VRコンテンツの需要が高まるなかで、実際にVR開発をしてみたいと考えている方もいるでしょう。Unityを使えば、初心者でも比較的簡単にVR開発にチャレンジできます。
本記事では、UnityでVRを開発する方法や、おすすめの書籍などを紹介しています。VRコンテンツ制作に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
UnityでVRを開発するメリット
VR開発をUnityで行うことには、以下のようなメリットがあります。
- 開発費用がかからない
- 初心者でも比較的開発しやすい
- 学習リソースが豊富にある
これらのメリットについて見ていきましょう。
①開発費用がかからない
Unityは、個人開発者や小規模チームであれば、基本的に無料で利用できます。年間収益が一定額を超えない限り、有償ライセンスを購入する必要はありません。
また、Unityには無料で使えるアセットやプラグインが多数用意されていることからも、初期費用を抑えて開発を始められます。
さらに、商用利用も可能なため、アプリの公開を通じて収益化につなげられるのもメリットです。
②初心者でも比較的開発しやすい
Unityは視覚的に操作できるインターフェースが特徴で、プログラミングの知識が浅い初心者でも直感的に扱いやすい設計となっています。
また、アセットも充実しており、すべてを一から開発する必要がない点も魅力です。
そのため、初心者でも気軽にVR開発に挑戦できるでしょう。
③学習リソースが豊富にある
Unityは世界中で広く使われているゲームエンジンです。そのため、書籍・動画・オンライン講座・公式ドキュメントなど、学習に役立つリソースが豊富です。
さらに、日本語の情報も多く、英語に自信がない方でも安心して学習を進められる環境が整っています。
また、Unityの使い方を効率的に学びたいなら、Unity基礎セミナーがおすすめです。Unity基礎セミナーでは、実際にゲームを開発しながら、Unityの基本操作について学習できます。Unityを使った開発に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
UnityでVRを開発する方法
これからVR開発を始める方に向けて、Unityのインストール方法と、新規プロジェクトの作成手順を解説します。Unity 6以降では、VR開発に最適化されたテンプレートが用意されているため、セットアップも簡単です。
①Unityをインストールする
まずは、開発環境となるUnityをインストールします。「Unity ダウンロード」と検索して表示された公式サイトにアクセスし、「Windows用ダウンロード」ボタンをクリックしてください。

ダウンロードされた「UnityHubSetup」を開くとセットアップ画面が表示されるので、案内に従って進め、「インストール」をクリックします。

インストール完了後にUnity Hubを起動すると、「Install Unity Editor」のポップアップが表示されるので、「Install Unity Editor」ボタンをクリックしましょう。

そこからエディターのバージョンを選び、インストール先を指定したうえで「Agree」をクリックすると、Unity Editorのインストールが開始されます。
また、Unityがうまくインストールされない場合は、以下の記事を参考にしてください。より詳しいインストール方法や不具合で考えられる原因について解説しています。
②新規プロジェクトを作成する
Unity 6では、あらかじめVR開発向けに構成されたテンプレートが用意されています。VRテンプレートを使用することで、主要なVRヘッドセットに対応した環境を手間なく構築可能です。
新規プロジェクトを作成する際は、Unity Hub左にあるメニューの「プロジェクト」から「新しいプロジェクト」をクリックしてください。

「すべてのテンプレート」から「VR」を選択し、プロジェクト名や保存場所を設定しましょう。最後に「プロジェクトを作成」ボタンをクリックするとVRのテンプレートが開きます。

作成されたシーンには、デフォルトで簡易的なVR環境が構築されています。

テンプレートには、Unity純正のXR Interaction Toolkitや、幅広いVR機器に対応するためのOpenXRプラグインがすでにインストール済みです。
VRテンプレートを使えば、VR開発に必要な基本機能をすぐに使い始められます。
UnityのVR開発に必要なパソコンのスペック
UnityでVRアプリやゲームを開発するには、通常の2Dゲーム開発よりも高いスペックのパソコンが求められます。
VRでは、パソコンの性能が作業効率や動作確認のスムーズさに直結します。
VR開発を行ううえで、推奨されるパソコンのスペックは以下のとおりです。
| CPU | Core i7以上 |
| メモリ | 16GB以上 |
| ストレージ | SSD |
| GPU | GeForce、Radeon |
これらのスペックはあくまで目安であり、開発規模によっても異なります。
また、必要なスペックがよくわからないという方は、パソコンの購入時に「VR対応」または「VR READY」と記載されたモデルを選ぶのが安心です。
Unityで開発されたVRゲーム
Unityでは、さまざまなVRゲームが開発されており、以下はその一例です。
- Beat Saber
- Job Simulator
- Among Us 3D
これらのVRゲームの特徴について見ていきましょう。
①Beat Saber

引用:Steam
Beat Saberは、チェコのBeat Gamesが開発したVRゲームです。プレイヤーは左右の手にライトセーバーのような剣を持ち、音楽のリズムに合わせて前方から飛んでくるブロックを斬りながらスコアを稼ぎます。
VRならではの全身を使ったプレイや高い没入感、爽快な操作性が話題となり、世界中で大ヒットしました。
②Job Simulator

