品を学習する際には研修やスクールが向いています。
Autodesk製品の講座の失敗しない選び方

Autodesk製品の講座は、ただ安いだけのサービスを選ぶのではなく目的・レベル・サポート体制の3点を比較しながら選ぶことが重要です。特にAutodesk製品は種類や用途が幅広いことから、合わない講座を選ぶと時間や費用を無駄にしてしまいます。
参考として、以下に失敗しないための選び方を整理しました。
- 学びたいソフト(AutoCAD・Autodesk Fusion・Revit)を明確にする
- 初心者・実務者など自分のレベルに合っているか確認する
- 認定パートナーや講師の実績をチェックする
- サポート体制(質問・添削)の有無を確認する
- 費用・期間が無理なく継続できるか確認する
これらを事前に確認しておけば、相性の悪いAutodeskの講座を除外しやすくなります。
失敗を防ぎ、最短で実務に活かせるスキルを習得したいなら、各ポイントを確認しながら講座を選定しましょう。
Autodeskのおすすめ講座を製品別に紹介
Autodeskでは2DCADや3DCAD、BIMなどさまざまな設計ソフトが提供されています。
そのなかでも、主要な設計ソフトとして利用されるAutoCAD・Autodesk Fusion・Revitの3製品についておすすめの講座を紹介します。
AutoCAD(2DCAD)のおすすめ講座3選

2D図面を作成する際には、Autodeskで2DCADとして使われている「AutoCAD」が最適です。
しかし、AutoCADは上の画像のようにレイヤー設定やレイアウト空間の設定など、複雑な設定が多く登場します。そこでおすすめなのが以下の講座です。
| 講座名 | 特徴・サポート | 費用 | 期間 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|
| AutoCAD基礎セミナー講習 (GETT Proskill) |
・未経験者や初心者から学べる ・講師の質問サポートあり ・助成金の適用実績あり |
4万円以内 | 数日 | ・短期間でソフトをマスターしたい ・サポートが充実した講座を選びたい |
| AutoCAD自動化セミナー (GETT Proskill) |
・操作の効率化について学べる ・質問サポートあり ・助成金の適用実績あり |
4万円以内 | 数日 | ・今よりも早くAutoCADを操作したい |
| Auto-CAD入門Webコース (日建学院) |
・AutoCADの基礎を学べる ・eラーニング形式で学べる |
4万円以内 | 2か月 | ・自宅やスマホで自由な時間帯にWeb学習したい |
複数の参加方法があるため、自身の目的やレベルに合うAutoCAD講座を見つけてみてください。
体系的にAutoCADの基礎を学びたい方は、講師サポートも受けられる「AutoCAD基礎セミナー講習」から始めてみるのがおすすめです。
| セミナー名 | AutoCAD基礎セミナー講習 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 29,700円〜 |
| 開催期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
Autodesk Fusion(3DCAD)のおすすめ講座3選

3DモデリングやCAM・CAEを操作したいなら、3DCADとして使えるAutodeskの「Autodesk Fusion」が向いています。とはいえ、上の画像のように3Dモデリング以外にも3Dプリントに関わる機能を覚える必要があるなど、学習範囲が広い点に注意が必要です。
そこで最適なのが以下の講座です。
| 講座名 | 特徴・サポート | 費用 | 期間 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|
| Autodesk Fusionセミナー講習 (GETT Proskill) |
・3Dモデリングや3Dプリンター連携を学べる ・講師への質問OK ・助成金OK |
6万円以内 | 数日 | ・機械や製品設計を体系的に学びたい |
| Autodesk Fusion CAMセミナー講習 (GETT Proskill) |
・CAMを体験しながら学べる ・切削加工機を実際に操作できる ・助成金OK |
6万円以内 | 数日 | ・CADの次のステップとしてCAMを学びたい |
| Autodesk Fusion基礎オンライン講座 (CADCIL) |
・TeamsまたはZoomで学習できる ・1on1で学べる |
17万円以内 | 2日間 | ・自宅やオフィスでAutodesk Fusionを学習したい |
設計だけでなく加工まで学べる講座があるため、必要なスキルがどこまでかを明確にしたうえで講座を選びましょう。
体系的にAutodesk Fusionの基礎・応用スキルを学びたいなら、演習課題も受けられる「Autodesk Fusionセミナー講習」から始めてみてはいかがでしょうか。
| セミナー名 | Autodesk Fusionセミナー講習 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 45,100円〜 |
| 開催期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
Revit(BIM)のおすすめ講座3選

