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【2026】寝正月とは?風邪をひきやすい理由や対処法・おすすめの寝正月も紹介

「年末年始は寝正月でゆっくり過ごしたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、「何となく体がだるく、生活リズムが乱れてしまった」そんな声も少なくありません。

そこで今回は、寝正月の意味や由来・寝正月で風邪をひきやすいといわれる理由や対処法をお伝えします。「新年から気持ちよくスタートしたい」という製造業や建築業の方も、ぜひ参考にしてください。

寝正月とは?

寝正月とは?

寝正月(ねしょうがつ)とは、お正月に外出せず過ごすことを指します。

例えば、実家に帰省したとしても、実家でゆっくり休んでいればそれは寝正月です。また、寝正月といっても、布団に入って眠っていることだけではなく、テレビを見たり、本を読んだり、好きな食べ物を味わいながら過ごすことも含まれます。

寝正月の意味

寝正月は、「家でゆったりと休息するお正月」という意味で使われます。現代では「だらだら過ごす」といったネガティブなイメージもありますが、元々は古来からの風習に由来する理にかなった休息でした。

「寝正月」は新年の季語としても用いられており、俳人・山口青邨の句では、「人々のなさけを謝して寝正月(人々の情けに感謝し、寝て過ごす正月)」と詠まれています。このように、「寝正月」は日頃の忙しさから解放され、穏やかに感謝を噛みしめる時間の象徴を意味して使われてきた言葉なのです。

多忙な現代人、特に集中力を要する仕事に携わる方にとって、プライベートとの切り替えをスムーズにするためにも、寝正月はおすすめできる過ごし方といえるでしょう。

寝正月の言葉の由来

「寝正月」という言葉は、大晦日から元旦にかけての風習に由来するといわれています。

古くは、新しい年の豊作をもたらす「歳神様(年神様)」を迎えるため、大晦日の夜は眠らずに夜明けを待つのが習わしでした。そのため、元日は疲れを癒やすために家で静かに過ごすようになり、これが「寝正月」と呼ばれるようになったとされています。

一方で、江戸時代の商家では、大晦日は集金や準備で忙しかったため、元日を休業日にして休養を取る風習もありました。さらに、「元日にゆっくり寝ることで福を招く」という意味のことわざ「朝起き貧乏、寝福の神」もあります。

このように、寝正月の由来にはいくつかの説がありますが、いずれも「新しい一年を穏やかに迎えたい」という人々の想いが感じられます。「元日に他人の家を訪問するのは避ける」とされるのは、この日が家族と自宅でのんびり過ごす日とされている名残です。

寝正月の言葉の使い方

寝正月は、新年の季語としても使われますが、現代では以下のような使い方をします。

  • 今年は帰省せず、好きな映画を見て寝正月にする予定です。
  • 年末に忙しかったので、三が日は寝正月でゆっくり体を休めたいです。
  • 寒いのでどこにも出かけず、こたつで寝正月を満喫しました。

ただし、昔から正月には「けじめ」も重視されており、元日はゆっくり寝て過ごしても、正月二日からは早起きをして日常のリズムに戻す習慣がありました。集中力を維持し、仕事始めにスムーズに移行するためにも、寝正月は「元旦だけ」のように区切りをもって過ごしましょう。

寝正月は風邪をひきやすい?

寝正月は風邪をひきやすい?

「寝正月は風邪をひきやすい」と耳にしたことはありませんか?
実際、長く寝すぎたり、生活リズムが乱れたりすると、体調にも影響を与えます

寝すぎが体に及ぼす影響

寝すぎると体内時計が乱れ、ホルモンバランスが崩れやすくなります
特に、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」の分泌リズムが乱れると、朝起きてもスッキリせず、体がだるい・疲れが取れないといった状態になりがちです。

また、長時間寝ることで日中の活動量が減り、基礎代謝が低下します。これにより血流が悪くなり、体温が下がることで免疫機能が十分に働かなくなります。結果として、風邪や感染症にかかりやすくなるのです。