引用:Steam
Owlchemy Labsが開発したJob Simulatorは、ロボットに仕事を奪われた未来の世界で、かつての仕事を体験できるVRシミュレーションゲームです。プレイヤーはシェフやオフィスワーカー、コンビニ店員などになりきります。
現実ではありえない行動も自由にでき、遊び心満載の仕事体験をできるのが魅力です。
③Among Us 3D

引用:Steam
Among Us 3Dは、人気のソーシャル推理ゲームAmong Usを3Dで体験できるVR対応のパーティゲームです。プレイヤーはタスクをこなすクルー、または妨害を仕掛けるインポスターとしてプレイします。
通気孔移動や緊急会議など、原作の要素はそのままに、より臨場感のある駆け引きが楽しめます。
また、VRゲームを楽しめるおすすめのVRゴーグルについては以下の記事で紹介しています。遊びたいタイトルに合ったVRゴーグルを探してみてください。
VR開発におすすめのUnity本
VR開発のスキルを身につけるなら、本を使った学習がおすすめです。VR開発におすすめの本は以下の5つです。
| タイトル | 著者 | 発売日 |
| 「VRならでは」の体験を作る Unity+VRゲーム開発ガイド | 渋谷 宣亮 | 2025年4月15日 |
| UnityユーザーのためのVRアプリ開発 | 國居 貴浩 | 2024年6月22日 |
| Unityでつくる建築VR入門 | 阿部 秀之 | 2020年3月1日 |
| Unity+OpenXRによるVRプログラミング | 多田 憲孝 | 2022年11月11日 |
| 作って学べる Unity VR アプリ開発入門 | 大嶋 剛直 | 2018年9月22日 |
これらの本の特徴について詳しくみていきましょう。
①「VRならでは」の体験を作る Unity+VRゲーム開発ガイド

引用:Amazon
本書は、VRゲーム制作に必要なUnityの基本操作から、酔い対策やUI設計、モノの掴み方まで丁寧に解説した実践的なガイドブックです。初心者でも段階的に学びながら、没入感のあるVRゲームを自作できるよう構成されています。
VRならではの設計思想を学びたい方に最適の一冊です。
②UnityユーザーのためのVRアプリ開発

引用:Amazon
本書は、Unityを使って没入型VRアプリを開発するための解説書です。恐竜のお祭り会場を題材に、オブジェクトの配置や演出を学べる構成となっています。
Unity経験者がVR開発の流れを体験しつつ、実践的なスキルと基礎知識を身につけることができる一冊です。
③Unityでつくる建築VR入門

引用:Amazon
本書は、Unityを使って建築分野向けのウォークスルーやVR体験を制作する初心者向けの解説書です。
インストールから基本操作、3D建物モデルの活用方法まで丁寧に解説されており、3D-CAD経験者であれば短時間で学習可能です。
設計した空間を自ら歩いて確認できる、建築×VRの魅力を体験できる一冊です。
④Unity+OpenXRによるVRプログラミング

引用:Amazon
本書は、UnityとOpenXR、XR Interaction Toolkitを使ってVRアプリを作るための解説書です。C#の基本を理解している方を対象に、各機能の使い方やサンプルスクリプトを丁寧に紹介しています。
入門を終えた後に、もっと実践的に学びたいという方にぴったりの一冊です。
⑤作って学べる Unity VR アプリ開発入門

引用:Amazon
本書は、VRアプリの開発を体験しながらUnityの基本操作も学べる入門書です。スマートフォンとUnityを活用し、3種類のアプリ制作を通じてVRの仕組みや開発の流れを実践的に理解できます。
VR初心者はもちろん、Unityに初めて触れる方にもやさしく設計されています。
Unityの開発スキルを高めるなら

Unityの開発スキルを高めるなら、講座でプロから学ぶのがおすすめです。Unity基礎セミナーでは、以下のカリキュラムを通じて、Unityの基本的な使い方を学べます。
- 3D背景・キャラクターの作成
- サイコロゲーム・ホラーゲームの作成
- FPS・RPGの作成
実際に手を動かしながら学ぶことで、Unityの活用方法をより深く理解できます。独学で限界を感じている方や、開発の幅を広げたい方は、ぜひUnity基礎セミナーの詳細をチェックしてみてください。
セミナー名 Unity基礎セミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 41,800円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング
UnityでVRを開発する方法のまとめ
今回は、UnityでVRを開発する方法について紹介しました。Unityは無料で始められるうえ、操作性や学習環境にも優れており、VR開発に最適なプラットフォームといえます。
特にUnity 6以降では、VRテンプレートや標準ツールが充実しており、初心者でもスムーズに開発を始められる環境が整っています。
また、実際にUnityで制作された人気VRゲームの存在や、学習に役立つ書籍・講座が充実しているのも大きな魅力です。
これからVRコンテンツの制作に挑戦したいと考えている方は、まずUnityをインストールし、小さなプロジェクトから始めてみましょう。