建設DXなど国土交通省が推進する業務効率化のためにBIMを導入する予定なら、Autodeskの「Revit」を導入するのがおすすめです。しかし、BIMソフトは属性情報の設定やデータ管理など複雑な操作が登場します。
その悩みを解決できるのが以下の講座です。
| 講座名 | 特徴・サポート | 費用 | 期間 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|
| Autodesk Revitセミナー講習 (GETT Proskill) |
・BIM設計を基礎から学習できる ・講師への質問可 ・助成金可 |
6万円以内 | 数日 | ・建築系のBIM設計をマスターしたい |
| Autodesk Revitコース (大塚商会) |
・コースをカスタマイズ可能 ・オリジナルテキストあり ・企業向けコースあり |
1コース当たり5万円程度 | 1日から | ・学ぶ範囲を自分で選びたい |
| Revit講座 (ReCADemy) |
・Revit LTのソフト付き (5か月のみ) ・eラーニングとして学習 |
1月当たり3万円程度 | 5か月 | ・eラーニング形式で学びたい |
BIMは学習範囲が広いため、レベルや学習範囲を確認しながら比較しましょう。
独学だと理解するのが難しいRevitスキルを、短期間で体系的に学習したいなら、数日で基礎・応用をマスターできる「Autodesk Revitセミナー講習」から始めてみてはいかがでしょうか。
| セミナー名 | Autodesk Revitセミナー講習 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 45,100円〜 |
| 開催期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
Autodesk関連の講座の費用・期間の目安

おおよその目安として、Autodesk関連の講座にかかる費用は3万円〜10万円前後(個人向け)であり、期間は1日〜3か月程度が一般的です。特に、短期講座は安価で、長期講座は高額になる傾向があります。
以下に目安表を整理しました。
| 講座タイプ | 費用目安 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 短期講座 | 2万~5万円程度 | 1~2日程度 |
| 長期講座 | 3万~10万円程度 | 1週間~3か月程度 |
| 企業向け講座 | 10万~40万円程度 | 1か月~半年程度 |
| eラーニング講座 | 10万~50万円程度 | 3か月~1年程度 |
このように、短期で基礎を学ぶか、長期で実務レベルを目指すかによって最適な講座が変わります。未経験者や初心者の場合は、まず短期講座でAutodesk製品の使い方や操作の基礎を学び、そのうえで独学や実践へ進むのがおすすめです。
また、厚生労働省が提供している「人材開発支援助成金」のような助成金制度を活用すれば、上記の費用相場よりも安く講座を受けられるケースもあります。講座の種類によって適用の有無が異なるため、事前確認をしておくとよいでしょう。
詳しくは、以下の記事で人材開発支援助成金の条件などを解説しています。
Autodeskを講座ではなく無料で学ぶメリット・デメリット
Autodesk製品などは、YouTubeなどの動画配信コンテンツや無料の学習サイトなどを通じて操作や使い方を学ぶことも可能です。また、次のようにAutodesk公式から提供されているトレーニング教材などもあるため、独学の教材には困りません。
しかし、無料である分、気を付けるべきポイントも見つかります。
以下に無料で学ぶメリット・デメリットを整理しました。
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| コスト | 完全無料・低リスク | 有料より内容が浅い |
| 学習ハードル | 気軽に始められる | 継続しにくい |
| 内容 | 基礎理解には十分 | 実務レベルは難しい |
| サポート | 自由に学べる | 質問・添削なし |
| スキル習得 | 入門向け | 応用・実践が不足 |
つまり、無料講座は「最初の一歩」としては非常に有効ですが、実務で使えるレベルを目指すなら有料講座との併用が最適です。費用を抑えたい方は、無料の方法で独学をして、難しいと感じた場合に有料のAutodesk製品の講座を利用すると良いでしょう。
Autodesk関連の講座を効率よく学ぶ手順
Autodesk製品を実務で使えるようになりたいなら、講座を通じて基礎理解→実践→アウトプットの順で学ぶことが、最短でスキルを定着させるポイントです。以下に、効率よく学ぶ流れを整理しました。
- 学びたいソフト(AutoCAD・Autodesk Fusion・Revit)を明確にする
- 講座で操作・コマンドの全体像を理解する
- 講座の中で出される課題や演習で図面作成を繰り返す
- 実務に近いプロジェクト形式で応用力を身につける
- ポートフォリオや成果物としてアウトプットする
この流れで学ぶことにより、単なる知識ではなく「使えるスキル」として定着し、実務や転職にも活かせるレベルに到達しやすくなります。いきなり応用に進むと挫折しやすいため、段階的な学習が重要です。
講座利用後はオートデスク認定資格プログラムにチャレンジしよう

講座でAutodesk製品の基礎や実務スキルを習得したあとは、オートデスク認定資格にチャレンジするのがおすすめです。
オートデスク認定資格とは、Autodesk製品の操作・活用スキルがあると証明できるAutodesk公式の制度です。AutoCADやAutodesk Fusion、Revitなどのコースに分けて資格が用意されています。
就職や転職に役立つほか、業務における営業アピールにもつながります。
また、試験対策を通じて知識の抜け漏れを補完でき、さらなる理解の定着にもつながるのが魅力です。
認定資格を含むCAD関連資格の情報は、以下の記事で解説しています。
Autodesk関連の講座についてまとめ
Autodesk向けに提供されている講座は、AutoCAD・Autodesk Fusion・Revitなどのスキルを効率よく習得し、実務で活かすために有効な学習手段です。目的やレベルに合った講座を選ぶことで、習得スピードや理解度が大きく変わります。
まずは基礎から段階的に学び、演習やアウトプットを通じて実践力を高めることが重要です。
将来的には資格取得も視野に入れ、キャリアアップにつなげていきましょう。
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