寝正月で風邪を引くのを防ぐための対処法

寝正月を健康的に過ごすには、「睡眠の量」よりも「睡眠の質」を意識することが大切です。一般的に、大人の理想的な睡眠時間は7〜9時間程度。毎日ほぼ同じ時間に寝起きすることで、体内時計が安定します。

また、次のような習慣を取り入れると、質の良い休息がとりやすくなります。

  • 朝起きたら日光を浴びて体内時計をリセットする
  • 朝食をしっかり噛んで食べ、代謝を促す
  • 日中は軽い運動やストレッチで血流を保つ
  • 就寝90分前にぬるめのお風呂に入る
  • 昼間に眠気が強いときは、15時までに30分以内の仮眠をとる

寝正月は、本来「心身を整えるための休息」です。健康な新年を迎えるためにも、ほどよく休みながら、生活リズムを崩しすぎないことを心がけましょう。

参照:メディバリー大学病院 /医師監修動画安保徹『免疫健康学』

もし、「寝正月の間に何か収入を得たい」と考えているのであれば、この機会に副業を検討してみてはいかがでしょうか。以下の記事では、年末年始に副業をはじめるメリットや成功事例をお伝えしているので、興味がある方はぜひご一読ください。

【2025】年末年始に副業を始めるメリットは?成功事例も紹介

こちらは、冬休みの時間を使ったおすすめの過ごし方をお伝えしています。「長期休暇を利用して、何かスキルアップをしたい」という方はぜひ参考にしてください。

【2025】冬休みが暇な人におすすめ!効率よく時間を使う方法やおすすめ講座

寝正月におすすめの過ごし方

ゆっくり過ごすのが寝正月ですが、「具体的にどういった過ごし方がいい?」という方もいるでしょう。ここでは、寝正月を有意義にするおすすめの過ごし方について見てみます。

休むことを義務だと思うのをやめる

寝正月を気持ちよく過ごすためには、まず「休む=悪いこと」という思い込みをなくすことです。日本では「頑張ること」が美徳とされがちなので、休むことに罪悪感を感じる方もいるでしょう。しかし、この思考にとらわれていると、せっかくの寝正月を満喫できません。

人間が集中できる時間は、およそ40分ほどといわれています。つまり、休まず働き続けるよりも、定期的に休む方が効率的なのです。特に、CAD設計のように細かな集中力を求められる仕事では、休息をとることもプロとしての大切な義務になります。

疲れの種類に合わせて寝正月を変える

寝正月は、まずは、「寝ること」を主体とし、体と心のどちらが疲れているのかを見極め、それにあわせて休み方を意識的に切り替え(タスク・スイッチング)てみましょう。

これは、認知心理学者・神経科学者のエレーヌ・フォックス氏が提唱する「切り替える力(SWITCHCRAFT)」の考え方に基づいています。思考を機敏に切り替えることで、エネルギー消費を抑え、最高のリラックスができます。

疲れの種類 おすすめの休み方 主な効果
身体の疲れ 睡眠、瞑想、映画鑑賞、音楽を聴く 目や脳のオーバーヒートをやわらげる
心の疲れ 散歩、軽いストレッチ、有酸素運動 幸せホルモン(セロトニン)の分泌を促す

「なんとなく疲れた」と感じたときこそ、自分の疲れのタイプを意識してみてください。疲れの種類を意識し、休み方を変えるだけで、気分も体調も驚くほどリフレッシュできます。

参照:SWITCHCRAFT 切り替える力

寝正月を疲れ切った状態で迎えない

寝正月を快適に過ごすためには、「疲れ切った状態で年を越さないこと」も大切です。

疲労がピークに達すると、脳の働きが鈍ってしまい、スマホをだらだら見る、食べすぎるなど、休息の質低下を招きます。そうならないために、年末は早めに仕事量を調整する、普段からゆっくりお風呂に入る、ウォーキングをするなど、リフレッシュできる習慣を取り入れましょう。

