ITパスポートの受験を決めると合格発表について気になりますよね。試験前は緊張しますし、試験後は早く結果を知りたい気持ちで落ち着かなくなるものです。
ITパスポートは試験当日に点数が表示されますが、正式な合格発表は別の日に行われます。
この記事では、合格発表の時期、当日に分かる点数の扱い、合格証書が届く時期など合格発表に関する内容を分かりやすくまとめています。
ITパスポートの合格発表の流れ
ここでは、合格発表までのスケジュールと、試験当日にどうやって合否を判断できるのかを整理します。さらに、総合評価点や分野別評価点といった合格基準の見方、そして当日の得点表示と正式発表の違いもわかりやすく解説していきます。
ITパスポートの合格発表までのスケジュール
ITパスポートの試験はCBTで随時実施されているため、受験者のスケジュールはバラバラです。しかし、合格発表は毎月1度にまとめられて公開されます。
受験者にとっては、自由なタイミングで受験できる利便性がある一方で合格発表の日は決まったタイミングで実施されます。
以下にITパスポートの合格発表や合格証書の到着時期をまとめました。
| 項目 | スケジュール |
|---|---|
| 試験勉強 | 3か月程度の学習期間が一般的な目安 |
| 申込 | 最大3か月先までの日程を選択可能 |
| 試験日 | 事前に自分で好きな日程を選択 |
| 試験の得点 | 試験直後にスコアレポートで判明 |
| 合格発表 | 翌月中旬から下旬 |
| 合格証書の発送 | 受験月の翌々月中旬 |
正式な合格発表は毎月中旬から下旬と決まっていますが、受験者は試験当日にスコアレポートで自分の点数を確認することができます。このスコアレポートで合格発表を待たずに合否を判断することが可能です。
試験当日にITパスポートの合格判断をする方法

ここからは、合格発表ではなく試験当日にどのように合否が判断できるのかを詳しく見ていきます。
スコアレポートによる当日の合格判断

ITパスポートはCBT方式で行われるため、試験が終わるとパソコン画面にすぐ得点が表示されます。
スコアレポートには以下の情報が詳細に表示されています。
- 総合評価点
- 分野別評価点(ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系)
ITパスポートは3分野(ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系)すべてで300点以上を取らなければ合格できません。どれか1つでも基準を下回ると不合格になります。
ITパスポートの合格基準は以下の二つです。
- 総合評価点が1000点中600点以上
- 分野別評価点が1000点中300点以上
この仕組みを理解しておくと、当日のスコアレポートを見たときの合否判断が正確になります。合格発表までそわそわせずに結果がわかるので、合格基準はしっかりと理解しておきましょう。
また、苦手な方が多いテクノロジ系の対策についてはこちらの記事でくわしく紹介しています。
正式なITパスポートの合格発表と当日の得点表示の違い
試験当日のスコアレポートは即時採点の結果ですが、国家試験としての正式な合格発表はIPAによって公開されます。
履歴書に記載する場合や会社に提出する場合は、合格発表で公開された日付を書く必要があります。この点には注意しておきましょう。
ITパスポートの合格証書について
合格発表の後、次に気になるのが合格証書がいつ届くかという点です。
ITパスポートの合格証書は、受験した月の翌々月中旬に発送されます。たとえば3月に受験した場合は5月中旬、6月に受験した場合は8月中旬に届きます。
思っているよりタイムラグがあるので、忘れた頃に届くくらいの感覚で待っておくと良いでしょう。
合格証書は厚紙に印刷された正式な書面です。届くのが少し遅いため合格発表後に不安になる人もいますが、発送スケジュールは毎年ほぼ同じサイクルで運用されていますので安心してください。
合格証書は再発行ができないため大切に保管しておきましょう。原本はクリアファイルやファイルボックスに入れて保管し、会社や仕事ではスキャンしたデータを使う、という形が安心です。
合格発表後に送付される合格証書は、単に眺めて満足するだけではなく、スキルの証明として次のようなシーンで具体的に活用できます。
- 会社のスキル管理システムへの登録
- 人事評価面談での資格取得の証明
- 社内の資格手当や受験費用の補助申請の証明
- 転職活動での資格取得の証明
- フリーランスや副業の応募文面への添付
このように、ITパスポートの合格証書は単なる合格証明ではなく業務や副業でも使うことができます。
繰り返しになりますが、再発行はされませんので原本をしっかり保管しつつ、デジタルデータもうまく活用していきましょう。
ITパスポートの合格率と難易度