また、CAD設計や事務作業などのデスクワーク中心の方は、長時間座りっぱなしになることで血流が滞り、腰痛や冷え、集中力の低下を招きやすくなります。疲れていないと感じていても、1〜2時間に一度は立ち上がり、軽く体を動かすよう心がけてください。

1〜2週間前から少しずつ体と心を整える準備をしておくと、年末の疲れを持ち越さずに寝正月を満喫できます。

寝正月後に憂うつになる原因と対処法

寝正月後に憂うつになる原因と対処法

続いて、寝正月の後、仕事モードに切り替えるコツをお伝えしましょう。

「正月明けの憂うつ」は自然な反応

寝正月を終えると、「そろそろ仕事か…」と憂うつな気分になる方も多いのではないでしょうか。「まだ残りの休みがあるのに、頭の中ではすでに仕事始めのことを考えてしまう」そういったネガティブな意識は、やはり良い心持ちはしません。

これは、リラックスした「非日常」から、責任を伴う「日常」へと急に切り替わることによる心と体のギャップが原因です。つまり、憂うつな気持ちは、多くの人に共通する「自然な現象」なのです。

新年のあいさつも緊張感を抱きがち

建築業界をはじめ、企業では新年の朝礼やあいさつ回りが行われることは多いです。普段あまり使わない「明けましておめでとうございます」というあいさつを交わすだけでも、意外と緊張するもので、「なんとなく面倒」という憂うつな気持ちを助長します。

仕事の準備をしておく

寝正月後の憂うつをやわらげるには、仕事に追われる不安を事前に減らすことが効果的です。

業務を整理しておく

休みに入る前に、連休明けに取りかかる仕事を整理し、仕事始めがスムーズに進むようにしておきましょう。例えば、メールの返信や簡単なデータ整理など、できるところから始めるだけでも気持ちが軽くなります。

前日に予習をする

CADやAIツールを扱う方は、最終日に少しだけ予習しておくのもおすすめです。複雑な設計作業まではしなくても、ソフトを起動してショートカットを確認する、業界ニュースを1つ読むだけで、脳が仕事モードに戻りやすくなります。

生活リズムを日常に戻す

寝正月で乱れた生活リズムは、自律神経のバランスを崩し、集中力の低下、さらには「正月うつ」を招くことがあります。これを避けるためには、以下のような取り組みが有効です。

  • 仕事始めの2〜3日前から起床・就寝の時間を戻す
  • 胃腸を休ませる食事を意識する
  • 朝のストレッチやウォーキングで脳を活性化させる
  • 最終日は「心を落ち着かせる時間」を設ける

仕事始めをスムーズに迎えるために、寝正月後は日常のリズムに戻す工夫をしましょう。

今後の「楽しみ」を決める

仕事へのモチベーションを保つには、「また頑張ろう」と思える楽しみを用意しておくことが効果的です。例えば、

  • 新年に挑戦したいプロジェクトを決める
  • 趣味や娯楽のスケジュールを立てる
  • 自分への小さなご褒美を設定する

など、自分にとってやる気や楽しみにつながるものを書き出してみましょう。

仕事というのは、どうしても終わりが見えにくいものです。
先が遠く感じられると、やる気を失いがちですが、「やる」と決めたことなら、後ろ向きな気持ちで続けても良い結果にはつながりません。

その気持ちを自然に前向きに変えてくれるのは、やはり「自分が本心から好きなこと」です。好きなことを原動力にすれば、日々の活力が生まれ、仕事への意欲も高まります。そして、その積み重ねが「自信」や「誇り」となり、真のやる気につながっていくのです。

寝正月についてまとめ

寝正月の後は、気持ちが重く感じがちですが、少しの準備と意識の切り替えがあれば、気持ちよく新しい年をスタートできます。

無理にやる気を出そうとするよりも、まずは身の回りを整えたり、軽く体を動かしたりと、できることから始めてみましょう。たとえ小さな行動でも、それが気分を切り替えるきっかけになり、自然と前向きな気持ちが戻ってきます。

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