ITパスポートの合格発表に関連して、合格率や難易度も知っておきましょう。
近年のITパスポート合格率の推移
ITパスポートは年間約30万人が受験する大規模な国家試験です。近年の合格率は50パーセント前後で推移しており、国家試験の中でも比較的合格しやすい部類です。
2人に1人が合格できる計算で、最年少合格者は7歳という発表もあります。2023年度の合格者の平均年齢は33.7歳で、10代から社会人、シニアまで幅広い層が受験しています。合格発表を見ると幅広い年齢層が受験しており、社会人のためだけの試験ではないことが分かります。
合格発表からわかる受験者層と合格者層の特徴
合格発表の資料から、ITパスポートの受験者は主に以下のような層に分かれます。
- IT経験のない社会人
- 就職活動に役立てたい学生
- 会社から取得を推奨されている会社員
- IT分野へ転職したい人
- 事務職や営業職でIT知識が必要になった人
一方で、合格者には共通点があります。日常的にスマートフォンやPCに触れる習慣がある人ほど有利です。
ITパスポートは高度な専門知識というより、社会人として必要なデジタル基礎知識を問うため、普段からITに触れている人は理解が早く有利です。
もちろん普段ITにふれておらずこれから勉強する人でも問題ありません。ITパスポートはIT未経験者でも合格は十分に可能な試験になっています。
初学者や未経験者がつまずきやすいポイント
未経験者がよくつまずくのは次のようなポイントです。
- テクノロジ系の専門用語(IPアドレス、OS、データベースなど)
- セキュリティに関する用語(マルウェア、フィッシング、認証方式など)
- マネジメント系の用語(PDCA、SLCP、プロジェクト管理手法など)
- ストラテジ系のビジネス知識(財務、法務、経営戦略など)
範囲が広いため、一度に全部を覚えようとすると負担が大きくなります。そのため、ITパスポートの勉強では一度に完璧を目指さずに繰り返し学習することが大切になります。
試験は100問出題されますが、合格の目安として6割の正答率が必要です。全部理解しようとするのではなく、まずは全体像をつかむことが最短で合格するための効率的な学習です。
独学での学習がなかなか進まない方は、短期間で効率よく合格することを目的とした「ITパスポート試験対策セミナー」の受講がおすすめ。
重要なポイントを丁寧に学んでいくことができます。
ITパスポート試験のIRT方式について
先ほど目安として6割の正答率で合格と説明しましたが、ITパスポートは単純に「100問×10点」では採点されません。IRT方式と呼ばれる統計的な採点方式が採用されています。
IRT方式は問題ごとの難易度の差を調整する仕組みで、受験者にとって公平になるように得点が算出されます。つまり、難しい問題を間違えたとしても、合否に大きく影響しないように調整されます。
合格率からみる難易度について
毎回の合格率が約50パーセントということは、ITパスポートが「しっかり対策すれば十分に合格を狙える試験」であることを示しています。専門性の高い分野も含まれますが、全体としては社会人の基礎知識を問うレベルに収まっています。
出題範囲が広いため一見難しく感じますが、実際の難易度は合格率から見ても極端に高くありません。基本を押さえておけば合格点に到達しやすい試験です。
また合格発表を見れば分かる通り、毎回の合格率が安定している点も特徴です。難問が続いたり運に左右されたりする試験ではなく、学習量と理解度がそのまま得点につながりやすい構造になっています。
このように、合格率の傾向を見ていくとITパスポートは計画的に学べば誰でも合格を目指せる試験であることが分かります。
もしITパスポート不合格後だった場合
合格発表の結果が不合格でも、次にどう行動するかが大切です。落ち込む気持ちもわかりますが、ITパスポートは随時受験できるため、すぐに再スタートできます。
まず確認したいのは試験当日に表示されるスコアレポートです。どの分野が基準点に届かなかったのか、どれくらい点数が不足していたのかが明確にわかるため、次の勉強方針を立てる上で非常に役立ちます。
再受験に向けて意識したいポイントは次の通りです。
- スコアレポートを分析し、重点的に取り組むべき弱点を特定する
- テキストや参考書は一冊に絞り、何度も繰り返して理解を深める
- 短時間でも毎日問題を解く習慣を作る
- 動画講座で理解が難しい分野を補い、苦手分野をなくす
- 受験日を早めに決め、逆算して準備する
特に仕事をしながら勉強する人は、短い時間の積み重ねが大きな差になります。ITパスポートは一度不合格になっても珍しいことではなく、また次の受験で合格する人が非常に多い試験です。焦らずに準備を進めていけば、十分に合格を目指せます。
過去問を活用したITパスポートの対策はこちらの記事でも詳しく紹介しています。
ITパスポート合格後の活用方法
合格発表で無事に合格を確認したら、次は取得した資格をどう活用するかです。資格を取ったあとの行動で、キャリアの伸び方が大きく変わります。
ITパスポートはITの基礎知識を証明できる資格として多くの職種で評価されます。特にIT未経験者にとってIT知識を客観的に示せるため、大きな武器になります。
ITパスポート取得後に期待できる具体的なメリットは次の通りです。
- 履歴書でITの基礎知識をアピールできる
- 社内のIT関連業務やDXプロジェクトに参加しやすくなる
- 企業内研修やスキルアップの対象になりやすい
- 基本情報技術者試験へのステップアップがしやすくなる
- 業務改善やデジタルリテラシー向上に役立つ
特にIT未経験の場合、ITパスポートだけで採用が大きく有利になるわけではありませんが、ITスキルを評価される指標となるのは確かです。また、試験範囲が広い資格なので、取得に向けた学習そのものが価値のある経験になります。
資格を取る過程で身につけた知識は、今後のキャリアにも大きく生きてきます。
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ITパスポートの合格発表までの流れまとめ
ITパスポートは試験当日のスコアレポートで合否を判断できますが、正式な合格発表は翌月中旬から下旬に行われ、合格証書は翌々月中旬に届きます。
不合格の場合も当日自分で判断できるため、合格発表を待つことなく再受験の準備ができる試験といえます。
資格取得後は履歴書に記載して自分のIT基礎知識を示すことができ、業務の幅を広げるチャンスです。しかし資格の取得日は正式な合格発表で確認する点に注意してください。
試験範囲が広い資格なので、学習過程そのものが実務で役立つ場面も多く、合格発表を迎えた後も身につけた知識を活かせる場面が増えていくはずです。ご自身のキャリアアップとしてぜひ挑戦してみてください。